<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

「デイジー」「彼とわたしの漂流日記」

2013年06月13日 |  映画
韓国映画まとめて2本。

何故、韓国映画を観るのか?
やっぱり俳優の層の厚さかな。
うまい俳優が多い。
何故か、韓国は芸能にすごく力を入れているでしょう?
だから大学も演劇専攻がすごく多く、
その門戸の広さは日本と比べモノにならないかな。

ドラマはイマイチだし、映画制作においても、日本の方が上だと思うけど
俳優に関してははっきり言って負けてます。
ま、勝ち負けって言うのもおかしいけど、
それほど韓国には名優が多いです。

しっかり演技の基礎を学ぶからですねー。
アイドルと言っても、韓国は日本のぽっと出のアイドルとは訳が違います。
世界に打って出れるアイドルを育てているのが韓国です。

アイドルが俳優もやれる、というのは
日本の間違った認識だと思います。
韓国はしっかり演技の勉強をしたアイドルが俳優をやるんです。

天性の才能を持ったアイドルもいます。
勉強しなくてもなんでこんなに演技がうまいんだ?@@)って言う人も中にはいます。

でも、それで誤解したらだめなんですよー、
日本のアイドルさんたち。

と、
日本のアイドルさんたちに軽くクギをさしたところで
やっと映画の感想。

「デイジー」2006年
チョン・ジヒョン主演。

チョン・ジヒョンはこの映画でも最高です。大好きな女優さん。
どんな役の色にも染まらず、透明感があるんですよね。

ストーリー
絵描きの彼女は自分を見守っていてくれる男性がいることを知っていた。
彼はいつも、デイジーの鉢植えを届けてくれる。
でも、決して姿を見せてはくれなかった。
そんなとき、彼女の前にある刑事が現れる。
デイジーの鉢植えを持っていたため、彼女は勘違いをする。
ふたりは惹かれあうが、やがて過酷な運命に巻き込まれる。
本当に彼女を想っていたのは殺し屋だった・・。

悲恋ですよ。
まー、これは涙なくしては見れない悲恋ですが、
韓国特有の、ここまでみんなを不幸にせんでも・・という映画ですね。
でも、3人の俳優の演技力でぐいぐい魅せてくれます。

「彼とわたしの漂流日記」

2009年
チョン・ジェヨン主演

大都会 ソウル
漢江の中州のある島に流れ着いた男。
借金苦に自殺しようと橋から身を投げたのに、無人島に流れ着いてしまった。
しかし、男は泳げない。
対岸はすぐそこなのに、泳げないから渡れない。
都会育ちの彼だったが、徐々に野生に目覚めていく。
川岸にHELPの文字を書いた。
ボートが通るたびに叫んでみたが、これも無駄。

そんなころ、対岸のマンションに住む、引きこもり女子が望遠鏡で彼を発見する。
彼のすることなすことに興味がわき、
夜中にそっと家を抜け出し、ワインボトルにメッセージをつめて
橋から島に向って投げた。
それからふたりの奇妙なコミュニケーションが始まる。

世間からはずれた二人、でも、
がんばる彼を見たとき、彼女の心に何かが芽生えた。
それは希望だったかもしれない。
ラストは見てのお楽しみ。

この島はパム島と言って、
「自然生態系保存地域」に指定されており、10年間一般人の出入りがかなわなかったが
たくさんの規制のもとロケを行うことができた。
や、素晴らしい島ですね。
(ロケが許されたのは砂浜のみ、森は別の場所撮り)
でもやっぱり映画にも出てきたけど、川のゴミが流れ着く。
ちょっと悲しいけど現実でしょうね。

都会の真ん中にある無人島。
そっと、今いるところを出て初めて見える外の景色。

世間とどうしても馴染めない二人が初めて心を通わす場面は感動的です。



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