「もだえ苦しむ活字中毒者 地獄の味噌蔵」「よろこびの渦巻き」

「もだえ苦しむ～」の方は１９９０年制作、
「よろこびの渦巻き」は１９９２年、関西テレビのドラマ２本を収録したDVD。

椎名誠　原作　黒沢清　監督作品。

いや、ブラックだし、わけわかんないけど面白い
なんとも言えない　出汁の濃いお汁といった感じ。

「もだえ苦しむ活字中毒者　地獄の味噌蔵」は
大杉漣主演で、彼が気持ち悪い本を書いて出版してほしくて
出版社の社長につきまとう、というストーリー。
この大杉漣がサイコなんですよねー。
もう最高です。
大杉ファンは見た方がいいかも＾＾；

出版社の社長が活字中毒で、この大杉蓮に味噌蔵に閉じ込められちゃうんですが
まあ、あとは見てのお楽しみ。

黒沢監督いいわ～。好きだわ～。

あとひとつ「よろこびの渦巻き」は
幸せとは不幸とは？という高尚とも言えるテーマなんだけど
ドラマ自体はものすごくくだらなくて
そのくだらなさ、がすごくシュールで好き。

占いに頼る幸せとそれは違うよ、という人たちとの攻防があり
占い反対運動をしているひとたちが
全員で合唱してるのが「廃墟の鳩」
あれー？どこかで聞いた曲よね・・、と思ったら＾＾；

黒沢監督、ジュリー好き？
「勝手にしやがれ！○○計画」というシリーズも作ってるし。

タイガース再結成記念に、というわけでもないけど
紹介してみました。
ちなみに黒沢清監督は「太陽を盗んだ男」の制作助手。