忘れちゃいけない3つの言葉

5年間続けてきた個人事業を廃業。埼玉で有限会社として開業。子育てのことを考え群馬で暮らすことを決め、埼玉へ通う生活を始めて4ヶ月が過ぎた。仕事が広がり「社長」と呼ばれるようになった。そうして流したたくさんの涙。手にした1万円札のありがたさに何度泣けたことだろう。人の気持ちのありがたさに何度泣けたことだろう。講演会でこんな話をさらりと流したくないと思う。埼玉県創業・ベンチャー支援センター様主催 来年度事業として『女性の起業は成功しない？！ 「開業の次」を意識して女性起業のコツを教えるセミナー』の開催が決定した。

さて、先日のこと。
娘が持ち帰った学校だより。校長先生のお話が載っていた。とても良いことを書いてくださるので私はいつも楽しみにしている。そこには「日本人の心を伝える3つの言葉」として次の3つの言葉が書かれていた。「おばあちゃんから聞くことがあるでしょう」という書き出しで書かれた文章。その中には、「ありがたい」「もったいない」「おかげさま」という3つの言葉。

うーん、なるほど。
言葉にすると簡単なんだけど、仕事をしていて実感するなー。資金繰りに本当に困った時、恥を捨て支払いの延期をお願いしたことがある。言いづらかった。それでもその人はわかってくれて支払いを待ってくれた。それだけではない。「良く相談してくれましたね」と言ってくれたのだ。ぎりぎりの状態だった私、ほっとして涙が出た。本当に「ありがたい」と思った。

「おかげさま」で今もこうして仕事を続けることができている。そういう気持ちの積み重ね。本当にありがたい。

もったいない。
支払いに200円が足りなかった。たったの200円。お財布をひっくり返しても、ない。どこを探せば200円を見つけることができるのか、途方に暮れたことがある。たったの200円。ポケットやかばんの隅で忘れられていた10円玉や5円玉、1円玉までも全部集めてやっと200円を作った。そうしてスタッフの給料を払う。切なくて泣けた。

お金もモノも、本当に大事。
「もったいない」という気持ち、忘れないようにしたい。

ありがたい、もったいない、おかげさま。
こころで感じて生きていこう！

【写真】とんさんのお昼ご飯。白菜、ネギ、小松菜、鶏肉を入れたしょう油ラーメンです。

今日もがんばるとんさんのE－スタヂオ