とんさんの連休

この間の連休のこと。癒されたかった私は（！）、どこかの温泉にでもでかけてのんびりとお風呂に入ってこようか、などと企んでいた。どこへ出かけたいという希望もなく「ダーツの旅」とか言いながらくじ引きを作り、娘に引かせた。「ヤッター！日光・鬼怒川温泉が大当たり～！」。すると娘、「ママ、お金がない時に泊まりに行こうなんて言わないで！」と言う。「別に、旅行になんて行きたくないし」だそうだ。え～。

彼女は、年明けに実施が決定したHey!Sey!JUMPのコンサートに行く気でいる。コンサートに行きたくて、ジュニア情報局（？）というファンクラブ（？）にも入会。コンサート情報が届くのを楽しみに郵便受けを見ていた。1月3日からの横浜アリーナ講演決定の案内に飛び上がって喜び、やっと、JUMPのコンサートにいけるかもしれない！と意気揚々。ところが、彼女は、チケットの抽選に申し込むにも事前にチケット代を入金しなければならないことに気付く。そればかりでなく、お友達のお誕生日やら、Hey!Sey!JUMPのカレンダー購入やら、ま、いろいろと年末年始お金がかかるのだという。

あれこれ計算しながら、「ママ、仕事ない？」アルバイトまで探していた。
そんな彼女にとって「泊まりで遊びに行く」なんてことは、全くの無駄遣い。とてもそんなことにお金を使うなんて、考えられないのだという。それでも、インターネットで遊び場を検索。しかし、旅館のゴージャスなお料理や名物、観光地の写真などを見れば見るほど、つまらない気分になってきた。癒されるどころか、お金をたくさん使って、疲れきって帰宅なんてことにもなりかねない・・・。こんな、昭和っぽい旅行もなんだなー。

「どうする？」と、娘に質問。
「いいんじゃない、さいたま新都心で。」

「だよねー。」
北海道にするー？佐渡島でイカでも食べる？それとも、くいだおれの大阪？日光の紅葉もいいね～、などと盛り上がってみたけれど、結局、自転車で20分ほどの「さいたま新都心」に出かけることになった。

私も娘も、買い物には興味がない。「美味しいものを食べに行こう」といっても、食べたいものが見つからない。温泉も、群馬にいた頃はスーパーに寄ったついでにつかっていたので、わざわざ高いお金を出して出かけるのももったいない気がしてしまう。紅葉も、ねぇ・・・。「お出かけしよう！」などと張り切ってみたものの、楽しめそうなプランが思い浮かばず、連休は、さいたま新都心に行き、バターがかかった塩味のポップコーンを食べながら映画を観て、帰りに居酒屋で活きの良いツブ貝のお刺身を肴に軽く一杯飲むという、毎度おなじみのコースとなった。

地味だけど、これって、私と娘にとってはとても心地よい休日の過ごし方なんだー。

【今日の名言】
『人生とは今日一日のことである。』
　デール・カーネギー

【写真】手づくりこんにゃくの煮物。
2年前。群馬の子持村（現在渋川市）で暮らしていた頃のおかず。こういうのを食べて暮らせたら、私は幸せなのさ！

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