裸弁天、正しくは「妙音弁財天半跏像」というそうです。
Tomotubby は子供のときに読んだ時代小説か何かで、この像の存在を知りました。小説では、昼をも暗い岩屋の奥に白い肌を晒した裸の弁天様が祀られていて、その描写にとても淫靡なものを感じとった記憶があります。以来、口にしたことはないですが、正直に言うと、ずっと見てみたいな。と思っていました。
今回念願?かなって江ノ島を訪れてみると、残念なことに裸弁天は岩屋(本宮)にはなく、辺津宮に建てられた夢殿みたいな奉安殿の中に祀られていました。拝観料を支払って中に入ると、お目当ての「妙音弁財天」は、仏像然とした「八臂弁財天」の隣に並んでいて、どちらも想像していたよりずっと小さい像なのでした。像の前では自動的?に音声説明が流れるし、なんだか資料館みたいな雰囲気で、ちょっとがっかりです。「妙音弁財天」をよく見ると、髪がイヴ・クライン・ブルーで、白い肌が白蛇の精のように怪しい気配です。
ホントは撮影禁止です
後から奉安殿に入ってきた派手目の男性が、二つの像の前で手を合わせ、厳粛なる面持ちでそれぞれ五分くらいの間拝んでいました。「妙音弁財天」は琵琶を手にしていることから、歌舞音曲を司る神として芸能界関係者に信者が多いと聞きましたが、この男性も芸能プロダクションの人なのかも...
しかし、聞こえてくる説明が扇情的というか、「弁天様は、女性としての特徴を全て備えられておられ」るそうで、ちょっと驚き。もはや厳粛な気持ちになることはなく、江戸時代に広く参拝客を集めた岩屋は、もしかすると今で言う「○○秘宝館」のような俗っぽい雰囲気だったのではないか?と畏れ多くも勘繰ってしまいました。
遅ればせながら、トラバ返しいたします。岩本楼のローマ風呂行ったんですね!
何しろ地元ですから、旅館の内部ってのは逆に見る機会が無いので、いいな~。
それにしても、何でローマなんだろ。
今後ともよろしくお願いします。
戦前は西洋風のお風呂を総称して「ローマ風呂」と言ったようです。ローマにいくと、カラカラ浴場、ディオクレティアヌス浴場、トラヤヌス浴場等々がありますが、ローマ人は風呂好きだったようです。
拝見しましたブログで、弁天様が子供にいたずらされていたくだりはショッキングでした。前に、両親といっしょに下田を旅行したとき、訪れた寺の資料館が、きゃー何これ。(まだ入ったことは無いんですが)世間で言う「秘宝館」みたいなところで、気まずい思いをしたことがあります。
その寺の展示で、彫像の下に鏡がついていて、像の底の部分がわかるようになっているのがありましたが、赤面モノでした。江ノ島の弁天様も同様のものなのかな。とちょっと見てみたくなりました。
通りすがりの者ですが、裸弁天様の画像を
無断で失敬させていただきました。
悪しからずご了承くださいませ。
http://www.geocities.jp/arayawata/soramame2
大きな声ではいえませんが、無断撮影なもんで別に構いませんが、観に行ったんですが、失敬された画像は見当たらなかったですが...
こういった感じで使わせていただきましたっ。
あはは。わたしは弁天さまの髪が
イヴ・クライン・ブルー
(フランスの柔道好きな画家の使う青色)
だったのに惹かれました。
こういうののフィギュア作ってくれたら買いますね。
アロハ素敵です。