フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質 | |
ジェニファー・L・スコット | |
大和書房 |
いつぞやかご紹介したかと思いますが、わたしがとてもハマっていて、
しかもこのほど文庫化になりましたので、再度掲出しておきます。
「フランス人は10着しか服を持たない」という本を
ふたたび読み返す機会があったのですが、
本当に暮らしに必要なエッセンスとはなんだろうと
考えさせてくれる、素敵な本で、目から鱗が落ちました。
ついつい、モノの消費をすることで
満足感を得ようとする私たちの暮らしですが、
実はそうではなくて、「フランス人の生活」というテーマにしていますが、
大量消費社会への警鐘と、「ほんとうの心のゆたかさ」を追求した
名著だといわなくてはなりません。
またこのシリーズの第2弾も刊行されていますが、
この中でとても素晴らしいと思うのは、
「四季を通じてそれぞれ10着ずつしかもたない。
新しく買ったら、古い服は売るか処分する。ため込まない」という考え方。
「一番良いものを普段使いにする。
勿体ないから使わないのではなく、日ごろの生活をゆたかにする」
「持っているものに満足する。衝動買いをしない」という考え方。
また意外に忘れられがちな、
「身近な人にもマナーをもって接する」ことの大切さ、
そして、「ネガティブ・ダイエット」という言葉。
わたしたちが日ごろ話す言葉や、対人関係の中で、
「ネガティブ」な思い込みを極力断捨離していくことで、
自分のこころの健康を保ち、
前向きな気持ちで人生に取り組んでいくことを
大切にしていこうとする姿勢に、ふかく共感を覚えました。
人生、グチめいたことを言いたくなるときもありますが、
「わたしはいきいきと、エネルギッシュに、新しい一日を始める」(原文より)
と唱えるだけで、ポジティブに生きていくことができるからです。
いかがですか?
ちょっとこの本で語られているテーマを実践してみると、
あら不思議、きょうからの生活が実り豊かなものになっていきそうですね♪
男性女性とわず、たくさんの方に読んでいただきたい、
「フランス人は10着しか服を持たない」でした\(^o^)/