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懐メロ、ヒットソング、落語や浪曲、朗読、純邦楽。時代劇や名画、アニメ等を販売する市原栄光堂 てんちょーの気儘なレビュー

京都中央卸売市場で夏祭りがあるんだってーぇ

2016年08月07日 | 梅小路公園界隈 グルメ情報
近頃、暑くて暑くて、ブログなんか書く気にもならん日が続いているわけです。
せやけど、そろそろ書かんと、わけのわからん広告が復活しよるなぁーと思ってたら、
下記のような情報が来た次第です。
弊店はCDやですから、市場さんとは直接のつながりはないんですが、
地域のネタでもあるし、市場の人にもお客さん、けっこういはるんで、お知らせです。
もし、よければ、皆さん、行ったげてください。


イベント名
京都市中央市場 2016 夏祭り

日時
8月27日(土)午後5時~

場所
京都中央委市場内:塩干卸売場(新千本通り花屋町東入る)

イベント内容
● 新鮮な市場食材を使った模擬店
● 夏祭り夜市(青果・塩干物)
● 阿波踊り&徳島特産品紹介
● まぐろ解体ショー

その他、和太鼓演奏やヒップホップダンス、空手演武、一輪車パフォーマンス、合唱、合奏などもされるそうです。

問い合わせ先
夏祭り実行委員会様 075-323-6777


イギリス、EU離脱って・・・なんでキレとんねん!

2016年06月26日 | 本日の日記
 イギリス(U.K.)がEU(欧州連合)を脱退するらしい。思い切った判断をしたものだと思うが、元来、独仏などオリジナル6と、後乗りした各国では団体への思い入れが違うようだ。

 EUの前身はEC(欧州共同体)、さらにその前身はEEC(ヨーロッパ経済共同体)だった。そしてEECは元々、フランスとドイツの主にアルザス・ロレーヌ地方における石炭と鉄鉱石の共同管理から始まったと聞いている。アルザス・ロレーヌ地方は小説『最後の授業』で有名な土地で、普仏戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦すべての開戦原因の一つとなっている。国家の近代化にかくことができない石炭と鉄鉱石を巡って、ヨーロッパの二大国が鎬を削ったのだ。
 第二次世界大戦後、甚大な被害を受けた西独・仏両国は、資源の共同管理を以て平和への道を歩もうとした。その思想が発展し、ベネルクス三カ国(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)とイタリアを巻き込み、EECが成立したのだ。戦勝国であり、フランスほど被害も受けていなかったイギリスは当初、この経済共同体の成立を快く思わず、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、スイス、ポルトガルなどと共にEFTA(欧州自由貿易連合)を設立している。しかし西ドイツの復興により、EEC圏の経済力は急速に強大化する。一方でイギリスは、大戦後、インドやマレーシア、南アフリカ共和国など植民地が次々と独立。世界の6分の1を占めると云われた大英帝国は寂寥の感に満ち、経済規模は衰退の一途を辿った。植民地とともにゆるやかな連帯を図ったイギリス連邦構想も、アメリカの圧倒的経済発展の前に霧散するしかなく、1973年、遂にイギリスはデンマークとともにEFTAを脱退し、ECに加盟する。
 つまり平和という政治的利益のために経済的結びつきを強めた独仏、まさにヨーロッパ版薩長同盟ともいうべき両国に比べ、イギリスは経済的果実を得ることを第一の目標としてECに加盟したといえる。

 今回、EU脱退をイギリス国民が支持した背景には、中東問題に絡む近年の急激な移民流入による失業率の増加と急激なEU中心主義の反動があるといわれている。ただ、もともとイギリスはサッチャー首相の時代に大幅な移民を行うことで経済を立て直した国である。当時4000万人ほどに人口が減っていたイギリスでは約1000万人の移民を断行したといわれている。国家の経済は単純には、一人頭の生産力×人数で算出される。20%の人口増加に成功したイギリスは国内生産力、国内消費力共に単純計算では20%増加させたことになる。だから、今回の移民問題は、通常であれば一時的な苦難であり、将来の投資と考えることもできた可能性がある。それができなかったのは移民との宗教上、生活習慣上の軋轢があったのかもしれない。
 また、問題となる失業率だが、移民を抑えたからと言って失業率が改善するかは不明だと思う。企業自体がイギリスを撤退する可能性があるからだ。TVでも多くの論客が語られているように、EC圏内非関税は脱退後は適用されない。離脱派は楽観視しているようだが、最初からEUに加盟しないことを前提に何年もかけて交渉を重ねてきたノルウェー、スイス、カナダなどの域外協力国と同じ条件を引き出すことは難しいのではないだろうか。これ以上、離脱国を出さないために、EUは厳しく対応せざるを得ないはずだ。EU5億人への非関税というメリットを失ったイギリスから、EU圏内に会社を移す企業も出てきそうに思う。

 本当に難しい時代だと思う。イギリスだ、EUだ、などという大きな話にしなくても、私たちの小さな小さな事業一つでも、けっこう判断に迷うことがあるものだ。意地やスタンス、ポリシーがない企業や事業はたぶん魅力がないものだと思うが、きちんとした落ち着いた計算なく行動することのリスクの高さを、今回のイギリスの決断が教えてくれた気がする。
 それにしても、ひさびさにまじめに考えてしまった・・・疲れた・・・ガラじゃないなぁ・・・・

『ひまわりの約束』を聴いて、思い出すこと。

2016年06月18日 | 映画、テレビ番組の話題
 今日、店に1本の電話があった。秦基博の『ひまわりの約束』のコーラス楽譜(合唱譜)が欲しい、とのこと。ひさしぶりでなんの曲かすぐに思い出せなかったんですけど、けっこう売れたんで、ああアレか、と思いだし、下記の作品をお買い上げいただきました。
混声三部合唱で歌うJ-POP(伴奏CD+楽譜)

 この曲、パッと思い出さない人もおられるでしょうが、『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌といえば、ああ!、という方も多いのではないでしょうか。この映画は3Dアニメでした。見るまではドラえもんのイメージが壊れるんだろうなとも思いましたし、まあアニメですしね。子供のもんかな・・・とも思ったわけです。でも!

 違いましたね。

 すごくいい映画でした。当時、日本と険悪だった中国人の人もブログなどで絶賛されてたんで、まぁ手塚先生の作品と並んでスタンダードやしと見に行ったわけです。『ドラえもん』の最終回の一つ『さよなら、ドラえもん』の映画化なのだが、実はドラえもんの最終回は3つあるらしい。ウィディペキアによると(これ、大学の卒業論文では使っちゃいけないそうです。ウィキは執筆者が明確でないので、正確な情報とは言えない、というのが理由。)、
『ドラえもん未来へ帰る』『ドラえもんがいなくなっちゃう!?』『さようならドラえもん』とあるのですが、どれもポイントは、一人残されるのび太が、「ドラえもんがいなくなっても自分は大丈夫だ」っていうことを証明し、旅立つドラえもんを安心させてやろうとすること。そして、それをやり遂げること。
 実はドラえもん、当初はけっこう世の親たちの非難を受けていました。うちの亡くなった叔母も『ドラえもん』は嫌いだとと言ってました。理由は、のび太は人に頼ってばかりで何も努力しようとしないから。
 でも、藤子不二雄先生のメッセージはいつも、この最終回に込められている気がします。実際、ドラえもんの力ばかりを頼るのび太はいつも最後には失敗します。傷だらけになろうと、人からバカにされようと、成功にたどり着くのはこの回だけなんですよね。そして、のび太を最後まで踏ん張らせるものは、名誉欲や物欲などではなく、ドラえもんへの友情、大切な人を安心させたい、喜ばせたい、という優しさ、なんです。

 テレビの評論家さんとか見てると、とってもいいことを語る方がすごく多いです。昔は言いにくいけど、人が腹に持っている本音みたいなものを他人を傷つけないように代弁される方もおられましたが、今は当たり障りのない正論を3人のコメンテータが表現を変えて言う、という状態です。でも、そういう言葉の人よりも、一本の映画が大切なことを印象付けてくれる、そんなこと本当に多いです。
 
 うん。文化ってたいしたもんだと思います。

梅小路コンビニ戦争! おにぎりを制するのは!?

2016年06月17日 | 梅小路公園界隈 グルメ情報
 西暦2016年夏。
 京都鉄道博物館の開館は梅小路公園周辺におけるコンビニ戦争を激化。京都水族館開館時を上回る熾烈な競争を演出した。日本のコンビニ業界に君臨するセブンイレブンは、新たに新千本前に大型コンビニを建設。七条大宮交差点の店舗とともに梅小路公園を包囲。梅小路公園に訪れる顧客を一網打尽にしようと試みた。これに対し、七条壬生川北東角のサークルK、大宮通梅小路公園入口のミニストップはそれぞれ個性的な商品を開発。内からの包囲網突破を試みる。今、梅小路公園前コンビニ戦争の幕が切って落とされたのだった!!

 他人事と茶化してしまうてんちょ~です。
いや、しかし、すごいですな。歩いて行ける距離に4件でっせ。もうちょっと西に行けば100円ローソンもあるわけで、驚いてしまいます。
ほんでもって、今日のテーマはおにぎりです。

 単刀直入にいきます。コンビニのおにぎり、ということならば私のおすすめはミニストップさん!
って、私の好みですから、セブンイレブン派、サークルK派の人、怒らんといてくださいね。理由は2点あるんですが、まず私のおにぎりの好みを申しますと、基本的に手で握ったおにぎりが一等好きです。口の中に入れるとホロリトほぐれる感じが好きです。ほんで塩むすび、けっこう好きです。これが前提で、後の文、読んでくさいね。
 それでは私がミニストップ一押しの理由、その1

赤飯のおにぎりが一番おいしい!
 くれぐれも私にとってですが、コンビニおにぎりでいえば、赤飯もしくはおこわのおにぎりが好きです。保存と形を保つために、どうしてもコンビニおにぎりはでんぷん糊でガチガチに固めている気がします。近頃はいろいろ工夫されているのでしょうが、やはり炊き立てのご飯で母や叔母が作ってくれたおにぎりとは口触りが違う。お米の味も心なしかおいしくなく感じます。その点、赤飯やおこわはもち米で作っているので、小細工しないでも形が保てるのですね(もち米100%以外にも、お米やうるち米を混ぜる地方やお家もあるそうです)。
 本当に好みなのですが、ミニストップの赤飯おにぎりは味塩か味の素かが若干味付けに加えられていて、ほかの店の赤飯にぎりより味がしっかりしている気がするんです。小豆もやや硬めで、柔らかいもち米とのアクセントがけっこう楽しくて、「豆が入ってるぅー」って実感します。ということで、コンビニおにぎり、現在のところ、一番好きなのはミニストップの赤飯にぎりです。
 ちなみに、時々しか発見しませんが、セブンイレブンさんのおこわのおにぎりもけっこういけます。

 で、ミニストップ一押しの理由、その2

なんといっても炊き立てごはんのおにぎりはうまい!
 これは発見でした。ミニストップさんには炊き立てごはんのおにぎりがあるんです。持ってみたらあたたかいので、アレッと思って、よく見ると、バックヤードで炊いた炊き立てごはんで握りましたと記載がありました。ミニストップさんはバックヤードでけっこう料理をしてはります。ソフトクリームやたこ焼きのちっさいみたいなんもけっこういけます。近頃は他人が握ったおにぎりは食べられないという方もおられるそうなので、あたたかいごはんで三角形の塊を二つ作り、具材を挟み、海苔を巻いています。具材は私が見たときはシャケ、シーチキン、めんたいこ、めんたいシーチキン、もう一つなんかあった気がします。これは昔、作ってもらった懐かしいおにぎりにずいぶんにています。古い口なのかもしれませんが、私にはおいしいです。

 ということでコンビニおにぎりでみる梅小路コンビニ戦争でした。ちなみに、それでも、現段階では叔母や母が握ってくれたおにぎりのほうが私は美味しいと思います。ぜひ、少しでも近づいていただけたら、うれしいです。

牛テールカレーがけっこうウマイ!

2016年06月14日 | 梅小路公園界隈 グルメ情報
 3回連続でグルメネタ以外を書かせてもらったので、そろそろいいか、ということで梅小路近辺グルメネタを復活!!
本日のお店は牛テールカレー!!

 場所はですな。京果ビルの2回どす。京果ビル(正確には京果会館だったような気もする)というのは、梅小路公園の七条通りに面した入口、山陰線の下、北側にあるビルです。京果さんというのは、先日ご紹介した京都中央卸売市場の青物市場のドンみたいなところで、長年にわたって中央卸売市場を支えてこられた会社さんどす。
 ここの2階にあるお店の牛テールカレー(ドリンク付で800円ぐらいやったと思う)、これがけっこう好きです。1階にはハラペコカレーさんというカレー専門店があるのですが、ここはけっこう目立つので、今回はあえて薄暗い2階のお店を紹介するわけです。

 京果ビルさんはもともと会社のビルを、京都水族館ができたころにテナント用に直されたので、なんかいかにもビジネスビルに入るという感じです。覚悟を決めて入りましょう。幅が大きめの階段を少し大股で2階に駆け上がります。健康のためか、エレベーターは見当たりません。2階に上がるとまず、観葉植物がお出迎え。かまわず突き進みます。
「この道の先に何があるか? かまわず進め、行けばわかるさ」
などとアントニオ猪木さんのようなことを呟きながら進みます。で、途中、3Dプリンタのデザイン事務所なんかもありますが、気にしないで行きましょう。すると明るい陽射し・・・そこにお目当ての牛テールカレーが待っています。
(隣にパンやさんもあります。ここもおいしいですが、それはまた別の話♪)

 入口にはナッツ類を中心に乾物やら半インスタントの商品が展示されています。すべて・・・ではないですが、販売もされていたと思います。奥におじさんが一人か二人。実はここ味はいいのですが、少なくとも私が行ったときは満員という経験はありません。あまりにも場所がわかりにくいのです。カウンター席は店内ですが、テーブル席は店の外、入口の近辺がパン屋さんと共同になっています。座ると、どこからともなく店員さんが現れます。
私がよく行っていた頃は牛テールカレーの一品押しだったのですが、今はスパゲッテイとかいろいろあるみたいです。
 牛テールカレーはおもったよりあさっさりしていますが、やはり飲み物は欲しいところなので、マンゴーか桃の100%ジュースが私はお奨めです。ただ、いずれにしろ、昔のネクターみたいなノリなので、水ももらっとくのが無難です。カレーの味は、うまいです。雑誌などでけっこう人気らしい居酒屋で牛テールスープを頼むと、臭みがあったり、やたらドロドロしてて、あんまり美味しくないこともあるのですが、ここのカレーはあっさりしてて、なかなかにスプーンがすすみます(箸ではカレーは食べれません)。前にも書きましたが、私は味を表現する文章が苦手です。食べてください。うまいです!

 いちおう書いておきますと、ここのカレー、実はレトルトだそうです。はじめて行ったとき、正直、気に入ったので、「どれぐらい煮込んでいるんですか」って店員さんに聞いたんです。
「7分ぐらいですかねぇ」の答えに一瞬、聞き間違いだと思いました。よく聞くとレトルトだというんです。ほんで続いて
「でもね。僕はこのカレーを選ぶのに1000種類以上のカレーを試しました。自信があるんです。」
この言葉、まじでうれしくなりました。
レトルトだよ。でもうまいやろ。・・・なんか、それを堂々と言ってのけるのって今、難しんですよね。
 でもあるんですよ。そういうことは。だって日清の塩ラーメン食いたいときありますもん。サークルKの平べったい冷凍のスパゲッテイ、食いたいときありますもん。これをよんでるあなたも、他人がそんなもん美味しくないに決まってる、って言ったって、実は好きだっていうことありません?

 昔、近所の喫茶店でピラフがうまいって評判の店があったんですよ。まぁ人が言うほどとは思わんかったが、そこそこ美味しくて、ときどき通ってました。ほんで、あるとき見ちゃいました。喫茶店用のピラフの袋入りのがあるんですけどね、マスター、玉子炒めたあと、フライパンにその袋の中のピラフをバラバラといれて炒め始めたんです。それで別のフライパンで軽くあぶっていた小さなエビのむき身を加えて塩胡椒して仕上げたんですよ。「エッ」って顔した私に、マスターがニコッと笑って「時間短縮!」だって。
 でもね、考えてみりゃ、一人で喫茶店切り盛りしているんですよね。一工夫、二工夫しておいしくしてお客さんに出す。それってありかなって。

 この牛テールカレー。その話聞いてから、もう2年以上たってるし、今もレトルトかわからんし、あの喫茶店のマスターみたいに一工夫、二工夫しているかもしれへんけど、純粋に私はお美味しいと思った次第です。ちなみに桃ジュースは目の前で紙製の入れ物から入れてくれました。
 あとで思ったのですが、このお店は京果さんの子会社らしいので、もしかすると京果さんで扱っておられる商品の、パイロットショップみたいな位置づけだったのかもしれません。
 まぁ反則!という方もおられるかもしれませんが、私はこんなのも美味しけりゃアリだと思います。いかがでしょうか?