ももねこの旅行記

福岡県在住のももねこです。 2010年6月から旅行記を始めました。
旅気分を味わっていただけると嬉しいです。

シリア・ヨルダン旅行 9・10日目

2010年06月27日 | シリア・ヨルダン
  
        シリア・ヨルダン旅行 1日目 はこちら    
          https://blog.goo.ne.jp/tomoimiho/e/83854b65923aecbc4aa9b23da0eceaa8


いよいよヨルダンを旅立つ日になりました。
スーツケースに荷物を詰めて、出発の準備も終了。最後の朝ご飯です。
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テラスの食事はほんと気持ちいいです。良い季節で良かった

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部屋からの景色です。

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ホテルの廊下にあった、自動靴磨き器こんなの初めて見ました。
私スニーカーなんですけど、試しにやってみます。
ボタン押すとブラシが回転するので、そこに靴を突っ込みます。
一応綺麗になったかな

そして空港へ出発です。
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さよなら死海。                   さよならヨルダン

空港内の免税店、結構充実してました。ブランド物が中心なんですけど、死海グッズや
お菓子も良いもの一杯。バラ売りのお菓子買ったんですが、美味しかったです
ここで買っちゃうと、もうスーツケースに詰められずずっと手荷物になるのが悲しいとこです。
でもたっぷり買って機内へ。
エミレーツ航空・11時15分発。ドバイへ向け出発です。
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イラク国境近くのシリア沙漠です。この数キロ先はイラクなんですねぇ・・・

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機内でランチ、お魚かチキンか選べて私は魚。

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沙漠から、ペルシャ湾へ・・・

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ドバイです。豪邸が建ち並んでいます。
すごいなぁ~~、なにもなかった沙漠にここまでの街を造っちゃうなんて。

2時間45分乗ってドバイに到着。15時です。
出発は明日の午前3時10分。12時間もあるので、その間ドバイ観光です。

ドバイはアラブ首長国連邦のひとつ。首長はムハンマド・ビン=ラーシド・アール=マクトゥーム。
小さな漁村だったこの地に、1830年代にアブダビからマクトゥーム家が移住してきました。
そしてドバイ首長国が建国されます。
1966年のドバイ沖の海底油田の発見等は、近代化に大きな影響を与えたそうです。
1971年、他の6つの首長国とともにアラブ首長国連邦を結成。
その副大統領兼首相となったラーシド首長を指導者に据え、原油依存経済からの脱却・
産業の多角化を進め急速に発展していきます。

超お金持ち国として有名なドバイ。来たかったので、観光付きツアーで嬉しいです。
出国手続きを済ませて、バスに乗り込み観光開始。ドバイ暑いです、40度超えてるかな
しかも湿気もあるので、不快指数たっぷり

まずはパーム・ジュメイラへ。
上から見ると、ヤシの木型をしたあの人工島です。別荘地となっていて、綺麗な家が並び
緑も一杯です。有名人の別荘もあるんでしょうねぇ・・・
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その枝の先端から一度、海底トンネルに一度入り外側の輪っかの部分に出ます。
そして突端にあるのが豪華リゾート、アトランティス・ザ・パームリゾート。
リゾート内のホテル・ロイヤルタワーズです。
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面白い形です。泊まってみたいなぁ・・・

そして移動し海岸へ。写真撮影に、ちょっと降ります。
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ホテル、ブルジュ・アル・アラブ。7つ星超高級ホテル。
中がまたすごいらしいですね。泊まれる日・・・来ないだろうなぁ・・・

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海岸です。この日は金曜日で、イスラム圏ではお休みの日。結構泳いでる人います。

そしてまた移動、こちらも写真撮影だけです。
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ジュメイラ・モスク。ドバイで一番美しいと言われているモスクです。

またまた移動。車窓からは、高層ビル群や豪邸を見ることが出来ます。
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こんな大看板も・・・
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左がドバイ首長のムハンマド・ビン=ラーシド・アール=マクトゥーム。
右はハリーファ・ビン・ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン、
アラブ首長国連邦の大統領でアブダビ首長国の首長。

そして次に車窓から見たのが、この豪邸。見られるのは表門までですが
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首長ムハンマドさんのお家みたいです。凄すぎる・・・
ここの前の道にクジャクもいました。
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そして水上タクシー・・と言うかバスですね、アブラに乗り旧市街へ移動します。
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着いたのはスパイス・スーク。
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金曜日なので、お休みの店ばかり。入り口辺りの2店舗見ただけで移動でした。
ここで、デーツ(ナツメヤシ)を買いました。
以前エジプトで買ったり、今回もあちこちで食べてましたけど、ここの柔らかくて美味しいんです。
お勧めですKIMIA オリジナルデーツ・KASCOと箱に書いてました。

歩いてゴールド・スークへ移動です。
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こちらではお買い物時間がありました。

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キンキラキンです とはいえキンキラキンに用はないので、横道に入った所のお店へ。

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パシュミナを売っていたので、買いました。
ここのお兄さん筋肉自慢らしく、カメラ向けると必ずポーズ取ります

そして夕食の時間に。ホテルの中にある中華料理店でした。
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美味しかったです焼きそばが一番好きだったかな。

外はもう真っ暗。今度はお買い物です。世界最大のショッピングモール、ドバイ・モールです。
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ほんとに広いです。とても一日で回りきれません。
とはいえほとんどがブランド店なので、あまり買い物意欲は起きません。
地元の人が行く大型スーパーとかに、連れて行って欲しかったなぁ

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大型の水槽もあります。でも時間なくて素通り

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天井は星空になってました。

紀伊国屋書店が入っているというので行ってみましたが、時間ないのでインテリア雑誌を
一冊だけ買い、噴水ショーを見に行きます。
動画でご覧ください。「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」に合わせて、噴水が動いてます。

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YouTube: ドバイモール 噴水ショー


動画にも映ってましたけど、隣にブルジュ・ハリファが建っています。
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左に浮かんでいるのは、月です。
828メートル、現在世界で一番高い建物です。凄い・・・展望台に行ってみたい。
ドバイだけに旅行に来たい~~~

そして空港に戻り、免税店で最後のお買い物・・・なんですけど、ここで私ミスっちゃいました。
ドバイで乗ってたバスの中(もしかしてドバイまでの飛行機だったかな)で、50ドル
落としちゃってました
お財布の中が寂しくなってきたので、封筒から移そう・・としたところで、話しかけられたかなにかで
慌てちゃっててどこかにやっちゃいました。
ゴミと一緒に捨てた気もします。ケチケチお買い物してきたのに、バカです~~~~

空港で最後のお土産を買って、飛行機へ。
ここで一緒に旅行した友人とお別れです。彼女は成田行きなので。
ほんとにお世話になりました。お陰様で旅行も楽しかったです
またいつかご一緒していただきたい
他のツアー参加者も良い方ばかりでした。またどこかであえると良いなぁ・・

午前3時10分発です。死海のホテルで目覚めてからずいぶんたってます。くたくたなはずですねぇ・・・
関空まで約9時間10分です。こんな時間ですが、軽食が出ます。
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おそばにチキンカツでした。美味しかったです。

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中国のどっか・・です。湖が見えますね。

私は仕事を持ってきてて、旅行中は全然しなかったので、機内で少し位・・・と思ったのですが、
すでに寝不足で駄目でした気休めに一時間くらいは開いてたけど、頭働いてません
そのくせ映画はしっかり見ました、食事中とかにね
「ゼロの焦点」面白かったです。

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あっと言う間に朝食の時間です。和風か洋風か選べて、和風にしました。
サーモンとゆかりご飯です。

そして関空到着17時20分。入国手続きを済ませて、20時40分福岡行きの飛行機へ。
福岡には21時50分着、雨でした。家までタクシーを使い、10時半に帰り着きました。

あっと言う間の10日間が終わってしまいました。ほんとどこも素晴らしくて、行ってよかった
お留守番していた猫のももも元気でした
留守の間はペットシッターさんに来てもらって、お世話してもらいます。

私、いつも絵はがきを一杯買って帰ります。
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今回買ったもの。今、全部トイレに貼ってあります。
トイレ行く度、旅行気分に浸れます

今回のツアーはクラブツーリズムで、初めて利用しました。今までは阪急トラピックスが多かったです。
値段はほぼ同じかな。でも阪急には、ドバイ観光が付いてなかったです。
パルミラ以外のホテルは豪華だし、食事も満足でした。
予定外のアカバのホテルが入ったことで、評価はかなりプラスになってると思います。

でも観光時間が短いのが不満でした。とにかく早足で通り過ぎていく。
ごちゃごちゃした街中でも、どんどん進むのでついていくので精一杯です。
そのくせホテルには早く戻ります、6時とか7時には。
阪急のツアーだと、明るいうちはずっと観光という感じで、お買い物時間も結構取ってくれて
(もちろんもっと欲しいということも多々ありますが)夕食はレストランで、夜遅くにホテルに着く・・
というのが多いんです。もちろんそれだと、疲れるからいや!!という方も多いんでしょうけど、
私は観光をたっぷりさせてもらいたい
だってそれが目的で旅行してるんだし。
添乗員さんやコースよっても違うのかもしれませんが、私の今回のツアーの印象でした。

でもシリア・ヨルダンには大満足です世界遺産たっぷりで、どれも見応えありました。
人はほんとに優しくて、ここで暮らしたい・・・と思わせてくれます。


長い旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました<(_ _)>
早く次の旅行記書けると良いなぁ







  次の旅行記へ 
http://blog.goo.ne.jp/tomoimiho/d/20140214

シリア・ヨルダン旅行 8日目

2010年06月24日 | シリア・ヨルダン
旅行ももう8日目、終わりが見えてきて寂しい頃です
この日も晴れ、最高気温36度です。

アカバで泊まったホテル、モーベンピック・リゾート・アカバ。
とっても気に入ってしまったので、この日は同室の人より1時間半早く起き
ホテル散策をし、写真を撮りまくりました。
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プールにプライベートビーチ。一週間くらい滞在して満喫したかったです。
見るだけで帰るなんてもったいない・・・

そして海・・・
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朝日に照らされた、イスラエルの街並が見えます。すごく気持ちいい・・・

靴を脱ぎ、膝まで裾を上げて海に入ってみました。
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少し先まで行けるかな・・・と思ったら、すぐ膝まで水が来て諦めました。

動画です。

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YouTube: ヨルダン アカバの海


私スキューバダイビングをやっています。
紅海はダイバー憧れの海で、いつかは絶対潜りたい場所
アカバはダイビングでなくても、シュノーケリングでも十分楽しめる海と聞いています。
もう2時間くらい自由な時間あれば、シュノーケルしたかったです。
ほんとにこの海を目の前にして帰るしかないとは・・・
来られただけでもラッキーだったんですけどね。

一人で写真撮ってたら、お散歩してたホテルの警備員さんが、良い写真ポイントがあると
色々連れてってくれました。
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ほんとにみんな良い人ばかり 右の写真の空き地の様な所・・・イーラ遺跡です。
イスラム朝初期のイーラと言う都市の跡。掘ればいろいろ出てくるみたいだけど、ぱっと見空き地ですね

そして朝ご飯。
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この後デザート&フルーツも頂きました。右の写真の黒猫ちゃんホテルの猫で、親猫に子猫2匹。
いつもうろうろしてて可愛かったです。
テラスのレストランなので、隙あればカラスがやってきます。
それを追い払う為に飼っているのかな

出発です。ちょっとバスを紹介。
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今回のツアーは21人参加で、それに添乗員さんとガイドさん。
大型バスなので、2人席に大体一人ずつ座れました。
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ヨルダンの運転手のヒシャムさん。貫禄ありますね
おせんべいプレゼントしたらとっても喜んでくれて、ばりばり食べてました。

そしてせっかくアカバに来てるので、アカバ観光も少しプラスされました。
先ずはアカバ要塞跡。
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アカバ要塞は映画「アラビアのロレンス」の前半クライマックスシーン、アカバ攻めで落とされる
あの要塞です。
あの海側を向いて固定された大砲、見られるのとドキドキしてたら、
バス降りたとこで写真撮影しただけで終わりでした。がっかり・・・
併設の博物館は無理でも、ちょっと中が見たかったです。

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アカバ港。大きな客船が停まっています。

そして続いて水族館へ。
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カラフルなお魚一杯です。とはいえ日本の水族館に比べると小規模ですが

でも目の前の海がすごく綺麗
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ここでシュノーケルしたい~~~ 対岸はエジプトです。

そしてアカバを後にし、北へ移動。旧約・新約聖書の街マダバへ向かいます。
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途中の車窓です。緑が多く、大きな地主の家がいくつもありました。

マダバはアンマンの南30キロにあります。
旧約聖書“出エジプト記”に書かれている、ヘブライ人を率いてエジプトを脱出したモーゼ。
海を切り開き、神から十戒を授けられ放浪の末、マダバ近くのネボ山で没します。
神を信じ神の為に行動したのに、神様は彼がお気に召さずモーゼが目指したカナンの地へ
入ることを許しませんでした。
モーゼの没年齢は120歳とされているとか。

実はこの旅行の出発の日、福岡の空港で関空行きの飛行機を待ちつつ“地球の歩き方”を読んでたら
ご夫婦に声をかけられました。
ご夫婦もこれからシリア・ヨルダンへいく所だとか。
別のツアーですが、最初のパルミラのホテル等は一緒。
ジェラッシュ遺跡までは姿を見かけお話ししたりしてました。
このご夫婦、敬虔なクリスチャンでいつも聖書に関連のある場所へ旅をされているとか。
で、モーゼの話等聞かせていただいたんです。奇跡で切り開いた海はスエズ運河なのだ・・とか。
モーゼが没したのが120歳・・と聞いたとき「それはないですよね?ほんとは何歳なんでしょうね?!」
と言っちゃったら、ご夫婦は「聖書に書いてあるんだから、本当のことです」と
静かにおっしゃいました。
すみません・・・浅はかなこと申しました<(_ _)>

マダバは、商店が一杯並んで活気のある街です。
動画をどうぞ、曲はヨルダン国歌(イントロだけですが・・)です。

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YouTube: ヨルダン マダバ


そして聖ジョージ教会へ。
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今はギリシャ正教の教会で、床に6世紀のモザイクが残っていることで有名です。
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上の右側にあるのが死海。左のヨルダン川から魚が入りますが、あまりの塩辛さに
あわてて逃げています。右下の楕円で囲まれているのが、エルサレム市街地。
所々かけていますが、世界最古のパレスチナの地図です。

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絵が一杯で小さいけど、綺麗な教会でした。

そして近くのレストランで、ランチです
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左はコロッケみたいなの、右はボテトを乗せた鶏のグリル
どちらもハーブやスパイスが利いてて美味しいです。
お野菜もたっぷり出ました。
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お隣のテーブルで水煙草を吸う男性がいて、写真を撮らせてくれました。
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マフィアのボスみたいですけど、とっても優しい笑顔でした

そしてバスで移動して、お土産物屋さんへ。
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モザイク作りを見学しました。すっごい細かい作業。でもやってみたいなぁ・・・
そういえば、女性が働いているのを見たのは初めての気がします。

そしてバスで西へ10キロ、ネボ山へ。
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これは2000年に、前法王ヨハネ・パウロ2世が訪れたのを記念して建てられた塔です。

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モーゼがイスラエルの民を連れ苦しい旅をしていた時、神は火の蛇を民に送り
罰を与えます。民は悔いモーゼに助けを求めます。
神はモーゼに「火の蛇を作って竿の上にかけなさい、それを仰ぎ見た者は生き延びるだろう」
と言いました。モーゼは青銅で蛇を造り、竿にかけ置き人々を救いました。
という・・・旧約聖書のお話からきているモニュメントの様です。
ほんとはすぐ側まで行く事出来るんですが、今工事中で少し離れた所から見ています。

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パレスチナ自治区方面を見た所。写真の少し左の方に死海があり、中央にヨルダン川が見えているはず・・
なんですけど、ガスがかかってていまいちの視界です
これが、モーゼがついに行き着くことが許されなかった、乳と蜜が流れる地・カナンです。
動画もあります。

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YouTube: ヨルダン ネボ山



ネボ山にはモーゼを記念した教会があるんですが、現在修復中。
でも一部のモザイクを見ることが出来ました。
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左の丸いのは、昔教会の扉だったそうです。      右はモーゼ終焉の地の記念碑。              

そして死海へ向かいます。地球上でもっとも低い海抜410メートルに。
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ホテルは、デッド・シー・スパ・ホテル。死海で一番歴史のあるホテルとか。

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プールを通り降りていくと死海のビーチへ出られます。

水着に着替えて、早速死海体験です
死海は低地のため、酸素濃度が濃く紫外線も届かないんだとか。
でも日焼けが怖い私は、やっぱり日焼け止め塗っちゃいました。
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死海です写真の真ん中に浮いてるの私です
ほんとに浮きます、いやでも浮きます。塩分濃度は30%程だそうです。
足の着かないとこまで行って、立ってみました。すると肩から上は水面に出る位で浮いてるんです。
そのまま歩くと前に進みます。面白い~~~~~
力抜いた状態で、すいすい進むので、このまま対岸のパレスチナ自治区へ行っちゃいたくなります。
国境警備員が常に見張っているでしょうから、無理ですけどね~~~

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なんだか楽しくてテンション上がりまくりです。
写真は添乗員さんが撮ってくれてます

そして死海といえば泥パック。水の底すくえばすぐ泥は取れますが、
ここのホテルはビーチに泥が置いてあり、無料で使えます。
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私です~~~全身泥だらけですが、全身写真はご勘弁ください。
死海はどこにも水が流れ出てなくて、太陽の熱で蒸発し塩分と鉱分濃度が極端に濃くなっています。
塗って乾いたら、もう一度死海に入って洗い流します。
確かにしっとり感が増した様な・・・死海楽しい~~~~~

でも時間はあっと言う間に過ぎ、日が沈みます・・・
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夕食はまたバイキングです。
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死海からの風が気持ちいいレストランです。

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盛りつけが雑ですが、ガッツリいただきました。

このレストランも生演奏付き。
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子供達、近づき過ぎです

夕食の後、ホテルのギフトショップへ行きました。でも小さいお店で品数も少なくて・・
しかも高いんです。同じ商品がアカバのホテルにもあって、そちらの方が安かったとか。
私死海グッズ買ってなかったので、仕方なくここでいくつか買いました。
でも、明日行くヨルダンの空港の方がもっと安かったんです
アカバが3とすると、死海が5、空港は2、という感じでした。
このブログ読んでこれから旅行されるという方、空港がお勧めです


8日目が終わりました、明日はいよいよ帰国日です。
あぁ・・・帰りたくない・・・・





     シリア・ヨルダン9・10日目へ
       http://blog.goo.ne.jp/tomoimiho/d/20100627




シリア・ヨルダン旅行 7日目

2010年06月18日 | シリア・ヨルダン
7日目です。晴れ、最高気温は37度。
この日はいよいよペトラ遺跡です。かなり歩く・・・というのは、旅行前から
聞いていたので、朝もしっかり食事をとります。
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このホテルは、朝もメニューが豊富でした。お魚まであって、さすが港町

ずっと続いてた便秘も、この朝無事解決良かった~~~

本当ならペトラ遺跡の近くのホテルだったのですが、このアカバのホテルに変更。
なので移動時間が、多くかかってしまいます。片道2時間ちょいかかったかな?
でもまアカバのホテルが素晴らしいので、誰も文句言いません

そして出発。
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こんな岩山を左手に見つつ、北上。
デザート・ハイウェイから西に入り、さらに進んで高度を上げていきます。
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雲が下に見えます。いつの間にこんなに上って来たの!??

そしてワディ・ムーサの町が見えてきました。
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右が街の中心。小さな街ですが、ペトラ観光の拠点。
ここからバスで5分でペトラ遺跡の入り口へ着きます。

さぁペトラ遺跡観光の始まりですペトラとは、ギリシャ語で“岩”という意味だそうです。

ペトラの少し北には、9000年前の集落の痕跡もあるとか。
中東でもっとも古い歴史を持つこの地に、紀元前6世紀に遊牧民族ナバタイ人が定住し始めます。
ヨルダン高原から標高差のある死海方面へ抜ける位置にあり、ここを通るキャラバン隊の安全を
保障することで、財政を潤わせていきました。
こうしてナバタイ王国は栄えますが、106年にローマに併合されます。
ペトラもローマ風建築に作り替えられていきますが、363年に大地震に襲われ壊滅的な打撃を受けます。
そしてほとんど人が住まなくなりました。
十字軍が砦としたこともありましたが、しだいに忘れ去られていったのです。
しかし1812年噂を聞きつけたスイス人探検家がペトラ遺跡を発見し、世界に紹介します。
そしてヨルダン観光の目玉となり、今に至るのです。

観光地化され整備されるにあたって、遺跡内に住んでいたベトウィン達には出て行ってもらう事に
なったそうで・・・
でも出て行く変わりに、遺跡内での営業権をベドウィン達は獲得します。
お土産物屋さんや、ラクダ・馬・ロバ引きの人等、みんな・・というかご先祖は
遺跡内で暮らしてたんですね。

そして観光開始
メインゲートから1.5キロ程歩くと、シークの入り口に着きます。
シークとは狭い岩の裂け目のこと。崖の高さは60~100メートルあります。
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シークの途中にある象の形の岩。           石畳です。

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ペドウィン戦士の格好のおじさん。観光客への写真撮影サービスの様です。

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シークの壁にある水路。                ローマ時代のダムの跡。

そしてシークを30分程歩くと見えてきます・・・・
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おおぉ光り輝くあれは・・・

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エル・ハズネです
崖を削って作られた霊廟。幅30メートル、高さ43メートルあります。
映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の舞台として使われ、有名になりましたよね。

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近づくと、その大きさがよく解ります。
一番上に乗っている壷の中に、宝物が隠されている・・・と信じられていたことから
宝物殿(エル・ハズネ)と呼ばれています。
ヘレニズム建築の影響がみられるので、ローマ時代に造られたと言われているそうです。

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中は、なにもない部屋があるだけ。岩肌のカラフルな縞模様がとてもきれい
以前は中まで入れた様ですが、今は入れなくなってました。

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ラクダに乗らないかと、おじさんが誘ってきます。

動画もあります。エル・ハズネの広場をぐるっと一周・・

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YouTube: ペトラ遺跡 エル・ハズネ


そしてまた奥へ進んでいき、ファサード通りへ。途中にも遺跡を色々見ることが出来ます。
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神殿跡です。                  ラクダカッコいい~~~~

途中、砂絵ボトルを売っているお店があります。
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とても綺麗です。                 おじさんが実演販売してくれます

ここは自分の名前を入れてくれるんです。行きにまず頼んで、観光した帰りに受け取ります。
私も頼みました。
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これは家に帰ってから撮影したもの。私の名前 “みほ” とアラビア語で書かれています。
上の方のグレーのとこ(光が当たってますが)に、右から み ほ です。
20ドルでした。ボトルの大きさと、絵柄によって値段は決まるみたいです。
これは高さ11センチくらい。同じボトルで10ドルの物も多かったですが、綺麗なのにしました。

そしてまだまだ進みます。
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岩窟墳墓です。
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あちこちに墳墓があります。上まで上って見る事も出来ますが、
私達は時間がないので、まっすぐ進みます

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王家の墓。いろんな様式の墳墓が並びます。

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列柱通り。                    この上に大寺院跡があります。

高地なので少し涼しいんですが、直射日光はやはり辛いです
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凱旋門。この辺りは551年の大地震でほとんど倒壊した様です。

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カスール・アル・ビント。紀元前1世紀に出来たドゥシャラを祀った神殿。

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遺跡内にあるレストラン・バシン。ここもバイキングです。
レストランの横にはペトラ・ナバテア博物館もあり、帰りに入りました。

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羊肉をがんがん焼いてます。            羊、美味しかったです。牛肉かと思っちゃった

そしてこのレストランから、さらに奥へ進んだ所にエド・ディルがあります。
そこまでは、700~800段といわれる階段を上っていかなければなりません。
添乗員さんは900段と言ってだけど
とにかく長~~~い階段と坂が続きます。この旅行最大の難関
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さぁ、頑張るぞ

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岩が落ちてきたんでしょうね。通れるように掘ってあります。

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ずーーっと人の列が続いてるの解ります??

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この登りはロバで行く事も出来ます。私は歩いたんですが、乗った人に聞くと
ロバが崖すれすれ歩くし、結構揺れるしで怖かったそうです。

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まだまだ続きます。

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まだまだまだ続きます 

想像以上にきつかったけど、立ち止まるとよけい動けなくなりそうだったので、一気に上まで。
40分くらいかかったでしょうか。

そしてそこにあるのが・・・
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エド・ディルです。おお頑張ったかいあった~~~

高さ45メートル、幅50メートル。エル・ハズネより大きいです。
1世紀中頃に建てられた、ナバタイ人の神殿です。
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中です。                     前は大きな広場になってます。

エド・ディルの向かいに丘があり、ビュー・ポイントとなっています。
足は辛いけど上っていきます。
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上って来ました~~

そして一番上まで・・・
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周りの山々が見渡せて、最高の眺めです。
山頂でぐるりと一周する動画です。

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YouTube: ペトラ遺跡 エド・ディルの丘


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エド・ディルの広場には、休憩所もあります。冷たいサイダー飲んで生き返りました。

さて、戻りましょう~~~
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帰りも長いけど、上りよりはずっと楽でした。

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犬が寝てます。                  ロバが休憩中です。

そしてレストランがあった所まで戻り・・・その少し先にある、ラクダ乗り場へ。
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ラクダ引きのおじさんとの交渉が始まります。
最初50ドルとふっかけられましたが、こちらが4人連れだったので、4人でチップ込み50ドル
となりました。一人13ドル弱。

他の方のブログとか見てると、最初の交渉の値段以外に降りる時さらに請求してくる!!
と怒ってらっしゃる様なんですが、添乗員さんの話ではチップを別に渡すのは当たり前の様です。
相場3ドル・・と言われました。
チップ5ドル出せ!!とかも言われるので、乗る前にチップの値段も交渉した方が良い様です。

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ラクダに乗って、来た道を戻ります。高い位置から見ると景色が違って見えて面白かったです。
ラクダは以前エジプトで、写真撮影の為にちょっと乗っただけ。
今回はたっぷり乗れて嬉しかったゆらゆらと気持ちいいです

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途中で、砂絵ボトルも忘れずに受け取りました。

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私が乗ったラクダ君。ありがとう~~~~

ラクダは、エル・ハズネまでしか乗れません。
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午前中とは色が違って見えます。
エル・ハズネは微妙な光の違いによって、一日に50色ものバラ色を見せると言われています。

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シークも色が違って見えます。

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シークは馬車に乗ることが出来ます。

シークを抜けメインゲートまでは、馬に乗ることが出来ます。
私達の入場チケットには、馬に乗れるチケットも含まれていました。
チップは別なので、3ドル払いました。
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馬も楽しかったです。こちらの距離は短いんですけどね。

そして名残惜しいんですが、ホテルへ戻ります。
着いたらちょうど夕方・・・
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海岸で夕日鑑賞。綺麗です

そしてホテルの夕食。今夜もがっっっっつり食べます。
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昨日と同じダンサーの女性、違う衣装でした。

かなり歩いたのでくたくたです。
ギフトショップによる元気もなく、お風呂で疲れ取ってしっかり寝ました



     シリア・ヨルダン8日目
     http://blog.goo.ne.jp/tomoimiho/d/20100624




シリア・ヨルダン旅行 6日目

2010年06月14日 | シリア・ヨルダン
ヨルダンでの初めての朝です。晴れ、最高気温は37度。
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ホテルの部屋からの風景。

そしてホテルの朝ご飯。
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朝食はいつもアメリカン・ブレックファースト。
それにホンモスやタヒーナ等、レバノン料理がプラスされてます。

今日は移動が多いです。先ずはアンマンから東へ走り、シリア沙漠の奥へ進みます。
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ほんとなにもない・・・  こんな中をラクダに乗って、一日中移動してみたい。
体力持たないだろうけど・・・

そしてそんな沙漠の中にぽつんと現れるのが、アムラ城です。
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城・・・って感じですよね。ちゃんと世界遺産です
8世紀頃ウマイヤ朝の王が、離宮として建てた城館だそうです。
その後、隊商宿として使われていました。
ここ、中がすごいんです。
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裸婦の入浴姿や、当時の支配者達等のフレスコ画が綺麗に残っています。
イスラム教は偶像崇拝禁止なのに、ここは人物画が描かれてて貴重なんです。

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これは星座図です。
浴室・サウナが残っていて、そのドームの天井に描かれています。
第一次大戦時、アラブ独立の為に戦っていたT・E・ロレンスは、ここを訪れ
アラブの兵士達と泊まっています。
このドームの部屋で寝て、天井画を見て何が描かれているんだと話していたとか。
当時はまだ修復前なので、よく解らなかったんでしょうね。

そしてT・E・ロレンスは、このアムラ城のどこかに落書きをしたらしいです。
もちろんどれか解らないですが・・・駄目だよロレンス

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ただの地面です下の沙漠の写真、黒い部分が結構ありますよね。
こういう黒い石が一杯あるんです。黒いのは火山灰が混じってるからだそうです。

そしてアムラ城から、東北東の方角を見た所・・・
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この先22キロくらいの所にアズラック城があります。
アムラと同じくウマイヤ朝時代に建てられた要塞ですが、アラブ独立運動の戦略基地として、
T・E・ロレンスが使っていて、かなり思い入れがあった様です。
このツアーのコースには入ってないと解っていたけど、行きたかった・・・・

そして西へ戻り、デザート・ハイウェイに入ったら一気に南へ走ります。
途中あった街で、バスがしばらく停まってました。
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なにかな・・・と思ってたら、なんとガイドさんが私達の為にお菓子を買いに
行ってくれてたんです
日本人達とても疲れてるみたい、疲れを取るには甘い物が一番と。いい人だ
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ヨルダンのガイドのカハーレットさん。お菓子は甘くなきゃ駄目が持論の人で
日本の醤油や塩味のお菓子を否定してました

頂いたお菓子。まだ出来立てで暖かくて、とっても美味しかった
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そしてデザート・ハイウェイの途中でランチです。
お土産物屋も兼ねたドライブインの様なレストランで、バイキングでした。
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いつも同じなので、ちょっと飽きてきます。美味しいんですけどね
デザートは、マンゴプリンだったかな。

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ハイウェイをひたすら南へ・・・

そして東へ方向を変え、ワディ・ラムへ向かいます。
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貨物列車が見えます。すっっっごく長い

ワディ・ラムはヨルダンの南部、サウジアラビアとの国境も近い沙漠地帯です。
映画「アラビアのロレンス」をご覧になった方なら、アンソニー・クイン演じるアウダ・アブ・タイが
「ワーディーラム!!」と叫ぶシーン、覚えてらっしゃるんじゃないでしょうか。
T・E・ロレンス自身はもちろんですが、映画もここで多くのシーンを撮影しているので、
あの名優達や監督デビット・リーンがここを訪れています。

先ずは、ワディ・ラム・ツアーの為のキャンプ地へ。
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ここは、テントでの宿泊も出来ます。
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きっと満天の星空が見られますよね。泊まりたい~~~

4WDのジープ・・というかトラックですね、で沙漠を走るツアーです。
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荷台に乗って出発 揺れが激しいので、前もって酔い止めも飲んで準備万端

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ジープでなくて、ラクダに乗ってのツアーもあるそうです。
沙漠にラクダは似合いますね~~~

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ワディ・ラムは細かな赤い砂と、無骨で荒々しい巨大岩山が特徴です。

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私ですパルミラで買ったカフィーヤを巻いて砂よけにしています。
それでも、どうしてもコンタクト使用中の目に砂が入って辛かったです
服装も、なるべく沙漠の民ベドウィンに似てる物を・・・と、出発前日本で購入した物です

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斜めで解りにくいのですが、ナバタイ人が描いたラクダや槍を持って走る人の絵があります。

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どれだけ走っても飽きない景色です。

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ここハザリ峡谷・・と、添乗員さんから説明があったんですが、他の方のブログとか見ると
なんか違う様な・・・よく解りませんバラー山峡・・かな??

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そして4WD車はまたまた走り、ベドウィンのテントへ。
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シャイ(紅茶)のサービスがありました。
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ここには岩に彫られた顔があって・・・
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T・E・ロレンスなんですって。ロレンスがいた当時に彫られた物なのかな???
似てないですね

そしてワディ・ラムツアーも終了です。
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私ですね・・・T・E・ロレンスファンであることから、かなりワディ・ラムに期待してました。
今回のツアーでは、一番T・E・ロレンスを感じられる場所だから。
でも行きたかった所に全然行けなかったんです。

T・E・ロレンスの著書「知恵の七柱」のタイトルの知恵の七柱・・というのは
ここにあるんです。
元は名もない岩山だったのをロレンスが、聖書から取ってその名を付けた岩山です。
それはビジターセンターのすぐ前なので、見れないことは絶対ない・・・と思ってたのに。
今回のツアーで利用したキャンプ地はかなりはずれた所にあった様で・・・

そして地球の歩き方等にも紹介される、ロレンスの泉も行かなかったんです。
ロレンスの泉は、T・E・ロレンスが実際水浴した小さな泉と、映画の撮影隊が
ラクダの為に作った水飲み場があるんです。
水飲み場を作ったくらいですから、撮影で大いに使用された場所でもあります。
多分、アウダのキャンプ地。
それらを見ずに帰るとわかったときは泣けました・・・
ずいぶん愚痴っちゃってますが、それくらい悔しかったんです~~~~~
なので、いつかまた絶対ワディ・ラムに来るぞという気になりました。

そしてバスは再びデザート・ハイウェイへ戻り南下。アカバを目指します。
アカバは紅海に面した港町。5500年以上前の遺跡が残り、旧約聖書にもソロモン王の
銅貿易で栄えた港として登場しています。

T・E・ロレンスも、ワディ・ラムで集結したベドウィン部隊と共に、
当時オスマン帝国に支配されていたこの地に攻め込みます。
映画でも前半のクライマックスシーンとして出てきますよね。

アカバの街に入ってきました。
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海が少し見えます。日が沈んでいく西側はイスラエルです。

今回のツアー、本来はアカバは入ってないんです。
ペトラのホテルに2連泊・・・だったのが、予約が取れなかったらしく
急遽ペトラから100キロ離れたアカバになりました。
私としては、T・E・ロレンスに関連ある所に行く事が出来て嬉しかったです
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モーベンピック・リゾート・アカバです。紅海に面して立つリゾートホテル。

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豪華ホテルです~~~

部屋の窓からの風景。ちょうど夕日が沈んでいきます・・・
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夕食はホテル・バイキングで、いつも通りなんですが・・・
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メニューが豊富で、豪華。お肉も魚もたっぷりでした。

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広いテラスで食事です。

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美味しかった~~~~。胃が二つ欲しかった

でも、もちろんデザートも・・・
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とても食べきれない種類の中から厳選して・・・ちゃんと食べきりました
今回のツアーで一番豪華な食事です。

すっかり暗くなりライトアップされた中で、ベリーダンスが始まりました。
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すごく綺麗な人

このホテルはプライベートビーチもあるので、食後海岸へお散歩に。
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解りづらいと思いますが、中央に見えている明かりはイスラエル側の夜景です。
月が綺麗です

明日はいよいよペトラ遺跡です。しっかり寝なくっちゃ~~~



   シリア・ヨルダン7日目へ
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シリア・ヨルダン旅行 5日目

2010年06月09日 | シリア・ヨルダン
朝食は、いつもホテルのバイキング。
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チーズをたっぷり食べられるのが嬉しい
でもパンはどこもいまいちかな・・・地元のパン・ホブスは、いつも美味しいです

今日はシリア最終日。晴れ・最高気温38度です。
南へ向かいバスは走ります。
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羊の群れがいました。 

そしてボスラ遺跡。ここはヨルダンとの国境のすぐ近くです。
紀元前1世紀から栄えた、ナバタイ王国の北の都でした。
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シタデル(城塞)です。近くで見ると、結構大きくて迫力

そして中へ入ると・・
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暗い回廊と階段を上って行くと、突然視界が開けます。

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ローマ劇場です。シタデルの内側になります。

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このローマ劇場は、ナバタイ王国が106年にローマの属州となった時作られました。
客席には6000人が着席出来、3000人分の立ち見席があったそうです。
ここの特徴は、写真でも解るように黒いんです。黒玄武岩を使ってます。
なんかカッコいい~~~
保存状態が大変良くて、建設当時のまま・・って感じですよね。
タイムスリップした気になります。

ボスラ遺跡は劇場以外にも街の跡が残っているんですが、見学は終了

そしていよいよシリア出国・ヨルダン入国です。
国境辺りは撮影禁止なのですが、思ったより広かったです。
しっかりスーツケースチェックもありました。でも係員の人、X線画像見てないし
手荷物はチェックしないし・・・何の為の検査だろう

ヨルダンの正式名称は、ヨルダン・ハシミテ王国。首都はアンマン。
元首はアブドッラー2世国王。立憲君主制です。
紀元前8000年には農業が始まっています。
紀元前1世紀頃、ナバテア王国が発展しますが、紀元1・2世紀にローマ帝国に併合。
7世紀にはイスラム帝国の支配下となり、イスラム化・アラブ化していきます。
19世紀に入りオスマン帝国の脅威にさらされる中、第一次世界大戦に突入。
「アラビアのロレンス」にもあるアラブ反乱運動が起き、大戦後イギリスの統治領と
なりながらも、トランスヨルダン王国が誕生します。
王についたのは、ハーシム家のアブドッラー・ビン=フサイン(ファイサル王子の兄です)
そして第二次大戦後独立し、ヨルダン・ハシミテ王国となります。
ハシミテとは、予言者ムハンマドの子孫のハーシム家をさします。

ヨルダンに入ると、シリアに比べて緑が濃くなった気がしました。
家並みも綺麗になったし、学校をよく見るようになりました。
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バスからの車窓の動画です。

</object>
YouTube: ヨルダンに入って・・


そして、ヨルダン最初の観光はジェラシュ遺跡です。
首都アンマンから、50キロ程北にあります。

先ずは近くのレストランでランチ。入り口のブーゲンビリアがとても綺麗。
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レバノン料理のお店・・この旅行中ずっとレバノン料理なんですけどね
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こことっても美味しかったです。そしてなによりピクルスが絶品でした。
ピクルスってこんなに美味しいもの~~~って位に。
瓶詰めとかで売ってたら、買って帰りたかった
右のメイン料理は、ハンバーグに焼きトマトを乗せたもの。
ホブス(パン)も焼きたてが出てきて、ステキなレストランでした

そしてジェラシュ遺跡。ここも広い遺跡でした。
近年の発掘で、紀元前3200年~1200年には集落があったことが解ったとか。
紀元前332年頃からローマの侵略を受け、紀元前63年近隣の都市と共に
デカポリス(十都市連合)の一つゲサラとなります。
デカポリスは午前中に行ったボスラ、やダマスカス等も含まれます。
発展は続き人口は2万5000人にものぼり、神殿や劇場が住民の寄付によって建てられました。
3世紀初め頃には絶頂期を迎えますが、614年にペルシャ軍、636年にイスラム軍に
攻められます。
そして746年大きな地震に襲われ、再建されることはありませんでした。
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ハドリアヌス凱旋門です。

そしてずんずん歩き、南門へ。
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フォルムと呼ばれてる広場です。イオニア式の列柱に囲まれていて、
市場か宗教的儀式に使われていたそうです。ここ上から見るとよく解るのですが・・・
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楕円形をしています。

フォルムを抜けると列柱通りに入ります。
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石畳も当時のままです。

列柱通りには教会が建ち並んでいた一体があります。その中のニンファエウム。
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ギリシャ神話に出てくる、半神半人の妖精ニンフに捧げられた神殿。
前に水盤が置かれています。

そして階段を上ります。炎天下は辛い・・・
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階段の途中から振り返った所。
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ご覧のようにジェラシュは盆地になっているので風の通りも悪く、暑く感じました。
今は街になっている辺りも、掘れば遺跡ががんがん出てくるそうです。

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アルテミス神殿です。12本のコリント式の大きな柱が見事。
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柱の一番上の装飾が、とても綺麗です。
ここの遺跡の柱、地震が多い地であることから地震対策がなされてました。
土台との継ぎ目が浅いすり鉢状になっていて、わざと揺れる仕組みになっているんです。
すごいですねぇ

そして南門の方まで戻り、南劇場へ。
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右の写真は座席。解りにくいのですが、文字と番号が彫られてます。
指定席なんです。今と同じですよね~~~

ちょうど楽隊のパフォーマンスがあったので、動画を撮りました。

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YouTube: ヨルダン・ジェラシュ遺跡


そして凱旋門へ戻る途中にある、競馬・戦車競技場。
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映画「ベンハー」を思い起こしちゃいます。
245メートル×52メートルあります。

そしてバスで、首都アンマンへ向かいます。
ダウンタウンを望むジャバル・アル・カラアの山頂にあるアンマン城へ。
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ヘラクレス神殿の跡です。 

そしてウマイヤド朝時代の、城館跡。
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ドームの屋根部分は新しく作られたみたいですね。
装飾がとても綺麗でした。

ここは高台なので、アンマン市内がとても良く見渡せます。
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ローマ劇場が見えます。

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どこも建物でぎっしりです。巨大なヨルダン国旗がはためいています。

そしてアンマン城内にある博物館へ
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死海文書です。えええ~~~っ死海文書
死海文書は、国立博物館にあるんじゃ・・え!?ここがヨルダン考古学博物館
驚きました・・・。だって小さな建物なんです。展示の仕方もちゃちくて・・
エヴァンゲリオンのファンが泣くぞ

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左は、死海文書が入っていた筒。右は発見場所の死海の側のクムラン洞窟。
立っているのは、発見者の羊飼いの少年かな
ここには他にも、世界最古の人物像と言われる、アイン・ガザルの像等があります。
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すごく可愛い

地球の歩き方に、数年内にダウンタウンの西側に大きな国立博物館が建設され、
これらの展示品の多くは移動する予定だとか。
そうですよね、ほんとにすごい物だらけなんだから、もっと偉そうに展示して欲しいです

そしてホテルへ到着。
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アンマン・シャムパレスホテルです。
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広くて綺麗
ここのホテルのすぐ前に小さなスーパーがあるというので、行ってみました。

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ほんと小さくて、日用雑貨が中心。
少しだけ買い物しました。今回の旅行、現地通貨には両替してなくてずっとドルを使ってました。
このスーパーもドルでお買い物出来たのですが、半端なお金は現地のお金で戻ってきます。
ヨルダン・ディナールです。
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1ヨルダン・ディナールは、133円くらい(2010年5月)です。

夜もホテルで、バイキングの夕食。
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野菜中心です。ずーーっと便秘が続いてたし
この後にデザートも食べましたけどね





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シリア・ヨルダン旅行 4日目

2010年06月03日 | シリア・ヨルダン
2連泊したホテルを出発。ダマスカスへ向かいます。
4日目の天気は晴れ時々曇り、最高気温35度。

道路の分岐点で、写真撮影させてくれました。
今通ってきた来た道の方を向いて、撮っています。
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一番右の部分がイラクと表示してます。
今なかなか行くことは出来ないその場所に、走ればつながっているんですよね・・・

この分岐点から少し先で、トイレ休憩を兼ねて寄ったのがバグダッドカフェ。
あのアメリカ映画とは何の関係もありません
バグダッドへと続く道にあるカフェには、バグダッドカフェと名付けられているのが
たくさんある様です。
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お土産も一杯売ってます。
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このお店、なんだかすごくセンスが良くて。おじさんが「私の母の手作りだ」
と進めてくれた刺繍入りスカーフとか、とてもステキでした。

カフェは、回りにも色々な建物がありました。
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左のとんがり帽子の様なのは、土の家です。日干しレンガを積み上げたものとか。
中まで見る時間なかったのが残念。  右は・・かかし

そしてベドウィンテントも。
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中はこんなです。
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カラフルで綺麗

で、ここにとっても可愛い少年がいたんです。
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「亀がいるよ」と見せてくれました。いい子だった~~~~~
なんだかここ楽しくてトイレ休憩と言われたのに、トイレする間もなくバスに戻りました。
もっと時間欲しかった

ダマスカスへ向かう風景です。たまに見る線路、なぜかいつも単線です。
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そして首都ダマスカスに到着。
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アサド大統領親子の写真が掲げられています。

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やっと都会に来たって感じです。
バスから撮った動画もあります。曲はエディト・ピアフ、何となく合う気がしたので・・・

先ずは国立博物館へ。
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門から入り口まで庭になっていて、噴水もあり憩いの場・・って感じです。
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正面入り口を飾っているのは、カスル・アルヒーラの門柱。
この門柱、もうすぐ改装で建物の中に入るそうです。
そしたら写真撮影出来なくなるので、撮れてラッキーでした。

左に別館があって、ドゥラ・エウロポス(シリアの一番東にあった古都)の
シナゴーク(ユダヤ教の集会所)の壁画があるんですが、すごかったです。
旧約聖書の壁画が、とても綺麗に保存されていました。

そして旧市街へと移動します。
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旧市街を囲む城壁。と東門です。

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東門から入ってすぐが、まっすぐな道。旧市街を東西に貫いてます。

まっすぐな道というのは、新約聖書に出てくるんだそうです。
  ユダヤ教徒であるサウロはキリスト教徒を迫害しつつ、ダマスカスへやってきます。
  町に近づいた時、突然サウロの目は見えなくなり、声が聞こえてきました。
  「サウロよ、なぜ私を迫害するのか」 その声は復活したイエスでした。
  そしてダマスカスに住むイエスの信者、アナニアもイエスの声を聞きます
  「まっすぐな道の側の家で休むサウロに会うように」と。
  アナニアがサウロに会い彼に手を置くと、サウロの目から鱗の様なものが落ち、
  目が見えるようになります。


 目から鱗が落ちる
この言葉の語源だそうです。聖書からだったなんて驚きでした。
その後サウロはキリスト教徒となり、パウロと改名します。
パウロは迫害される立場となりながも布教活動をし、苦難の障害を送ったそうです。

パウロを救った聖アナニアの家がまっすぐな道の近くにあり、教会となっています。
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聖アナニア教会の地下礼拝堂です。

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右が、サウロが突然目が見えなくなり落馬した絵
真ん中が、目から鱗が落ち見えるようになった瞬間の絵
左が、迫害される事になったパウロがダマスカスを脱出する絵・・・だそうです。

旧市街の中の、ステキなレストランでランチです。
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ここは前菜の盛りつけ方が、ちょっとこってました。メインはミートボール?のトマトソース煮込み。

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旧市街の細い路地。ガイドさんからはぐれたら、あっと言う間に迷子になりそうです。

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手の形をした、家のドアノッカーです。
イスラム教徒にとっての護符で「ファーティマの手」
と言います。
ファーティマは予言者ムハンマドの4女で、
理想の女性として敬われているそうです。

そしてアゼム宮殿を見学します。

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1749年、ダマスカスの統治者であったアッサード・パシャ・アル・アゼムの邸宅です。
現在、民族博物館となっています。改装中なのか、作業している人がいました。

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中は撮影禁止なのですが、一つの部屋にT・E・ロレンスとファイサル王子の写真が飾られてました。
その部屋に置かれてる家具は、ファイサルがシリアの王だったとき使っていたものだとか。
螺鈿細工のすごく綺麗な応接セット。写真撮りたかったよ~~~~~

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また旧市街を移動です。左はお土産物屋さん。右はジュース売りのおじさん。

P1070253_2サラディン廟の中のサラディンの棺。
サラディンは十字軍からエルサレムを奪還したアラブの英雄です。

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そしていよいよウマイヤドモスクです。
ここは男性はいいのですが、女性で信者でない者が入るには・・・
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このようなローブを着なければなりません。ネズミ男ですね

そして中へ・・・・
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門を入った所の天井。色鮮やかで綺麗

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715年に洗礼者ヨハネ教会を改築して建てられた、イスラム教第4の聖地。
現存する最古のモスクです。

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威風堂々です。

そしてモスクの中へ・・・
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広いです、150×50メートルあるそうです。
ロープで区切られていて、入り口に近い方はムスリム(イスラム教徒)の女性だけ
となっていました。

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これはヨハネの首が納められている霊廟。
イエス・キリストに洗礼を授け、その後領主ヘロデにとらえられた時、ヘロデの娘サロメが
「褒美にヨハネの首を」と言ったことで、獄中で首を切られることとなった聖ヨハネです。
モスクの中にキリスト教の霊廟を残すなんて、寛容だなぁと思いました。

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左にあるくぼみがミラフープです。ミラフープはモスクの中に必ずあり
第一の聖地メッカに向いています。信者は必ずこの方向を向いて祈ります。

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どこもかしこも細かな模様が施され見飽きません。一日中いたかったな・・・
動画です。

そしてウマイヤドモスクの目の前にある、スーク(市場)・ハミディーエへ。
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全長600メートルで、上はアーケードで覆われてます。
屋根はトタンで出来ていて所々穴があいているので、暗い所だと星の様で綺麗です。

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アイスクリームを食べました。
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ミルクたっぷりの味で、ピスタチオが一杯ついてます。美味しかった~~~

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左はシャイ(紅茶)売りのおじさん。      右はベリーダンスの衣装かな派手です

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横道に入っても人で一杯。

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こちらはスーク・ミドハド・パシャ。スーク・ハミディーエと並行しています。
ここはまっすぐな道の一部なんです。

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左は荷物運びのお兄さん、「俺を撮れ!」とジェスチャーするので撮りました。
右はお菓子屋さん。鳥の巣の様なのにナッツが入ったのは、オスマリーエと言うお菓子。

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左はスーク・ミドハド・パシャを抜けた所にあった家、上はもう住んでなさそうですね。
右はバスから撮った写真、地元のバスです。

そしてレストラン、BAWABET DIMASHQで夕食。
ここは客席数が6014あり、世界一客席数の多いレストランとして
ギネス登録されているそうです。
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すごいんですけど、味はいまいちだった様な・・・・

そしてホテルへ。サフィール・サイダ・ゼイナブ・ホテルです。
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ウエルカム・デザートのサービスが。でもお腹いっぱいなので翌朝少し頂きました。

近くにスークがあるので、夜出かけてみました。
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夜9時を過ぎてますが、すごいにぎわいでした。女性も子供も一杯。

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左はワゴンで売っていた日本のアニメのCD・・DVDかな
アルプスの少女ハイジに小公女セイラも見えます。
右は・・すごいですね。この写真撮ってたら、全身黒装束(チャードルっていうのかな)の
オバサマ達が大爆笑してました。黒装束の下はもしかしてこんな格好

夜まで遊んで、長い一日でした。




シリア・ヨルダン5日目へ
http://blog.goo.ne.jp/tomoimiho/d/20100609






シリア・ヨルダン旅行 3日目

2010年06月01日 | シリア・ヨルダン
朝4時、アザーンに叩き起こされはしましたが良く眠れました。
この日の天気は晴れ、最高気温は40度でした。直射日光が辛かった

朝食は毎回ホテルでバイキングです。朝は飲み物がフリーでついてます。

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チーズが数種類あって、美味しいです。他のホテル、たまに塩辛いものがあったりしましたが、
ここのホテルはどれも美味しかった。

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ホテルのレストランからの景色です。町の向こうにパルミラ遺跡が見えます。
岩山の上に見えるのは、アラブ城です。

今日はパルミラ遺跡です。シリアの目玉と言っていいでしょう
パルミラはアラビア半島やメソポタミア、そして地中海との中継地として
古くから栄えました。
特に紀元前1世紀から紀元後3世紀にかけて、シルクロードの隊商都市として
栄華を極めたそうです。
ローマ建築が立ち並び、当時のアラブ人は東のペルシャ式と西のギリシャ・ローマ式の
慣習や服装を同時に受容していました。
2世紀最盛期を迎えますが272年、ゼノビア女王の時代ついにローマに陥落。
その後歴史の表舞台から姿を消します。

すぐ近く・・とはいえ、バスで遺跡の中まで移動です。
先ずは昨日、夕日を見た記念門へ。
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迫力です。

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列柱道路。柱にある台座の上には有力者の像が乗せられてました。
かなり高い位置にあるのは、ラクダに乗ったとき見るのにちょうどいい高さなんだとか。
「世界ふしぎ発見」で言ってましたね。

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列柱道路を外側から。右側は浴場跡です。
この地域は地震も多く、かなり崩れてしまってます。

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円形劇場。保存状態いいです。

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円形劇場の客席の一番上から外を見た所。パルミラ遺跡が見渡せます。
真ん中奥に、アラブ城も見えます。

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四面門。ちょうど中心辺りにあります。

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バールシャミン(ギリシャ語でゼウス)神殿。

ここからまたバスで移動。遺跡の西側の墓の谷へ。
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エラベール家の墳墓。エラベール家はナボ神殿に多額の寄付をしたことで知られてました。
たくさんの観光客が入っていきます。中は大混雑でした

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4階建て構造になってて、ここは1階。コリント式の柱の間に板が組み込まれるようになってます。
今はほとんどなくなってますが、仕切りの跡が残ってるのわかるでしょうか?!
ここに一体ずつおさめられ、胸像がついた蓋がそれぞれについていたそうです。

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3兄弟の地下墳墓へ。ここは中の壁画が大変綺麗なのですが、撮影禁止です。

ボルハ・ポルパの墓へ。日本の奈良大学が発掘。
他の遺跡はイスラム教の偶像崇拝禁止から、彫像の顔等が壊されていることが多いのですが
ここは発見されたのが遅かったため、綺麗に残っています。
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こんな風に仕切りがされ、遺体がおさめられてたそうです。

ここでまた移動し、町の中心にあるパルミラ博物館を見に行きます。
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中は撮影禁止ですが、外にも少し展示品があります。
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そして遺跡へ戻り、ベル神殿へ。
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昨日の夕方の写真でベル神殿の外側をご紹介しましたが、これは中に入った所です。
中央にあるのが本殿。ベル神(豊穣の神)をまつっています。

中に入ってみると・・・左右に祭壇があります。
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祭壇の上の天井が綺麗です。
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本殿の外側を裏から・・・
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ぐるっと柱に囲まれてたんですね。

外側の壁に少し上り撮った所です。
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一番左、画面からはみ出してるのが一番外側の壁です。そして列柱も外壁の一部。
この二つの上には当時屋根がありました。
それが先ほどの本殿(右の列柱の奥に見えてます)の周りをぐるっと取り囲んでたわけです。
写真の右、列柱の四角い柱の陰にちらっと女性がいるのわかりますか
人はこの大きさなんです。全体の大きさ想像していただけるでしょうか?
あまりのすごさに圧倒されっぱなしでした。
ベル神殿は、1世紀から2世紀半ばにかけて建設されたそうです。

ずいぶん長くなりましたが、まだまだ続く3日目です。
やっとランチです。遺跡の近くのレストランに行きました。
べドウィン料理、マンサフです。
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羊です~~~。右手にある白いのが頭です。

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ナッツの入ったご飯と一緒に盛られ、ヨーグルトソースがかかってます。
臭みもなく柔らかく、とっても美味しかった

ここでいったんホテルに戻り、夕方まで4時間程自由時間です。
先ずは2時間程お昼寝。そして町へ散策に出かけました。
ホテルから10分くらいで、博物館のあった町の中心の通りにでます。
中心と言ってもお店が数件並んでるだけ。本当に小さな町です。
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人も少ないです。

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お孫さんでしょうか!?赤ちゃんが可愛くてしかないという感じで、
写真撮らせてくれました。後ろがお母さんかな可愛い赤ちゃんです

カフィーヤを売ってるおじさんがいました。
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カフィーヤはアラブの男性が頭にかぶっている、布と輪っかです。
欲しかったんですロレンスごっこするのに使うし
布はいろんな柄がありますが、私は赤のチェックを5ドルで買いました。

夕方再び集合し、夕日を見にアラブ城へ向かいます。
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高さ150メートルの岩山にそびえるアラブ城砦です。

ここからは・・・
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パルミラ遺跡の全貌が見えるんです。上から見ても広いです。
緑の部分は、ナツメヤシの畑です。

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遺跡と反対側の西側を見ると・・
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岩山と沙漠と道路だけ。

そして日が沈みます・・・
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観光は終わり。
ホテルへ戻り、昨日と同じくバイキングの夕食でした。





   シリア・ヨルダン4日目へ
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シリア・ヨルダン旅行 2日目

2010年06月01日 | シリア・ヨルダン
2日目 9時30分、シリアの首都ダマスカスへ到着です。

ここでシリアについて、ちょっと。
   このブログで私がうんちくたれてますが、ガイドブック「地球の歩き方」や
   ウィキペディア等を参考にさせてもらっています。


シリアの正式名称は、シリア・アラブ共和国。首都はダマスカス。
元首はバッシャール・アル・アサド大統領。
絶大な力を持ったハーフィズ・アル・アサド前大統領が、事故死した長男に変わり
次男のバッシャールに苦労の末、政権をゆだねました。
大統領なのに世襲制 国中あちこちに2人の写真が飾られてました。

南東はシリア砂漠に覆われてますが、北から東に流れるユーフラテス川流域は
世界で初めての農業が生まれた肥沃な土地です。
紀元前3000年以降アラビア半島からの移住者が住みついたのが、始まりとか・・・

その後エジプト・アケメネス朝ペルシャ・ビザンチン帝国・十字軍・オスマントルコ等に
支配され(かなり省いてます
そして第一次大戦後「アラビアのロレンス」にも出てくるファイサル王子が、シリアの
王となります。しかし映画にも出てたイギリス・フランスの身勝手な契約により、2年後には
フランスの実質的植民地となります。(追放されたファイサルはイラクの王になります)
1946年にはフランス統治下から独立。
その後中東戦争等の混乱の後、前アサド大統領の1970年の無血クーデーターに至るわけです。

ユーフラテス川見たかったな~~今回のツアーは、真ん中辺りにあるパルミラから南西部
首都ダマスカス近辺を回っています。

旅行の申し込みをした頃、中近東に行く・・というと、「そんな危ない所に
と言われたりもしましたが、イスラム圏だからって危ないなんて事は全然ありません。
もちろんイラクやアフガニスタンに入ろうなんて、私も思いませんが。

イスラムの国はスリ・置き引きの心配がないので、欧米より安心なくらいです。
添乗員さんにも「人ごみを歩く時も、スリの心配はない。ただ観光地にいる外国人には注意!」
と言われました。
ほんとにアラブの人はみんな朗らかで親切で、子供達は人懐っこくて
もう大好きになっちゃいました

バスに乗り込み観光の開始です。この日の天気は晴れ、最高気温は36度。  
ダマスカスから北へ向け、バスは走ります。
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こんな風景が延々と続いてました。
日本でよく想像する砂だらけの砂漠って、実際は少ないんです。
こういう土漠・・・植物がほとんどなく岩石や砂礫(されき)からなるもの・・がほとんど。
砂漠という漢字より、沙漠の方があってますね。

そして最初の観光地マアルーラ村へ。
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岩山の渓谷にある小さなこの町は、キリスト教徒が大半を占め今でもアラム語が
話されていることで有名です。
アラム語はイエス・キリストが実際話していた言葉といわれているそうです。

着いてまずお昼ご飯です。
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眺めの良いレストランでした。

そして、シリア初のお食事は・・・
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シリア・ヨルダンはレバノン料理になるそうで、先ずこの様な前菜がずらっと並びます。
野菜サラダはどこでも豊富でした。
ペースト状のものはホンモスと言って、豆をつぶしてレモン汁等を混ぜたもの。
他にもなすやごまのペーストもあります。
右から2番目の薄い緑?茶?色のはフールと言って、ひよこ豆をつぶしオリーブオイルや
レモン汁と混ぜたもの。
中央の茶色のが乗ってるお皿は、茄子やブロッコリーを揚げたもの。
これらをホプス(パン)に付けたりして食べます。

メインは・・・
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カバブ(肉を串刺しにし焼いたもの)です。
牛?羊?に鶏、ソーセージ。そしてポテトフライ。デザートはオレンジでした。
どれも美味しく、食べやすかったです

そして聖セルジウス修道院へ。
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中は撮影禁止でしたが、半円形の大きな大理石の祭壇がありました。
そして信者の方が、私達観光客の為にアラム語で聖書を読んでくれました。

裏から見るとこんな感じ。
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そして北西へ移動します。動画も撮ったので車窓をご覧ください。

今回iPhoneも持って行って、動画はほとんどiPhoneで撮りました。
なるべく元の音声を・・・と思いましたが、雑音や車内の声が入ったりしたものは
音楽をつけてます。この映像にはシリア国歌をかぶせてみました。

クラック・デ・シュバリエへ到着です
元は1031年にアレッポの城主によって築城され、その後十字軍の手に渡ります。
そして1144年、聖ヨハネ騎士団に譲られたのを期に堅固な要塞と化していきます。


1909年、オックスフォードの大学生だったT・E・ロレンスはこの城を訪れ
21歳の誕生日を迎えています。
彼は世界でもっとも見事な城・・と讃えたそうです。
T・E・ロレンスは、2ヶ月かけてシリア・パレスチナ・レバノンに残る十字軍の
城跡を徒歩で回り、卒業論文を書いてます。
「12世紀末にいたるヨーロッパ軍事建築における十字軍の影響」というその論文は
優等賞を取りました。

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なんてカッコいいお城でしょう

写真撮影してたら、子供達が寄ってきたので撮らせてもらいました。
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兄弟かな??とっても可愛い子達でした。

入場門を入ると・・・
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傾斜のある暗い廊下があり、上がっていくと堀もある草地に出ます。

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そして城の中に入っていきます。
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食料貯蔵庫です。とても広くて長期のろう城に耐えられたそうです。

P1060469  P1060472
アーチ天井のホールです。

中庭。
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上へ行きます。
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眺めがよくとても気持ちいい~~~
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観光客のお兄さんも気持ち良さそう

まだまだ見たかったけど、移動です

シリアのガイドはマルーラさん。日本語は出来ないので、英語で話したのを
添乗員さんが通訳して、音声ガイドで私達に伝えてくれます。
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お菓子を配ってくれました。。

東へ進み、パルミラを目指します。
シリア沙漠の中、まっすぐな道が続きます。動画をどうぞ


そしてパルミラへ到着です。
夕焼けに包まれた美しいパルミラ遺跡を撮影出来ました。

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夕日を背にした記念門

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夕日に照らされるベル神殿

パルミラは、遺跡とナツメヤシの畑の小さな町。
初めての宿は、サンズホテルです。
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右手奥に棟が見えますよね、塔はミナレット、そうお隣がモスクなんです。
そして私達の部屋は、ちょうどモスク側。

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部屋はこんな感じです。
で、窓を開けると・・・
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左下の屋根がモスクです。ちょうど夕方のアザーンが流れていたので動画も撮りました。

アザーンは、1日5回あるイスラムの拝礼の時間の呼びかけです。
昔はこのミナレットから人が声を出していましたが、今は動画のように拡声器を通して流されています。

5回の拝礼の1回は朝の4時。このホテル2連泊だったんですが、2日とも朝4時
大音量のアザーンに叩き起こされました
旅の思い出にはなりました・・・・

夕食はホテルでバイキングです。
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先ずは前菜。ホブスにはさんで食べたら美味しかったです。

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メインは肉や野菜を煮込んだもの。
なんだかまずそうな写真ですが、美味しかったです。

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デザートは甘い物が多いんですが、一番左下のパイナップルゼリーはさっぱりしてました。
右上奥の白いのはムハラビィーヤ、トルコでライスプリンの名で同じものありました。
米粉で作ったババロアみたいなのです。これ大好きです

ここのホテルの部屋、お湯は出るんですが量が少なくて・・
バスタブにためるのにすごく時間かかりました。シャワーも半分くらいの水量。
でもこのツアーでちょっと残念なホテルはここだけでした。



シリア・ヨルダン 3日目へ
http://blog.goo.ne.jp/tomoimiho/d/20100601



シリア・ヨルダン旅行 1日目

2010年06月01日 | シリア・ヨルダン
 20歳の頃、福岡で映画「アラビアのロレンス」がリバイバル上映され観に行きました。
テレビで見たことはあったものの、大スクリーンで見た砂漠の美しさ、
そしてロレンス自身に惚れ込んじゃいました。
その後、アラビアのロレンス・・T・E・ロレンスの著書“知恵の七柱”等を買いあさり、
ますますはまっていきました。
いつかロレンスの活躍した地に行きたい・・と思い続け、この年になってやっと
実現させることが出来たんです


2010年5月13日~22日の10日間。クラブツーリズムのツアーに参加しての旅です。
同行者はmixiで知り合った友人。私は福岡なので関空発、彼女は東京なので成田発。

合流地のドバイで初めて会いました
英語力ゼロの私の為に、いつも通訳してくれた彼女です。
本当にお世話になりました。ありがとうございます<(_ _)>

何もかもが新鮮で刺激的だった10日間です。
では、旅の紹介を始めます・・・・

1日目 
家からタクシーで福岡空港へ そして14:20発の全日空機で関西空港へ
スーツケースはシリアまで受け取らなくて済んだので助かりました。

ここから一人、関空で時間つぶしです
夕食は大阪なので、お好み焼き頂きました。
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美味しかったです

そして9時半。出国手続きを済ませ、いよいよ出発です。
23:15発 エミレーツ317便 ドバイまで10時間30分の旅です。

エミレーツ航空は、以前エアライン・オブ・ザ・イヤー第1位を獲得した事もあって
一度乗ってみたいと思ってました。(今年はアシアナ航空が一位ですね)
私たちが乗るエコノミーの座席の広さは他の航空機と変わりませんが、
それぞれにモニターがついて、映画等が見放題。ゲームも出来ます。

私は「シャーロック・ホームズ」と「ラブリー・ボーン」を観ました
座席はこんな感じです。
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寝る時間になると・・・
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こんな風に星空が演出されてます。

お楽しみの食事は、離陸して1時間後と着陸の2時間前くらいに出されました。
最初の夕食はお肉か魚かが選べて、私はお肉に。
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ビーフソテーとマッシュポテトとお野菜・スモークサーモンと海老のサラダ・ラズベリーのムースです。
サラダが美味しかったです。

朝食は魚かオムレツか選べて、魚にしました。
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ご飯もついてました。

味はどちらもまあ普通・・かな

客室乗務員さんは、ヨーロッパ系と東南アジア系の方が多かった様な。
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ステキな制服でしょこの後私に帽子をかぶらせてくれて、一緒に写真撮りました

そしてドバイ時間の朝4:45到着です。
成田空港からの組とここで合流。同行の楓さんとも初めてお会いしました
添乗員さんも成田から・・・だったので、ここで初めて会います。

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ドバイ空港の時計はロレックスです こんな早い時間ですが・・・

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すでに人で一杯です。

そしてドバイ空港といえば、『ドリーム・カー』高級車が当たる宝くじです。
1万5千円のくじで、1/1000の確率で当たるそうです。
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買いませんでしたけどね

そして7時15分、いよいよシリアへ向け出発です。
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ダマスカスまでは3時間15分ですが、また朝食が出されました。
オムレツかグリルか選べて、私はグリル。
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チキンとソーセージ、ポテトにベーコンに豆。フルーツもついてます。

そしてシリアの首都ダマスカスに到着。いよいよ観光が始まります



シリア・ヨルダン 2日目へ
   https://blog.goo.ne.jp/tomoimiho/e/1d36ca9d67dd0e26b2ff88f1742ac62f



はじめまして

2010年06月01日 | 自己紹介
福岡県在住のももねこです

大好きな旅行の記録を残しておこうとブログを始めました

ちゃんと管理する自信もないので、コメント欄もつけませんでした。

旅行前、色々な方のブログを拝見し役立つ情報を得たり楽しむことが出来ました。

私のブログも、見て頂いた方に楽しんで頂けると嬉しいです



2014年7月11日。ブログのタイトルでもありプロフィール写真にも使っている

愛猫ももが、天に召されました。19歳と10ヶ月半。



極度の人見知りは困ったものでしたがとても愛らしく優しい子でした。

この子と一緒に過ごせたことが、私のなによりの幸せです。

ありがとうもも、いつか必ず虹の橋で会いましょう ______





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