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ももねこの旅行記

福岡県在住のももねこです。 2010年6月から旅行記を始めました。
旅気分を味わっていただけると嬉しいです。

シリア・ヨルダン旅行 7日目

2010年06月18日 | シリア・ヨルダン
7日目です。晴れ、最高気温は37度。
この日はいよいよペトラ遺跡です。かなり歩く・・・というのは、旅行前から
聞いていたので、朝もしっかり食事をとります。
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このホテルは、朝もメニューが豊富でした。お魚まであって、さすが港町

ずっと続いてた便秘も、この朝無事解決良かった~~~

本当ならペトラ遺跡の近くのホテルだったのですが、このアカバのホテルに変更。
なので移動時間が、多くかかってしまいます。片道2時間ちょいかかったかな?
でもまアカバのホテルが素晴らしいので、誰も文句言いません

そして出発。
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こんな岩山を左手に見つつ、北上。
デザート・ハイウェイから西に入り、さらに進んで高度を上げていきます。
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雲が下に見えます。いつの間にこんなに上って来たの!??

そしてワディ・ムーサの町が見えてきました。
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右が街の中心。小さな街ですが、ペトラ観光の拠点。
ここからバスで5分でペトラ遺跡の入り口へ着きます。

さぁペトラ遺跡観光の始まりですペトラとは、ギリシャ語で“岩”という意味だそうです。

ペトラの少し北には、9000年前の集落の痕跡もあるとか。
中東でもっとも古い歴史を持つこの地に、紀元前6世紀に遊牧民族ナバタイ人が定住し始めます。
ヨルダン高原から標高差のある死海方面へ抜ける位置にあり、ここを通るキャラバン隊の安全を
保障することで、財政を潤わせていきました。
こうしてナバタイ王国は栄えますが、106年にローマに併合されます。
ペトラもローマ風建築に作り替えられていきますが、363年に大地震に襲われ壊滅的な打撃を受けます。
そしてほとんど人が住まなくなりました。
十字軍が砦としたこともありましたが、しだいに忘れ去られていったのです。
しかし1812年噂を聞きつけたスイス人探検家がペトラ遺跡を発見し、世界に紹介します。
そしてヨルダン観光の目玉となり、今に至るのです。

観光地化され整備されるにあたって、遺跡内に住んでいたベトウィン達には出て行ってもらう事に
なったそうで・・・
でも出て行く変わりに、遺跡内での営業権をベドウィン達は獲得します。
お土産物屋さんや、ラクダ・馬・ロバ引きの人等、みんな・・というかご先祖は
遺跡内で暮らしてたんですね。

そして観光開始
メインゲートから1.5キロ程歩くと、シークの入り口に着きます。
シークとは狭い岩の裂け目のこと。崖の高さは60~100メートルあります。
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シークの途中にある象の形の岩。           石畳です。

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ペドウィン戦士の格好のおじさん。観光客への写真撮影サービスの様です。

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シークの壁にある水路。                ローマ時代のダムの跡。

そしてシークを30分程歩くと見えてきます・・・・
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おおぉ光り輝くあれは・・・

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エル・ハズネです
崖を削って作られた霊廟。幅30メートル、高さ43メートルあります。
映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の舞台として使われ、有名になりましたよね。

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近づくと、その大きさがよく解ります。
一番上に乗っている壷の中に、宝物が隠されている・・・と信じられていたことから
宝物殿(エル・ハズネ)と呼ばれています。
ヘレニズム建築の影響がみられるので、ローマ時代に造られたと言われているそうです。

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中は、なにもない部屋があるだけ。岩肌のカラフルな縞模様がとてもきれい
以前は中まで入れた様ですが、今は入れなくなってました。

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ラクダに乗らないかと、おじさんが誘ってきます。

動画もあります。エル・ハズネの広場をぐるっと一周・・

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YouTube: ペトラ遺跡 エル・ハズネ


そしてまた奥へ進んでいき、ファサード通りへ。途中にも遺跡を色々見ることが出来ます。
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神殿跡です。                  ラクダカッコいい~~~~

途中、砂絵ボトルを売っているお店があります。
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とても綺麗です。                 おじさんが実演販売してくれます

ここは自分の名前を入れてくれるんです。行きにまず頼んで、観光した帰りに受け取ります。
私も頼みました。
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これは家に帰ってから撮影したもの。私の名前 “みほ” とアラビア語で書かれています。
上の方のグレーのとこ(光が当たってますが)に、右から み ほ です。
20ドルでした。ボトルの大きさと、絵柄によって値段は決まるみたいです。
これは高さ11センチくらい。同じボトルで10ドルの物も多かったですが、綺麗なのにしました。

そしてまだまだ進みます。
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岩窟墳墓です。
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あちこちに墳墓があります。上まで上って見る事も出来ますが、
私達は時間がないので、まっすぐ進みます

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王家の墓。いろんな様式の墳墓が並びます。

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列柱通り。                    この上に大寺院跡があります。

高地なので少し涼しいんですが、直射日光はやはり辛いです
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凱旋門。この辺りは551年の大地震でほとんど倒壊した様です。

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カスール・アル・ビント。紀元前1世紀に出来たドゥシャラを祀った神殿。

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遺跡内にあるレストラン・バシン。ここもバイキングです。
レストランの横にはペトラ・ナバテア博物館もあり、帰りに入りました。

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羊肉をがんがん焼いてます。            羊、美味しかったです。牛肉かと思っちゃった

そしてこのレストランから、さらに奥へ進んだ所にエド・ディルがあります。
そこまでは、700~800段といわれる階段を上っていかなければなりません。
添乗員さんは900段と言ってだけど
とにかく長~~~い階段と坂が続きます。この旅行最大の難関
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さぁ、頑張るぞ

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岩が落ちてきたんでしょうね。通れるように掘ってあります。

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ずーーっと人の列が続いてるの解ります??

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この登りはロバで行く事も出来ます。私は歩いたんですが、乗った人に聞くと
ロバが崖すれすれ歩くし、結構揺れるしで怖かったそうです。

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まだまだ続きます。

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まだまだまだ続きます 

想像以上にきつかったけど、立ち止まるとよけい動けなくなりそうだったので、一気に上まで。
40分くらいかかったでしょうか。

そしてそこにあるのが・・・
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エド・ディルです。おお頑張ったかいあった~~~

高さ45メートル、幅50メートル。エル・ハズネより大きいです。
1世紀中頃に建てられた、ナバタイ人の神殿です。
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中です。                     前は大きな広場になってます。

エド・ディルの向かいに丘があり、ビュー・ポイントとなっています。
足は辛いけど上っていきます。
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上って来ました~~

そして一番上まで・・・
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周りの山々が見渡せて、最高の眺めです。
山頂でぐるりと一周する動画です。

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YouTube: ペトラ遺跡 エド・ディルの丘


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エド・ディルの広場には、休憩所もあります。冷たいサイダー飲んで生き返りました。

さて、戻りましょう~~~
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帰りも長いけど、上りよりはずっと楽でした。

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犬が寝てます。                  ロバが休憩中です。

そしてレストランがあった所まで戻り・・・その少し先にある、ラクダ乗り場へ。
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ラクダ引きのおじさんとの交渉が始まります。
最初50ドルとふっかけられましたが、こちらが4人連れだったので、4人でチップ込み50ドル
となりました。一人13ドル弱。

他の方のブログとか見てると、最初の交渉の値段以外に降りる時さらに請求してくる!!
と怒ってらっしゃる様なんですが、添乗員さんの話ではチップを別に渡すのは当たり前の様です。
相場3ドル・・と言われました。
チップ5ドル出せ!!とかも言われるので、乗る前にチップの値段も交渉した方が良い様です。

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ラクダに乗って、来た道を戻ります。高い位置から見ると景色が違って見えて面白かったです。
ラクダは以前エジプトで、写真撮影の為にちょっと乗っただけ。
今回はたっぷり乗れて嬉しかったゆらゆらと気持ちいいです

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途中で、砂絵ボトルも忘れずに受け取りました。

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私が乗ったラクダ君。ありがとう~~~~

ラクダは、エル・ハズネまでしか乗れません。
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午前中とは色が違って見えます。
エル・ハズネは微妙な光の違いによって、一日に50色ものバラ色を見せると言われています。

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シークも色が違って見えます。

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シークは馬車に乗ることが出来ます。

シークを抜けメインゲートまでは、馬に乗ることが出来ます。
私達の入場チケットには、馬に乗れるチケットも含まれていました。
チップは別なので、3ドル払いました。
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馬も楽しかったです。こちらの距離は短いんですけどね。

そして名残惜しいんですが、ホテルへ戻ります。
着いたらちょうど夕方・・・
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海岸で夕日鑑賞。綺麗です

そしてホテルの夕食。今夜もがっっっっつり食べます。
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昨日と同じダンサーの女性、違う衣装でした。

かなり歩いたのでくたくたです。
ギフトショップによる元気もなく、お風呂で疲れ取ってしっかり寝ました



     シリア・ヨルダン8日目
     http://blog.goo.ne.jp/tomoimiho/d/20100624