7日目です。晴れ、最高気温は37度。
この日はいよいよペトラ遺跡です。かなり歩く・・・というのは、旅行前から
聞いていたので、朝もしっかり食事をとります。

このホテルは、朝もメニューが豊富でした。お魚まであって、さすが港町
ずっと続いてた便秘も、この朝無事解決
良かった~~~
本当ならペトラ遺跡の近くのホテルだったのですが、このアカバのホテルに変更。
なので移動時間が、多くかかってしまいます。片道2時間ちょいかかったかな?
でもまアカバのホテルが素晴らしいので
、誰も文句言いません
そして出発。

こんな岩山を左手に見つつ、北上。
デザート・ハイウェイから西に入り、さらに進んで高度を上げていきます。

雲が下に見えます。いつの間にこんなに上って来たの!??
そしてワディ・ムーサの町が見えてきました。

右が街の中心。小さな街ですが、ペトラ観光の拠点。
ここからバスで5分でペトラ遺跡の入り口へ着きます。
さぁ
ペトラ遺跡観光の始まりです
ペトラとは、ギリシャ語で“岩”という意味だそうです。
ペトラの少し北には、9000年前の集落の痕跡もあるとか。
中東でもっとも古い歴史を持つこの地に、紀元前6世紀に遊牧民族ナバタイ人が定住し始めます。
ヨルダン高原から標高差のある死海方面へ抜ける位置にあり、ここを通るキャラバン隊の安全を
保障することで、財政を潤わせていきました。
こうしてナバタイ王国は栄えますが、106年にローマに併合されます。
ペトラもローマ風建築に作り替えられていきますが、363年に大地震に襲われ壊滅的な打撃を受けます。
そしてほとんど人が住まなくなりました。
十字軍が砦としたこともありましたが、しだいに忘れ去られていったのです。
しかし1812年
噂を聞きつけたスイス人探検家がペトラ遺跡を発見し、世界に紹介します。
そしてヨルダン観光の目玉となり、今に至るのです。
観光地化され整備されるにあたって、遺跡内に住んでいたベトウィン達には出て行ってもらう事に
なったそうで・・・
でも出て行く変わりに、遺跡内での営業権をベドウィン達は獲得します。
お土産物屋さんや、ラクダ・馬・ロバ引きの人等、みんな・・というかご先祖は
遺跡内で暮らしてたんですね。
そして観光開始
メインゲートから1.5キロ程歩くと、シークの入り口に着きます。
シークとは狭い岩の裂け目のこと。崖の高さは60~100メートルあります。


シークの途中にある象の形の岩。 石畳です。

ペドウィン戦士の格好のおじさん。観光客への写真撮影サービスの様です。

シークの壁にある水路。 ローマ時代のダムの跡。
そしてシークを30分程歩くと見えてきます・・・・

おおぉ
光り輝くあれは・・・

エル・ハズネです
崖を削って作られた霊廟。幅30メートル、高さ43メートルあります。
映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の舞台として使われ、有名になりましたよね。

近づくと、その大きさがよく解ります。
一番上に乗っている壷の中に、宝物が隠されている・・・と信じられていたことから
宝物殿(エル・ハズネ)と呼ばれています。
ヘレニズム建築の影響がみられるので、ローマ時代に造られたと言われているそうです。

中は、なにもない部屋があるだけ。岩肌のカラフルな縞模様がとてもきれい
以前は中まで入れた様ですが、今は入れなくなってました。

ラクダに乗らないかと、おじさんが誘ってきます。
動画もあります。エル・ハズネの広場をぐるっと一周・・
そしてまた奥へ進んでいき、ファサード通りへ。途中にも遺跡を色々見ることが出来ます。

神殿跡です。 ラクダカッコいい~~~~
途中、砂絵ボトルを売っているお店があります。

とても綺麗です。 おじさんが実演販売してくれます
ここは自分の名前を入れてくれるんです。行きにまず頼んで、観光した帰りに受け取ります。
私も頼みました。

これは家に帰ってから撮影したもの。私の名前 “みほ” とアラビア語で書かれています。
上の方のグレーのとこ(光が当たってますが
)に、右から み ほ です。
20ドルでした。ボトルの大きさと、絵柄によって値段は決まるみたいです。
これは高さ11センチくらい。同じボトルで10ドルの物も多かったですが、綺麗なのにしました。
そしてまだまだ進みます。

岩窟墳墓です。

あちこちに墳墓があります。上まで上って見る事も出来ますが、
私達は時間がないので、まっすぐ進みます

王家の墓。いろんな様式の墳墓が並びます。

列柱通り。 この上に大寺院跡があります。
高地なので少し涼しいんですが、直射日光はやはり辛いです

凱旋門。この辺りは551年の大地震でほとんど倒壊した様です。

カスール・アル・ビント。紀元前1世紀に出来たドゥシャラを祀った神殿。

遺跡内にあるレストラン・バシン。ここもバイキングです。
レストランの横にはペトラ・ナバテア博物館もあり、帰りに入りました。

羊肉をがんがん焼いてます。 羊、美味しかったです。牛肉かと思っちゃった
そしてこのレストランから、さらに奥へ進んだ所にエド・ディルがあります。
そこまでは、700~800段といわれる階段を上っていかなければなりません。
添乗員さんは900段と言ってだけど
とにかく長~~~い階段と坂が続きます。この旅行最大の難関

さぁ、頑張るぞ

岩が落ちてきたんでしょうね。通れるように掘ってあります。

ずーーっと人の列が続いてるの解ります??

この登りはロバで行く事も出来ます。私は歩いたんですが、乗った人に聞くと
ロバが崖すれすれ歩くし、結構揺れるしで怖かったそうです。

まだまだ続きます。

まだまだまだ続きます
想像以上にきつかったけど、立ち止まるとよけい動けなくなりそうだったので、一気に上まで。
40分くらいかかったでしょうか。
そしてそこにあるのが・・・

エド・ディルです。おお
頑張ったかいあった~~~
高さ45メートル、幅50メートル。エル・ハズネより大きいです。
1世紀中頃に建てられた、ナバタイ人の神殿です。

中です。 前は大きな広場になってます。
エド・ディルの向かいに丘があり、ビュー・ポイントとなっています。
足は辛いけど上っていきます。

上って来ました~~
そして一番上まで・・・


周りの山々が見渡せて、最高の眺めです。
山頂でぐるりと一周する動画です。

エド・ディルの広場には、休憩所もあります。冷たいサイダー飲んで生き返りました。
さて、戻りましょう~~~

帰りも長いけど、上りよりはずっと楽でした。

犬が寝てます。 ロバが休憩中です。
そしてレストランがあった所まで戻り・・・その少し先にある、ラクダ乗り場へ。

ラクダ引きのおじさんとの交渉が始まります。
最初50ドルとふっかけられましたが、こちらが4人連れだったので、4人でチップ込み50ドル
となりました。一人13ドル弱。
他の方のブログとか見てると、最初の交渉の値段以外に降りる時さらに請求してくる!!
と怒ってらっしゃる様なんですが、添乗員さんの話ではチップを別に渡すのは当たり前の様です。
相場3ドル・・と言われました。
チップ5ドル出せ!!とかも言われるので、乗る前にチップの値段も交渉した方が良い様です。

ラクダに乗って、来た道を戻ります。高い位置から見ると景色が違って見えて面白かったです。
ラクダは以前エジプトで、写真撮影の為にちょっと乗っただけ。
今回はたっぷり乗れて嬉しかった
ゆらゆらと気持ちいいです

途中で、砂絵ボトルも忘れずに受け取りました。

私が乗ったラクダ君。ありがとう~~~~
ラクダは、エル・ハズネまでしか乗れません。

午前中とは色が違って見えます。
エル・ハズネは微妙な光の違いによって、一日に50色ものバラ色を見せると言われています。

シークも色が違って見えます。

シークは馬車に乗ることが出来ます。
シークを抜けメインゲートまでは、馬に乗ることが出来ます。
私達の入場チケットには、馬に乗れるチケットも含まれていました。
チップは別なので、3ドル払いました。

馬も楽しかったです。こちらの距離は短いんですけどね。
そして名残惜しいんですが、ホテルへ戻ります。
着いたらちょうど夕方・・・

海岸で夕日鑑賞。綺麗です
そしてホテルの夕食。今夜もがっっっっつり食べます。


昨日と同じダンサーの女性、違う衣装でした。
かなり歩いたのでくたくたです。
ギフトショップによる元気もなく、お風呂で疲れ取ってしっかり寝ました
シリア・ヨルダン8日目
http://blog.goo.ne.jp/tomoimiho/d/20100624
この日はいよいよペトラ遺跡です。かなり歩く・・・というのは、旅行前から
聞いていたので、朝もしっかり食事をとります。

このホテルは、朝もメニューが豊富でした。お魚まであって、さすが港町

ずっと続いてた便秘も、この朝無事解決


本当ならペトラ遺跡の近くのホテルだったのですが、このアカバのホテルに変更。
なので移動時間が、多くかかってしまいます。片道2時間ちょいかかったかな?
でもまアカバのホテルが素晴らしいので


そして出発。

こんな岩山を左手に見つつ、北上。
デザート・ハイウェイから西に入り、さらに進んで高度を上げていきます。

雲が下に見えます。いつの間にこんなに上って来たの!??
そしてワディ・ムーサの町が見えてきました。


右が街の中心。小さな街ですが、ペトラ観光の拠点。
ここからバスで5分でペトラ遺跡の入り口へ着きます。
さぁ


ペトラの少し北には、9000年前の集落の痕跡もあるとか。
中東でもっとも古い歴史を持つこの地に、紀元前6世紀に遊牧民族ナバタイ人が定住し始めます。
ヨルダン高原から標高差のある死海方面へ抜ける位置にあり、ここを通るキャラバン隊の安全を
保障することで、財政を潤わせていきました。
こうしてナバタイ王国は栄えますが、106年にローマに併合されます。
ペトラもローマ風建築に作り替えられていきますが、363年に大地震に襲われ壊滅的な打撃を受けます。
そしてほとんど人が住まなくなりました。
十字軍が砦としたこともありましたが、しだいに忘れ去られていったのです。
しかし1812年

そしてヨルダン観光の目玉となり、今に至るのです。
観光地化され整備されるにあたって、遺跡内に住んでいたベトウィン達には出て行ってもらう事に
なったそうで・・・
でも出て行く変わりに、遺跡内での営業権をベドウィン達は獲得します。
お土産物屋さんや、ラクダ・馬・ロバ引きの人等、みんな・・というかご先祖は

遺跡内で暮らしてたんですね。
そして観光開始

メインゲートから1.5キロ程歩くと、シークの入り口に着きます。
シークとは狭い岩の裂け目のこと。崖の高さは60~100メートルあります。




シークの途中にある象の形の岩。 石畳です。

ペドウィン戦士の格好のおじさん。観光客への写真撮影サービスの様です。


シークの壁にある水路。 ローマ時代のダムの跡。
そしてシークを30分程歩くと見えてきます・・・・

おおぉ



エル・ハズネです

崖を削って作られた霊廟。幅30メートル、高さ43メートルあります。
映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の舞台として使われ、有名になりましたよね。


近づくと、その大きさがよく解ります。
一番上に乗っている壷の中に、宝物が隠されている・・・と信じられていたことから
宝物殿(エル・ハズネ)と呼ばれています。
ヘレニズム建築の影響がみられるので、ローマ時代に造られたと言われているそうです。

中は、なにもない部屋があるだけ。岩肌のカラフルな縞模様がとてもきれい

以前は中まで入れた様ですが、今は入れなくなってました。

ラクダに乗らないかと、おじさんが誘ってきます。
動画もあります。エル・ハズネの広場をぐるっと一周・・
</object>
YouTube: ペトラ遺跡 エル・ハズネ
そしてまた奥へ進んでいき、ファサード通りへ。途中にも遺跡を色々見ることが出来ます。


神殿跡です。 ラクダカッコいい~~~~

途中、砂絵ボトルを売っているお店があります。


とても綺麗です。 おじさんが実演販売してくれます

ここは自分の名前を入れてくれるんです。行きにまず頼んで、観光した帰りに受け取ります。
私も頼みました。

これは家に帰ってから撮影したもの。私の名前 “みほ” とアラビア語で書かれています。
上の方のグレーのとこ(光が当たってますが

20ドルでした。ボトルの大きさと、絵柄によって値段は決まるみたいです。
これは高さ11センチくらい。同じボトルで10ドルの物も多かったですが、綺麗なのにしました。
そしてまだまだ進みます。

岩窟墳墓です。


あちこちに墳墓があります。上まで上って見る事も出来ますが、
私達は時間がないので、まっすぐ進みます


王家の墓。いろんな様式の墳墓が並びます。


列柱通り。 この上に大寺院跡があります。
高地なので少し涼しいんですが、直射日光はやはり辛いです


凱旋門。この辺りは551年の大地震でほとんど倒壊した様です。


カスール・アル・ビント。紀元前1世紀に出来たドゥシャラを祀った神殿。

遺跡内にあるレストラン・バシン。ここもバイキングです。
レストランの横にはペトラ・ナバテア博物館もあり、帰りに入りました。


羊肉をがんがん焼いてます。 羊、美味しかったです。牛肉かと思っちゃった

そしてこのレストランから、さらに奥へ進んだ所にエド・ディルがあります。
そこまでは、700~800段といわれる階段を上っていかなければなりません。
添乗員さんは900段と言ってだけど

とにかく長~~~い階段と坂が続きます。この旅行最大の難関


さぁ、頑張るぞ


岩が落ちてきたんでしょうね。通れるように掘ってあります。

ずーーっと人の列が続いてるの解ります??


この登りはロバで行く事も出来ます。私は歩いたんですが、乗った人に聞くと
ロバが崖すれすれ歩くし、結構揺れるしで怖かったそうです。

まだまだ続きます。

まだまだまだ続きます

想像以上にきつかったけど、立ち止まるとよけい動けなくなりそうだったので、一気に上まで。
40分くらいかかったでしょうか。
そしてそこにあるのが・・・

エド・ディルです。おお


高さ45メートル、幅50メートル。エル・ハズネより大きいです。
1世紀中頃に建てられた、ナバタイ人の神殿です。


中です。 前は大きな広場になってます。
エド・ディルの向かいに丘があり、ビュー・ポイントとなっています。
足は辛いけど上っていきます。

上って来ました~~

そして一番上まで・・・


周りの山々が見渡せて、最高の眺めです。
山頂でぐるりと一周する動画です。
</object>
YouTube: ペトラ遺跡 エド・ディルの丘


エド・ディルの広場には、休憩所もあります。冷たいサイダー飲んで生き返りました。
さて、戻りましょう~~~


帰りも長いけど、上りよりはずっと楽でした。


犬が寝てます。 ロバが休憩中です。
そしてレストランがあった所まで戻り・・・その少し先にある、ラクダ乗り場へ。

ラクダ引きのおじさんとの交渉が始まります。
最初50ドルとふっかけられましたが、こちらが4人連れだったので、4人でチップ込み50ドル
となりました。一人13ドル弱。
他の方のブログとか見てると、最初の交渉の値段以外に降りる時さらに請求してくる!!
と怒ってらっしゃる様なんですが、添乗員さんの話ではチップを別に渡すのは当たり前の様です。
相場3ドル・・と言われました。
チップ5ドル出せ!!とかも言われるので、乗る前にチップの値段も交渉した方が良い様です。

ラクダに乗って、来た道を戻ります。高い位置から見ると景色が違って見えて面白かったです。
ラクダは以前エジプトで、写真撮影の為にちょっと乗っただけ。
今回はたっぷり乗れて嬉しかった



途中で、砂絵ボトルも忘れずに受け取りました。


私が乗ったラクダ君。ありがとう~~~~

ラクダは、エル・ハズネまでしか乗れません。

午前中とは色が違って見えます。
エル・ハズネは微妙な光の違いによって、一日に50色ものバラ色を見せると言われています。


シークも色が違って見えます。

シークは馬車に乗ることが出来ます。
シークを抜けメインゲートまでは、馬に乗ることが出来ます。
私達の入場チケットには、馬に乗れるチケットも含まれていました。
チップは別なので、3ドル払いました。


馬も楽しかったです。こちらの距離は短いんですけどね。
そして名残惜しいんですが、ホテルへ戻ります。
着いたらちょうど夕方・・・

海岸で夕日鑑賞。綺麗です

そしてホテルの夕食。今夜もがっっっっつり食べます。


昨日と同じダンサーの女性、違う衣装でした。
かなり歩いたのでくたくたです。
ギフトショップによる元気もなく、お風呂で疲れ取ってしっかり寝ました

シリア・ヨルダン8日目
http://blog.goo.ne.jp/tomoimiho/d/20100624