early spring
山岳点景:森の妖精、春
早春の森、白×薄紫に青緑色あわい花。
節分草セツブンソウという春植物です。
花びらに見える白は萼ガク、
雄蕊みたいに見える橙黄色が花びらです。
花びらが花弁らしくなく・萼が花弁っぽい=キンポウゲ科らしい特徴かなと。
苔むす=湿り気ある石灰岩×広葉樹林、
まだ雪なごる北斜面おおう純白は、薄雪のようにも見えます。
セツブンソウ Shibateranthis pinnatifida
環境省レッドデータブック準絶滅危惧(NT)に指定される植物です。
本州関東以西に分布しているんですけど、自分も見たことあるのはここくらい。
石灰岩質×広葉樹林×湿度、っていう条件はそうナカナカあるわけでなく、人に荒らされることもあり。
なんて事情は素知らぬ顔で、笑
花は森の底しずかに風ゆれて、陽に透けて咲きます。
撮影地:森@秩父山地
早春の森は落葉の下に花芽が隠れています、
花を見つけても「ゼッタイ近寄らない」落葉ごと花芽も踏み潰さないように!要注意。
踏み荒らす人間が撮ってもロクな被写体になってくれません、笑
○森林や山野の柵は植生保護のため設けられています、踏みこみ厳禁!
○春の山林は落葉が深い→陥没の踏みぬき・木の根つまずきetcによる転倒が危険です。
○花を見つけたら足もと要注意、やたら動き回らない+踏み潰さないよう要チェック。
○撮影は花から離れたところから・ズーム+逆光うまく使えばキレイに撮れます。
※盗掘や保護区域の無断侵入は刑罰対象です、見かけたら遠慮せず通報しましょう
野性の花、特に山野草は植生条件が難しいため盗掘しても枯らすのがオチです。
専門家が保護のため移植しても・枯死させたケースは少なくありません。
窃盗・環境破壊etc罪犯しても金にならないです、悪しからず、笑
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