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ともちゃんのつぶやき

ツイッターが普及するずっと前から「つぶやき」続けてます

2014年5月29日 芦屋ロックガーデンでガイド研修

2014年06月04日 | 
ガイドの資格を取ってから初めての研修。何をするのかわからないまま、ガイド検定のときと
同じ大荷物を背負って芦屋ロックガーデンに行きました。








いきなり岩登り。「ええ?そうなの?」と戸惑いながら、必死に登りました。登るってわかって
たら、もっとそれなりの靴を履いてきたのに・・・。







上に着いたら、ロープで岩場を下ろす方法や、2分の1引き揚げシステムなどを練習しました。







あとは、懸垂下降の確認。最近、プロでも失敗して死亡する事故が多発しているため、「絶対に
わすれてはいけないこと」を叩き込まれました。







それにしてもケムシの多いこと!うっかりヤブに突っ込んだらえらい目にあいます。






直接触ったわけでもないのに、手の甲にブツブツができてかゆくなりました。







その夜、同期のガイドで長野県小谷村地域おこし協力隊の「たむたむ」が、滋賀県での研修のついでに
寄ってくれました。









お酒にあう料理ならお手のもの。ちゃちゃっと作ってみんなで乾杯!たむたむが沢登りで見つけて
とってきてくれたウルイ(オオバギボウシの若芽)は、茹でて明太マヨネーズであえました
(奥の濃い緑色の料理)。

近所に住む山岳部員のG嬢も呼んで、3人で酒盛りしました。山という共通点があるだけで、初対面でも
話は盛り上がるものです。いやあ、楽しかった!


2014年5月21日 有馬三山

2014年06月04日 | 
U炭ガイドのお手伝いで、有馬三山へ。2つの教室合同で、バス2台を連ねて繰り出します。
もう一人、N浦さんという女性ガイドも補佐についておられました。きびきびと動いて、
頼もしい方です。






バスターミナル近くの石段を上がります。石が濡れて、苔も生え、かなり滑りやすいので、
下りに使うには危険かもしれません。







温泉街を見下ろせる場所があります。







妙見寺に着きました。







本堂の装飾の獅子は、必死に柱にしがみついているようで可愛い。









すぐ裏手の茂みの中に、落葉山の三角点があります。







少し下りて、また急坂を登ると灰形山に着きます。山頂はちょっと狭い。







湯槽山の山頂。緑が濃くて、きれいな場所です。






ヤマツツジが咲いていました。







湯槽谷を下ります。昨日の雨でぬかるみ、足もとが滑りやすくなっています。

かんぽの宿 有馬で入浴してから帰途に着きました。

2014年5月20日 義父母とポンポン山へ

2014年06月04日 | 
ちょっと遅めの母の日プレゼントを届けに、Mr.Dashの実家に行き、そのまま泊まりました。
次の日、せっかくなので近くのポンポン山に下見に行くことにしました。

ふだんから仲間と月に1回登山を楽しんでいる義父と、「歩くことには自信がある」と言う
義母。ともちゃん一人で登るのもさびしいので、二人を誘ってみると、「行く」と即答。
3人で出かけました。







10年ほど前にMr.Dashとともちゃんがプレゼントしたトレッキングシューズを、義母が玄関で
履こうとすると、あれよあれよという間に、靴底がポロポロと分解してしまいました。
仕方がないのでスニーカーで登ることに。大丈夫かなあ。







南春日バス停で降り、まずは小塩山に登りました。二人の息が上がらないようなペースを保ち
ながら歩いたおかげか、ちゃんと登頂でき、麓の森林公園に下りることができました。
管理事務所のテラスで、コンビニで買ったおにぎりのランチ。いい天気でよかった。
出灰川沿いに歩くと、フジが満開でした。

ここからポンポン山に向かうのですが、尾根に上がる分岐を見逃し、うっかり出灰バス停への
林道に下りてしまいました。







せっかくなので、尸陀寺(しだじ)跡からの登山道で登りなおすことにしました。この道を通るのは
初めてだったので、まあ、いい機会だと思って。しかし、最近よく道を間違えるなあ。トホホ。







登山口にある一軒家の周辺が、資材置場のような、ゴミ置場のような場所になっていましたが、
なんとそこにクリンソウが咲いていました。まさに、「はきだめにツル」のような状態。





尸陀寺は、一休禅師が開創した寺だそうです。







かなりの急傾斜で、義父母もキツそう。







それでも、ちゃんと山頂に着きました。「どこかにポンポンと鳴る場所があるはずやねん」と、
あちこちで跳ねまわる義父。おちゃめです。








夕方から天気が崩れるという予報と、「山道を下るのは怖い」と義母が言うので、予定のコース
ではなく、善峰寺に下りることにしました。急な車道の下りも相当足にはつらいんだけど・・・。

善峰寺バス停からの便は、土日祝日なら4時台まであるのだけれど、平日は3時台が最終でした。
われわれが下山したのは4:30。ところが運のいいことに、たまたまタクシーが停まっていたので、
「乗せてもらってもいいですか?」と聞くと、運転手が「どうぞ」と答えてくれました。
「バスを逃した人を捕まえようと待っていたの?」とたずねたら、「バス停横の土産物店の主人と
友達で、ヒマなので遊びに来ていた」そうです。なんという偶然と幸運。運転手さんは、この近辺に
生える亀甲竹の話や、片岡鶴太郎が描いた巨大な襖絵が善峰寺にあるなどという話を聞かせてくれました。

義父母は下山してからも筋肉痛にならなかったとかで、一緒に登れたことを喜んでくれました。
また大阪の山に行く時には誘ってみよう。

ダンナの両親とヨメが一緒に山登りするって、ヘンですか?




2014年5月11日 関東にナグリ込み?!名栗川・白谷沢遡行

2014年05月18日 | 
「沢登りをやりたいっちゅう女の子が会社におるねん。今度初体験させるねんけど、
こっちに来られへん?」とMr.Dashに言われ、貸し出し用のヘルメットやギアを
ザックに詰めて新幹線に乗り込みました。

今までにも小型掃除機とか食器乾燥機なんかもザックに入れて運んだけど、さすがに
今回は重い…。登山ガイドの資格取得検定のために買った65リットルのザックですが、
まさか東京通いに役立つことになるとは思いませんでした。

今回のメンバーはMr.Dashとともちゃん、まーちゃん、そして沢登り初体験のN田さん。
男1人に女3人というハーレム状態(笑)です。






西武鉄道飯能駅からバスでさわらびの湯まで。なぜかアウトドア雑誌BE-PALの取材を
受けることになったMr.Dashが撮影されてます。






ぶっそうな杖を見つけました。






名栗湖なのに名前は有間ダム。いい天気に恵まれました。車やバイクがひっきりなしに訪れます。






登山道をしばらく歩いてから、沢が近づいたあたりで道なき道を強引に下ります。我々山岳部員には
なんてことのない行動ですが、沢登りはおろか、山登りもしたことのないN田さんには驚きと戸惑いの
スタートだったようです。







沢に足を踏み入れます。「冷たーい!」N田さんは少し深いところでバランスを崩して尻もちをつき、
早々に腰まで水に浸かってしまったのでした。早速沢の洗礼を受けたね。おめでとう。







東京転勤になってから5キロも体重が落ちたMr.Dash。軽々と小滝を登っていきます。
一方、ヒマと寂しさで太ってしまったともちゃんは、重いお尻を持ち上げるのに
苦労しました。減量しなければ…。






小さいけれど、いい沢です。







楽しーい!






ヌルヌルする滝で滑ったり、小さいスタンス(足場)に苦労しながらも、ようやくクライマックスの
白孔雀の滝に到着。優雅な名前とうらはらに、何か変な臭いの立ち上る、クサイ滝でした。







半分登ったところで、すぐ上の登山道に取りつきました。ここでもちょっと苦労するN田さん。
実は壁の右側を登るまーちゃんも滑りかけていたと、後で聞きました。







白孔雀の滝の上は、沢の幅も狭くなり、藪っぽくなってきたのでここで沢登り終了。
遊び足りないまーちゃんはこのまま登山道を登って棒ノ折山の山頂に行きたそうだった
けど、N田さんの疲労の色が濃い上、慣れない山道歩きに時間がかかりそう。今回は
山頂をあきらめて下山しました。下りながら改めて見ると、小さい沢なのに見事な
ゴルジュ(峡谷)です。






やっと下山。N田さん、よくがんばりました。






さわらびの湯は、シャワーに並ぶ列ができるくらい満員でした。帰宅してから髪を洗うことにして、
帰途につきました。飯能駅に戻るころにお腹が鳴ったので、「ちょっと食べていこう」と寄った
店の料理がおいしくて、お酒もすすみ、話も盛り上がって、帰りが遅くなってしまったのでした。

帰宅して髪を洗ったあと、そのまま風呂で沢靴とヘルメットを洗ったのでした。あー疲れた。
でも楽しかった!

2014年5月1日~4日 北穂高岳で人生初滑落!

2014年05月10日 | 
Mr.Dashが単身赴任になって初めての遠征登山。どこで合流するか、荷物をどうするか、
いろいろ試行錯誤したうえでの挑戦でした。さて、どう出るか・・・。

関西からはともちゃんとのぶちゃん、Y井氏、T橋くんが参加。T橋くんの車で平湯温泉に
向かいます。高速道路の渋滞は全くなく、予定より2時間も早く到着した関西組は、平湯温泉バス
ターミナルビル3階にある温泉に入って時間をつぶしました。

Mr.Dashは特急あずさとバスを乗り継いで、バスターミナルに、12:30に到着。無事合流でき
ました。5人揃ったところであかんだな駐車場へ。






シャトルバスの待合室で、奈良から持ってきたMr.Dashの荷物を詰め替えるのですが、
「白いザックを持ってきて」と言われていたことを、ともちゃんはすっかり忘れていて
(言われたことすら憶えてなかった)、千葉から背負ってきた日帰り用のザックを使うことに。
やはり口頭での約束は忘れてしまうので、メモを取っておくべきでしたね。





上高地に着くと、小雨が降っていました。雨具とザックカバーを着けて歩き始めます。






今夜の宿泊は徳沢園。小説「氷壁」の舞台にもなったことから、「氷壁の宿」とも呼ばれます。
調度品に骨董品や美術品が使われており、上品で落ち着いた雰囲気や、ホテルのようなおもてなしが
気に入っている宿です。







食堂の前にはこんなボードも。食事が楽しみになりますね。






実際に出されたのがこのメニュー。豪華です。ちなみにお風呂にも入れます。






次の日は快晴!気持ちよく歩き始めます。まだ残雪も多かったのですが、ショウジョウバカマを
見つけました。





本谷橋からはひたすら雪渓を登り続けます。気温も上がってグサグサの雪に足を取られ、
思うように登っていきません。






ドーン、ゴロゴロという地鳴りがして、上の方で雪崩が発生しているのが見えました。
距離も遠く、こちらに向かってくる様子もないので心配はしませんでしたが、やはり
気持ちのいいものではありません。しかし足早にその場を立ち去りたい気持ちはあるものの、
延々と続く腐った雪の斜面に息が上がるばかりでした。








歩きにくい雪質に加えて、気温が上がったことから、メンバーが体力を消耗して、思ったより
時間がかかってしまいました。元々の計画では今日中に北穂高山荘に着いて泊まることに
なっていましたが、それをキャンセルして、涸沢小屋に泊まることにしました。涸沢小屋の
テラスで昼食。徳沢園で作ってもらったお弁当は山菜おこわでした。






くつろいでいると、頭上をヘリコプターが旋回してきて、涸沢ヒュッテのそばに下りました。
急病人かけが人を一人乗せて、また素早く飛び立っていきました。






大部屋の窓が額縁みたいに見えました。どんな名画にも勝る景色です。






3日目。この日もよく晴れました。5:30の朝食を済ませてすぐ出発したおかげで、雪が
締まり、アイゼンがよくきいて歩きやすくなっています。






ここから山頂までの傾斜は、昨日の雪渓とは比べ物にならないほど急なものです。無心になって
足を進めるしかありません。





ともちゃんは、新しい重登山靴と、随分前に買ったワンタッチアイゼンの相性が悪くて、3度も
アイゼンが外れてしまいました。







何時間もの急斜面の登りにうんざりする頃、ようやく山頂にたどり着きました。





山頂からは富士山や槍ヶ岳が見えて、がんばったご褒美をもらえました。






立山の「雪の大谷」みたいにきれいに切り取られた隙間を通って、北穂高山荘へ。
眺めのいいテラスで、しばらく休憩させてもらいました。







さて、今度は同じ道を下って帰らなければなりません。実は下りの方が登りよりも数倍危険。
うまい具合に雲が出て気温が下がり、雪質はそれほど悪くならなかったのはラッキーでした。
そうは言ってもやはり雪が柔らかすぎて足を取られる場所もあり、脚も神経も相当疲れて
きます。

注意深く下りていると、ともちゃんのすぐ前を歩いていたおじさんが急に座り込み、「休憩する」
といって動かなくなってしまいました。追い越そうにも、あたりはズブズブの雪で、回り込む
こともできません。2メートルほど離れて、もう一本トレース(踏み跡)が並行していたので、
そこまで行こうとトラバースし始めました。何度も足を蹴り入れてステップを作ったつもり
でしたが、そこに足を乗せて体重をかけると、あっと言う間に雪が崩れ、足を滑らせて
ともちゃんは転がり落ちてしまったのでした。

滑落しながら、必死でピッケルを雪に突き立てるのですが、雪が柔らかすぎて摩擦力が働きません。
まるで融けかかったかき氷にフォークを刺しているみたいです。一旦は頭が下になって「ヤバイ!」
と焦りましたが、諦めずにピッケルに力を込め続けていたら、なんとかスピードダウンして
きました。すると、斜面を登っていた人が腕をつかんでくれて、ようやく止まることができたのです。

まずは立ち上がりながらお礼を言い、ケガがないか、途中で落としたりなくしたりしたものはないか、
壊れたものはないか、自分で全身をチェックしました。どこにも怪我がなく、装備も無事だったのは
奇跡的でした。怖い思いはしたものの、ここから先も自分で歩くしか下山の方法はありません。
ちょっと近道したと思って、気を取り直して再び歩き始めました。

今回の滑落の原因は、トレースのない場所に足を踏み入れたことだというのは明らかなので、
まずは踏み跡から外れなければ大丈夫だと自分に言い聞かせて進みました。それでも、下から
続々と人が登ってくるので、何度か道を譲らなければならず、その際にトレースからはずれると、
膝がガクガク震えるのが分かりました。

自分では、滑落した距離は20メートルくらいの感覚でしたが、滑ったときにすぐ後ろにいた
Y井氏は、ほんの10メートルくらいだったと言い、上の方にいたMr.Dashからは、
30メートルは落ちたように見えたそうです。さて、実際はどれだけ滑落したのでしょうか。

そこからは転ぶことも滑ることもなく無事に涸沢小屋まで下り、醤油ラーメンで昼食。
そのまま上高地まで下りて、予定通り、西糸屋山荘に泊まることにしました。






今日からゴールデンウィーク後半ということもあって、涸沢を登ってくる行列がすごいことに
なっていました。ひと足早く上高地入りできてよかった!

今日の歩行時間や標高差を考えると、横尾山荘あたりで泊るのが理想的なのですが、西糸屋山荘には、
ともちゃんが登山ガイドの検定を受けた時に一緒だったA川さんが働いているのです。
同じガイドの資格を目指していたとは言え、のんびりハイキングのともちゃんと違い、A川さんは
西糸屋山荘で働きながら、山岳救助隊からの要請があれば救助の手伝いやパトロールなどもされて
おり、今さら資格など要らないくらいの猛者なのです。彼は入山前から気にかけてくれて、いろいろと
情報をくださっていたので、やはりここで泊まりたいと、がんばって歩きました。


部屋に着くとA川さんからアップルパイの差し入れが届いていました。頑張った甲斐があった!(笑)







まずはお互いの無事を祝って乾杯。命拾いをした後の生ビール、最高でした。この日は岐阜県や
長野県でかなり大きな地震が頻発していて、食事中もけっこう揺れました。「ともちゃんが
転がったときの振動が原因やで」と、冗談が言えるのも、無傷でいたから。

お風呂で、筋肉痛になった腿やふくらはぎをマッサージしましたが、階段の上り下りでヒーヒー
言ってました。夜中も何度か自信で起こされましたが、ゆっくり身体を休めることができました。

チェックアウトの時に知ったのですが、ガイドの資格を持っている人は半額で泊れるそうです。
ともちゃんも宿泊料を半額にしてもらいました。講習や検定でお金がかかってばかりだったけど、
やっと、初めて報われたわ。「今後はお客様をたくさん連れてきてくださいね」とのことです。
フロントにいた紳士も、談話室の写真を見る限り、実はすごい登山ガイドのようでした。






最終日。お世話になった西糸屋山荘に別れを告げ、上高地からあかんだな駐車場へ。駐車場周辺に
生えていたフキノトウとつくしを収穫したのが、ともちゃんの何よりのお土産。平湯のバスターミナル
で、またも温泉に入りました。



Mr.Dashが乗るバスを待っていると、水平の虹が見えました。「彩雲?」
後で調べたら、「環水平アーク」と呼ばれる現象で、同じころ日本各地で見られたそうです。







関西組が昼食のために立ち寄ったラーメン店の駐車場では、幻日環も見られました。地震と
関係があるといわれており、実際に何度も揺れているので、珍しいものが見られた嬉しさ半分、
気味悪さ半分といったところです。

帰りも渋滞に遭うことなく、明るいうちに家に着きました。

次の日になって、左の腕とむこうずねに青あざが現れました。滑落の際、全くの無傷だったわけでは
ないようですが、この程度で済んだのはやはり幸運でした。安全登山のためには、まだまだ雪に慣れる
必要がありそうです。
















2014年4月8日 吉野・青根ヶ峰 下見登山

2014年04月15日 | 
山歩の会で4月10日に登る、吉野・青根ヶ峰の下見にでかけました。一人で行くのもつまらないので、
山登り仲間に呼びかけてみると、熊野本宮語り部の会の方が、13日に登る予定があるとかで、
ご一緒してくださいました。






蜻蛉(せいれい)の滝の下流にある公園にはしだれ桜がたくさん植えられていますが、まだ咲いていません。
つぼみがピンク色なので、写真を撮ると、咲いているように見えますね。






蜻蛉の滝。






道端に、シカの背骨を見つけました。






週末に降った雪が残っていました。






アセビの花が満開。「ポン菓子みたい!」と、語り部の会のBさん。






青根ヶ峰山頂。ここで昼食をとっていると、偶然にもU炭ガイドと登山教室の皆さんが
登ってこられました。百貝岳にも登ってこられたそうです。






西行庵に行く途中、台地状になった場所。木が伐採され、展望が広がっていました。








西行庵のサクラはまだまだツボミすらついていません。「これでは、お客様をお連れしても仕方ないかな。」






水分(みくまり)神社のしだれ桜は五分咲きくらい。きれいです。






金峯山寺(きんぷせんじ)の蔵王堂を見下ろす。






中千本のサクラには、ヤドリギが目立ちます。早く取ってやらないと、木が弱ってしまいます。
お金も人でも足りないのかな。






遠くから見ても、近くで見ても、サクラはやっぱりいいですねー。






桜本坊では護摩焚きが行われていました。






向かいの善福寺では仏生会が行われ、大根炊きと甘茶のふるまいを受けることができました。






吉野の水で豆腐を作っている吉野豆腐店で、豆乳ソフトクリームをいただきました。
買って帰った手作りこんにゃくは、そのまま切って刺身で食べられるほどアクがなく、
厚揚げもおいしくいただけました。「お客様が一緒だと、買い物できないからね。」と、
存分に下見を楽しんだのでした。






昔ながらの胃薬「だらにすけ」を売るお店のオブジェ。効きそう?!







金峯山寺では秘仏本尊蔵王権現の特別御開帳が行われています。6月8日まで。
拝観料1000円です。






お互い、お客様に楽しんでいただけそうです。いい下見ができました。




2014年3月23日 帰ってきたまーちゃんと登る大原山 各地からメンバーが集合!

2014年03月29日 | 
元山岳部員で、一度中国で再就職し、ふたたび日本に戻ってきて再々就職したまーちゃん。
兵庫県に出張とかで、週末に我が家に泊まりに来てくれました。この機会に山岳部の
メンバーと会いたいというリクエストがあったので呼びかけてみると、全国各地から
集まってくれました。

まずは東京に単身赴任中のMr.Dash。岡山県在住で広島県福山市勤務のイエティ。
奈良県天理市から三重県亀岡市に単身赴任中のS谷さん。大阪府堺市在住のY井さん、
奈良県の法隆寺からG女史、そしてともちゃんの7人となりました。この面々、クライミング
から沢登りまでこなす実力の持ち主ばかり。たかが半日の低山歩きにはもったいない
パーティーとなりました。







ところが、「たかが大原山」という油断からか、山口神社の前を直進するべきところを
左折してしまい、見覚えのない車道を歩くことに。







おかげで、満開の梅とかサンシュユとかを見ることができましたけど。









ともちゃんは、あぜ道で見つけたフキノトウやツクシの収穫に夢中で、ガイドブック通りの
道でなくてもお構いなし。






「ここ、どこ?」「うーん。間違えてこの道に入ってしまったみたいですね。」やっと地図を見ました。
そのまま進んでも千光寺には行けるということで、歩き続けました。






清滝石仏群の手前で正規のルートに合流しました。前年の台風のせいか、磨崖仏の上から
流れ落ちていた滝がなくなっていました。









この周辺にはいくつもの石仏があります。今日のメンバーは、このルートを歩くのは初めての人ばかり。
石仏の写真を撮りまくってました。







千光寺の山門。やっと登山口というところです。






役行者が山上ヶ岳を開く前にここで修行したらしく、行者像がまつられていたり、
錫杖や鉄下駄があったりします。男子は錫杖を持ち上げることができれば、女子は
鉄下駄を履いて3歩歩くことができれば良縁に恵まれるそうです。






まーちゃんがさっそく挑戦!でも、サイズが小さくて足に入らなかったそうです。
こんな下駄なんか履けなくたって、まーちゃんならいいご縁があるさ!






寺から行場までの道が、無残にも崩れて、倒木に覆われていました。これも台風のせいでしょうか。
折れた木々を乗り越えて進みました。







行場の岩に取り付きます。鎖を両手で持って「ゴボウ抜き」のように登ります。
クライミングと違って、ロープによるサポートがないので落ちたらケガします。







しかしさすがに山岳部メンバー。ガシガシ登っていきます。昨年結婚し、春に
赤ちゃんが生まれたばかりのイエティは、「落ちるイメージしか浮かばない」と、
ガラにもないセリフ。独身の頃の怖いものなしの姿はどこへ?!







行場を抜けると、平和な登山道に続きます。







まもなく大原山山頂。展望も山名表示板もない、地味な山頂です。







昼食は下山後の予定ですが、さすがに小腹が減ったので、あずま屋でおやつタイム。







「ぼくらの広場」からは大阪の市街地が見渡せます。今日は、天気はいいけどなんだか
霞んでる・・・。花粉?PM2.5?






暗峠へ続く国道308号。国道とは名ばかりの狭さと急こう配で、「酷道」と呼ばれる
有名な場所です。メンバーも立ち止まってあれやこれや話してます。進まない・・・。






枚岡公園の滑り台で童心に帰るまーちゃん。






全員集合。半日だけでも、登山のあとの生ビールはうまい!


2014年3月4日~9日 栂池高原でテレマークスキー集中特訓!

2014年03月16日 | 
せっかく遠路はるばる白馬村まで来たんだし、もう少しとどまってテレマークスキーの
講習を受けることにしました。素泊まり1泊3000円の宿に連泊し、日本テレマークスキー協会
公認のコーチ
に教えを請いました。素敵な女性のコーチです。日本山岳ガイド協会認定
登山ガイドでもあるので、共通した話もできて、楽しく受講できました。






テレマークスキーとは、かかとがスキー板に固定されないスキーのこと。コーチが滑ると
こんな感じ。ともちゃんが滑ると内股へっぴり腰。これを直したくて来たんだけど・・・。






食費をおさえるため、白馬村のスーパーマーケットで食材を買い込んで、毎日レトルト食品と
カップ麺で過ごしました。食物繊維は、カップ入りのもずくで補給し、毎朝ヨーグルトを
食べて体調管理に努めました。






今回お世話になったペンションシーハイル。アットホームな雰囲気の宿です。玄関を出れば
すぐにゲレンデなので楽チンです。

「BC(バックカントリー)クロカンの板で滑った後、プラブーツを履いたら、板への体重の
乗せ方が格段にうまくなる人が多いよ」とのコーチの一言で、2日目はBCクロカンで、岩岳
スキー場のクロスカントリーコースを滑りました。元々革靴とBCクロカンの板で滑っていた
ので、ほとんど転ぶことなくコーチについていきました。「ふつうは、柔らかい革靴と
細い板だと転びまくるのに、おかしいなあ」と不思議がられました。うむ。こっちのほうが
向いてるのかな。







午後から一人で練習しようと栂池ゲレンデに出ると、このとおりの濃霧。晴れたり雪が
降ったり、霧が出たり、毎日コロコロと天気が変わります。





3日目もBCクロカンでの練習。今度は丸一日のレッスンに変更してもらいました。みねかた
スキー場のクロカンコースでじっくりと。規模の小さいスキー場なのに、クロカンコースは
長くて充実しています。






クロカンコース沿いにあるカフェ「ルフレ」でランチ。白馬村のケーキ屋さんが冬季限定で
開いているお店ですが、今期で閉店するそうです。






レッスン最終日は快晴でした。運動音痴のともちゃんは、コーチの熱心な指導にも、あまり
上達することなく、この日を迎えてしまいました。課題は「身体の固さ」と、「恐怖心の克服」
という結論。うう・・・。成長のない生徒でスミマセン。






栂池滞在の最後の週末は、テレマークスキーなどヒールフリースキー愛好者対象の祭典
「てれまくり」に参加しました。数少ない、ヒールフリーのスキーヤーと、板やブーツ、
ウェアのメーカーが集います。板は試乗し放題。借りっぱなしで丸一日レッスンを受ける
こともできるという太っ腹。






有名なプロのテレマークスキーヤーたちも参加。しかし、ただテレマークスキーを山に
入る道具として見ていて、道具にもスキーヤーの業界にも全く関心のないともちゃんには
誰が誰やら・・・。試乗会でも、試したい板もなかったし。ちょっと場違いな感じでした。

「てれまくり」では、有無を言わせずコーチに「ノーエッジ細板レッスン」に入れられ、
エッジが効かず、不安定な板を履かされてゲレンデを滑らされました。恐怖のあまり、
これまでの4日間で教わったことがすべて吹っ飛んでしまいました。






小谷村のマスコットキャラ「たりたり君」。






たりたり君、テレマークターンが上手です。







あまりに上達しない自分が情けなくて、「もう、テレマークターンをマスターしよう
なんて考えるのはやめよう。下り坂はスノーシューで下りればいいんだし。」と
考えた矢先、抽選会でスキー板があたりました。山の神様は、「もうちょっと練習しろ」
と言っているようです。






最終日は午前中だけBCクロカンのレッスンを受けました。雪面がカリカリでスキーの
自由が利かず、一度もテレマークターンできずに終わりました。残念。

個人レッスンさえ受ければ何とかなると思っていましたが、ともちゃんの運動音痴は
それほど甘いものではなかったようです。乗馬と同じく、何年も根気よく練習して、
シャクトリムシが這うようなペースで上達していくほかはないようです。



2014年3月1日~2日 白馬村で積雪期安全講習会&検定

2014年03月16日 | 
昨年の5月にガイド養成講座を受けたのをきっかけに始まった、検定に続く検定も、今回でようやく終わりです。(合格できれば、の話ですが。)






ガイディングの検定もありました。一人がガイド役となり、残りは客としてついていきます。
客の役に徹して、ほかの人としゃべっていたら、講師のガイドに「緊張感を持て」と叱られました。
全員が緊張感を持ったら、全員がガイド役やん。






ツェルトを張る検定。1日目は、先日伯耆大山でやった積雪期ガイディング検定とかなり重なってました。






2日目は雪崩が起こったという想定での、埋没者捜索の講習。ビーコンを使っても、なかなか見つけ
られません。やみくもに掘っても、時間ばかりが過ぎていくという焦り。レスキューって難しい。






雪上での引き揚げの仕方を習いました。






ツェルト搬送の実習。包まれると安心感を得られます。






背負い搬送の実習。雪の斜面を登るのは大変です。



すべてはお客様の安全のため。参加した全員が真剣に取り組んでいました。みんな、いいガイドに
なって活躍しそうです。ともちゃんもがんばらねば。

2014年2月19日 高見山に登るも・・・

2014年02月27日 | 
登山ガイドU炭先生のお手伝いで、霧氷の名所、高見山に登りました。





しっかり雪がついているので、登山口からアイゼンを着けて歩き始めます。
小峠の様子もこの通り。






登山道わきの木々には雪が積もっていました。山頂はきっと、霧氷というより
樹氷みたいになってるかな。楽しみー!

ところが、稜線に上がって休憩したところでお客様の一人が「めまいがする」と
おっしゃったので、無理して登っていただくことはないという先生の判断で、
先に下山していただくことに。安全のため、ともちゃんも一緒について下山する
こととなりました。自分もさることながら、そのお客様にも霧氷を見ていただけない
のは残念ですが、安全のためには仕方ありません。「山は逃げない」といいます
もんね。






途中の大杉の下で昼食。お客様は再びめまいを起こすこともなく、元気に下山して、
ふもとの「たかすみ温泉」で他のみなさんを待ちました。

他のみなさんが下山してからは、温泉に入る人たちと、隣の「天好園」で
U炭先生オススメの「山賊鍋セット」を食べる人たちに分かれました。
小さな猪鍋とグラスビールがセットで420円だったと思います。トロトロの猪肉が
ゴロッと入ってます。

霧氷は見られなかったけど、おいしい登山でした。お客様の体調が回復した
のが何より。