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ともちゃんのつぶやき

ツイッターが普及するずっと前から「つぶやき」続けてます

2014年8月11日~13日 群馬県宝川・ナルミズ沢遡行は雨で中断(2)

2014年08月22日 | 


翌朝4時に起床。どんよりと曇っていますが降ってはいないので出発。






エメラルドグリーンの水がきれいです。







赤岩のナメがきれい。








岩がぬめっておらず、靴のかかりもいいので、歩きやすい沢です。小雨が降り出したので、
何かあったらすぐに避難できるようにと、上流から目が離せません。





ナルミズ沢と大石沢の合流点に来ました。先ほどから降り出した雨は止むどころか強くなってきて
おり、心なしか水も濁ってきたようなので、ここで沢から上がることにしました。






残念な気持ちで記念写真。いつか続きを遡行してやるからな!






諦めきれないMr.Dash、I川さん、まーちゃんは、登山道を進んで朝日岳山頂を目指すことに。
「オレの腰センサーは、もうすぐ雨が止むと言ってる」と自信ありげなMr.Dash。一方、
ともちゃんは経験で、「この雨はずっと続く」と確信し、テントに戻ることにしました。N原さんと
T橋さんも一緒に下山しました。






登山道とはいえ、けっこう崩れていて、さっさと歩くことはできません。






ようやくテント場に戻ってきました。びしょ濡れになったウェアを脱ぎ、昨日着ていた生乾きの
服に着替えてひと心地。沢での昼ごはんにするはずだったカップラーメンを食べ、残っていたビールを
飲んでから、シュラフカバーにくるまって昼寝しました。寝ている間に服が乾いて、さらに快適に。






テントでぬくぬくと昼寝していたともちゃんとはうらはらに、登頂組の3人は風雨にさらされながら
朝日岳山頂に到達していました。

登頂組と昼寝組が合流してから、すぐにテントを撤収し、下山することにしました。テントを
たたんでいる間だけ止んでいた雨がまた降りだし、徒渉点の水かさが心配です。






徒渉点は、なんとか渡れるくらいの流れでした。これ以上水の流れが速くなると危ない。







往路と比べて気温が低かったので、バテることなく車に帰りつきました。むしろ身体が濡れて寒い!
受付終了(17:00)寸前の宝川温泉に入って、ひと心地つきました。







風呂から上がってからの問題は、「今晩、どこに泊まる?」

宝川温泉からあてもなく移動する車の中で、ともちゃんがスマホで探したのですが、車酔いしそうに
なってまーちゃんにバトンタッチ。見つけたのはすぐ近くの湯檜曽にあるホテル「湯の陣」。
まーちゃんとともちゃんがフロントに聞くと、「今日は満室で・・・」という答え。諦めようと
しましたが、まーちゃんが「本当に全部の部屋が埋まってるんですか?」と食い下がります。
すると、何か思いついたようにフロントの方が裏手に行き、戻ってきて、「6名様同じ部屋で
よろしければ一部屋ご用意できます」という答え。ラッキー!!!





このホテル、夕食&朝食食べ放題。しかも夕食時にはアルコール類も飲み放題。しかもお風呂は
温泉で、1泊7800円というリーズナブルなホテルです。全員食べ過ぎ、飲みすぎで、持って
きたアルコール類は全く消費されませんでした。







温かい温泉に入って、お腹いっぱい食べて、ビールを飲んで、乾いた寝具で眠れる幸せ。
(どれも一時的欲求。)

翌日も朝食バイキングでいっぱい食べたのは言うまでもありません。
T橋さんは上毛高原駅から実家へ。立山で友達に会うというまーちゃんを送って富山駅までドライブ。






たまたま寄った回転寿司の店が、行列のできる有名店「すし玉」だったらしく、30分ほど待たされてから
富山の海の幸を堪能しました。






今回、登山道で見た植物たち。



アスナロがたくさん生えてました。







コオニユリ。






ジャコウソウ。






オオハンゴウソウ。






ヤマユリ。






ヤブカンゾウ。






ウツボグサ。


2014年8月11日~13日 群馬県宝川・ナルミズ沢遡行は雨で中断(1)

2014年08月17日 | 
花火ツアーから帰ったのが夜の9時ごろ。それから夕食をとり、シャワーを浴びて、仮眠をとりました。

そして深夜1:30にI川さんとT橋くんが我が家に乗りつけ、デリカに荷物を積み替えて出発。
渋滞を避けるため、北陸道をひたすら走ります。交代しながら運転したけど、後部座席でも
眠れているのかいないのか、中途半端な感じです。朝食に立ち寄ったSAでも、あまり食欲が
わかず、ともちゃんには珍しく食べ残してしまいました。







上越新幹線 上毛高原駅でMr.Dash、のぶちゃん、まーちゃんをピックアップし、宝川温泉に
向かいます。ここの食堂で昼食。Mr.Dashはなぜか釜めしを注文し、出てくるまでにえらく
時間がかかってました。






のぶちゃんが注文したのは名物「みなかみダムカレー。」これは「アーチ式ダム」だそうです。
福神漬は、水の流れを表しています。「ダム決壊!」と言いながら食べてました(笑)







林道の終点まで車を入れられると淡い期待をしていたけれど、この看板で打ち砕かれました。







ごっそりと抜け落ちた山肌。宝川温泉のご主人によると、この下にあった小屋が跡形もなく
流されたんだとか。







トンネルをくぐります。






アスファルト舗装もこの通り。この川の破壊力は、人間の力ではとても及ばないのかもしれません。






山道に入ると、思ったより険しく、思いザックを背負って歩くにはかなり難儀しました。







細かいアップダウンが続き、おまけに雨まで降り出して、体力を奪っていきます。そのうち、
元々重いザックに、気前よくテントと2リットルの日本酒パックを追加したのぶちゃんが
ダウンし、動かなくなってしまいました。後で聞くと、キャンプでの焚き火のために、
ノコギリやナタまで持ってきていたらしい。いくらなんでもそれは余分でしょー。
前回の沢上谷に持って行ったから、キャンプ=焚き火=ノコギリという連想をしたのかなあ。






けっこう細かい足場のところもあって、スピードが上がりません。ベテランのI川さんまでもが、
途中でサブザックを落としたり、休憩中にザックが谷に転がり落ちそうになったりとアクシデント
続き。夜通しの運転の疲れが出てるのかなあ。計画では午後4時ごろにテント場の広河原に到着する
はずでしたが、そのうち、「明るいうちに着ければいいけど」になってきました。







徒渉地点。まだ渡れる水量でした。






広河原手前の徒渉点は、ロープなしでも渡れました。







なんとか明るいうちにテント場に到着。ナルミズ沢は人気があって、広河原のテント場はいつも
いっぱいになると聞いていましたが、こんな天気のせいか、誰もいませんでした。






苦労して運んだビールを川で冷やします。雨で体が濡れて寒いので、あまり飲みたい気に
なりませんが。







とりあえず、テント場までは無事に着いたことを祝して乾杯。人気のあるテント場なので焚き木もなく、
疲れと、深夜運転による寝不足と、寒さで、早々にシュラフに入りました。まーちゃんとともちゃんは、
ちょっと飲み足りなかったので、女子用テントの中でビールを飲みながらガールズトーク。何の話かは
内緒です。






2014年7月19-21日 海の日の連休に沢!岐阜県沢上谷(そうれたに)でキャンプ&遡行(3日目)

2014年07月29日 | 
さて、約束通り、早起きして浴室に向かった女子3人。

栃尾荘の貸切露天風呂は男湯の露天風呂を通らなければたどり着きません。
ともちゃんが偵察に行くと、男湯には誰もおらず、貸切露天風呂も空いて
いました。「やった!入れる!」と喜んで、システム通りに入口の札を
「入浴中」にして、一足先に脱衣所で浴衣を脱ぎながら、ほかの二人が
来るのを待っていると・・・。

二人目はなぜか山岳部の男性某氏でした。

なぜ????「入浴中」の札、ちゃんとかけたよね?

一瞬、裸で立ちすくむ二人・・・。

しかしアラフォーともなると、「キャー」とかいう悲鳴も出ないもんですね。
恥ずかしさよりも、「なぜ?なぜ?」という疑問ばかりが頭をぐるぐる。

某氏は慌てて「ごめんなさい!」と言いながら出て行きましたが、脱衣所に
いたのが嫁入り前のY木さんでなくてよかったと思うばかりのともちゃんでした。

二人の年齢が今の半分くらいの頃なら、ラブコメマンガみたいな大騒ぎになって、
そのあとドラマが、なんて展開もあったかもしれませんが、裸の中年男女が
立ちすくむ光景は、お笑い番組のドッキリでしかないですな

気を取り直し、何事もなかったように露天風呂を満喫してから、食堂で朝食。
目の前の朴葉みそに、「ご飯何杯でもいけるなあ」「日本酒がほしくなるね」と、
盛りあがります。





Mr.DashとY木さんが、脚の打ち身自慢(?!)明日あたりから、青あざになることでしょう。






宿の前で全員集合。写真を撮った後解散。ただ帰るだけなのに、ムダに晴れてます。
この日、近畿地方は梅雨明けしました。

初心者の皆さん、こんな素敵な沢は珍しいですが、これからもいろんな沢を楽しみましょう。






おまけ。明るいうちに自宅に帰れたので、ある程度乾かして、物置部屋に放り込んでおきました。
完全に乾くまでたたむことができないので、片付けるにはもう少し日数がかかりそうです。
自分の沢装備のほかに、持って行ったキャンプ道具やタープを片づけなければならないのが
しんどいけど、ま、他の方々と違って無職だからがんばります。快適なキャンプと引き換えだから
仕方ないね。





2014年7月19日-21日 海の日の連休に沢!岐阜県沢上谷(そうれたに)でキャンプ&遡行(2日目)

2014年07月29日 | 


朝。ほぼ全員が二日酔い&記憶喪失。食欲はありませんが、朝食をすませ、テントを撤収し、
沢装備に着替えて準備します。







出発前に記念写真。すごい人数です。ふつうの沢登りではありえないけど、沢上谷ならOK。






枝沢の入口にある滝にチャレンジ。巻き道があるのでわざわざ登る必要はありませんが、沢登り初心者には
いい経験になると、MATさんのはからいでロープを下ろしました。ここを逃すと、ほかにまともに登れる
滝がないしね。







沢登りは人生2度目というY木さん。手掛かりを見つけられず右往左往。無理やり草付きによじ登って
ました。







昨日の雨で水量が増えていて、撥ね上がる水がK日さんの顔を直撃。泳いでもいないのに溺れそうに
なりながら、アップアップで登ります。






そのまま枝沢を登っていくと、五郎七郎滝に行きつきました。不思議な形の滝と、そこを流れる水が
作り出す模様に息をのむメンバーたち。







支流に戻り、先を進むと赤い岩のナメが現れます。思わず腰をおろしてリラックス。







再び枝沢に入り、次に向かうは岩洞滝。落ち口がハングしていて、滝の裏側に回ることができる
「裏見の滝」です。ガラガラと崩れやすい足元に注意しながら、滝の裏に回り、記念写真。
我々の小ささで、滝の壮大さがわかるというもの。






広めの河原で昼食。面白そうだと思って買っておいた、カップヌードル「チーズバーガー味。」
ネーミングで失敗しているような気もするけど、味はまあまあでした。







沢が湾曲している箇所。思い切って水の中に足を突っ込み、体重をかければいいのだけれど、
初心者は怖がっておそるおそる足を入れるので、流れに持っていかれてしまいます。






こういう動きも、初心者には怖いかも。でもなんとか頑張ってついてきてくれました。






そして、沢上谷のハイライト、蓑谷大滝へ。すらりとした長身でイケメンのMATさんが滝の前に
立つ姿をカメラにおさめながら、「絵になるわあ」と、女子3人の目がハートになっておりました。







蓑谷大滝!いつもより水量が多く、迫力満点です。






巻き道をよじのぼり、滝の上の杣道に出ます。慣れているとは言え、MATさんの登るペースの
速いことといったら、息も絶え絶えに後に続く我々がルートを見失うほどでした。






ほぼ垂直の斜面を、ロープや岩、木の根を頼りに下りると、ちょうど蓑谷大滝の落ち口に出ます。







あまりの水の勢いに尻込みして、向こう岸に渡れないのぶちゃん。MATさんがロープを渡して
くれました。





だって沢の真ん中で水が噴水みたいになってるんだもん。足を滑らせたら蓑谷大滝を
ウォータースライダーすることになると想像したら、足がすくむのも無理はありません。







やがて沢の幅が広くなり、大通りのようなナメを進むと、二股の滝に到着。滝の横に垂れ下がっている
ザイルを持ってぞろぞろと登っていくメンバーたちでしたが、半分ほどの人数が上がったところで、
MATさんからストップがかかりました。どうやらザイルが結ばれている木が細くて心もとないので、
初心者が体重をかけると危ないと判断したようです。滝の下に残ったメンバーは全員、ザイルを
つけて引っ張り上げてもらいました。楽チンでした。







いよいよ終点に近くなってきました。ふだんならここらへんの水かさはずっと少なく、さらさらと流れる
水音を聞きながら、チャプチャプと歩くのですが、今日はごうごうと流れる水の中にしっかりと足を
踏みしめて歩かなければなりません。

楽しませてくれた沢上谷との別れを惜しんで記念写真。こんなふうに横並びになれるのがデート沢たる
所以です。






沢から上がったところに駐車しておいた車で着替え、入渓点まで戻る途中、自分たちが登った滝が
見える場所でしばし反芻。

入渓点に戻ったところで、MATさんと別れ、栃尾温泉の宿「栃尾荘」に向かいました。







食堂は、五箇山の合掌造りの民家を移築したという風情ある建物。お風呂も広く、露店風呂も
いい感じです。






温泉で焚き火の臭いのしみついた髪を洗い、沢で冷えた身体を温めて、乾杯です。






ちなみに献立はこんな感じ。宿泊料がお安いので、飛騨牛を期待してはいけません。

昨夜の宴会疲れと沢の疲れもあり、夕食後の宴会はあまり盛り上がらず、わりと早めに解散となりました。

貸切露天風呂があるんやって。明日の朝、早起きして入ってみよう。」と、女子で打ち合わせて眠りに就いたのでした。

2014年7月19日-21日 海の日の連休に沢!岐阜県沢上谷(そうれたに)でキャンプ&遡行(1日目)

2014年07月29日 | 
今年の海の日の連休は、久しぶりに沢上谷で沢登りすることになりました。

別名「デート沢」と呼ばれるほど、美しい上に、並んで歩けるくらいの広いナメが続くことで
有名な沢です。

2005年に初めて、沢の師匠・MATさんに連れてきていただいてから、2006年2007年2008年と、連続して訪れていました。

今年はそれ以来、6年ぶりとなります。周辺に、沢登りを始める人が増えてきて、ここらへんで
美しい沢を体験させて、「沢って楽しい!」と思わせ、継続させるのが狙いです。なーんて。
ホントはともちゃんが久しぶりに来たかっただけ。リクエストしたら通りました。

我々にここを紹介してくれたMATさんもキャンプと沢登りに合流することになり、合わせて12人の
大所帯での遡行となりました。








高山のスーパーマーケット「バロー」で、大阪からのメンバーと待ち合わせ&買出し。このときは
暑いくらい晴れていたので、「キャンプできそうやん」と、肉やら野菜やらを購入しました。
ところが、東京から電車とバスを乗り継いでくるMr.Dashとの待ち合わせに向かう途中、高山市から
平湯への道で突然の豪雨!雷は鳴るわ、大型トラックとすれ違うと遊園地の急流すべりみたいに
水がはねて前が見えなくなります。「テント張れるかな」「料理できるかな」「この食材、どうなるん
やろ?」と不安を覚えながら、車を進めます。







去年の夏合宿で豪雨に見舞われた後、すぐに購入したおニューのタープが役に立ちそうです。雨が降っていても2つの
テントの間を傘なしで行き来できます。







雨が止んでいる間に焚き火を起こし、調理します。まずは味付きの鶏肉を串に刺し、焦げないよう
アルミホイルを巻いて直火焼きします。







のぶちゃんがどうしても買いたがったお徳用ウインナー1kgも、串に刺して焼きました。








岐阜県名物「けいちゃん」も、キャベツやもやしと一緒に炒めます。







ししゃもをオリーブオイルで煮た、オイルサーディンならぬ「オイルししゃも」を作った後、
残った油で冷凍のシーフードミックスを煮て、アヒージョを作ります。フランスパンを
ちぎってこの油につけて食べると美味!

しかしこの鍋、高性能のジェットボイルなのですが、このあと酔っ払った誰かに焚き火の上に乗せられ、周囲のネオプレンが
溶けてしまうという悲劇に見舞われたのでした。くう~!






雨足が強くなってきたので、いったん8人用テントに移動して、宴会の続き。このときも、
去年の夏合宿でテント内が暑かったのに懲りて電池式扇風機を買ってあったのが役立ちました。







雨がやんだので、再び外へ。マシュマロを焼いたりして、キャンプの気分は最高潮。

目が覚めるとテントの中。いつ、どうやってテントに潜り込んだのか覚えていません。
近づいてくる車の音とヘッドライトに、テントから顔を出すと、IM川さんでした。
朝まで車内で仮眠するとのこと。ともちゃんもテントに戻ってもう一度眠ることにしました。






2014年7月6日 奥多摩・シンナソーでヤブ漕ぎ遡行

2014年07月07日 | 
新幹線の回数券の有効期限が迫っているので、前回から間をおかずに、またMr.Dashの
単身者寮に来ました。

日曜日は出社の予定でしたが、何とかがんばって休めることになりました。5日土曜日は
雨、日曜日が晴れの予報だったので、土曜日に映画「Beyond the Edge」を観て、日曜日に
どこかの山に登ることに。結局、行き先が決まったのは、映画から帰ってきてからの
深夜でした。



そんなわけで、誰にも声をかける時間もなく、二人だけで奥多摩のシンナソーという
変な名前の沢を遡行することになったのです。




すっかりおなじみのJR武蔵五日市駅から、終点の藤倉バス停へ。バスの回転場にトイレが
あり、そこで沢装備に着替えました。装備をチェックしながら、Mr.Dashが

「あれ?シュリンゲが一本もない?!」

と声をあげました。カラビナは持っていているのに、シュリンゲだけ忘れてきたようです。
仕方ないので、ともちゃんのを貸してあげました。最低限の本数しか持ってきてないのに。

この日は雲が厚いせいか、GPSの電波が入りにくく、Mr.Dashはガーミンを持ったまま
周囲をウロウロ。しばらくして戻ってきて「17分たってもまだ用意ができてない!」
と、準備に手間取るともちゃんに嫌味を言います。

言い訳させてもらうと、Mr.Dashの沢用ザックは、大きな防水バッグになにもかも入れて
しまえばパッキングはおしまいだけど、ともちゃんのザックはメッシュ地で、中に入れる
ものを全部防水しなければなりません。奈良に戻れば大きめの防水バッグがあるけど、
千葉には何も持ってきていないので、いちいちジップロックに入れなければならず、
手間がかかります。

だいたい、シュリンゲをまるまる忘れてきた自分を棚に上げて、その言い方はないんじゃない??






そんな不満をぐっとこらえ、川べりの廃屋の横を通って川に下ります。釣りをしている人たち
に心の中でお詫びしながら川を渡り、小さな枝沢に入っていきます。これがシンナソーです。
変な名前の沢ですね。由来も不明です。






ほとんどの小滝に倒木がかかって、うっとおしいのなんの。






「枝をくぐったり乗り越えたりしなくていいのが快適!」こんな滝が続いてくれるといいのですが。






なんと、水が絶えてしまいました。「伏流水になった!」






すばらく進むと、また水流が現れました。









この滝は、左が階段状で、楽々登れます。これが楽しかった!







ともちゃんも登ります。「まさかこんな小さな沢でシャワークライムできるとは思ってなかったわー。」






マタタビがたくさん生えている山でした。花がかわいい。






この滝ではともちゃんが苦戦し、途中で行き詰ってしまいました。ここまで温存していたロープを
出してもらい、やっと抜け出せました。






最後にまともに登れた滝。






この先は倒木が多く、まともに歩くのも大変です。沢も詰まってきたので、左側の斜面を登り始め
ました。






粘土質で足元が滑りやすい急斜面です。ふくらはぎがパンパンになりました。






やっと登山道に出ました。ここで遅い昼食。






稜線をたどると、メインの登山道に出ました。我々の来た道は通行止めになっているようです。






快適な道。






浅間尾根にはところどころに石仏があります。






ホウキタケ?





ソバナ。






今回も、数馬の湯であったまってから帰りました。

明日はまた雨だって。沢登りに使ったウェアやギアが乾かないと困るんだけどなあ。













2014年6月21日 槇寄山を夫婦でお散歩

2014年06月25日 | 
前日の深夜に行先が決まったので、誰にも声をかけず、Mr.Dashと二人だけで奥多摩の槇寄山(まきよせやま)
(1,188.2m)を歩くことに。







JR五日市線武蔵五日市駅からバスに乗り、数馬で下車。風情のある旅館が数軒ある、静かなところです。
お客様を連れて泊りに来るのもいいなあ。







ずらりと花をつけたナルコユリ。







奇妙な仁王?ではなく、足王さま、だそうです。登山の無事をお祈りしておきました。







夢の滝。沢登りしたら気持ち良さそうな形をしてます。









滝のそばでモミジイチゴを発見!大粒で、とても甘く、しかもたくさんとれました。







登山道は荒れ気味。木の橋もところどころ腐りかかっていて、おっかなびくり渡ります。







スイカズラ。







タケが倒れている場所ではリンボーダンスのようにくぐります。「ねえねえ、リンボーダンスと
『貧乏男子』って、似てると思わへん?」「うーん。そうかなあ。」「『弁当男子』とも似てるね!」
などと、アホな話をしながら歩きます。







林道のすぐ下に建っていたはずのあずまやが、無残に潰れていました。昨冬の大雪のせいでしょうか。
しかし、まだ新しいのに、たった一度の大雪でこんなになっちゃうなんて、強度に問題があったのでは?






三頭ノ大滝に到着。半分くらいまでは登れそう。






見たことのない木と、その花。後で調べると、オオバアサガラという植物のようです。房状の花が
きれいです。







ユニークな形の木がたくさんありました。







イチヤクソウ。







「あー。緑だあ。気持ちいいなあ。」と、Mr.Dashが撮った写真。







槇寄山山頂に到着。テーブル、ベンチ、三角点があります。







笹尾根と名がついてますが、ササは生えていません。「クリが生えてたら『クリオネ』やね。」と、
二人で両手をパタパタさせながら歩きます。






カツラの木。丸い葉っぱがかわいい。






雨が降ってきたので、数馬に下山し始めました。途中で再びモミジイチゴの群落を発見。






一輪だけひっそりと咲いているヤマオダマキを見つけました。Mr.Dashが五体投地の姿勢で撮影。







数馬の湯に到着。バスが来るまでのんびりすることができました。


2014年6月15日 沢登りの予定が・・・急きょ奥多摩・大岳山(おおだけさん)に変更

2014年06月18日 | 
13日(金)からMr.Dashの単身者寮に来ているともちゃん。1Kの部屋のキッチンは狭く、食器乾燥機を
置くと、作業スペースは30㎝×20㎝ほど。

土曜日の夜、そこにキャンプ用の薄いまな板を置いて、同じくキャンプ用の折り畳み包丁でキャペツを
千切りにしていたとき、

「やってもうた!」

左手人差し指の爪までスライスしてしまったのでした。先の方を幅2㎜、長さ5㎜ほどそぎ落してしまい、
下の皮膚にもわずかに血がにじんでいました。明日は沢登りだというのに、これはマズイ。ばんそうこう
を巻いて料理を続けましたが、濡らすとじんじんと痛みます。こんなので沢に手を突っ込めるはずが
ないとMr.Dashに相談し、急きょ、登山に変更してもらいました。






今日のメンバーはMr.Dashとともちゃん、それに、姫路出張から昨日深夜に帰宅したばかりのまーちゃん
です。武蔵五日市駅に集合。千足バス停で下車します。






クワの実がなっていました。かつて我が家の庭にあったクワの実よりも小さいですが、適度な酸味が
あって美味でした。クワの木があるってことは、かつて養蚕をしていたということでしょうか。






続いて、クサイチゴを発見。もちろん、おいしくいただきました。






木の根が登山道を支えてくれています。






天狗滝。滝の前を渡渉するとき、涼しい風が吹きつけてきて爽快でした。






綾滝。垂直な壁をまっすぐに落ちてきます。






モミジイチゴもなっていました!トゲがあって摘みにくいけど、黄色がきれいでおいしいイチゴです。






急坂を登り、稜線に達すると、つづら岩というクライミングゲレンデが現れます。急登の先にあり
アクセスが不便ということで、あまり使われていないという話でしたが、5人ほどのクライマーが
岩にへばりついていました。Mr.Dashが近づいていって情報収集。






ヤマツツジとヤマボウシが並んで咲いています。関西の山よりちょっと遅いかな。






富士見台のあずま屋。あまり時間に余裕がないので、ちょっと水を飲むだけで通過しました。
富士山は見えなかったけど、晴れたら見えるのかな。






大岳山直下にある大岳山荘。廃屋寸前でした。





山荘のすぐ上には大岳神社。







愛嬌のある顔のコマイヌたち。Mr.Dashは「バクや!」と言ってましたが。






柱状節理が特徴的な岩場を登ると・・・。






大岳山の山頂に到着!素晴らしい展望に思わず声が上がりました。






三角点にタッチ。






山頂に生えていたハリギリ。幹はトゲだらけです。






続いて、鋸山山頂。ノコギリっぽくない稜線でした。






途中、鎖場ルートとノーマルルートの分岐があります。もちろん、鎖場を選択。






長ーい根が通っているので、鎖がなくても上り下りできそうです。






大峯の登山道を彷彿とさせるクサリとハシゴのついた岩場。






ただし、大峯では役の行者がよく祀られていますが、ここらへんでは天狗をよく見かけます。






コアジサイの大群落。淡いブルーがきれいです。






ついにゴール!と、ダブルでグリコポーズをとったのも束の間・・・。






また上り坂。愛宕山への石段です。






今度は、長ーい石段を下りました。下り終わってから、来た道を見上げてみます。






今度こそゴール。






吊り橋を渡って、「もえぎの湯」に向かいます。入浴・食事時間を含めて2時間という制限があり、
超過すると課金されます。キビシイなあ。

ケガした指を濡らさないよう、「天上天下唯我独尊」みたいな恰好で、天井を指さしながら体を洗い、
湯船につかりました。






生ビールと、鶏の照り焼き丼で満腹。いい山でした。


















2014年6月8日 久々の例会参加!雲山峰をのんびりハイク

2014年06月09日 | 
検定や東京行きが重なって、山岳部の例会には最近なかなか出席できませんでした。
今日は久しぶりにみんなに会える!と期待してきたら、参加者は6人だけでした。
でも、年に2、3回しか例会に参加しないM下さんや、最近マラソンに夢中で、
暑くて走れない夏にしか山に来ないみぽりんが来ていて、ある意味ラッキーでした。







第1展望台で最初の休憩。真夏と違い、日陰に入るといい風が吹いて涼しく快適です。
梅雨入りしたわりには、日差しもあって、登山日和です。






大阪府南部の山はムベが多いのですが、アケビもたくさん生えてました。小さい実を
つけたツルを発見。







展望もなくマイナーな四ノ谷山に寄り道。






ドウダンツツジかと思っていたけど、後で図鑑で調べたら、葉っぱが大きいので、
どうやらネジキみたい。うーん。幹の写真も撮っておくべきだった。







雲山峰山頂。ここでクサイチゴを数粒見つけ、今までキイチゴ類を食べたことがないと
言うM下さんに食べさせました。「本当に食べても大丈夫ですか?」と、こわごわ口に
する姿が面白かった!







たぶんウスノキ。クロマメノキのミニチュアみたいな実をつけてました。







六角堂手前の林間休憩所。







和歌山市街や紀ノ川が一望のもと。







ササユリはほとんどが蕾でしたが、1輪だけ咲いているのを見つけました。







下山後、紀伊駅に向かう途中の道路わきに咲いていたヒメカンゾウ。結局、山中は涼しく、
いちばん暑くて熱中症の恐れがあったのは、市街地に出てからでした。冷房の利いた電車内での
居眠りと、帰宅してすぐのシャワーと、風呂上がりのビール、ほろ酔いでの昼寝と、最高の
「下山後フルコース」を味わいました。

2014年5月31日~6月1日 同期の新人ガイドたちと祝賀キャンプin白滝谷

2014年06月04日 | 
昨年のガイド講習会で知り合い、同じ関西在住ということで、その後の検定や講習会へ一緒に行っていた仲間。
「チームKANSAI(仮)」と名付けておきます。その、チームKANSAIの最年長メンバーN本さんの
呼びかけで、ガイド資格取得祝賀会をすることになりました。残念ながら、名古屋在住の若手
メンバーF岡さんは仕事が入って泣く泣く不参加に。






滋賀県坊村でキャンプして、次の日は白滝谷を沢登りして遊ぶことになりました。
N本さんが昔家族を連れて毎週のようにキャンプに出掛けていたという、大型テントを持ってきて
くれました。






メニューは鶏肉の鍋。来る途中に寄ったスーパーで食材を買いました。白菜が高かったので、
モヤシとキノコをたっぷり入れています。シメはうどん。

このところ暑くて眠れない夜が続いていたし、荷物がかさばるので、「シュラフカバーだけで
十分かな。寝袋は置いていこう」と考えたのが甘かった。坊村の夜は寒くて、持ってきた衣類を
全部着込んでやっと眠れました。






翌朝。風邪気味で喉が痛いF原さんは、沢登りではなく登山道を歩くことにしました。







去年の台風のせいか、崩れた土砂で道が狭くなっている場所がいくつかありました。






入渓点にて。さあ、楽しい沢登りの始まり~!







「ひゃあ~!ちべたーい!!」と言いながら、率先して小滝に挑んでいくなおちゃんとともちゃん。
N本さんは、「まだ6月になったばかりだし」と、極力濡れようとしません。







水の勢いに押されながら、力づくで登るのが得意。「うりゃー!!」







果敢に挑むともちゃんに、あきれ顔のN本さん。







橋が流されて破壊されてました。これも台風のせい?







ミソサザイがにぎやかにさえずっていました。体が小さく、めったに姿を見ることがない鳥ですが、
枝にとまっているところを目にすることができました!






ナメの床がきれいです。







白滝谷。濡れると寒いので、滝には登らず、高巻きします。







夫婦の滝がゴール。ここで昼食としました。







ルイヨウショウマ?トリアシショウマ?






せっかくのご縁。いつかこのメンバーで面白い仕事ができるといいですね。