負傷した右手中指も、物が当たる角度によって痛かったり痛くなかったりと、
ずいぶんマシになってきたので、身体を動かしたくなって、近所のフィットネス
ジムに行きました。女性専用の30分だけのサーキットトレーニングができる
カーブズというところです。面倒くさがりで継続が苦手なともちゃんでも何とか
続けられるトレーニングです。今のところ。
支障なくトレーニングできてしまったので、気をよくして、「これなら乗馬にも
いける」と、予約してあったレッスンに参加しました。
まずは初心者駈足で、ミッキーマウスに乗ったところ、実に快調!「重たい」と
評判のミッキーを楽々と走らせ、インストラクターに「ミッキーとの相性が
いいみたいですね。あれだけ走らせられたら大したもんです」とほめられて
有頂天。
次は初級馬場のクラス。今度のお相手はタニノモジートです。こいつは気が
荒くて、馬のクセに馬が嫌い。近くの馬に噛み付いたり、威嚇したり、
扱いづらいやつです。今日も情緒不安定で、ちょっと脚を当てただけで
スピードが速くなって困りました。レッスンの課題は「
輪乗り」といって、
大きな円を描いて歩かせたり走らせたりしました。きれいなカーブを描くように
歩かせるのは結構難しいのです。
右手前(時計回り)の軽速歩で輪乗りをすると、必ず
蹄跡、すなわち元の
コースに戻る直前に、なぜか駈歩し始めるかのように、頭と前足をを上げて
スピードを出すことに気が付きました。一体なぜ?理由は分からなくても、
そんな勝手を許してはいけません。必死に制御してました。しかしそろそろ
レッスンも終わりというころ、また同じ場所でタニノモジートが
ジャーンプ!
気づくとともちゃんの体は宙を舞っておりました。一瞬空が見え、次に見えた
のはモジートのお腹。「ひえー!踏まれる!」と思った瞬間、腰から地面に着地。
ガツンと衝撃を感じました。うぐっ。
しかし、落馬にも怪我にも慣れたもんです。倒れながらも、激痛はないか、
麻痺はないか、血は出てないか、素早く自己チェックしました。そしてゆっくり
起き上がり、立ち上がれるかどうかも確かめて、これは大怪我ではないと判断。
砂が敷き詰めてある馬場なので、衝撃が少なかったようです。暴れたタニノ
モジートはすぐに取り押さえられたので、ともちゃんは踏まれずに済みました。
腰は痛いし全身砂まみれやし、口の中までジャリジャリするし・・・。それより
何より、モジートを乗りこなせずに落ちたのが悔しい!
痛みと悔しさをこらえて整形外科へ。先生は最初、右手中指の診察だと思ってた
みたいです。そりゃそーだ。こんなに立て続けに怪我して来院するなんて、
昔の腕白小僧くらいのもんだ。
ともちゃん(以下「と」)「落馬して腰から地面に落ちました」
医者(以下「医」) 「腰を見せてください。ふむ。蹄の跡はないですね」
と「いや。踏まれてませんから」
(レントゲン写真を撮った後、結果を見ながら)
医「これがあなたの背骨です。これが骨盤」
と「折れてませんね」
医「蹄の跡はありませんね」
と「だから、踏まれてませんってば

」
と、漫才のような会話で診察を終えました。とぼけた味のある先生です。
湿布薬をもらって帰りました。
折れてないとは言え、やはり2メートル近くの高さから落ちたのですから痛みは
あります。ギックリ腰になりかけてるような感じ。かがむとピキッと痛むし、
素早く動くこともできません。不便やわー。
右手中指も完治してないのに、腰の打撲まで加わって、満身創痍のともちゃん
です。スポーツの秋ですが、みなさんも怪我には気をつけましょー。