愛、麗しくみちる夢

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セーラームーンミュージカル かぐや姫の恋人

2021-09-13 18:11:31 | 萌え
ネタばれします。

嫌な人は見てから読んで



まずひとこと

めちゃくちゃ最高やで

オープニングの曲がとてもいい。
盛り上がりもあるし、それぞれのキャラに合わせていながら、無理のない歌詞
そしてなにより

外部の登場するところが、どちゃくそかっこいい!ネプチューンがセンター!!

さて、実は演じている中の人に興味はありませんが、わたしなりに今回のミュージカルの主要キャラについて勝手に伝えておきます。

月野うさぎ・・・・・・私の理解では、歴代の中でもとても中の人がしっかりしていて頭がいいことを隠し切れない感じ。特に今回は完全に主役を奪われているので、終始、モブっぽい。でも、今までで一番しっかりしている。バカを無理に演じている感じ、きっと中の人は頭いい。

水野亜美・・・・・・手足長い。背も高い。知的。それでいて、原作の適度なマウンティング感も忘れない。立っているときもいつでも水野亜美をしっかり演じていて、とてもいい。部隊の内容的にモブと思いながら、要所要所でいい味出している。手足長くて顔が小さい。前世の行いがよかったんだな。

火野レイ・・・・・・無理なく原作をそのままにした感じ。バンミュと比べ物にならないくらい落ち着いている。ちゃんと原作者の意図する通り。それでいてやはりミュージカルなので、楽しそうに歌ったり踊ったりして、スイッチのオンオフをうまく使い分けている。1人ぽつんと立っているところが(途切れていたけど)レイちゃんって感じ。四守護神の中のしっかりもの。それでいて、ちびうさたちへのフォローも忘れない。みちるさんに事件を知らせなきゃって最初に言った人。低めの声。完璧よ。

木野まこと・・・・・・なんていうか、今まで見たことがないくらい、ふんわり系になってしまった。あと、声がきれい。いままで「男勝り」を求められて演じてきた役者さんが多い中、今回のまこちゃんは、「おとめ」を選んだんだなって感じ。とにかくきれいなまこちゃん。パワー系のまこちゃんが好きな人には物足りないかもしれないけれど、特に私には問題なく、美しかった。

愛野美奈子・・・・・・歴代、愛野美奈子はすべて当たりなんですよ。誰一人、この人は失敗だと思う人がいない。それくらい、愛野美奈子って統一されている。今回のキャラも最高。演じている中の子も最高にかわいい。そして歌がうまい。いうことない。愛野美奈子はきっと、武内直子先生がこだわりぬいて選んだのだろう。愛野美奈子が安定しなければ、ミュージカルがなりたたない。そう言い切ってもいいくらい、重要な、そこにいる、それだけで大事なキャラです。

海王みちる・・・・・・18歳くらいとおもったら、25歳の人だった。しょっぱな、歌いながら登場する外部のセンター。今回の外部ファミリーは、海王みちるとそのしもべたちといった風。口紅の色が気に入らないと言いながら、ほめられるとまんざらじゃない。原作を強く意識したキャラクターを「演じている」という風。ただ、演技指導的に無理に落ち着いている大人の女性を演じさせているというのが、見えていたので、きっと本人の地声とは遠いのかしら?と思った。でも、かわいい。すてき。緑のカツラが似合う女です。

天王はるか・・・・・・今回は、すべてにおいて引き立て役に徹していたが、本来の天王はるかはそういう存在にならなければいけないので、とてもうまく演じていた。君は海王みちるのしもべでいるべきだ。とてもとてもそういう意味で、よかったと思う。つまり、書きたいことが特に浮かばない。みちるさんしかみてない

冥王せつな・・・・・・いかにも、冥王せつなです。といった感じの人。カツラもよく似合っているし、絶妙な立ち位置をちゃんと守っている。ほたるのことを溺愛している感じがひしひし伝わってくるし、バンミュのように中の人のことから年齢をいじってみたり、そういうこともなく、ちゃんと丁寧に扱われていた。せつなさんは個性がないところが個性であり、いなければならない存在。

土萌ほたる・・・・・・最高に歌がうまい。何この子。本来原作にはいないので、あたらしくセリフを作っているとはいえ、すっかり家族に愛されて成長されましたね、という感じ。中の人が歌うまなので、外部で歌っていても子供らしい声が聞こえてこなくて、聞き心地がよかった。

ちびうさ・・・・・・いてもいなくてもいいけど、いたんだ、くらいの感じ。完全に主役をルナに奪われていた。でも、私の中ではこれくらいの演出でちょうどいい。中の子は歌がうまい。今までよりずっと年齢をあげてオーディションをしたんだなっておもう。子供じゃない、少女。これくらいの子がいい。ちびっこじゃなくて、よかった。

タキシード仮面・・・完全に、無理に男性を演じていたのが、かえって目立っていた。宝塚でトップを取らずに退団したんじゃないだろうか。大和さんとの差が強く出てしまったけれど、本来、仮面はでしゃばってはならない。これからも、モブとしていてほしい。

その他・・・・・・その他って感じ。アルテミスがいないことが残念。



と、前置きを終えました。




かぐや姫の恋人って、ルナが一目ぼれの男に浮気をするのを、周りが承認するっていう、とんでもない話ですよね。
アルテミスの気持ちを無視して、ルナのやりたい放題。・・・・・・失礼。

ストーリー的に好きじゃないので、そのあたりはおいておきます。なんていうか、武内直子だな~~って感じがします。
アルテミスとの元サヤになるのはいいのですが、私なら嫌です。どっちの立場でも嫌です。一度は他の男に恋をして、金平糖食べながら惚けていたんでしょ。
やなかんじ。


ということで。


前半、まこちゃんとせつなさんと美奈っていう3人の誕生日会を開催することになった戦士たちの憩い。
いやしいうさぎに、それをとがめるレイちゃん。
レイちゃんが美奈とまこちゃんにどんなプレゼントを用意したのかが気になって仕方がないnick(パソコンの前)

ルナとアルテミスのやりとりに、
夫婦喧嘩はきりんのお刺身(原作にも出てくる)とジェラシーな美奈子に対しての亜美ちゃん「そんな言葉、私の辞書にはない」
そのあと、センターに立って彗星の知識を披露していた。

この世にある言葉はすべて、水野亜美の頭の中に存在していることをさりげなくアピールする。そういうところ、好きよ。

乾杯の後、突然美奈子が「新曲ができたのよ!!!」と謎の宣言。すかさず、レイちゃんんが「新曲って誰も求めてないわよ」という突っ込みを入れる。
この突っ込みを入れられるのは、レイちゃんしかいない。
勝手にオーディエンスに向かって「後ろのほうまで見えてるよ!」と言い出すアイドル愛野美奈子に、え?人がいるの?という感じで、つい手を振るせつなさんと、え?マジ?と手を振るみちる←その二人の前にいるレイちゃんだけが冷静。いつのまにか歌いだす美奈子とまこちゃん。のせられるレイと亜美ちゃん。
そして、ちゃっかり一緒に踊り始めているのがわれらが「海王みちる」さすが、みちるさん。原作のみちるはこういう人だとおもう。それでも一応、優雅設定のまま踊ってた。かわいい。レイちゃんのとなりで踊ってた、

スペースマンのあたりは省略。どうでもいい。

前の小説に書いたけれど、未来が決まっているからって手を抜くなんてダメだと、アルテミスのことを切り捨てる美奈子は、飼い主で。その言葉に過剰に反応するのが、地場衛

せっかくレイちゃんが、みちるさんに知らせようって言ったのに。
海王みちるさんの手鏡から彗星が消えたから、問題はなくなったと判断されてしまう。

海王みちる、前科一犯!!きっとあとで、レイちゃんにねちねち言われる。いわれて欲しい。
そして、念のために問題がないかを確認しなかった愛野美奈子とその一味。
ここでちゃんと調べておけばよいものを。そういうぬかった感じがまだまだ、あおい。

浮気したルナを温かく迎え入れるアルテミス。なんて素敵な男なんだろう。


なんやかんやで、戦い。

ここでかかる曲が、もう本当に最高に素晴らしい。

この曲、大好き!!!!!!!!!

大好き。

ムーンライト伝説じゃなくて、こっちをダウンロードさせてほしい。させろ。

タイトルなんていう曲ですか?
エンディングで歌っているときは、みちるさんがセンターです。
書き起こしになります。



さび付いた心
愛のパルスが
高まっていくわ
星よ力を私たちに与えて
JUST STARLY HEAVEN

かけがえないもの
失いたくない気持ち誇るの
未来を自分を信じて

涙の跡をたどれば
奇跡が救いをくれたはず
昨日の夢は終わらない
ここには(そこには?)かけがえのないもの

暗闇が飲み込んだ星空に
再び輝きを放ち
まぶしさで染めてみせる

凍てついた心
愛のパルスで
溶かしてゆくわ
星よ力を私たちに与えて
JUST STARLY HEAVEN

さび付いた心
愛のパルスが
高まっていくわ
星よ力を私たちに与えて
JUST STARLY HEAVEN



ダンスかわいい。ダンス、かわいい。ダンスが、かわいい。みちるさんかわいい。レイちゃんかわいい。美奈子かわいい。

愛のStar shineを意識して作られたのかなっていう曲です。

とにかく今回のキャストはすこぶるうたがうまい。
うまい。

いままでユニゾンで歌っていたのを当たり前として聞いていたので、(バンミュ)こんなにきれいにハーモニーを作り出せるなんて
なに、全員歌うまいってこわい。いや、ネルミュもうまかったですよ
でも、今回は、全員が均一でうまい。そろってる完璧。

子役というより、少女を起用しているから、変な幼い声もきこえてこなくて、とてもうまいです。

この曲のために、再演するなら東京にいきたい。

いきたい。
いきたい。

全体的な感想としては、とてもよかったと思います。
ただ、興行的に成功とはいえないのだろう、という気もします。

せっかく素晴らしいキャストがそろったのに、そのキャストをもっとうまく使いこなせたのではないか。と思います。
とはいえ、直子先生がかぐや姫の恋人をやりたいというために立ち上がった企画でしょうから、そのあたりは本当にファンがどうこういうこともできませんが
キャストが素晴らしいので、ぜひこのキャストで完全新作を(無理ね、えぇ。わかってる。無理って知ってる)見てみたいものです。

今回思ったのは、もはや、新規のお客さんを獲得する気がさらさらないんだということ。
今からでも、セーラームーンを知ってもらうための努力、というものがセーラームーンのプロジェクトをしている人たちから、全く感じ取れない。
どれほどキャストさんが素晴らしくて、舞台装置も相当力入れて、照明も素晴らしいものでも、それを見てほしいという客層が、限られている。

セーラームーンというものを最近知ったという人が、ルナが主役の舞台に行くかと言われたら、どうでしょうかね。私たちはすでにストーリーを知っていて
映画にまでなって、見に行こうと思います。

とはいえ、もう何度も乃木坂で初期メンバーがそろうシーンもみたし、5年かけてネルミュもやったし。
次の手を打ってほしい。次の手が欲しい。
もっと、新しいファンがつくようなミュージカルをやって、次につなげてほしい。

星よ力を私たちに与えて!!


























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