愛、麗しくみちる夢

おだやか
たゆやか

わたしらしく
あるがままに

気分小説10

2007-02-13 15:18:36 | 創作・みちレイ
「きょ、興味は…というか。先に約束をしたのは私です」
「そうです、火野さんです」
なんとかこの場を切り抜けようとするレイの後ろで、まるで悲劇のヒロインのようにみちるお嬢様は声をあげている。
(くさい…)
レイは思った。なんでこんなことに?

「ふぅ」
お姉さまがため息をついた。
「約束って、それはクラスメイトとしてのお約束?」
「いいえ、それよりも親密で親しいお約束です」
勝手に答えたのは、みちるお嬢様だ。
(この…)

ほうほう。お姉さまは満面の笑みでうなずいた。これはまた、何か考えている顔。
「じゃ、証拠を見せていただきましょうか?」

しょーこ。祥子。それはさちこと読む。隣のクラスのお金持ちのレイの幼馴染だ。
「しょ、証拠?」
ごくり。レイは生唾を飲んだ。




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3 コメント

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|-')<コッソリこちらも (巽(タツミ))
2007-02-13 20:09:47
    ∩
(*`ー´)彡 証拠!証拠!
 ⊂彡

コッソリと日々の楽しみだったりします!!/hakushu/}
返信する
拍手ッ! ()
2007-02-13 20:11:40
前投稿より…。
>>コッソリと日々の楽しみだったりします!!/hakushu/}
   ↓
('-'*)

返信する
あざーっす (nick)
2007-02-13 21:54:15
自分でも、おちは考えていません。
返信する

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