東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

JR山田線沿線歩き旅 茂市駅―>蟇目駅

2020年07月26日 | JR 山田線 歩き旅
2020年7月22日 茂市駅―>蟇目駅 JR営業キロ4.5キロ

相変わらず梅雨模様の日々が続いている。
おそらく今年は梅雨明け宣言は出されないだろうな。
太陽はほんのたまに「少しは日光の有難さを思いださせてやろうかな」と顔を出すが、すぐに厚い雲に隠れてしまう。
外出には雨具の携帯が必須の毎日である。
その梅雨の晴れ間を狙ってJR山田線沿線歩き旅の総仕上げに出かける。

そういえば出発駅の盛岡駅の写真はあまり撮っていない。
新渡戸稲造の像は先日撮影した、その先には石川啄木の碑がある。





駅2階にはしっかりと「祈り」というタイトルのブロンズ像もあるのだ。



盛岡駅西口には全国の駅?の例にもれずステンレス製のモニュメントがあるが、わたしの好みではないので今回はパス。
乗車前に山田線のゼロキロポストの撮影しようとプラットホームを歩き回ったが見つけれなかった、どこにあるのだろう。

日本一遅い始発列車と言われている(かもしれない)「快速リアス 宮古行き」に乗り込む。







茂市駅付近にはコンビニなど無いので駅中で弁当を買ってきた。
車内でお昼ご飯にするのだ。



乗客は20人ほどだったろうか空席が目立つ。



今日使うのは「いわてホリデーパス」だ。
通常は土祝日のみ利用できるのだが夏休み期間は平日の利用もできる。



2500円というじつにびみょーな値付けである。
盛岡駅から宮古駅までの運賃は片道1980円なので往復運賃との差は1460円とお得なのは確かなのだが、なにしろ始発が11時6分ということで使いずらい。
車で行けばガソリンは1000円以内で済むしなあ、、、とつい思案してしまうのだ。

山田線は過去に何度か乗っている。盛岡―花巻―釜石―宮古―盛岡と一周し朝から夜まで乗車したこともあった。
わたしは乗り物好きだが特に列車は大好きだ。
車窓からの景色を何時間も見ていて飽きるということがない。
今日は自分の足で歩いたコースを列車の窓から眺めたいということでJRで行くことにしたのだ。

先日も写真を撮ったが、旧道その上に現国道106号、そしてさらにその上に新国道。





閉伊川の渓流には釣り人の姿があった。





12時53分に茂市駅に到着。




天候は蒸し暑く、雨が降りそうな空模様だ。



駅前の以前は商店だったと思われるお宅の壁には懐かしいホーロー看板があった。





「ヤマサ醤油」はよく見かけるが「ナショナル電球」の看板はいまでは貴重だろうな。

時代は「白熱電球」―「蛍光ランプ」―「LED照明」と変わってきた。白熱電球と蛍光ランプは廃止される運命にある。
わたしは白熱電球以前の灯油ランプの時代を知っている。

歩道があるのは駅からほんの少し行ったところまでだ、ここからは歩道のない恐怖の道が続く。



歩道がなく路肩も狭いので避けることもできない。



ディパックには点滅するライトを下げて「ここに歩行者がいますよ」と知らせるようにしている。
ドライバーがそれに気づいて避けてくれることを願うだけだ。
直前まで気づかず進んできて慌ててハンドルを切るドライバーもいるのでスリル満点である。

左側に碑への案内があった。



「牧庵鞭牛道供養碑」の案内だった。



見ると階段が上へと向かっている。登ると小さな石碑があった。





そこからはまさに崖に道とも呼べないような狭い道のようなものが上へと向かっている。





道が完成する以前はこの崖を縄に掴まりながら昇り降りしていたのだという。
今は落石除けのネットが張ってあるけど当時はそんなものがあるはずもないだろうし。
まさにロッククライミングの世界だなあ。

このような険しい道は日本のあちらこちらにあったそうで、以前読んだ「きよのさんと歩く江戸六百里」にも命の危険を感じるような崖の道を何度か通ったと書いてある。



現在の106号線もそれなりに快適だと思うのだが、さらに早く快適にと横断道路を造成中なのだ。













蟇目駅への看板が現れた。





106号線から旧道へと入っていくといきなり車がいなくなり音も消えてしーんとする。





とうとう雨がポツポツと落ちてきた。わたしはもちろん雨具は用意してきている。



蟇目駅前には石碑があった、大きなほうには金毘羅の文字がなんとか読めたがほかはわからない。



蟇目駅に到着。









この駅には時計が掛けてあった。




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