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KINMU OF DIGGIN

どんなに忙しい勤務中でも何とか時間を作ってレコードを掘りたい!勤務中、出張中に掘った中古レコード備忘録

ウイスキーがお好きでしょ

2017-10-14 19:00:00 | 日記
宇都宮を代表する酒場「酒蔵 東力士」。
2009年3月31日に多くの酒呑みに惜しまれ閉店してしまった。
現在は更地になり宇都宮パルコ南側100円パーキングになっている。
巨躯のおじいさん主人とおばちゃん店員多数で構成された名酒場は、つまみ100円台からあり安くて旨く毎晩のように通ったもの。
閉店するという噂を聞き、悲しい気持ちでいたのは僕だけでなく宇都宮市出身のフライングキッズ浜崎貴司さんも同様だった。
東力士の閉店当日に浜崎さんのシークレットライブを敢行を画策。浜崎さんも快諾で当日を迎えた。
当日は開店前から閉店を惜しむファンの行列が絶えず、僕も1時間並び入店。浜崎さんはシークレットなので近くの居酒屋で待機。
とうとう閉店30分前のラストオーダーの時間。
僕が店の中央に立ち…
「皆様、お楽しみのところ突然申し訳ありません。残念ながら我々の愛すべき東力士が残り30分で閉店となってしまいます。そこで、東力士のおじちゃん、おばちゃん達が閉店後も幸せでありますように。そして、この場にいる東力士を愛し続けていただいた酒呑みの皆様が幸せでありますように。宇都宮市民の皆様が末永く幸せでありますように。そんな願いを込めて浜崎貴司さんに「幸せでありますよ」を唄っていただきたいと思います。皆様、拍手でお迎えください。浜崎貴司さんです!」

浜崎貴司さんギターを持って登場。
店内割れんばかりの拍手!
「幸せであるように」を唄い始める…

「うるせーよ!」
「だれだこいつ!」
「気持ちよく呑んでるのに邪魔すんなよ」
一部酔っぱらいのヤジ。

でも最後は店内全員が多幸感に包まれて閉店の時間に。


そんなことや、今や伝説となった斎藤和義・浜崎貴司「二荒山神社特別ライブ」のことを思い出す。
斎藤和義【青春ブルース】がリリースとなり、その中に収録された「オリオン通り」という曲を浜崎貴司さんと唄っている。「オリオン通り」は宇都宮市内のアーケード街でお二人が高校生の青春時代を過ごした思い出の地。その後シングルCDとしても発売され話題となった。「オリオン通り」の歌詞には「神社の階段を上り…」というフレーズがあり、特に二人とも思い入れが強いという。その強い思いから二荒山神社の境内で唄いたいという希望が強くなったという。当時色々な人に相談したらしいが、なぜか最終的に僕のところに相談が来て神社側と交渉することに。色々なミラクルが重なり結果、開催できることになった。神社内神楽殿での二人のライブは圧巻で今でも細部にわたり鮮明に覚えている。
そんなことで浜崎さんには覚えてもらっている。


ちなみに斎藤和義【青春ブルース】LPは新譜で名古屋のタワレコで普通に購入。あんまり見ない。

今年8月に渋谷で開催した「宇都宮餃音祭(ギョオン) in 渋谷CLUB QUATTRO 」の楽屋で浜崎さんと久しぶりの再会。
今月14日に市内の障碍者施設のチャリティーイベントに参加するという。
イベント終了後、久しぶりにお酒でもということで宇都宮の名酒場「庄助」で合流することに。

僕以外に宇都宮餃子関係やラジオ局関係者らで宴会スタート。
LL COOL J太郎似の店主が作るオール手作りの肴にイチイチ感動しながら、やわらかな夜が過ぎていく。


いい加減に酒が廻った頃に、持参した「ウイスキーがお好きでしょ」シングル盤にサインをいただく。
ここは酒場、レコードだけじゃなくサントリー角瓶にもサインをいただいてボトルキープ。

久しぶりに痛快な飲み会だった。
つい最近の台北でも痛快だったけど(笑)。

僕らのご当地レーベル シモツカレコードでのアナログリリースや過去曲のシングルカットなど夢のような話もできたし、道ってつながり続くものなのね。


そんでもって翌日の新聞記事
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HMV record shop コピス吉祥寺

2017-02-15 11:06:00 | 日記
渋谷、新宿に続くアナログレコード専門店「HMV record shop」が吉祥寺に3号店をオープンさせる。
オープン記念に限定のアナログ盤もリリースされ、タイトルもウェブ上に公開されている。
学生時代に聴いていたボ・ガンボスのLPもアナログ化。他にもよだれ和モノの再発も続々。
その中でも異彩を放つのが、吉田類【Bad Bad Whisky /One Scotch,One Bourbon,One Beer】。
http://www.hmv.co.jp/artist_吉田類_000000000392063/item_Bad-Bad-Whisky-One-Scotch-One-Bourbon-One-Beer_7649634
https://www.youtube.com/watch?v=G_UfiezvtfY
既にCD化されていた類さんの日本語カバー曲をアナログ7インチに。さらに特製ぐい呑みとセットで!
プロデュースは須永辰緒さん。

このアナログ化については数ヶ月前にタツオさんから相談があり、せっかく類さんのアナログを出すのだからぐい呑みなどの酒器とセットで販売できないかということでした。以前にも犬神ジャズ「犬神家の一族~愛のバラード~」限定12インチ発売時に相談を受け、栃木県名産の大麻で作った特製スリップマットを制作、納品したこともあり、今回もその流れで。
ちなみにこの大麻スリップマットには非売品7インチ盤もあり、極少数制作してタツオさん経由でDJ NORIさんやMUROさんの手にも渡ったと聞いている。

今回もまたタツオさんから相談があり、この類さんの7インチアナログに付いているぐい呑み、通称「類呑み」の制作がスタート。
類さんのレコードだからおちょことかぐい呑みが付いているほうが素敵ということで、早々に栃木県を代表する焼き物 益子焼のぐい呑みに決定。類さんのぐい呑みだから「類呑み」。類は友を呼び酒場が活況を呈する…なんてコンセプトで制作開始。
製造先は益子焼最大の窯元「つかもと」に相談、このつかもとは誰もが知っている駅弁「峠の釜飯」のお釜を製造しているところ。この益子焼のぐい呑みがユニバーサルデザインとなるような願いを込めて企画がスタート。手に持った時の角度、呑む時の口当たりの角度など呑む人が心地よい角度を計算したデザインを採用。薄張りで口当たりもよく益子焼独特の土っぽい佇まいに、類さん描き起こしのイラストを2点を転写し、ぐい呑みの中には酒の中で優しく揺らぐ「類」の文字。サンプルが出来た時には嬉しくて一足先に呑んじゃいました。本醸造が純米大吟醸に感じてしまう完成度(笑)。自画自賛は僕の流儀ではないがこれはよく出来たと思う。チラ見させた人全員がその場で売ってくれというほど。2700円は決して高い買い物ではないと思う。

こんなかたちで自分の大好きなレコードや酒絡みで仕事ができるなんて幸せ者だとつくづく感じましたね。今回の件で特に。

大変だったけど…
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レコード遺産プロジェクト

2016-12-15 09:57:29 | 日記
昨晩はドーナツ盤で宇都宮中心商店街ドーナツ現象の解消を目的としたイベント「宇都宮ドーナツナイト」の12回目。今年1月から毎月ゴルフとDJをするということを後輩と決めて始めたものの、ゴルフは1月に行ったきり。DJは緊急入院した月を除いて毎月参加。怠け者でいい加減な僕がよく1年間続いたなあと酔っぱらいながら自画自賛(笑)。
レコード好きの知人・友人よりもかつてレコードを聴いていた普通の商店街のおっさんや街中勤務のサラリーマン・OLがほとんど。地ビールと音楽を楽しむ市民を見続けて少なからずこれから始める大掛かりなプロジェクトの手応えも感じたりして。

こんなカビ臭いレコード盤で町おこしとソーシャルビジネスを考え実践している変わり者はそうはいないと思っていた。


今年の6月に広島出張の際、2度の東京勤務時代から大変お世話になった敬愛するアニキに久しぶりに連絡して呑むことに。
アニキ「7時前には終わると思うけど、それまで何してる?」
僕「小一時間あるのでレコード屋廻ってます」
アニキ「えっ!?レコード好きなの?グルーヴィンに行くんだったらそこ待ち合わせで!俺も掘りたいから」
おっさん二人久しぶりの再会がレコード屋という何とも微笑ましい風景。
二人でレコードを掘った後に乾杯しながらお互いの近況報告。
同じ業界にいながらも地域が違うので長らくお会いできなかったが、久しぶりに会って最初の話題がレコードという数奇な運命。お互いにレコード好きだったとは知らなかった。会わなかった時間を埋めるようにレコード談義。広島のアニキも僕同様に埋もれたレコードで地域貢献を図ろうとしていた。

レコード遺産 プロジェクト
http://record-isan.com

このプロジェクトを主宰しているのがアニキ。
廃棄物として処分されるレコードに着想し、不要なレコードを寄贈してもらい、必要な人にレコード相続(無償提供)をするマッチングサイトを運営されている。
僕も「宇都宮ドーナツナイト」でプレイ中に近所のおっさんやおばちゃんがレコードをお店に持ってきてくれる。針もステレオもないけど、思い出の詰まったレコードはずっと捨てられないという。でもこういう機会に自分のレコードを聴きながら友人とおしゃべりできるなら全部差し上げたいとの申し入れ。全体的に歌謡曲や洋楽日本盤が多い。時々ユニオンで5000円の値がつくレコードもちらほら。ダンスミュージックとしては全く成立しないレコードだがみんな知ってる曲なので結構盛り上がる。
そんなそれぞれの想いを現代風にインターネットを活用したマッチングサイトとしてアニキは取り組んでいた。
そんな同じ時期に同じ志を持って取り組んでいたなんて正直驚き。
広島出張から帰ってからすぐに段ボール1箱ほど寄付させていただきました。
どっかの公民館で針を落とされているだろうと思うと、ちょっぴりいいことした気分になります。

僕もこれからも野外イベントでの音響係の機会も増えるので2枚ほど頂きました。


まことちゃん【ビチグソロック】EP
お固い行政主体のイベントなどでこっそりかけたいので(笑)
富永一郎【ゴーゴーカープ】EP
漫画家なのに歌まで出してるとは!神ってるカープにあやかり神ってるレコードの引きを期待して。

これから不要なレコードはアニキに送るつもり。
KINMU OF DIGGIN'活動と平行してこの活動もサポートして行くつもりです。

まずはサイトを覗いて下さい。そして趣旨賛同の方はぜひ不要なレコードを送ってください。
宜しくお願いします。







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吉田美奈子 奇跡の再発!

2016-10-02 17:27:11 | 日記
来週の札幌出張のため積み残した仕事を片付けに会社に行く。
メールチェックをするとネット通販分のレコードが近所のコンビニに届いたというメールが。

予約注文していた吉田美奈子の完全限定生産盤が届いた!
近所のセブンに引き取りに行く。
ネット通販ってやっぱ便利ね!送料無料だし。
いつもはリアルに掘った盤のみ備忘録として記載してるが、ネット通販やオークションもけっこう利用する。十数年前はe-bayで結構掘り出し物を見つけていた。でも今やネット上は幸運は落ちていない。
しかも欲しい盤が見つかったらすぐ買えてしまうので金がいくらあっても足らない。酔っぱらった勢いでネット注文してどれだけかみさんにどやされたことか。

そう思うと毎日リアルに掘って、たまに◎玉が縮みあがる思いをするのが本来のレコードの掘り方だと。リサイクルショップではなくレコード屋で掘るのがあくまで王道であると思いましたね。お金がないと売ってくれないのも安心なところ。



吉田美奈子【TOWN/恋は流星】12インチ
奇跡のダブルサイダー!2枚ともとんでもない価格になってしまったが、リマスタリングで再発。早速家で聴いたがオリジナルよりいいんじゃないかと思うくらい。こんな世界基準の楽曲をあんな昔に完成させていたなんて。
盤質は大満足だが、【恋は流星】のジャケットがシングル盤からのスキャニングなのか12インチサイズに拡大したので眠い感じになっているのが残念。まあ仕方ないけど。改めてペーター佐藤の原画が見たくなった。

もう一昨年になるだろうか?
友人の住職が吉田美奈子+村上ポンタ秀一を呼び、寺の本堂で限定ライブを開催した。往年の楽曲は歌わなかったが、あの時点で完成した曲よりも更なる高みを追求する姿に感銘を受けたのを今でも記憶している。俺も求道者としての高い精神性を学ばなきゃいけないな。

【恋は流星】を聴いて色々考えさせられました。

あっ!思い出した!
DX RECORDSにガールズ【野良猫】EPを取り置きしたままお金払ってなかった。けんちゃんマンごめんね!明日払いに行きます。


コメント (5)
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