ポール・モーリアに囲まれると良盤に見えてくる

今日は障害者スポーツ大会開・閉会式テクリハ。

ダイエットのため、会社まで歩いて出勤。
4キロ痩せた。今年中に60キロ台に戻す予定。

JR宇都宮駅近くの交差点で、酔った金髪兄ちゃんがブス連れて「宇都宮って全然なんもねえじゃねえか！どうした！？宇都宮」と叫んでいる。

「なぁ 兄ちゃん！本当に気持ちいい風俗は表じゃやんねえんだよ。裏でやってんだよ！」
とバン仲村のように兄ちゃんに向けて心でつぶやいた。
兄ちゃんとブスは福島のほうに歩いて行った。
歓楽街や中心商店街は全然方向が違うんだけど(笑)。


街の魅力って高い建物の数や百貨店の数じゃないんだよ。

開・閉会式会場のカンセキスタジアムで事前準備。
不慣れな音響関係者とも打ち合わせ。
川崎鷹也さんと河口恭吾さんのライブの準備。
6月からのブッキングだから長かったなぁ。
バイク壊れてるから魔法の絨毯で出勤したいよ。


色んなリハが続き昼飯を食う時間がなく、15時になってしまう。
飲食店も休憩時間に入ったため、近所のスーパーで総菜を買って駐車場で遅い昼飯。
16時のリハ時間まで時間があるので、近くのハードオフ宇都宮西川田店に。

ジャンク売り場に到着すると、店員がLPを補充したような形跡が。
手前のLPを漁ると補充したてのLPが数十枚。

●松永夏代子【メランコリーの軌跡】12インチ
同デザインの7インチは持ってた気がする。
うる星やつら関連はひと通り集めたが、12インチは持ってなかった気がするので。

●ＤEAD ＯR ALIVE【BRAND NEW LOVER】12インチ

ポール・モーリアに囲まれているのでついつい（笑）。
大学1年の時、もてたくてディスコに行った頃によくかかっとぃたＤEAD ＯR ALIVE。
ユーロビートもリアルタイムで間接的に聴いていたので、日本語カバーはほぼ網羅している。ディスコ経営の知人のコンペ打ち上げ時に重宝する。

●安部光俊【ファイティングロード】LP
普通だったら絶対抜かないロック盤。
ポール・モーリアに囲まれていると魅力的に見えてしまう。

●岡林信康【街は素敵なカーニバル】LP
これもポール・モーリアに囲まれていたので(笑)。
この時期の岡林信康を聴き込んでないので勉強のため。


明日の開会式を終えてから地獄の映像編集作業…
映像制作未経験者なのによくやったな。俺。

ご褒美に高額盤買おう。
俺の国体の想い出と共に。サウンドトラックとして。

土岐麻子ライブ

国体が閉幕しても障害者スポーツ大会が控えている。
昨日リハーサルを行った。
司会の女子アナウンサーが知り合いなので、休憩時間に談笑。
過去に何度ども仕事をお願いしているので安心できる。
インスタもフォローしている。

すると、インスタに明日の仕事内容がアップされている。
高根沢町でU字工事とTENDREと土岐麻子のステージの司会だという。

早朝からまたまた撮影ロケがあるため休日出勤。
土岐麻子のライブが地元で観れる上に無料なので、大ちゃんにメッセージを送ると行きたいという返事が。

ボッチャの撮影をこなし、十分な撮れ高なので追加取材がなくなった。


急いで大ちゃんを迎えに行き、高根沢町に向かう。


ライブまで時間があるので、レコード掘り。

★ミート＆ギター こしみず
会場の道の駅たかねざわ元気あっぷむらの途中にあるので寄ってみた。
最近入荷が無いらしく寂しい限り。
床置きのLPをゴソゴソ。

●米米クラブ【KOMEGUNY】LP
カスレコの中で光って見えたのでつい買ってしまった。
持ってるし、別に何てことないけどよく見えてしまうのね。

●BOBBY COLDWELL【CARRY ON】LP
これも良く見えてしまったので抜いてしまった。
亡きボブ・マーリーに捧げた「Jamaica」収録。

●YO-YO MA＆ Emanuel Ax【Beethoven Sonatas, Vol.2】LP
ヨーヨー・マのアナログ、久しぶりに見た。
クラシックも聴いた時期があった。
お茶の水のクラシックホール「カザルスホール」でバイトしていた頃。
すぐに飽きてレゲエに走った。


レコードを掘っている間に大ちゃんは揚げ物を掘っていた。

LP3枚を500円で購入。
こしみずを後にする。


会場の道の駅たかねざわ元気あっぷむらに到着。

まずは温泉に。
大ちゃんが大怪我したので湯治も兼ねて。
久しぶりの温泉は優しく蕩けるような肌触り。
子どもが小さい頃は家族でよく来たもの。
露天風呂に入りながら、U字工事の漫才を聴く。
それもなかなか乙なもの。

十分身体が温まったので、ステージ広場に。
本来は風呂上りにビールでもと思ったが、クルマなので我慢。

女子アナに挨拶すると、ラジオ局の顔見知りにもばったり。
音楽イベントの演出とかも勉強になった。

いいイベントの割には告知が不十分でみんな知らない人が多かったらしい。
僕も偶然見つけたくらいだから。

TENDREのライブの頃にはすっかり暗くなり、雨が降ってきた。

土岐麻子が登場すると土砂降り
イベント名にCITY POPを引用したコンセプトが記載されていたので、東京ドライブ当たり唄ってくれたらと期待。
ピアノデュオでしっとりとした曲とジャズスタンダード中心。
生GIFTが良かった！
BITTER SWEETにサインもらいたかったなあ。


ライブの余韻を引きづりながら宇都宮に戻る。
車の助手席には肩まで髪が伸びた大ちゃんが。
いつもは麻原彰晃もしくは佐藤蛾次郎と揶揄されるが、今日は土岐麻子っぽかった。

そのまま髭の生えた土岐麻子さんと東口の安居酒屋で呑む。

2時間ほど経って会計するころには尊師に戻っていた。

ハードオフ真岡店でジブリJAZZ

早朝から真岡市内の中学校で動画撮影。

骨董市以外でこんなに朝早くから真岡にくることなんてないから。

中学生の朝練を見ていると、自分もこんな朝早くから登校し朝練をしていたんだと思い返す。
自分の中学は田舎の山の中にあり、学校林の広さは県下有数だった。
町立だから頭のいい奴からバカまで玉石混合。
僕はプロレスとお笑いが好きなアホ。
中３になると高校受験が近くなり、親友のKくんがどの県立高校にも受からないと宣告され落ち込んでいたので、僕と頭のいい友人2人で勉強を教えにKくんの自宅に。
英語が一番苦手ということで、英語を教えることに。
中１英語の基本中の基本、be動詞がわかるか聞いてみると…
「そんなのわかるよ。イー・ヒム・ハーだろ」と答えた。
僕と友人は顔を合わせ、お互い無言だったが「だめだこりゃ」という心の声が聞こえてきた。
数分談笑してKくんの家を後にした。
帰りに自転車に乗りながら「手の施しようがなかったね」とぽつり。
高校受験も終わり、中学を卒業することに。
卒業文集でKくんの将来の夢を見ると【豪華客船の船長】だった(笑)。



無事、撮影を終了。



ここのところ忙しくて、実家のお墓参りに行けなかったので実家に行く。
お袋も相変わらず元気そう。
お線香をあげて仏壇に手を合わせる。

オレオレ詐欺の電話が相変わらずかかってくるらしい。
俺がいる時にかかって来た時は、お袋も長電話しながらからかっていたっけ。


実家を後にして、宇都宮に帰る前に開店直後のハードオフ真岡店に。

ジャンクコーナーに行くと、床にクラブ系12インチは入ったカゴが多数。

ここ数か月ここで掘っていないので期待大。


ここは昔のようにジャンクLPは100円だけど、カスしか掘れない。
クラブ系12インチはジャケがないし、クレジットを見てもわからないのか、まだまだよき100円皿が抜ける。

●MYA【Fallen】12インチ
顔も声もルックスも大好きなＭＹＡ嬢のThe Pharcyde【runnin】サンプリングの名盤。
何枚か持っているけどストック用に。

●JAKI GRAHAM & MARIKO IDE【Ｉwish】12インチ
井手麻里子嬢のエイベックスからのカット。
スティービー・ワンダーカバー。
井手麻里子嬢とは一度だけ宇都宮の居酒屋で飲んだことがある。

●Smooth J【THE HEAVENLY ART EP】12インチ
ジブリ映画「天空の城ラピュタ」主題歌をジャズカバー収録。
確か7インチで何枚か持っていた気がする。
見逃さないよ。俺。

●Small Circle Of Friends【TJM】12インチ
こんなリミックス盤出てたんだ。知らなかった。
よく見たら、スモールサークルオブフレンズが曲名だった！
何歳になっても失敗するんだよね。
尻に挟んで割ろう！


朝早いし、給料日だけど銀行行ってないため、500円しか持ってなかったのでギリ間に合った。


ジャンクコーナーを掘って改めて思ったけど、イージーリスニングにジャズロックが潜んでいたり、誰でも知っている演歌歌手のズッコケ歌謡曲カバーとかがまだまだ眠っていた。
既に持っているから何枚も要らないのでスルーしたけど。
有名和モノＤＪのインスタでも紹介されてた盤が何枚もあったね。

B.D. a.k.a Killa Turnerさんとばったり

今日も障害者スポーツの映像取材。

栃木市の山奥で最高齢のフライングディスク選手を撮影。

隻腕の老人から夢を伺うと、「ハンデや年齢を理由に、夢をあきらめない」と言われ、グッときて涙が出そうになった。80近い老人が、黙々と練習する姿に自分が恥ずかしくなった。
よく考えたら、肝心な夢が何なのか聞くのを忘れた(笑)。

次の取材先、足利市に移動する途中、佐野市内で昼飯を食べることに。

適当にクルマを走らせていると、目の前に「太七」が。
知らず知らずに目的地に着いていた。

12時前なのですんなり入店。
東京オリンピック聖火リレー業務で来て以来。

看板メニューの青ネギラーメン、890円を注文。
佐野ラーメンの特長である青竹打ちの平打ち麺と澄んだすっきりスープ、化学調味料がバッチリ効いたラーメンに青ネギを麺とスープが隠れるくらいにドッサリ。
ネギ好きにはたまりまセブン。


急いで平らげてレコード掘りに。

ここのところミラクル連発の神ハードオフ、佐野店に再訪。
国体DJの控室でプレイを終えたボブフロムエルエーくんと話している時、最近ハードオフが抜けないという話になり、ボブくんが「もうハードオフやめた」と言っていた。
その話を骨董市に向かう車中で、★野さんに話したら「ハードオフやめるってシンプルだけど名言だね」と大笑い。「行かない」じゃなくて「やめる」ってところが、ハードオフが単なる場所ではなく生活様式の一部なんだと。


店頭の10円レコを横目に見ながら、ジャンクコーナーに直行。
既に大量のレコードを床に集めているお客が4人。

今日は大して掘れないなあと思いながら、掘っているとFOLDERとか日本語ラップとかがたくさん。
確実に前回掘った時よりも、商品が大量に補充されている。でも1枚330円なので考えながら抜く。
端っこでスマホ片手に値段確認しながら慎重に抜いてる人もいるし(笑)。


集中して抜いていると…

「お久しぶりです！」と声をかけられる。


よく見ると、六諭のB.D. a.k.a Killa Turnerさんだった。

近況報告やこの店のクセとか、県内のレコード屋とか情報交換。
話ながら手を止めないところはお互いハードディガー(笑)。
今時、レコード屋で山下達郎【SPACY】が1500円の値付けの話にはお互いびっくり。


ふと、我に返るとB.D.さんが掘った残りを掘っていることに気が付き、一気に掘る気が失せてきた。

B,D.さんが「今日はラップしか掘ってないので安心してください」とナイスフォロー。

HIPHOPではなく「ラップ」ってところがイイね！
HIPHOPは、DJ、ブレイクダンス、グラフィティアートで構成される黒人文化。
故にレコードはラップのレコードなんだと再認識。

KINMU OF DIGGINがレコード、酒、仕事、エロで構成される生活様式みたいなものなので、僕自身の愛称ではないということも再認識。DJ KINMU OF DIGGINとかキンムさんとか呼ばれるのは本来違うってこと。用の美ってことね。嘘だけど。
まあこんなことどうでもいいんだけど。





●MURO【HAN-TOME】１２インチ
過去に何枚も抜き、すべて人にあげてしまって1枚も手元に残っていない愛聴盤。
原曲も好きだが、Flutementalが秀逸。
何年前かDJ屋台でかけた時に、★野さんが反応したのでその場でプレゼント。
本来は100円で仕留めなきゃいけないけれど、ジャケ、盤ともに綺麗な新品に近いので330円でも納得。


●金子晴美【スペシャル・メニュー】LP
サザンオールスターズのジャズカヴァーアルバム。持っているけど、誰かに探してくれと頼まれていたが、誰なのか忘れてしまった。思い出せない…


●美空ひばり【ひばりのリサイタル】２LP
シャープ＆フラッツがバックのライブ盤。民謡ジャズ収録なので抜いといた。
お袋へのお土産でもいいし。

次の取材先に移動しなきゃならない時間なので精算しようとすると、B.D.さんから「荷物にならなければ、ＣＤもらってもらっていいですか？」と有難いお言葉。
「和モノコンピで納得の出来です！」とプレゼントされる。
おまけに千社札風のステッカーもいただく。
切腹ピストルズと同様にDＪ屋台に貼ろうっと。

仕事がひと段落したら六諭で和モノ掘ろう。
和モノが充実してると言っていたし。


駐車場でB.D.さんとさよならして足利市に向かう。


早速、営業車のカーステでさっきいただいたＣＤを聴く。

和モノというとビートの立ったラテン歌謡やボッサ、打ってる歌謡曲をイメージしたが、横溝正史や深作欣二のスリリングな日本映画のサントラのようなスケールの大きい黒くて艶っぽい作品だった。
取材先のロケーションと相まって余計にそう感じた。
さすが、県北の至宝Killa Turner。

戦国自衛隊のようにタイムスリップしたようなロケーションで取材開始。
性質の悪い藪蚊に頭を10か所くらい刺される。
おまけに急ぎ会社に戻らなければならない案件が入る。

帰りにＶＩＮＴＡＧＥ ＲＥＣＯＲＤＳに寄れなくなってしまった。
B.D.さんとの会話を思い出し、無茶苦茶後ろ髪を引かれる。
あんな話聞いたら行かないわけいかないもんなあ。

DREAMS COME TRUE 2

ノストラダムスの大予言が大ハズレしたミレニアムの4月、7年の東京支社勤務を終え、宇都宮に戻る。転勤直前の3月に親父が他界したため、新居探しもままならず義父所有のアパートに転がり込む。
工業団地に囲まれたロケーションで、うちの家族以外は全戸ブラジル人という環境で新生活がスタート。通勤用にホンダBEATを購入。毎週ebayで落札したレコードやらアメトイやらが届き、ニュージャージーあたりで生活している感じだった。言い過ぎだけど(笑)。
約１年が経ち、生活が落ち着いたタイミングで、マンション購入を決意。今ほど玉数がない時代だったので一択で今のマンションを購入。そんなタイミングで第２子妊娠がわかる。
長男２歳の誕生日とクリスマスイブをお祝いしてほどなく、年末に出産のためかみさんが済生会病院に入院。無事に第２子が誕生。これまた玉のような女の子だった。子どもは男の子と女の子ひとりづつがいいと夫婦で思っていたのでそれはそれは嬉しかった。
マンションには、コルビジュエやイームズの家具、壁にはALIFEのグラフィティ―アート、アメトイや海外製品に溢れていた。子どもたちもテレビでは海外チャンネルを観ていた。そのせいか二人とも語学には堪能になった。ある日、1歳の娘を抱いて市内のアメトイ専門店に行くと、入り口に等身大のヨーダがいて、怖いと泣き出した。走って入り口に入ろうとすると、よっぽど怖かったのか僕の首筋を噛んだ(笑)。
大きな病気や怪我もなく育ち、よく浅田真央に似ていると言われる幼稚園児に成長する。
娘が小学校入学のタイミングで、２度目の東京支社転勤を命じられる。２度目の東京転勤は僕が初めてでエリートコースと揶揄される。今となっては全く関係なかったが。家族での東京転勤を検討していたが、長男が友達の多い学校を転校するのが嫌だと言ってきかないため、単身赴任が決定。稲荷町での新生活を始める。とは言っても週末は自宅マンションに帰り、家族と一緒に生活。時々家族が稲荷町のマンションに来ることもあった。
週末に帰省したある日、家族で外食した帰り道、小学校１年生の娘がおんぶしてくれとしつこくせがむ。あまりにもしつこいので「おんぶしない」と言うと、かみさんから「今、一番父親がそばにいて欲しい歳なんだよ。さみしい思いもしてるんだよ」と言われ、我に返る。週末に会っているので何も感じなかったが、７歳の娘の気持ちをわからないダメな父親なんだと、今でも申し訳なく思っている。
小学生になってからは、勉強も運動もできる子どもに急成長。某省庁主催の親子セミナーの集客が芳しくないので、親子でさくらで参加。会場にはうちの社員が運営でいる。僕がセミナーを受講している間に、子どもは「夢のマイホーム」というテーマでお絵描き。ほどなくして、東京支社長が苦笑いしながら僕に耳打ち。「お前の娘の絵、最優秀賞になっちゃったよ。主催者のお偉いさんが絶賛で引っ込みつかなくなったからそのまま受賞してくれ。それと新聞でも大きく掲載されるから。」と。
図書券何万円分かもらって、好きな本と文房具を買って帰った。
４年の単身赴任を終えて、東日本大震災の爪痕が残る宇都宮で再び家族そろっての生活が
始まる。
僕譲りのなまけ癖は全くなく、塾に行くわけでもないのに成績は学年トップクラスで、中学、高校と志望校も余裕で合格。大学も国立難関校に合格。
でも、コロナの影響で入学式もなく、学校に行けるわけでもなく、自室でリモート授業が2年近く続く。
「こんなんじゃ通信制じゃん」とふてくされていたが、一時期のコロナ終息時に、晴れて上京。大学生活をエンジョイしている。20歳になりお酒を呑める年齢になり、血筋と言うか呑めるポテンシャルの高さは父親譲り。でも、酔い心地の程度がわからなくて怖いらしく、ほろ酔いサワーを10杯以上呑めるという。酒強いんじゃないか(笑)。子どもの頃から僕のつまみをねだり、食の傾向も似ているので大きくなったら一緒に酒を呑みたいと思っていた。
長男とのサシ呑み同様、もうひとつ夢があった。
それは、娘が成人したら日本一のもつ焼き屋「宇ち多“」にふたりで行って、娘にお酌してもらうこと。
今までの駄目な父親だったことも詫びようと。


国体業務で忙しい中、ひょんなことから実現する。
東京都内での撮影が急に飛び込んできたので、娘を誘うと二つ返事でOKと。

撮影を終えて4時過ぎに京成立石駅前で待ち合わせ。
改札を出ると南口が工事で閉鎖されている。再開発の波に確実に呑まれていく。

北口で待っていると、目の前は重機が行きかう工事現場。
工事現場に目をやるとヘルメットを被った大男がいる。
よく見ると元新日本プロレスのレスラー安田忠夫だった。
ジェロム・レ・バンナにも勝利した猛者だけに寂しい気持ちになったが、ターザン山本同様に立石でプロレス関係者に会えるのは嬉しいもの。


安田を見ていたら、娘が合流。


事前にLINEで「日本酒とか焼酎をイッキさせたりする店じゃないよね？」とか「お酒強くないと入店拒否とかあまり飲まないと怒られて退場させられたりしないよね？」とかのどうでもいいメッセージが続いたので無視を決め込んでいた。

宇ち多“に到着すると、まさかの行列ゼロ。値上げ効果なのか？
ソウさんから声を掛けられ、ソウさんエリアに着席。
偶然にも僕が初めて宇ち入りした席だった。
いつもは朋ちゃんエリアに通されるが、キャップとマスクと女連れなのでスルーされたのかも。

着席して向かい側の席をみると、東京支社時代大変お世話になったTさんが。
娘と初めての宇ち入りだと伝えると。
「お父さんは凄い仕事ができる人だよ！酒も強いし」とおだてられる。
すかさず僕が「いや、このお方は東大出でD勤務だったエリートで、東京支社時代には大変お世話になったの。今はこんなとこで呑んでるけど」と返答。
「最後のひとこと余計(笑)」といい、頼んだ大瓶で乾杯。

ソウさんから「コブクロ1本だけあるけど何混ぜる？」との有難いコール。

コブクロ固いとこ・レバボイル1本づつお酢
娘はコブクロ固いとこを大絶賛。
どこの部位か聞かれたが適当に下のほうとはぐらかす。

ソウさんから「タン生あるけどどうする？お酢は？」とまたまた有難いコール。


ここで三代目朋ちゃんが挨拶に来た。
「お父さんには大変お世話になっております」と一礼。
去り際に不敵な笑み。


娘はあっという間にタン生を平らげる。

ビールを1杯だけ飲んで梅にスイッチ。
娘は警戒して頼みたくないという。

ここで親父の威厳を見せるべく、カシラ素焼き若焼きお酢をドロップ。
どうだと言わんばかりに娘を見ると、「生のほうが美味しいから、別の生頼んで」と黒帯発言。
長男が一番好きだと言っていたことを伝えても、生がいいと言う。

シロ・ハツ1本づつお酢。
シロ生を頬張るやいなや恍惚の表情。
ハツ生も同様。
ひんやりとして臭みも一切なく、触感が最高だと常連の域。

煮込みあぶらのとこ
初煮込みにも感動していた。
メニューにもつ焼き、もつ煮しか書いてないのに色々なメニューがあることに困惑しつつも、世界最高峰の味を堪能している。

アブラたれよく焼き
煮込みのアブラが美味いと言ったので、すかさずたれ焼を注文。
美味いと言いつつ生のほうがいいとまだ言っている。

最後の〆はシロたれよく焼き
これには驚いていた。
ひとくち頬張り目を丸くして最後のビールを喉を鳴らして呑んでいた。


本日　梅4
通算　梅28


宇ち多“を後にして、栄寿司に。
暖簾は出ていたがギリギリアウト。
ここの味はお母さんに聞いてくれと移動。


鳥房でお土産用に事前注文。



長男同様に「江戸っ子」に入店。
ここも行列無し。
立石どうしちゃったのだろう

僕はいつものようにボールを注文。
氷をひとつだけいれてもらう。

娘は青りんごサワー
たぶん呑みやすいだけで度数は高いと思う。

いつものようにマカロニサラダを注文。ソースもかけてもらう。

ここでは団子辛を注文。
むちゃくちゃ美味いと大絶賛。

ここでも、さっきみたいな生を食べたいというので、シロ刺しを注文。

エビスビールを追加して、幸せそうに舌鼓を打っている。
完全におっさん化してきた。


ボール２杯を呑み終えて終了。

上野まで一緒に帰り、新幹線乗り換え口でバイバイ。
これでふたつの夢が叶ったと新幹線車内でもう1杯。

ふと思い返してみると、ビールを含めお酌されてなかった…


今宵も優しくしなやかな夜だった。

お茶の水ユニオンで100円皿

都内某所の某大学で撮影業務。

久しぶりに東北新幹線に乗り爆睡。
あっという間に東京駅。

某大学に到着して撮影開始。
順調に撮影できて無問題。

時短できたので、お茶の水で降りてディスクユニオンでレコード掘り。

夕方から娘と呑む予定なので、レコードを買うお金がないのに。

店に入ると入口に100円レコードが！


貧乏人にはちょうどいいエサ箱！


時間が無いのでサクサク…

●根津甚八【火男】ＬＰ
和レゲエ名盤が１００円。
僕が持ってるのは帯が付いてないので、こりゃ嬉しい。
東京支社時代、根津駅近くに「根津の甚八」という居酒屋に行ったことがあったな。

●田中義男＆デビット・ヒューズ【民謡＆MINYO】LP
日本人の尺八や琴で洋楽を演奏ってパターンはよくあるが、外人が民謡を歌うってレコードは持ってなかった。カタコト歌謡曲はよくあるし集めているが。
聴いてみると日本人とそう変わらない歌声だった(笑)。

●V.A.【ふるさとのなつかしい民謡】ＬＰ
ジャズファンク炸裂の民謡ジャズ名盤。
ジャケの感じからは想像できないけど。
以前、県内某所のリサイクル屋で発見したが、取り置きしていたら流されてしまった。



さあ、立石に向かおう！

久しぶりのBEATBOOM！

佳子様のお姿を拝みつつ、とちぎ国体の閉会式も無事終了。
激務に身体が悲鳴を上げているので、昼休みに整骨院に。
安い上に腕が達つので重宝している。

治療を終えて、整骨院まで徒歩1分のBEATBOOM！に。

ここ数か月お邪魔してなかった。

店主にご挨拶。

壁には珍盤亭娯楽師匠との2ショット写真が。
「彼は誰も注目しないようなレコード抜いていくよね」とお褒めの言葉。
やっぱすげえな。師匠。

時間もないので急いでレコード掘り。
師匠の残像が見える(笑)。


国体のおもてなし広場でのDJもすこぶる好評で、って言っても僕以外のDJ陣が素晴らしい。
障スポ開催時にも回す予定があるので、和レゲエセットにでもしようかと自宅掘りしていたが、どうも見つからないので買うことに。

●山口百恵【シニカル】EP
探しものが見つかってほっとした。
この手のレコードはこの店に限る。めちゃくちゃ安いのでホント有難い。
値札も10年位のままかも。


和ジャズの棚を久しぶりに掘ってみる。
久しぶりなので当然商品が入れ替わっている。

●猪俣猛とサウンド・リミテッド【ドラム・バトル/ロック・ナウ】LP
国体のおもてなし広場の来場者は、一般人なので民謡ジャズが受けたので、渡辺貞夫、板橋文夫からの和ジャズリレーもいいかなと思い買い足し。
これも安かった。


会計しながら壁を見ると、見慣れないシングル盤が。

●伊東ゆかり【伊東ゆかりのヒット集】EP
4曲入りのお得なマルチ盤。
この手の曲もお客さん受けするなあと思い追加購入。
よく考えたらシングル盤で持っているけど、ついつい。


今日は山口百恵の和レゲエを探しに来たが、選曲とか客受けとか考えていたら、色々なレコードが欲しくなってしまった。
DJプレイする機会が増えると、レコードを買う理由も増えるので、これまたレコード掘りが楽しくなる。



こうなりゃ誰かにDJ弟子入りしようかな。

コロムビアポータブルプレーヤーDJセットを購入

昨晩も夜11時まで編集作業…
朝起きると雨が降っていたので、歩いて会社に行きたくなくタクシーで出社。
会社に着くと車内が真っ暗？！


守衛さんに聞くと全館停電の日。
よりによって何で今日なのかと頭にきながら、守衛さんに当たるわけもいかずに暗闇の中、ノートパソコンで仕事をする。


停電が解消される頃には、制作スケジュールが大幅に狂い、本日も夜までに仕事が確定。
入稿締切が24時というトホホな仕事。


会社の会議室に籠りデスクワーク。

途中で納品仕事が入り国体のおもてなし広場に。
おもてなし広場には須永辰緒と其の一味クルーが日替わりで、選手や観客、来場者向けにダンスミュージックでおもてなし。
明日は閉会式で殿を勤めるのが、頭目のタツオさん。
不思議と宇ち多“で呑みながら談笑することが形になっていく。

納品を終えて、今回裏方でお世話になっているスノーキーレコードのサンスケ君に業務連絡。

取り置きしていたコロムビアポータブルプレーヤー2台とミキサーを購入。
以前はVestax handy traxを2台とNumarkのミキサーでイベントとかで使っていたが、酷使し過ぎて壊れてしまったので一新。

DJ屋台を持ち込むまでもないイベント用にちょうどよい。

今日は仕事が無ければ、毎年恒例の知人飲食店のゴルフコンペ。
ゴルフの後のパーティーがオリオン通り広場でのブロックパーティー。
そこで僕がレコード当番としてBGM係。
だから新しいポータブルDJセットが大活躍のはずだった。

レコードもチェック。

最近の和モノカバーレコードがそろそろ飽きてきた。


ゆっくり掘れる時間もないので、新着コーナーだけを掘る。

●サザンオールスターズ【Young Love】LP
1996年発売故になかなか見ないアルバム。収録シングルも結構見ないが、フリマとリサイクルショップで集めた倒した。
安い上にプロモ盤なので即購入。


サザンを抜いて、かみさんを思い出す。
かみさんはサザンのファンだったので。
かみさんを思い出したら、今日が結婚記念日だったことを思い出す。
29年かぁ


会社に戻って更にお仕事。
こんな感じじゃ今晩、呑む時間ないか

骨董市2022.10 結構掘れたね

国体閉会式関連の仕事で休みなし。
佳子様来るからがんばろ。

ここのところ雨続きだったけど、今日は天気予報がうまく外れて晴天に。

出勤前に毎月恒例の骨董市＆フリマに。
いつものようにマイメン★野さんに自宅マンションに迎えに来てもらう。
いつもの業務用冷蔵ハイエースではなく、おしゃれなフィアットで登場。

5時半には明るくなり、真岡に着くころには綺麗な朝焼けが。
今年は奇跡的に雨に祟られず10連荘！休みなし！

大前神社近くの骨董市でレコード掘り。

いつものおっちゃんの店でレコード発見。

●竹内まりや【ユニヴァーシティ・ストリート】LP
いつまで経っても治らない見つけたら抜くシリーズ。
もう累計10枚以上はあるな

●ブレッド＆バター【ともしび】EP
大野雄二ワークス

●越路吹雪【すみれの花咲く頃】EP
宝塚も守備範囲。これは持ってなかった。聴くことないと思うけど。

おばあちゃんが100円皿を準備している！
店内に見たことある兄ちゃんを発見。親子だった。
息子はここのところ見かけなかったが戻ってきたようだ。
ここでも結構いい思いをさせてもらっていた。

●崎谷健次郎【もう一度夜を止めて】EP

何かレイニーブルーな感じだと記憶してるが、いまいち覚えてない。80年代後半はレゲエとGO GO、ヒップホップにハマっていたので、この時期の和モノが弱い。勉強しよ。

●松任谷由美【潮風にちぎれて】EP
●松任谷由実【遠い旅路】EP
あまり見ないユーミンを2皿。

大前神社と逆のほうの骨董市に移動。

ここもレコードがチラホラ。
でも演歌ばかり…

亜モノLPを数枚発見したが、よくあるジャケ中国語表記の再編集盤。
台湾で痛い目に遭ったのでスルー。

レコードを持ってくるおっちゃんのブースでレコード掘り。
★野さんは日本盤洋楽7寸を、僕は80年代後半の和モノを掘る。

レンタル落ちだけど80年後半のシングルが豊漁

●’87イエイエガールズ【トレイン】EP
レナウンCMソング「レナウン・ワンサカ娘」をリメイク。
10年ぶりに抜いた。

●近藤真彦【永遠に秘密さ】EP
山下達郎ワークス！見逃さないよ。

●とみたゆう子【SECRET LIPS】EP
なかなか見ないとみたやす子。

●稲葉喜美子【電話】EP
これ知らない。和ブギーを期待するがハズレかな

●田中裕子【ジイーダンダ】EP
記憶が正しければ、中森明菜っぽい感じでノリもイイ感じの曲だったはず。

●鮎川麻弥【Good－bye to love】EP
アートワークだけだったらレアなシティポップっぽいが内容はどうだろう。
いい曲多いから期待大。

●円道一成【このままTRULY】EP
ソウルな和モノが掘れると嬉しくなる。

●つみきみほ【森へ帰ろう】EP
懐かしい！学生時代の友達がそっくりだった。ボーイッシュそのままでおっぱいちっちゃいから興味なかった。向こうも興味あるはずもない。

●ディオンヌ・ワーウィック【恋よ、さようなら】EP
日本盤アートワークが秀逸。


100円だから迷わないし、失敗してもへっちゃら！
と言い聞かせている。

本命大前神社骨董市に！

参道も境内も何もなし！以上！


見切りをつけてフリマ会場に。

ファミマでいつものようにコーヒーを飲み、読み忘れていたヤンジャンを立ち読み。
すると強烈な便意が襲ってきてトイレに。
便座に座ると、何度もノックが。
無視して用を足し、扉を開けるとババアが仁王立ち。
「あなた！女性用のトイレよ！ダメでしょ」と叱られ。
「このマークが見えねえのか？男女共有！」と応え、手を洗っているともの凄い大きなバップ音が聞こえてきた。
気分悪っ。

気を取り直して、フリマ会場の準備を見ながらターゲットを品定め。

先月、レコードの有無を聞いたおばちゃんの店を覗くと、レコード発見！
でも、先客が掘っているので、めくっているレコードを上からチェック。
趣味が違いそうなおっさんなので安心して高みの見物。
ひと通り掘ったおっさんが消えたとこで、お目当てのレコードを引き抜く。
この方法効率的でいい！

●美空ひばり【川の流れのように】EP　100円
やった！見逃さないよ！俺！

●和田アキ子【ひとり酔い】EP
柳ジョージ＆浜田省吾―ワークス！
僕は浜田省吾ワークスが大好き！

●三好鉄生【すごい男の唄】EP
学生の頃、イッキ飲みコールで流行ったなぁ。酒イベントには欠かせない1枚。
三好鉄生は、早川ソースの社長同様、高校時代はゴリラ部だな。

●𠮷幾三【俺ら東京さ行ぐだー】EP
久しぶりに抜いた。50枚は持っている見つけたら抜くシリーズ。

おばちゃんに400円を払い、目線を別のコンテナに移すと、ポータブルレコードプレーヤー発見！
値段を聞くと、びっくりの100円！
ベルトが不調なのでジャンクですって！
奥久慈のおじいさんに見てもらえれば、完全復活するので思わぬ拾い物！

さらに会場を捜索。

フリマ会場でレコードをチラホラ見るが、ほとんどが先月と一緒のもの。


最後にいつものレコードおじさんの店を覗く。
ここは回転率もいいので当たりが多い。

●松鶴家ひとり【やきとり酒場】EP
B面のスタコラ鼻歌が気になって購入。
本当に松鶴家一門なのだろうか。

●長山洋子【シャボン】EP
桑田佳祐ワークスなので。80年代洋楽日本語カバーが再ブレイク。現在、演歌歌手なのでアイドルから何変化かしながら生き延びている。

●加山雄三【暗い波】EP
ボッサな若大将。これも何枚目かになる。


今日は9時から仕事なのでこれにて終了。

短い時間だったけど、結構遊べた。


出社してデスクワーク。
また腰痛が再発しそう。

昼飯を蕎麦でも思い、まちなかに繰り出すが駐車場がいっぱいなので、裏道に。
すると、何年か前におやじさんが亡くなったおでんの名店「のんき」に、銀座園が臨時店舗として営業していた。

懐かしく思い予定を変更して中華に。

とちぎ和牛牛スジカレーを注文。
懐かしい店内をしみじみ眺めながら在りし日の光景を追い出す。

ある日、ひとりで呑んでいた時、
「旦那さんはいつも綺麗な呑み方をしますねえ。酔っても大声出すわけじゃなく、他のお客さんに話しかけるわけでもなく。厚揚げとがんもと豆腐にやつがしらをそれは美味しそうに頬張り、あっという間に酒4合を平らげて一礼して静かに出ていく。私なんて街の一介のおでん屋ですが、国会議員から名のある会社の社長さんからサラリーマンまで色々な人が来ます。お客さんが店を値踏みるように、私もお客さんにランク付けしてますよ。たくさんお金を払ってくれるとか、肩書が大きいとか、そんなことで決めやいませんよ。手間暇かけたおでんと愉快な酒を求めて通ってくれる粋なお客さんが私にとってはいいお客なんです。松竹梅と勝手にランク付けいてますが、お客さんは何てったって梅ですよ」

梅かよ！ってズッコケたことが昨日のよう。

おとうさんが亡くなってから、しばらくしておかあさんも亡くなったという。

食べ終えて、すっかり様変わりしたカウンターを見ると、奥の冷蔵庫から酒を取り出すお父さんと、入口は入ってすぐ右のドアから、茶飯とぬか漬けを運ぶおかあさんの残像が残っている。

お会計で千円札を出すと2千円近くしてびっくり。


営業車に乗り込み、お店に向かって合掌をしたら、爆乳のギャルに不審者を見るような厳しい視線を浴びせられた。

乳首がかゆくなるおまじないをして会社に戻る。


国体終わってゆっくりしてえなぁ～

時の流れに身をまかせ

毎日バタついているが、色々な人から連絡をもらう。

仕事と遊びが、7対3で、時々レコードをくれる電話が。

お母さんがスナックをやっていて、聴かないレコードあげると言われ、仕事帰りに東口の居酒屋電話待ち合わせ。

古い和モノを期待してしまったが、テレサ・テン【時の流れに身をまかせ】ほか5枚くらい。

これはお母さんじゃなくて、あなたのレコードだね。

スマホの画像見て、レコードもらったの思い出したから備忘録として。