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私的コラム&雑記(&メモ)

今週の興味深かった記事(2019年 第24週)

2019-06-16 | 興味深かった話題

$500の12コアCPUとDRAM価格の下落

16コアCPUを749ドル、10TFLOPS GPUを499ドルで投入するAMDの価格戦略を解き明かす - PC Watch
DRAM価格は今年後半も下落が継続、回復は来年以降の可能性 - マイナビ

 AMD Ryzen 3000シリーズが登場するが、今年後半はDDR4-3200メモリーが狙い目になる。Ryzenはアーキテクチャーの都合からCPUクラスター=CCX同士やCCXと周辺回路を接続するInfinity Fabricの動作速度がメモリーコントローラーの動作速度に同期する。つまり、メモリーど動作速度が速い方がマルチCPUでの処理性能が高くなる。
 AMDのプレゼンテーションの表(AnandTechから引用)だとDDR4-3733が最速ということになるが、Ryzenのメモリーコントローラーは動作周波数とランク数とチャンネルあたりのモジュール数の組み合わせが決まっているため、DDR4-3200(1 DIMM/ch x 2 ch)かDDR4-2933(2 DIMM/ch x 2 ch)のいずれかが一般的になりそう。

「江戸城天守」再建計画

「江戸城天守」再建計画 500億円とも言われる費用はどうやって調達するのか - デイリー新潮

 費用とか以前に要らないんじゃないか。
 個人的には歴史や文化財の保存に関心があるので、名古屋城天守(第二次大戦時に焼失)の木造での再建などは妥当だと思う。オリジナルが残っていることに越したことはないが、ある程度資料や遺産が残っているのであれば、忠実な復元は研究の助けになるだけでなく、城や寺院・仏閣を専門とするような建築会社に仕事を供給することができる。名古屋城天守の施工は竹中工務店だそうだが、日本には文化財を担当できるような建設会社が幾つかあるし、金剛組などは現存する世界最古の企業である。そういう企業・職人や技術を保存・継承できたのは伊勢神宮の式年遷宮や姫路城の修理などを通じて、定期的に仕事が供給できたからだと思う。

 それでも、私には江戸城天守の再建は理解できない。
 私は城の専門家やマニアでないどころか、完全な門外漢のため専門的なことは有識者に譲るとして(曰く「江戸城は天守があった期間よりも無かった期間の方が長い」、曰く「物見台の天守よりも、将軍の住居である御殿の方を再建すべき」、曰く「現在の天守台は前田家が築いたもので再建しようとしている寛永の天守には合わない」)、皇居敷地内に高層建築の観光名所を建築するというのはセキュリティー的に問題があるのではないか。高層建築が建ち並ぶ東京の中心なので言い出すと切りがないが、例えば2009年に改築したパレスホテル東京なども、皇居側は窓は皇居内の施設が死角になるように設計されているほか、南側のバルコニーもU字状に凹む形で設置されており皇居が死角となるように設計されている。

日本の最西端

地図マニアが“日本の国境が変わった”と大騒ぎ、「与那国島の新地図」に重大異変!! - デイリー新潮

 おどろき。

 

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