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助手 「所長、新しいムラーノが出ましたけど、どう思われます。」
所長 「まだ実物は目に掛かっとらんけど、なかなかいいんじゃないか。」
助手 「えーっ、そうですかぁ。ボクには全然良さがわかりませんけど。」
所長 「塊り感が強まっとるようじゃし、先代よりもいいかもしれんぞ。」
助手 「前々から思ってたんですけど、やっぱり所長の好みは変わってますよね。」
所長 「何を言うとるんじゃ、ワシが変わっとるんじゃなくって、お前の見る目がないんじゃ。」
助手 「そんなことないですよ。誰が見てもムラーノは先代の方がカッコいいに決まってますよ。」
所長 「確かに先代のムラーノもなかなかのモンじゃったわい。今までの国産車にはない、大らかで大陸的なデザインじゃったしの。」
助手 「そうですよ。それに押し出しの強いグリルが、とってもマッチしてましたしね。」
所長 「まっ、先代のムラーノは当初北米専用に考えとったらしいし、向こうで映えるデザインなんじゃろ。」
助手 「向こうでの評判が良かったから、日本にも導入された訳ですし、世界で通用する優れたデザインだったということですよ。」
所長 「世界で通用するかどうかは知らんが、スポーティーで押し出しの強いデザインが日本でも新鮮に映ったと言うところじゃろ。」
助手 「何かトゲがある言い方ですね。」
所長 「褒めとるつもりじゃけどな。」
助手 「まぁ、いいですけど。で、モデルチェンジしてどうなるかと思ってたんですが、まさかあんなにカッコ悪くなるとは思いませんでしたよ。」
所長 「どう格好悪いんじゃ。」
助手 「そりゃあ、まず顔がダメでしょ、顔が。」
所長 「まぁ、顔は好き好きじゃしな。」
助手 「所長以外にあの顔をいいと言うヒトがいるとは思えませんけどね。全体のフォルムなんかはキープコンセプトですし、どこか変えないと変わり映えしないというのはわかるんですけどね。きっとSFチックにしたかったんじゃないですか、先代もUFO系の顔つきでしたし。」
所長 「それで。」
助手 「えっ、あとはさっき所長が塊り感が増したって言ってましたけど、ボクに言わせればこじんまりしただけにしか見えないんですけどね、サイズは大きくなってると言うのに。コンパクトカーなんかだと凝縮感の強いデザインがいいというのはわかるんですけど、ムラーノのように存在感で勝負するようなクルマは、デカく見えることも立派な武器だと思うんですよね。」
所長 「で。」
助手 「い、いや、それぐらいですかね。所長はどう思ってるんですか、さっきから黙ってますけど。」
所長 「まず先代のムラーノとは成り立ちが違うということを考えんといかんのじゃ。さっきも言うた通り、先代は北米で売れればそれで良かったんじゃが、新型は初めっから世界を視野に入れて開発されとるんじゃ。」
助手 「それはわかってますけど。」
所長 「じゃから新型は世界中のどこででも受け入れられるカタチにする必要があるんじゃ。」
助手 「それもわかりますけど、そうなってるとは思えないんですけどね。」
所長 「まぁ、最後まで聞けぃ。」
助手 「はぁ。」
所長 「新しいムラーノの立ち位置はデュアリスの兄貴分なんじゃと思うんじゃ。」
助手 「デュアリスですか、確かにリアのデザインなんかに共通性がありますね。」
所長 「日産のSUV戦略の中でオンロードを主体とするスポーティーなデザインのクロスオーバーといったところじゃろ。その中の小さいのがデュアリスでデカいのがムラーノなんじゃ。もちろんデュアリスよりも高価なクルマじゃから、高く見えんといかんじゃろ。」
助手 「はい。」
所長 「そういう視線で見ると新しいムラーノのボディはヨーロッパの高級車の文法に沿ったモンじゃとわかるじゃろ。」
助手 「うーん、言われてみれば、そう見えなくもないですね。」
所長 「凝縮感が強くて腰高に見えるとこなんか、BMWなんかに近いキャラクターじゃと思うんじゃ。」
助手 「BMWですか。」
所長 「あとボディに対してタイヤをひときわデカく見せとるとことかもじゃ。それとデュアリスの弱点とも言える個性の弱い顔つきも、グリルと一体化したライトを与えることで強い印象になっとるじゃろ。」
助手 「確かに個性的ではありますけどね。」
所長 「そういう風に見れば新しいムラーノの見え方も変わってくるじゃろ。まぁ日本では苦戦するじゃろうけどな。」
助手 「うーん、確かに先代とはまったく違うクルマだと言うのは、わかるような気がしますね。でもあの顔がカッコいいとは到底思えませんけどね。」
所長 「まぁ顔については、フェンダーの峰を持ち上げとるのにそれをライトに活かしとらんのが解せないんじゃがな。せめてグリルの上のラインよりもライトが上に来とったらだいぶんと印象が違ったように思うんじゃがな。まぁ見慣れてきたら見え方も変わるのかもしれんが。」
助手 「なんだ、やっぱり所長もムラーノの顔つきは気に入ってないんじゃないですか。」
所長 「じゃから顔は好き好きじゃと言っとるじゃろうが。」
参考資料
日産 ムラーノ(日産自動車株式会社)
日産 ムラーノ(先代)(日産自動車株式会社)
日産 デュアリス(轟クルマ文化研究所)
日産 デュアリス その2(轟クルマ文化研究所)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
所長 「まだ実物は目に掛かっとらんけど、なかなかいいんじゃないか。」
助手 「えーっ、そうですかぁ。ボクには全然良さがわかりませんけど。」
所長 「塊り感が強まっとるようじゃし、先代よりもいいかもしれんぞ。」
助手 「前々から思ってたんですけど、やっぱり所長の好みは変わってますよね。」
所長 「何を言うとるんじゃ、ワシが変わっとるんじゃなくって、お前の見る目がないんじゃ。」
助手 「そんなことないですよ。誰が見てもムラーノは先代の方がカッコいいに決まってますよ。」
所長 「確かに先代のムラーノもなかなかのモンじゃったわい。今までの国産車にはない、大らかで大陸的なデザインじゃったしの。」
助手 「そうですよ。それに押し出しの強いグリルが、とってもマッチしてましたしね。」
所長 「まっ、先代のムラーノは当初北米専用に考えとったらしいし、向こうで映えるデザインなんじゃろ。」
助手 「向こうでの評判が良かったから、日本にも導入された訳ですし、世界で通用する優れたデザインだったということですよ。」
所長 「世界で通用するかどうかは知らんが、スポーティーで押し出しの強いデザインが日本でも新鮮に映ったと言うところじゃろ。」
助手 「何かトゲがある言い方ですね。」
所長 「褒めとるつもりじゃけどな。」
助手 「まぁ、いいですけど。で、モデルチェンジしてどうなるかと思ってたんですが、まさかあんなにカッコ悪くなるとは思いませんでしたよ。」
所長 「どう格好悪いんじゃ。」
助手 「そりゃあ、まず顔がダメでしょ、顔が。」
所長 「まぁ、顔は好き好きじゃしな。」
助手 「所長以外にあの顔をいいと言うヒトがいるとは思えませんけどね。全体のフォルムなんかはキープコンセプトですし、どこか変えないと変わり映えしないというのはわかるんですけどね。きっとSFチックにしたかったんじゃないですか、先代もUFO系の顔つきでしたし。」
所長 「それで。」
助手 「えっ、あとはさっき所長が塊り感が増したって言ってましたけど、ボクに言わせればこじんまりしただけにしか見えないんですけどね、サイズは大きくなってると言うのに。コンパクトカーなんかだと凝縮感の強いデザインがいいというのはわかるんですけど、ムラーノのように存在感で勝負するようなクルマは、デカく見えることも立派な武器だと思うんですよね。」
所長 「で。」
助手 「い、いや、それぐらいですかね。所長はどう思ってるんですか、さっきから黙ってますけど。」
所長 「まず先代のムラーノとは成り立ちが違うということを考えんといかんのじゃ。さっきも言うた通り、先代は北米で売れればそれで良かったんじゃが、新型は初めっから世界を視野に入れて開発されとるんじゃ。」
助手 「それはわかってますけど。」
所長 「じゃから新型は世界中のどこででも受け入れられるカタチにする必要があるんじゃ。」
助手 「それもわかりますけど、そうなってるとは思えないんですけどね。」
所長 「まぁ、最後まで聞けぃ。」
助手 「はぁ。」
所長 「新しいムラーノの立ち位置はデュアリスの兄貴分なんじゃと思うんじゃ。」
助手 「デュアリスですか、確かにリアのデザインなんかに共通性がありますね。」
所長 「日産のSUV戦略の中でオンロードを主体とするスポーティーなデザインのクロスオーバーといったところじゃろ。その中の小さいのがデュアリスでデカいのがムラーノなんじゃ。もちろんデュアリスよりも高価なクルマじゃから、高く見えんといかんじゃろ。」
助手 「はい。」
所長 「そういう視線で見ると新しいムラーノのボディはヨーロッパの高級車の文法に沿ったモンじゃとわかるじゃろ。」
助手 「うーん、言われてみれば、そう見えなくもないですね。」
所長 「凝縮感が強くて腰高に見えるとこなんか、BMWなんかに近いキャラクターじゃと思うんじゃ。」
助手 「BMWですか。」
所長 「あとボディに対してタイヤをひときわデカく見せとるとことかもじゃ。それとデュアリスの弱点とも言える個性の弱い顔つきも、グリルと一体化したライトを与えることで強い印象になっとるじゃろ。」
助手 「確かに個性的ではありますけどね。」
所長 「そういう風に見れば新しいムラーノの見え方も変わってくるじゃろ。まぁ日本では苦戦するじゃろうけどな。」
助手 「うーん、確かに先代とはまったく違うクルマだと言うのは、わかるような気がしますね。でもあの顔がカッコいいとは到底思えませんけどね。」
所長 「まぁ顔については、フェンダーの峰を持ち上げとるのにそれをライトに活かしとらんのが解せないんじゃがな。せめてグリルの上のラインよりもライトが上に来とったらだいぶんと印象が違ったように思うんじゃがな。まぁ見慣れてきたら見え方も変わるのかもしれんが。」
助手 「なんだ、やっぱり所長もムラーノの顔つきは気に入ってないんじゃないですか。」
所長 「じゃから顔は好き好きじゃと言っとるじゃろうが。」
参考資料
日産 ムラーノ(日産自動車株式会社)
日産 ムラーノ(先代)(日産自動車株式会社)
日産 デュアリス(轟クルマ文化研究所)
日産 デュアリス その2(轟クルマ文化研究所)
Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所
「世界中のどこでも受け入れられるカタチ
がピンとこないです。」
フリーク研究生
「初代のキープコンセプトで
目玉になるような機能も装備も見当たりません。」
ジオンぽいし。
ただ、値段が高すぎる気もしますねー。
所長 「そんな都合のいいモンがあるわけないじゃろ。」
助手 「えーっ、所長が言ってたんじゃないですか。」
所長 「つまり日産がじゃな、世界中で受け入れられそうと考えとるカタチにしたということじゃ。簡単に言えば、世界で売れとるクルマに似たようなカタチじゃな。」
言われて見れば、確かにジオンぽい。
グリルの中の日産マークが左右に動くようになってれば、爆発的に売れるかもしれませんね。
カメラを仕込むとか、限定で赤いのを出すとか、どんどんアイデアが・・・。