ベンガル虎はツワモノ!?【06-07】

シンシナティ・ベンガルズのファンブログでした。
06-07シーズンの話がメインとなっています。

WEEK15@IND 感想版

2006年12月21日 | 【Bengals】試合
・オフェンス

パーマー:14/28(50%)、176y、被サック4、0TD、0INT、Rating69.9

酷い出来でした、というしかないですね。

コルツのパスカバーが良かったってのもありますが、
一番の要因はプレッシャーをパーマーが受けていたということでしょうね。

序盤でいきなりフリーニーからのサックを受け、その後も何度もタックルが届いていたので
ポケット内での落ち着いたプレイが出来ませんでしたね。

ブラインドサイドからフリーニーが詰め寄ってくるイメージが拭いきれなかったのか、
コントロールミスも多かったですし。

3rdダウンコンバージョンが2/11で18%ってのも痛かったです。

被サック4でファンブルも4ですからブラインドサイドからのサックが多かったとはいえ、
もうちょっとボールセキュリティというか危機察知能力も身に着けてもらいたいかな。

一番の問題だったのはOLですけれども。


ルディ:22キャリー79y、3.6アベ

常に劣勢に立ってた割には多いキャリーでしたので、
やはりコルツの弱点は突きたかったんでしょうが、展開が展開だっただけに100yいかず。

チャド:3レシーブ37y
TJ:4レシーブ49y

ともに伸びず。ヘンリーはノーレシーブでした。またも落としまくってましたね。

レシーブヤードでいえば、チームリーダーは彼でした。

ワトソン:3レシーブ56y

46yのスクリーンパスが決まったからですけれども、
それだけでリーダーになれるくらいだったってことですね。

チャドは、足がつって点滴打ちに行ったために参加出来なかったドライブがありました。
チャドが引っ込んでいく場面は今シーズンちょくちょく見る光景ではあったのですが、
オフェンス時に戻ってこれなかったのは初めてでしたね。

おそらく怪我を抱えながら騙し騙しやってるからだと思うので強く言えませんが、
出来ればオフェンスには間に合わせて欲しいところかな。

それと流れを失ったっぽいプレイとして挙げられてるファーストドライブの
チャドのレシーブがチャレンジで覆されたプレイ。
さっさと次のプレイをはじめていればチャレンジはされなかったんだろうけど、
タイムアウトをベンガルズがとったために相手に考える時間を与えてしまったんですよね。

実に悔やまれるタイムアウトになってしまったんですが、
どうもTアンダーソンが怪我したのがあのプレイらしく
サイドラインに戻ってきてしまったのを見たコーチが慌ててとったタイムアウトらしいです。

それでも取らなくても良かったかもしれませんが、OLの柱であるアンダーソンが離脱では
プランを練り直さなくては、と思ったのかもしれませんね。
チャレンジされること(チャレンジが成功すること)など頭から消えていたんでしょう。


・ディフェンス

マニング:29/36(80.6%)282y、被サック1、4TD、0INT、Rating136.3

どうしようもありません。80%オーバーとわ・・・。


先程になりますが、気になったので先週のIND@JAXを見てみました。
JAXがどうやってINDオフェンスを止めたのか。

・・・まあ基本的にはINDの自滅だったので、
今週はちゃんと立て直してきたんだなって感じがしたんですが、
JAXの守備に関してはさほど際立ったディフェンスは敷いてなかったです。

ルイスHCがレイブンスでDCやってる時のLBコーチがデルリオでした。
そんなこともあってか基本的な考え方は一緒のような感じがしました。
(JAXの試合はそれ程マジマジとは見てないのでこの試合くらいかもしれませんが。)

ただ、素人の私でも分かる違った点が2つありました。
1つはCBのクッション。1つはDLの能力差。

ベンガルズのディフェンスは思い切りクッションをとってディープへは走らせないようにしていました。
その証拠として放送でも挙げられてましたがマニングは1回もディープへは放りませんでした。

JAX戦では完全なフリーだったストークリーが取り損ねるというロングパスがあって
あれが決まってたらまた別の展開だったと思うんですが、
ベンガルズはああいったのを警戒したのか、クッションとりまくりでしたね。

その結果、短いパスを次々とヒットされて時間使われた上にTDを与えるという
最悪な結果になるわけですけれども。

TO欲しい場面でもそれに終始していたのはどうよ?とも思いますし、
それならそれでウェインへのTDをただ見てるだけしか出来なかった
ジェイムスもどうよ?って気がしますが。

ディープを警戒していた証拠として控えSケイスビハーンが8タックルしているというのもあります。
対して先発SLBジーンティはタックル0です。ほとんど画面に出てないんじゃないかな。

ほとんどのプレイにおいて4-2-5で守ってたということです。
ニッケルと言っていいのかな?S3人でやってましたよね。

まあこれはこれでいいんでしょう。マデュー、デクスター、ケイスビハーンのSトリオは
強力だと思いますし、3人が揃ったここ数週はよく見かけてもいました。

問題はこれだけ後ろを厚くしてるのにLBはどこにいたんだ?ということ。

RBへのパスとかはもうすごいスペース空いてたりして
楽々ファーストダウンみたいな場面がよくありました。
後ろにはクッション多めのCBとSが3人基本的にはいるわけだから、
ああいったパスには素早く反応するなりするのがLBの仕事ではなかったのかな、と。

先週からMLBはシモンズなんですけど、どうもシモンズが誰かしらにつられていって
あそこのスペース空けてる気がしますね。シーズン序盤でもよくああいったプレイありましたし。
スクランブルにも対応できないくらい空いちゃうんですよね。

シモンズは11タックルしてタックルリーダーでしたが、あまり評価できないでしょうね。

で、DLですがほとんどのケースでブリッツ入れませんでしたので4メンラッシュでしたが、
全くと言っていいほどプレッシャーは与えられていませんでした。

たまに入れるブリッツは完全に読まれていたのでどうしようもなかったのでしょうが、
それでもCBがクッション多く取っているならもっとブリッツ入れてもよかったのではないかな、と。

もう4メンではマニングが楽すぎて後ろに何人配置しようが意味ない状態だったから。

サックは1つ。ロビンソンが記録したんですがロスなしでしたからあまり効果的でもなかったかな。


JAXのディフェンスとは基本似ていると書いたとおり、
INDが本調子ならJAXは攻略出来たと思います。

ただ、JAXの方がアグレッシブだったのは間違いない。
ベンガルズは本当にただディープを警戒していただけで
他はお好きにどうぞ、という感じにすら見えました。

何がしたかったのか未だに理解できないですね。


来週はルーキーQB相手ですが、今度はどうするつもりなのでしょう?
今週みたいな試合だったらDCの首は間違いなく飛びます。
(というか、基本的に続投はやめて欲しいのですが^^)

・スペシャルチーム

Kグラハムは安定していましたね。短い距離ばかりでしたが、キックオフも普通でした。
あとは、唯一TO奪ったのはスペシャルチームでしたね。キルマーがよく詰めてました。


・最後に

ベンガルズとINDはパスオフェンス主導の同タイプのチームです。

それだけに真っ向からぶつかれば負けるだろうな、と感じていました。
ベンガルズはINDが作った道の後ろを歩いている感じなので、
INDの方に一日の長があるのは明白だから。

昨季はノーガードの殴り合いといういかにもな試合になりましたが、
ベンガルズはその試合にホームで負けています。

そして今回はINDホームであって、しかもマンデーナイトでした。

さすがに真っ向からぶつからずに何かしらの策は練ってるだろうと思ったんですよね。

しかし、今回も真っ向勝負に行き、その結果殴り合い負けどころか
大して殴ることすら出来ませんでした。

今回の負けは、そんなノープランで向かっていったことに対する落胆がありますね。
もうちょっと出来ることあったろうに、って感じだわ・・・。