普天間基地の移設問題で、重大な疑問が宜野湾市長によって提起されている。
普天間の部隊のうち、ヘリ部隊はグアムに移転せず、そのために代替え基地が必要というのは嘘で、実際にはヘリ部隊も含めてグアムへ移転する計画であることが、米軍の公式資料で明らかだという指摘で、この詳細な内容は宜野湾市ホームページでも公開されている。
すでに市長は鳩山首相にも伝えているとのことなので、民主党政府も事実は把握している。
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11月23日放送のNHKスペシャル「立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」は見応えのある、NHKならではの優れたドキュメンタリーだった。
自らも癌患者となった立花隆が、持ち前の知的探求心で世界中の癌権威に、なぜ癌が克服できないのかを尋ねて回る。
かってニクソン大統領が「癌戦争」を宣言し、巨費を投じて癌撲滅を目指してからすでに30年以上を経てわかったことは、癌はそんなになまやさしくない、 . . . 本文を読む
橋下大阪府知事が、自分への反論メールに対して「無礼打ち」まがいの処分を命じた。人格未熟な暴君ぶりにあきれると同時に、こういう人物をもてはやすマスコミと、それに踊らされて喝采している庶民の姿にはほとほと愛想が尽きる。 . . . 本文を読む
ここ10年そこそこの内に日本社会のありようはすさまじく変わった。
労働規制の破壊による使い捨て安上がり労働の蔓延、福祉・医療費の切り下げ、市場原理主義・規制撤廃による公的扶助、公的支援の崩壊、他方での大企業の空前の利益、ごく一部富裕層への富の集中・・・。
ここに来てようやく「格差社会の是正」とか日雇い派遣の規制とかが言われ始め、少しは是正への希望が見え始めていた。
しかし、その矢先に、アメリカ発の . . . 本文を読む
テロ特措法の延長をめぐって、自衛隊の給油支援活動が国会論戦の中心となって
いる。民主党が小沢党首の持論に基づいて、国連決議に基づかない活動であるこ
とを根拠に廃止を求め、その議論の中で自衛隊が提供した燃料が法の趣旨である
アフガンでの活動以外にイラク攻撃に流用されている疑いが問題となっている。
しかし、ことの本質はそんなところにあるのだろうか。
国連決議の有無といった手続き次第で、自衛隊の活動、小 . . . 本文を読む
先日の朝日新聞に、平岡元広島市長の談話が載っていた。
97年8月6日の平和記念式で、平岡氏が「核の傘に頼らない安全保障体制への努力」を政府に求める平和宣言を読み上げて席に戻ると、橋本龍太郎首相(当時)が険しい表情をしていた。式の後、橋本氏が平岡氏に近づいて「市長さんはアメリカの怖さを知らないんですよ」と言ったというのだ。
平岡氏は「何が怖いのですか」と尋ねたが答えはなかったそうだ。
答えられる話で . . . 本文を読む
案の定、中越沖地震による柏崎刈羽原発の被害が当初報じられたよりも遥かに深刻であることが日増しに明らかになってきた。
原発の事故、トラブルではお定まりのパターンである。
善意に解すれば、物がものだけに、肝心要の部分は直ちに点検するどころか、近づくことさえできないという事情もあろうが、この間数十年ぶりに暴露されてきた事故、トラブル隠しの実態や、過去の電力会社や政府の振る舞いを思い起こせば、決してそん . . . 本文を読む
新潟で大地震が発生した。
震度6強。
12年前の大震災を思い出す。
神戸の場合は大都会の直下型地震であったため未曾有の大災害となり、現代の都市空間のもろさを思い知らされた。
今回の地震の震源は、柏崎・刈羽原発からわずか15キロ程の位置である。
ここは、7基もの原発が集中する、確か世界でも一番の原発密集地であったはず。
地震発生時、3、4、7号機が稼働していたが、地震の発生により、緊急停止した。 . . . 本文を読む
映画「不都合な真実」を観る
次々と突きつけられるデータと驚愕する事実、そしてR・ゴアの熱意が伝わる雄弁に引き込まれる。
氷河が後退したとか北極の氷が解け始めているとかいった情報は断片的に見聞きしていても、有無を言わせぬ映像で事実を突きつけられ、温暖化の進行は漠然と考えているより遥かに深刻だと言うことを思い知らされる。
もうとっくに不可逆的な段階に突入しているのではないか。
ただ、結論は、例によ . . . 本文を読む
北朝鮮が核実験を強行した。
愚劣な独裁者が、やくざ的な瀬戸際外交、挑発と脅迫をエスカレートさせる。
一方、自ら未臨界核実験を繰り返し、使える核兵器の開発を公言し、自国に都合のいい国の核兵器にはOKを与えてはばからないUSAが、恥ずかしげもなく北の「暴挙」を非難する。
北の愚挙は、右翼まがいの安部政権にとって、願ってもない追い風となるだろう。
隣のならず者」の脅威をあおり、断固、断固を叫べば喝采 . . . 本文を読む
しばらく遠ざかっていた”バクダッドバーニング”(バグダード在住のイラク女性、リバーベンドが綴る戦争・政治・占領を話題にしたブログの翻訳ページ)にアクセス。
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言葉を失う。
1年前も、やりきれないありさまだったが、さらに悪化している。
底なしの地獄。
誰が引き起こしたのか、誰が加担しているのか!
すべてのアメリカ人、イギリス人、勿論日本人、そして世界の、とりわけ「先進国」とのぼせ . . . 本文を読む