杏花村 杜牧
清明時節雨粉粉 清明の時節雨粉粉
路上行人欲断魂 路上の行人魂を断たんとす
借問酒家何処有 借問す酒家何処にか有る
牧童遥指杏花村 牧童遥かに指す杏花村
最後の一句で、この詩のイメージがパッと現れて、
感動に震えますね。2行目の断魂という強い悲しみ
の語のもたらす緊張が一気に溶けるようです。
日本人好みの名句です。
牧童とは、牛を飼う童であり、禅や老荘思想の
象徴的な意味がこめられているのです。
ある日、飼っている牛が居なくなったので、探して回るの
ですが、一向に見つからず、諦めて、山の中で、
笛を吹いていたら、牛が現れたという故事で、
ひとつの事に執着すると、見えなくなるものがあり、
執着から離れると、おのずと見えてくるというたとえ話です
その童がゆびさす処は、いわばあんずの花咲く桃源郷です
最後に前の句の酒の意味が生きてくるのです。そういえば
「酒と薔薇の日々」という曲がありました。
清明時節雨粉粉 清明の時節雨粉粉
路上行人欲断魂 路上の行人魂を断たんとす
借問酒家何処有 借問す酒家何処にか有る
牧童遥指杏花村 牧童遥かに指す杏花村
最後の一句で、この詩のイメージがパッと現れて、
感動に震えますね。2行目の断魂という強い悲しみ
の語のもたらす緊張が一気に溶けるようです。
日本人好みの名句です。
牧童とは、牛を飼う童であり、禅や老荘思想の
象徴的な意味がこめられているのです。
ある日、飼っている牛が居なくなったので、探して回るの
ですが、一向に見つからず、諦めて、山の中で、
笛を吹いていたら、牛が現れたという故事で、
ひとつの事に執着すると、見えなくなるものがあり、
執着から離れると、おのずと見えてくるというたとえ話です
その童がゆびさす処は、いわばあんずの花咲く桃源郷です
最後に前の句の酒の意味が生きてくるのです。そういえば
「酒と薔薇の日々」という曲がありました。
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