碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

恐怖の大魔王

2011-04-04 21:55:39 | 日記風雑感
この期に及んで、汚染物質を垂れ流しているタイミングでこのような計画を出すというのは、どういうことなのか理解できない。というか、世界は東電を中心に回っているとでも思いこんでいるのか、あるいはすでに精神が病んでいたのかと思うほどで、恐怖感さえ覚えた。こんな計画書をだすことを止める人間が東電には誰もいないという恐るべき組織退廃ではないでしょうか、まさに大本営です。昔軍隊今東電です、気違いです。職員はまじめに悪意もなくやっているつもりなのでしょうが、それゆえなお怖いのです。こんな組織が原発を動かしていたとは、いやはや、ワシら大企業はおろか、会社で社員として勤めたことがないので、わからんのですが、東電は特殊なんでしょうか?それとも一流企業といわれる組織の実態はこんなもんなんですか?これがフツーなら大学を卒業して一流企業に就職できない人は幸せです。みんな中小企業へ就職しなさい。そして職人的スペシャリストになって、独立しなさい。精神を犠牲にしてまで一流企業なんかにしがみつくのは愚の骨頂です。ワシの経験では話をする相手でいちばん面白いのが中小企業の社長です。酸いも甘いもかみ分けて、強さとしかも人間的よさがないと人はついてこない。そして自分の弱点を自覚している。少しコンプレックスがあるそんな人間が面白いのです。またいつものように話は横道にそれましたが、原発の話です。今日、福島第一原発では放射性の汚染水を海へ放出しました。これはたぶん東電の決断ではないと思います。東電の体質でしたら、最後の言い訳に放射能汚染物質はなんとしても原発内にとどめるでしょう。メガフロートが到着するまで待てないと判断した理由があるはずです。それはたぶん原子炉の冷却が不可能になったのと、高度の放射能汚染地下水をおさえることしかできないと判断したのではないでしょうか。つまり、炉心に水を注入し続けるしかないのと、そこからもれる汚染水を管理することしか打つ手がないのだろうと思います。炉心が燃え尽きるのは何ヶ月かかるのかしりませんが、安定的状態になるのは、長期になると考えます。そうなると、経済的には大きなマイナスです。それが、政治的なメルトダウンに陥ることになっていくような予感がします。将来、あの時、原発の爆発さえなかったら歴史は変わっていたという風なことにならないように祈るばかりです。
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