碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

能登へ

2011-08-07 14:26:40 | 日記風雑感

忙中閑ありではなく、ワシの場合、閑中忙ありでして、突然急ぎの仕事が入りまして、能登半島を一周してきました。仕事もさることながら、夏の能登半島を巡るのもいいなと引き受けたのです。仕事は能登の市町村役場を回って書類のコピーもらってくる簡単な仕事ですが、インターネットの時代に、わざわざ顔を出さないと、書類のコピーをくれないのは、時代遅れになってるような感じです。その方がむこうの仕事が楽なんでしょうが、公開の情報だから誰でもパソコンでダウンロードできるようにしとけばいいのにと思うのです。そこがお役所ですね。話は飛びますが、津波で流された市町村の情報は、安全な場所にバックアップを取っているのですかね。住民台帳や土地の登記簿台帳なんかなくなったらどうなるんでしょうか。ちょっと気になります。話はもどって、その日の朝6時に自宅を出て、輪島市まで直行してから珠洲市、志賀町、羽咋市とまわる予定を立て、一路能登半島をルンルン北上しました。朝のさわやかな空気のなか久しぶりの能登半島です。BGMは何故か夏になると聞きたくなる平山みきの「真夏の出来事」です~。あの鼻にかかった声が、セクシーなんでしょうね。聞き飽きない声色です。左に日本海右に松林の緑がつらなって、能登有料道路は一直線に北へむかう。♪~ボロイ、車に乗って~♪真夏っの海へ走り続けた♪~・・今日の日本海は波ひとつなく、巨大な水溜りのような表情で、遠くの水平線と空がかすんでいる。ゴダール「気狂いピエロ」の一シーンにありました。ジャンポール・ベルモントがダイナマイトを頭に巻きつけて海を見ながら言うせりふ、「見つけた。 何を? 永遠を!」ランボーの詩の一節をつぶやく。画面は地中海のかなた空と海とが交わる水平線を映し出す。そして、海をバックにダイナマイトが爆発する。(前後が逆かも)やがてBGMはサザンの桑田圭祐にかわると道路はガラガラ貸切状態で、80K/hをキープする(それ以上出すとヤバイ車です)でも心はポルシェカレラに乗った気分です。後から、バイクが気持ちよさそうに追い抜いていく。ひところバイクツーリングで見るのは、スピード重視のロードタイプの車がほとんどでしたが、最近はアメリカンタイプがふえましたね。かっこいいイージーライダーの映画がなつかしく思い出されます。けれどなぜか日本人にはアメリカンタイプのバイクは似合わないと思うのはワシだけでしょうか。道は海岸線から離れ内陸部へとつづく。少し行くと、前方の路肩に車が止まっている。ここは有料道路だから駐停車禁止なんですが、事故か故障かあるいは休憩でもしているのかなと思いつつ、近づくと、急に車から人が出てきて手を振り出した。女性だった。あわてて同じ路肩の前方に車をとめてから、その停車している車のほうへ歩み寄ってみると、うすいサングラスをかけた30過ぎの女性が、車が動かなくなって困っているので助けてほしいというのだ。そして男と女の物語が始まった。そんなロードムービーもあったな・・輪島へついたのは8時ころでした。道路が良くなったし、時間も早かったせいで予定より30分早く着いた。・・つづく

 

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