碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

吉例初笑い

2016-01-02 21:42:01 | 日記風雑感
ご隠居 熊さんおめでとう。タイの正月はどうだい
熊    そりゃめでタイに決まってます
ご隠居 やれやれ、つまんないダジャレはいいからどんなふうなんだい
熊    タイの正月は夏祭りみたいなもんです。
      新年になると一斉にどこからでも爆竹は鳴るし、火の玉は飛ぶし
      屋根に上がってみると360度の花火で威勢がいいね。タイしたもんだ。
ご隠居 はいはい、言うだろうと思ってた。
熊    元日に初日の出を拝もうって、うちのかみさんと山のお寺へ行ったんです。
ご隠居 ほうめずらしい、いつも寝正月の熊さんが初日の出を拝むというのは、
     そりゃまたどいう風のふきまわしかね
熊   なにね、日本の日の出とタイの日の出が違うんじゃないかと思いましてね
     ちょっと確かめてみようと思ったんですよ。
ご隠居 へえ、どうしてそんなことを考えたのかわからないけど、それでどうだった。
熊   タイして違いはわかりませんでした。
ご隠居 なんだいそれは、それが落ちかい、酒がまずくなる。
熊   ご隠居さんその理由を聞いてくださいよ
ご隠居 わかってるよ、同じタイ陽でしたとでも言うんだろ
熊   違います。考えてみたら実は日本の日の出を見たことがなかったんです。
ご隠居 タイがいにせえよ!、お土産あげるからお帰りよ
熊   まあまあ、この後の話があるんですよ。ご隠居の好きな話がね
ご隠居 年寄りをからかうのは、10年はやいよ、タイのしっぽでもかんでろよ
熊   タイのしっぽというのはどういう意味です。
ご隠居 おまえさんのことだよ、つまりしっぽしかない。
    かしらがない。頭がない。バカだ。つーことだよ
熊   今年は厳しいお言葉だね、
ご隠居 年を取るとだんだん短気になるんだよ。
熊   じゃあながーくなる話をしましょう
ご隠居 ほう そんな話なら聞こうじゃないか
熊   山のお寺からの帰り道です。あたりを眺めると、野生のバナナの木が
    いたるところに生えているんですね、さすがはタイですね、その木を
    見るとバナナの実がついているです。かみさんがいうには、市場へ行くと
    バナナの実が売ってるのだけれど、大きい実と小さい実があって
    どちらも同じバナナの木になるのかねと訊くんです。つまり大きいバナナ
    と小さいバナナは木の種類が違うのではないかというのです。
    そこで教えてやったんです。バカ言っちゃいけないよ、おどろき、もものき
    バナナの木だよ。タイ国の小さな少年少女達でも知っているよ
    小さいバナナも大きいバナナも同じバナナの木からなるんですよ。
    そういうと、じゃあ小さいバナナは大きくしてから売れば儲かるじゃないの。
    というので、何をおっしゃるウサギさん。亀の甲より歳の功、
    それは素人の考えだよ。バナナを大きくするにはたいそう手間がかかるのです。
    ほっておけば大きくなるってなもんじゃない小さいバナナを大きくするには
    手間暇がかかる特にタイのバナナは水をやり肥料をやり、
    夜になるとそっとなでてやるんだよ。
ご隠居 ラジオタイ操でもやってろ。





    

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