碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

霊の話4

2010-08-02 09:00:54 | 日記風雑感
振り向くとどこから来たのか、そこには我が愛犬が舌をたらしてハアハアいいながら尻尾をふっていた。くそったれどこへ行っていたのか散々探したぞバカヤロー、頭を一発はたいた。犬はそれを軽くよけて飛びついてきた。犬も再会をおおいに喜んでいるふうで、しゃがんで抱きしめると、犬の身体からぷーんと草の香りがした。ようやく犬が見つかったので、まずは一安心した。それで竹林を下りることに決めた。いまさら尾根へ登る気はしなくなっていた。それは里山なので1時間も歩けばどこかに出れると確信していたせいもあるが、今来た道を戻ればまた迷うような気持ちがあった。早くこの場所から離れたい気持ちもあった。元気をだして犬を先頭に竹林を下りると、道は予想どおりすぐに見つけることが出来た。轍のあとがついた林道に出た。やっと、娑婆にもどれた気持ちになっていた。振り返ると、雲間から陽の光がレインブラント光線となって、今来た山の尾根を照らしていた。

<また、パソコンの画面がが連続して落ちました。このごろは1時間に1回ぐらいは落ちるようになっていたのですが、だんだん間隔が短くなっている。>

それから1週間ほどして、犬が危篤状態になった。獣医に診てもらったが、原因はわからないらしい。レントゲンを撮ったが異常は見つからない、血液検査では、すい臓の病気の疑いがあるらしいが、確実とはいえない。食欲も無く、ガリガリにやせて皮をかむった骨みたいになってしまいもうおしまいかと覚悟したが、1週間ほど点滴をした後ようやく私の姿を見ると尻尾を振るまでに快復した。それ以来、悪いことが続いたのです。犬の病気はその始まりだった。
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