碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

雪が降る日は

2006-01-28 22:00:43 | 日記風雑感
前にも書いたような題ですが、しんしんと降りつづく
雪は、その重さで、家を押しつぶすだけではないのです。
雪には目に見えない重さがあり、その重さで
人の心を押しつぶすこともあるのです。暗く長い冬の日々
陽の光はわずかに短く、弱い。外は雪が降り続く
そんな日々がつづくと精神が狂うことがあるのです。
鬱状態に陥る人や、発狂してしまう人が、出ます。
その土地に生まれ育った人はあまりいないのですが
他の土地から移り住んだ人々がかかりやすいそうで、
典型的なのが、アメリカのアラスカへ移住した白人
今まで、陽の当たる土地の生活になれている精神は
アラスカの森へ移住したとたん、自然の意思の前に精神が
破綻していくことがあるのです。
悲惨なのは、発狂して一家皆殺しなどの事件があるそうです。
テレビもねえ、ラジオもねえ、ましてインターネットあるわけねえ
そんなアラスカの森の冬を想像してください
しかし、昔といっても40年ほどまえは、北陸の冬も
似たようなものでした。ラジオだけはありましたが
そんな冬に、発狂した白人の夫人もいました。
ミッションスクールを創るため夫とともに
はるばるアメリカからやって来た夫人は、二度目
北陸の暗い冬に耐え切れず精神のバランスを崩して
しまいました。当時子供だった私はその話を聞いて
自分も狂うかもしれないと思い込み、怖い不安な
思いをした記憶がいまでもあるのです。
ですから、目に見えない自然の力が人間におよぼす
影響力は計り知れないものがあるとおもいます。
いわゆる風土、土地柄、と言っていますが、これは
侮れないパワーなのです。
そのパワーを認識する方法が風水とよばれるものです
いまの風水は、占い風水で、本質的に違うものになっていますが。
何の話をしようとしたか思い出しました。
今の寒波は北極圏から吹き込むジェット気流が大きく
蛇行して南へ下がって北朝鮮から日本の北部に
寒気をもたらしているのですが、このくらいの寒気は
北朝鮮以北では恐らくフツーです。そして60年の長い間南朝鮮へ
行ったこと無い国民は、その冷たい気候に適応していかざる
をえないのです。つまりその国の風土ができてきたのです。
国から石炭の配給がなければ、凍死するような土地で
その国の人々のメンタリティーが出来上がってきたのです。
キムジョンイルにも逆らわず、悲しく飢えて死んでいく国民
を理解するときに、国民にとって、キムジョンイルは自然力みたいな
存在なのです。逆らえない冬の酷寒なのかもしれません。
そのもとで一体どれだけの人々が発狂したのでしょうか。
そんな事を、ベトナムの甘い紹興酒を飲みながら考えています。









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 風邪をひいてます | トップ | 昨日は久々によい天気で »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記風雑感」カテゴリの最新記事