碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

チェマイでは乾季に入ったようです

2016-10-28 11:08:21 | 日記風雑感
タイでは、国王の逝去によって、日常生活にどのような影響がでるのか知りませんが、 黒服が多くなって、歌舞音曲が自粛されているらしいのです。チェンマイで開かれる予定だったヒナステラの音楽祭も中止になったし、いろいろなイベントも内容が変更されたり、中止になっている。しかしながら、自粛なのか規制なのかよくわからないのがタイです。ワシが行くジャズスポットは普通に営業している。市内にいくつかあるジャズスポットはたいていレストランの片隅で演奏しているので、食事のBGMとしての役割をになっている。したがって、決して、絶望的に、エキサイティングな演奏は望めないのですが、演奏者もデュオとかトリオが多く、レベルもまちまちで、聞くに堪えないほどではないけれど、鑑賞するほどでもないのが感想です。そんななかで、比較的元気なというか、すこしレベルが高いと思われるジャズスポットがあるというので、チャーンプアック門の近くの店へ歩いて出向いた。演奏は大概8時半ごろから始まる店が多いので、その時間に合わせるようにして行ったのですが、店をのぞくとまだ誰もいない。時間が早かったのかと思い、そのあたりをブラブラして、夜市などを見て、店に戻ると、まだやってない。お客も一人二人しかいないので、店のお姉さんにいつ演奏が始まるのかと聞くと、なんと今日は演奏はやっていないというではないか。さっき見たときに、アンプに電源が入って、ドラムのセッティングがあるから当然演奏があると思い込んでいたのだが、タイ美人のお姉さんは、他人事のように「一月ほど休むらしいのよ」と言うではないか、「なんでや」というと、タイ語でペラペラまくしたてるので、よくわからない顔を大げさに作って「オーマイガッ」なんて言うと、それがうけたのか、ころころ笑い出した。「せっかく遠く日本から来たのだから、お姉さんが歌ってくれない」というと、今度は向こうが大げさな顔で「オーマイガッ」と切り返された。つまり、予想するにやはり自粛的な規制があったのだ。しょうがない。せっかく期待に胸を膨らませて、いや足をすり減らしてやってきたが、こうなれば、また夜市に足をむけるよりしょうがない。そういえばいつもは、夜市の街角でストリートミュージックをやっているのだが、この夜は、メインの交差点のみで静かな演奏をしているのに気が付いた。夜市自体も自粛するとか言っていたのに、それはないようだ。役人の言葉も右往左往して、イーペン祭りも中止とか、いや一部自粛だとかいろいろ情報がありますが、はっきりしたことが判らないのがタイですわ。情報統制がきちんとしているのかいないのか、バンコク周辺のテロ情報も先月出されていたのですが、結局何もなかった。マスコミも当てにならないので、口コミが広がるのでしょうか。そんなわけで、くたびれもうけであった。こんなことなら、センタンの地下のフードコートで田舎のプレスリーのおっさんたちの演奏でも聞いていたほうがましだった。後日、そのフードコートへ行ったらここも演奏は中止でありました。 


 




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