碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

ネパールへ21

2005-08-12 22:11:14 | ネパール紀行
昨日は一日中寝ていたので、多少熱が下がったように思う。
しかし、足元はなれなくてふらふらしている。
ウレリまでの道は、ずうと階段状の登りで
途中で少しづつ、アンナプルナ南峰の白い頂が見えてくる
それに励まされるように、くねくねした登り道を
ウレリ村まで登った。村のそばに廃墟があった
以前学校があったそうだ。こんな辺鄙なところに
学校があったとは、信じられないので、
よく聞いて見ると、どうも、途中で作るのを
やめたらしいのだ。そう言えば、日本の援助で
学校を作った話をきいたことがあるが、それは
この国の王様が、日本に留学していた時、日本の
教育制度に感心して、ネパールでも教育に力を入れ
どんな山奥でも学校を作るようにしたのだが、
財政難で途中で放棄されたのかもしれない。
村を過ぎたところで、日本人の夫婦らしい
2人に会った。タトパニの温泉に6日間いて、
ポカラへ帰るところだった。1ヶ月ほど旅をしている
そうで、こんどは、アンナプルナ山群の反対側を歩くそうだ。
このあたりから、標高も高くなり気温が下がり、
地面には霜柱などが立っていた。
昼食は食欲がなく、ラーメン半分とミルクティーだけ
家内は反対に食欲旺盛で、カリーとラーメン
の残りも平らげた。
目的地ディウレリについた頃は、お腹がぐうぐう言って
いたが、それでも、口がまずく、ミルクティーだけが
命の水だった。
ここではじめて宿に泊まることにした。宿といっても
粗末な小屋で、日本では避難小屋程度のものでももっと
立派です。しかし、しんせつな娘さんがいて
いろいろ、せわをしてくれた。
夜はさすがに冷えてきて、囲炉裏の火がなによりの
ご馳走だった。へやのまん中に囲炉裏がありその周りに
板張りのベッドがあるのだが、隙間風が入り
熱があるせいで寒いので、囲炉裏の横の地べたに
シュラフをしいてその中で寝ることにした。
そうするとけっこう暖かく眠りにつくことが出来た。
家内も寒くて寝れないというので、途中で
場所をかわってあげたら、やっと眠りにつくことができた。







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