三浦不動尊第27番札所になっているお寺です。(2007/10/22)
この日は葉山の海沿いを走り、渚橋を通ってきました。逗子海岸を過ぎたあたりにあります。
海に面し、やや高い所にあるこのお寺。現在は池子の東照寺持。
弘法大師が不動尊を岩窟内に祀ったのが始まりといわれ、この不動尊は小坪の漁船を
暴風雨から加護したといい、浪切不動、白滝不動と呼ばれて信仰されてきました。
(右)本堂前より逗子の海を。
(左)そして何やら海に気になる岩が。
横断歩道もない道路を渡って見てみると・・・これが『不如帰(ほととぎす)碑』です。
明治時代、徳富蘆花(とくとみろか)の小説『不如帰』がベストセラーになり、一躍この地も有名に。
浪子の名セリフ「あああ、人間はなぜ死ぬのでしょう! 生きたいわ! 千年も万年も生きたいわ!」
またこの小説のヒットにより、浪切不動、白滝不動と呼ばれていた不動尊は、
ヒロイン浪子の名前をとって『浪子不動』と呼ばれるようになりました。
この碑は昭和8年に建てられ、碑字は蘆花の兄徳富蘇峰(そほう)の筆。
礎石の下にはこの小説を書いた時の、筆とすずりが納められているとか。
見た感じ信じられないのですが、干潮時には歩いて行けるそうです。
そしてもう一つ、お寺の前には「さくら貝の歌」歌碑
“「さくら貝の歌」の作者土屋花情氏は、逗子の浜辺から詩想を得て創作しました。
またラジオ歌謡として愛唱されました。” メロディは→こちら♪
海沿いの風景。(左)こちらは逗子海岸方面。
(右)鎌倉方面。あれ?いつのまに黄色いバスがなくなっていますね。
そしてこの場所は、昭和25年に選定された逗子八景にも選ばれています。
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◆山号寺号 白滝山 高養寺 浪子不動
◆宗派 真言宗
◆場所 逗子市新宿5-5-5
◆電話
◆アクセス JR逗子駅より徒歩20分
★不動尊★
◎ご詠歌 『打ちよする 浪風荒す 世のなかを 救ひたまえる 御仏のみち』
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google画像検索→浪子不動 逗子
google検索→浪子不動 逗子
逗子ゆっくり探索→浪子不動と高養寺
この公園、次回ゆっくり訪れてみたいと思います。
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ストリートビュー。海の方に向けると「不如帰碑」
徳富蘆花の「自然と人生」のなかに「湘南雑筆」って随筆が収められています。「湘南」という名が全国区になったのは、蘆花の「湘南雑筆」の影響が大きいと言われているそうです。
自分は10年ほど前に、この地を訪れているのですが、さまざまな発見(?)がありました。その10年前の発見をTBさせていただきました。お暇なときにご覧になってください。
確か134号線を走っていると見えますよね?
当然、車でしか走っていないので、歩いて観てみたいです。当然どこの札所巡りも基本は歩くですけど…なかなか行けません。
TETSUさんどんどん進出して鎌倉の寺院などもよろしくお願いいたします
素敵なタイトルだと思っていました『湘南雑筆堂』は、この地がゆかりの場所だったのですね。
徳富蘆花の「自然と人生」も読んでみたくなりました。
トラックバックありがとうございます!
読ませていただきましたが、そういった意味でも、名の知れた土地であったなんて初めて知りました。
いったいどうなってしまうのだろう?とドキドキでしたよ。
次回は披露山公園にも行ってみたいと思います。
コメントありがとうございます!
はい、134号線沿いから高養寺は見えます。
今回はやや天気が悪かったですが、天気のいい日に訪れたら、とても気持ちのいい場所だと思います。
干潮時でしたら歩いて『不如帰碑』まで行けるようなので、私もまた足を運んでみたいと思います。
あどれすさんも、お時間のある時に訪れてみてくださいね。
鎌倉のお寺も、とても由緒あるお寺が多いですから、少しずつでもブログで取り上げていきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。
私も何回か行ってバスで食べたりしたので、なくなっていたのは、本当に残念です。
海沿いに黄色いバスで目立ってもいましたし、独特の雰囲気もあって良かったですよね。
その支店が横須賀にもできましたが、1年ほどで閉店してしまいました。(2年ほど前でしょうか)
http://blog.goo.ne.jp/tivgdtd/e/7c68110c8c04ad4608cc3cfaa25fbc9c
海沿いのバスも、どんな事情で閉店してしまったのでしょう?
何か分かりましたらブログでも取り上げたいと思います。
なくなってみると、また行きたくなってきますよね。
コメントありがとうございます!