「重症筋無力症」と闘うオジサンの日記

福岡市内在住の50歳代の普通のオジサンです。重症筋無力症を発症して現在闘病中です。発症時~現在までを日記風に報告します。

③眼科を受診~脳神経外科へ・・・

2014-03-23 13:21:05 | 日記
2013年6月初旬に、思い切って近所の眼科へ赴き、相談してみた。
受付で、症状を伝え、まずは事前検査(視力、眼圧等)を受診。基本視力は若い時から良いほうで現時点でも(裸眼で)両目ともに1.0を維持している。
(ちなみに20歳の頃は、両目ともに裸眼で2.0だった)
いざ、診察室にて先生からの診察を受ける。先生が、手に物体(光源)を持って上下左右に動かす。
その際、私の眼の動きを観察してくれて、「ここは?」「そこで完全に二つに見えます」「じゃあここは?」等のやり取りが続く。ちなみに、眼の周囲が麻痺(何となく痺れた状態)しているような感覚症状がある事も正直に伝えておいた。

(眼球の向きによって、上記のように完全に二つに見える位置がある事等がわかった)

先生いわく、「確かに眼の動きがおかしいねぇ、左右・・・特に右目の動きがおかしいね。」
更に頭を固定した状態で、上・下・横・斜めに動く物体を眼で追いかけるテストをしてもらった所、
■顔面付近を強打(又は喧嘩で誰かに強く殴られた)した可能性
■糖尿病悪化による眼底出血による可能性
■軽い脳梗塞を起こしている可能性
がある事を告げられた。最初の、顔面に衝撃を受けた事はなかったので、後は残りの可能性だが、眼底検査は次回の来院で検査しましょう!と。問題は脳梗塞の可能性・・・今から紹介状を用意するから近くの脳神経外科で検査をしてもらうように・・・と。(急いでくれ・・との事だった)

紹介状を書いてもらって、書状を握りしめ、近くにある総合病院(○○会病院)に出向く。手続きをして程なく検査室へ・・・・
頭にヘッドフォン(音がうるさいので)を付けて、横になり、頭のMRIを撮ってもらう(約30分程)

(MRIで撮影される脳の断面写真。・・・上記画像は参考として別の資料からの引用です)

脳神経外科専門医の見立てでは、視力に影響を及ぼすような異常は認められない。ただ、白くプツプツしたようなのが散見されるが、これが俗に言う「隠れ脳梗塞」だと。ただ大した事はないので、慌てる必要はないとの事だった。(2,3年に一度程度は脳の診断もしてもらった方がよいでしょう程度)
今回の結果については、すぐに眼科に伝えて、この日は終了となった。



②症状発覚~悩んだ末に病院へ

2014-03-23 11:48:00 | 日記
今思えば、最初の症状が出たのは昨年5月(2013年5月後半)だった。
業務中にPCに向かっていた際に、急にディスプレイに表示されている文字が二重に見えるようになった。当時は、単なる疲れ目から来るものだろうと・・・安易に考えていた。

(パソコンの文字がダブって見える・・・・画像は、PC文字がダブって見える症状を表現したもの)

目をつむったり目を休ませたりするも変化なく、仕方なく市販の目薬を点眼したりして考えられる事を試してみたら、どれも効果なしだった。
また、当方は営業という仕事上、頻繁に車を運転するのだが、この複視(斜視とも言われるようだが)が酷くなると、道が二つに分かれてみえたり、道がゆがんで見えて、まともに運転できる状況ではなくなってしまう状況に陥ってしまっていた。
(景色も全てがこのような感じで見えてしまう。横にダブったり、縦に斜めにダブったり・・・)

歩いている時には何とかなっても車の運転は辛かった。どうにもならんので酷い時は片目をつむった状態で運転したりしてしのいでいた。(片目にすれば複視は無くなった)
友人にも相談してみたら、「疲れ目だと思う」との事。「目をつむって、目玉を動かす練習をすれば回復するかも・・」等の助言を受けつつ、目を休ませたりしたが多少(時間によっては)良い状態になる事はあっても、症状が改善されることはなかった。
仕方が無いので満を持して眼科でみてもらうべく、近所の眼科を尋ねてみる事にした。(6月初旬)

①はじめに・・・

2014-03-23 02:45:10 | 日記
はじめに・・・・
現在は、2014年3月22日です。(一昨日、長期に渡っての検査治療入院から退院してきました)
一ヶ月弱の検査治療入院でしたが、昨年の初夏に、表題の病を発症してから、現在に至るまでの経緯・経過及びこれからの闘病ぶりをつぶさに日記風に報告して参ります。
通常の生活を送っておられる方々にはなじみの無い(当然ながら私も最近まで、このような病気があるなんて知りませんでしたから・・・)方々も多いと思います。それから、私もそうでしたが、当初から難病指定である病気であるという事等夢にも思わぬまま、単なる顔面麻痺程度に思いつつ、病院もいくつか回ってきた挙句に判明したわけです。(最初は、複視・・・顔面麻痺?を疑うような症状から始まりました)
しかるに、こちらのブログを偶然みかけた方で、ご自身や又は周囲近辺で、似たような症状で悩んでおられる方々が居らっしゃるうようであれば、こちらをを参考にして頂けたら幸いです。

<「重症筋無力症」とはどのような病気なのか>

末梢神経と筋肉の接ぎ目(神経筋接合部)において、脳の命令によって神経側から遊離される神経伝達物質(アセチルコリン)の筋肉側の受け皿(アセチルコリン受容体)が自己抗体により攻撃される自己免疫疾患。全身の筋力低下、易疲労性を特徴として、特に眼瞼下垂、複視などの眼の症状をおこしやすいことが特徴(眼の症状だけの場合は眼筋型、全身の症状があるものを全身型とよんでいる)。嚥下が上手く出来なくなる場合もある。重症化すると呼吸筋の麻痺をおこすこともある。
厚生労働省が1972年より難病対策事業として特定疾患に指定している難病である。