goo blog サービス終了のお知らせ 

「重症筋無力症」と闘うオジサンの日記

福岡市内在住の50歳代の普通のオジサンです。重症筋無力症を発症して現在闘病中です。発症時~現在までを日記風に報告します。

⑦症状が顕著に出始め・・・・そしてついに・・・(驚)

2014-03-27 12:10:39 | 日記
2013年9月中旬に、無事社会復帰(会社出社・仕事開始)を果たし、再び厳しい環境(外資系の営業ゆえ、当たり前ですが)に身を晒されながらも、何とかだましだまし日々勤務しておりました。
複視(斜視)現象は以前ほど酷くなく、仮に症状が出ても神経を集中すれば(正面を見る限り)においてはものが一つに見えるように調整できるようになってました。ただ、斜視というか、横目というか顔を正面に向けた状態で横目でものを見ると(両目を横に動かすと)、みるみるものが二つに見えるようになってしまう・・・この点は相変わらず症状が続いておりました。

11月頃になると、同僚達と昼食に出かけていて、食事をするのが何となく遅くなっていく感じを受けました。(付け合せで出てくる、野菜サラダ・・・キャベツの千切り、レタス等が何となく硬く感じられるようになってきたのだが、気のせいかなーと思っていました)
異変は、口の中の舌にも現れて来ました。営業に車を使っているのだが、眠気よけにクールなガムを噛んでいるのだが、何となくガムも硬いような感じ・・・・そして、口の中でフーセンガムみたいな原理で(舌で輪を作ってパチパチ鳴らすのが癖だったのだが)舌でガムを歯の裏にセットしようとしてうまくいかない・・・えっ、フーセンガムが作れない???明らかにおかしい・・・・
次に、食事をした際に、口の横に溜まったご飯粒等を舌で取ろうとしたが、うまく動かない・・・えっ何だこれ?歯の裏や口の横奥に溜まった食事が移動できない・・・しかも飲み込みまでもがしんどくなってきた。(後で知ったのだが、嚥下障害という症状です)

(上図の症状がとうとう出現してきたわけである)
ただ、この症状はしばらくすると出なくなるので、単なる疲れのせいだろう・・・と、その時もタカをくくっていた次第である。しかし・・・歯磨きをした後、口をゆすいで水を吐こうとするとうまく吐けない・・・口に水を含むともれそうになる・・・・風呂に入って顔を石鹸で洗うと、眼を閉じているにも関わらず、眼の中に石鹸が入って眼がしみる(実際には、眼が閉じれていない)、水を飲むとむせる・・・食事すると、レタスが硬く感じる・・ご飯が噛めない


要するに、当たり前にできていた事が、突然できなく(できにくく)なってしまっていたのである。
焦ったのは、唾を吐こうとしたら、唾が吐けない(口の前方へ唾をもって来れない)事であった。
これだけの症状が次々と出てきて、正直自分もただ事ではないな・・・やっぱり、脳梗塞か脳溢血の前触れなのか・・・を疑うようになり、以前から何度もやっているが、ネットでそれらしい症状から病名を探ろうと試みた。しかしヒットするのは、顔面麻痺、脳梗塞、パーキンソン、バセドー病等等でどれもなんか今ひとつ違うような・・・
それに、四六時中この症状が出ているわけではなく、日によってはほとんど気にならない時もあったので(眼の周囲の痺れ・・・痒みまで出ていたが・・・これだけはずーっと症状は継続していた)

そして12月の年末になった頃、とうとう決定的な症状が現れた・・・・
それは、仕事から帰って、夕食を食べ終えた・・(咀嚼障害も多少出ていたが、頑張って食べていた)時に、妻から話かけられて、返事をしようとしたら、えっ、言葉が出ない・・・というかろれつが回らない・・・というか、うまくしゃべる事ができない・・・アーとかウーとかは言えるが、言葉をスムーズに話す事ができない・・・すると突然妻が泣き出して、「アンタ大丈夫なの?」と。
今までの事もあって、とうとう脳梗塞で倒れると思ったらしい・・・


(人の言う事は理解できるし、手足のしびれは無かった・・・ので脳梗塞とは思えなかった)
でも、首から下は何ともないし、前回脳外科にてMRI取った時も問題なかったし・・・うーん!
でもただ事ではないな・・・と思いつつ、少し横になって休んでいたら、先ほどのろれつが回らなくなっていた症状が軽くなってある一定の言葉以外は普通に話せるようになっていた。自分で、アイウエオ・カキクケコと言葉の発声チェックをした所、特定の母音をもつ言葉が出せない事がわかった。
それは、イ行の言葉で、イキシチニヒミイリイが言えない(発音できない)事がわかった。たとえば、シチューと言おうとすると、発音できない訳で・・・
さしもの面倒くさがりやで医者嫌いの私も、何かヤバイ病気にかかっているのではないか・・・と不安になり、本格的に(眼科や脳神経外科では駄目だと悟っていたので)頼れそうな病院を真剣に探さんといけないなぁ・・・と覚悟を決めたのであった。



⑥一進一退の症状が続くも、仕事優先の日々を・・・

2014-03-26 11:37:39 | 日記
骨折し、市内では有名な大手整形外科に入院し手術&リハビリを受けていた(8月10日まで)のだが、主治医や、担当看護婦さんには度々、この眼瞼下垂症状を含む、眼の周囲の痺れ、めまい症状も相談したのだが、流石にその症状なら、脳神経専門の病院で診てもらうしかないでしょう!との事だった。
リハビリも少々進んで、松葉杖の状態ではあるが歩けるようにまで回復してきたのをきっかけに、自宅近くの総合病院へと転院した。転院の理由は、自宅に近く、リハビリ施設も充実している点、及び、総合病院である事で、私の昔から抱える成人病(高血圧・高コレステロール・高血糖・高尿酸・高脂血症)の検査及び今回発生している眼の周囲の痺れを含めた瞼が重たくなっている症状を診てもらう狙いがあった。
しかし、入院して規則正しい生活を送っていたせいもあるのか・・・複視、めまい、眼瞼下垂についての症状は軽く、しかも担当内科医にも相談してみたが、今服用している神経の薬(カルナクリンとメチコバール)をしばらく続けてみて下さい。そして最初の眼科に再度相談してみてください。という事だった。ただ、説明は難しいが、時折複視や眼の周囲の痺れは日によって変動をしていた。


(病院内での食事中に複視の症状が酷くなった時の見え方・・・・当時のイメージ画像)

複視・眼の周囲の痺れ・目瞼下垂症状については、それ程悪化する訳でもないまま、9月初旬に退院。
そのまま会社業務へ復帰。それからしばらくして複視はきにならなくなった。ただ眼の周囲の痺れからくる?瞼の重み症状だけは一進一退を繰り返していた。今思えば骨折&リハビリ入院により会社を長期休業していた・・・その遅れを取り戻す事に頭がいっぱいで、眼の周囲の痺れなど、単なる顔面神経痛だろう!と自分で自分に言い聞かせていたように思う。

⑤症状改善されず・・・そしてとうとう大怪我を負う事に(泣)

2014-03-25 02:26:25 | 日記
2013年6月の第二、第三土曜日・・・眼科へ通院。
複視・斜視及び眼の周囲の麻痺症状、目が開けにくい(まぶしい)等・・・諸々の症状は特に変化ないまま眼科に通院していた。ただ何となくではあるが、複視については、(今思えば日内変動のおかげだったと思うが)何となく、午前中だとそれ程酷くなく、また良く眠れた翌日は調子が良いような感触を得ていた。眼科に通院して診てもらって、症状が少し緩和されたようだ!と伝えたら、その調子で薬を服用していれば、徐々に良くなっていくだろう。じゃあ次は一ヵ月後くらいに診せに来てください・・という事で、多少は安心していた(当時はそう思えた)自分が居たようである。

複視・斜視(視野の歪み)の症状が出てからというもの、仕事や遊びで気を使っていたのは、階段上り下り、車の運転、狭い場所(高所等)を歩く時等である。症状が酷い時には、空間が歪んで見えるようになるので、転落・滑落・事故等に会うリスクが高くなるので、その所だけは気をつけていた(自分としてはそうしていた)つもりだった。

(複視・斜視の症状が酷い時に階段を見たらこのような感じで見えていた)

しかし・・気の緩みとは恐ろしいもので、とうとう恐るべき時がやってきた訳で・・・
忘れもしない、2013年6月29日(土)に、同じ趣味(里山探索・昆虫観察)を持つ知人と二人で県南のとある山麓に出向いて、昆虫採集観察に興じていた際、私がちょっとした土手に上がって樹木を観察していた所、めまいなのか足を滑らせて、土手から2m程転落。体をねじったようにして自身の左足が自分の体の下に入り込んだ状態で落っこちてしまって、左足の足首から10cm程上のあたりを見事にボッキリと骨折(頚骨・緋骨両方)してしまった。(生まれて初めての骨折である)
当然、そのまま病院に担ぎ込まれてそのまま入院そして手術&リハビリを経て、仕事に復帰できたのは、9月になってからであった。
骨折してから社会復帰できるまでは、別のブログにてまだ作成途中ですが、”骨折体験記”としてお伝えしている次第。

骨折(頚骨・緋骨)体験記

今思えば、転落→骨折した際にやはりめまいを感じていたのを記憶している。通常考えられないような足の踏み外しからバランスを失って落ちたのだけは印象的なので、今思うと、やはり今回発症している病が原因になっていたのであろう。
入院期間中は安静にしていたせいなのか、複視・斜視の症状は影を潜めてくれていたのだが、瞼が重く、目がとろんとした状態は逆に酷くなっていたようであった。
(会社関係者、友人達が見舞いに来てくれたが、私の顔を見て、目が開いていない・・・目つきがおかしい・・・と指摘をしてくれていた)
私も最近知ったのですが、眼瞼下垂(ガンケンカスイ)と言われる症状である。

上図で言えば、強度の状態(症状)が強く現れていたようである。

④再び眼科で検査・・・でも原因がぁぁ・・

2014-03-24 20:18:57 | 日記
2013年6月初旬・・・
先日のMRI検査結果(脳神経的にはなんら異常無し)を持って再び眼科へ・・・
実は、当方は昔から成人病の治療をしていて、別のクリニックに通院していたのであるが、直近の血液検査等(健康診断等で得られた数値データー等)の結果表を持参。
中でも気になるのが、血糖値(空腹時は100前後)・・・しかし問題なのは、ヘモグロビンA1cの値・・これが7.1だったのと、高脂血症、高血圧(薬を服用中)持ちであった為、糖尿病からくる眼の病気があるかもしれないという事で、眼底検査を実施しましょう!という事になった。
ちなみに、眼底検査するには事前に瞳孔を開く為の薬液(目薬)を点眼します。その日の午後は運転などはできないので、別途日を改めて来てくれとの事だった。
ちなみに、この時もやはり複視の症状が続いていたし・・眼の周囲も何やら痺れたような・・・瞼が重く垂れて来る状態が続いていたのは言うまでもない。

※この複視(斜視)現象だが、朝から強烈にめまいがする程ひどい時もあれば、夕方が酷くなったり・・・と日内変動が見られる症状だと何となく自覚するようになっていた。そして、斜視・複視が酷い時は、通常の昼間の景色がまぶしいと感じられ、眼を(瞼が開けにくい)開けると辛いような感じの症状が続いていた。

さて、2日後眼底検査をする為に眼科へ・・・
お決まりの、事前の裸眼検査(視力検査が主体)及び眼圧検査を実施し、いよいよ薬液を点眼。
しばらくすると、確かに周囲が極端に明るく、まぶしく見えるようになる。程なくして眼圧検査と同じような機械に頭を乗せて、写真(ある一点を見つめて・・・・ストロボ光みたいなのが発光されて写真を撮る・・・眼圧検査と同じにしか思えなかったが)を撮影。

(眼底検査で撮影される眼球の画像・・・・・他の参考画像からの引用です)

その後、検診の結果、眼底検査でも特に異常は見られない・・・との事だった。
まあ原因もよくわからないが、眼科の先生がおっしゃるには、こういう(複視・斜視)症状は時折発生してもしばらく放っておいても殆どが知らず知らずに良くなる事もあるとの事。脳神経的にも、眼底検査でも異常が無いので、とりあえずは、神経を元気にする薬を処方しますので、しばらく服用してみてください。一週間後にまた診せに来てください。という事になった。
ちなみに、処方された薬だが、
1、メチコバール
2、カルナクリン
の二種類の錠剤(食後服用のタイプ)だった。
とりあえず、今後は毎食後にこちらの薬を飲む事になった。




③眼科を受診~脳神経外科へ・・・

2014-03-23 13:21:05 | 日記
2013年6月初旬に、思い切って近所の眼科へ赴き、相談してみた。
受付で、症状を伝え、まずは事前検査(視力、眼圧等)を受診。基本視力は若い時から良いほうで現時点でも(裸眼で)両目ともに1.0を維持している。
(ちなみに20歳の頃は、両目ともに裸眼で2.0だった)
いざ、診察室にて先生からの診察を受ける。先生が、手に物体(光源)を持って上下左右に動かす。
その際、私の眼の動きを観察してくれて、「ここは?」「そこで完全に二つに見えます」「じゃあここは?」等のやり取りが続く。ちなみに、眼の周囲が麻痺(何となく痺れた状態)しているような感覚症状がある事も正直に伝えておいた。

(眼球の向きによって、上記のように完全に二つに見える位置がある事等がわかった)

先生いわく、「確かに眼の動きがおかしいねぇ、左右・・・特に右目の動きがおかしいね。」
更に頭を固定した状態で、上・下・横・斜めに動く物体を眼で追いかけるテストをしてもらった所、
■顔面付近を強打(又は喧嘩で誰かに強く殴られた)した可能性
■糖尿病悪化による眼底出血による可能性
■軽い脳梗塞を起こしている可能性
がある事を告げられた。最初の、顔面に衝撃を受けた事はなかったので、後は残りの可能性だが、眼底検査は次回の来院で検査しましょう!と。問題は脳梗塞の可能性・・・今から紹介状を用意するから近くの脳神経外科で検査をしてもらうように・・・と。(急いでくれ・・との事だった)

紹介状を書いてもらって、書状を握りしめ、近くにある総合病院(○○会病院)に出向く。手続きをして程なく検査室へ・・・・
頭にヘッドフォン(音がうるさいので)を付けて、横になり、頭のMRIを撮ってもらう(約30分程)

(MRIで撮影される脳の断面写真。・・・上記画像は参考として別の資料からの引用です)

脳神経外科専門医の見立てでは、視力に影響を及ぼすような異常は認められない。ただ、白くプツプツしたようなのが散見されるが、これが俗に言う「隠れ脳梗塞」だと。ただ大した事はないので、慌てる必要はないとの事だった。(2,3年に一度程度は脳の診断もしてもらった方がよいでしょう程度)
今回の結果については、すぐに眼科に伝えて、この日は終了となった。