チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

さだまさしコンサート

2013年08月27日 | ふうりんの音
コンサート会場に行った訳ではありません、テレビ中継で聞いただけです。
熱烈なファンというわけではないけど、さだまさしは嫌いではありません。

「元気でいるか?町には慣れたか?友達出来たか?」
「金タノムの一言でもいいから、おふくろに声を聞かせてやってくれ」
「去年のあなたの思い出がテープレコーダーからこぼれています」
「二人でこしらえた浴衣も今夜は一人で着ます」
「自分の重さを感じながら坂道を登る」
「いくつもの峠を越えてもっともっと上をめざす」


どうしてあんなに繊細な言葉が出てくるのか、やさしい気持ちの詩が書けるのか、気になっていました。少し前のさだまさしの子供時代を描いた「かすていら」という番組を見て、ひとつだけ思い当たりました。家は貧乏であったけれど、彼は祖母にも両親にもそれはそれは愛されて育ったのです。どんな親でも子供を愛するけど、彼の両親はそれ以上のものを与えたのです。

愛情いっぱいに育てられた人間はきっとやさしい心根で、やさしい言葉が出て、やさしい詩が書ける、そうではないのかと思うのです。

知人で、娘が学校を卒業してすぐに出来ちゃった結婚をした人がいます。父親はそれを気に病んでいたし、母親はその娘が時々ヒステリックになって手が付けられないのは自分のせいではと悩んでいました。
「こんなに大事に育てられた子供が悪くなる筈が無い!」と言って上げました。実際、今では、孫もできて、同居して幸せに暮らしています。

遅すぎる事は無い、愛情深く、優しく、生きていきたいです。




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