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チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

フェルサブルータ WA!

2017年10月04日 | 観劇だより

 

テレビでCM見たら面白そうだから行こうと娘が誘ってくれました。でもCMを見てもどんなショーなのかさっぱりわかりません。そこで、行った人の口コミを見てみました。

広いホールで立ったまま見るらしい。頭上で空中ブランコのようなショーが展開されるらしい。手の届く距離まで上からプールが下りてきて美女の水中ショーのようなものがあるらしい。水が降ってきて濡れるらしい。荷物はロッカーに預け、手ぶらで会場に入ること。移動があるし濡れて滑るのでスニーカーが良い。

予備知識を得て、下着から靴下までの着替え一式、タオルをバッグに詰め、ユニクロの撥水加工パーカーを着てスニーカーで出かけました。

WA!というのは「和」のことでした。和テイストの笛や太鼓の音楽に能面、甲冑などが飾られたホールには満員電車並みに観客がびっしり立っています。音楽のボリュームが上がり、ワイヤーで吊るされたパフォーマーが宙を飛びます。天井の穴からは忍者が降りてきます。巨大送風機で風が起こり、盛大に紙吹雪が舞い雨も降ってきます。

装置が出てきて観客の中に舞台ができます。係員が観客を退かせるのですが、満員の観客が押し合いへし合い移動します。雨が降ると濡れないように逃げる人と、踊る役者と一体になって濡れる人とがまた押し合いへし合い動きます。着替えを持ってるから濡れてもいいかと思いましたが、思ったよりザーザー降って髪もびしょ濡れになったので逃げました。

新しい、体験型の観劇とでも言うのでしょうか、観ている間は必死ですが、終わったらどっと疲れました。服を着替えて帰ってきましたが、知らずに、着替えを持ってない人はどうするのでしょう? 今日はとても寒い日になりましたのに。

 

 


ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー

2017年08月29日 | 観劇だより

 

新聞や電車の吊るし広告で各種イベントの案内を見るたび、一度見たいと思っていた「ブラスト」です。究極のマーチングバンド、見る音楽、というイメージでしたが、実際は思っていたより洗練されたショーでした。「行進しながら様々なフォーメーションを組んで演奏」ではなく、「演奏はもちろん、ダンスも歌も一流」といった感じ。ダンスやバトンの専門の人はいるけれど、演奏者も全員が歌って踊るのです。

ディズニーの音楽ということですが、かなりアレンジされていたのと、私自身がディズニーの映画と縁遠くなっていたせいか、馴染みの曲は少なかったように思います。それでもブラスバンドに多数のドラムと、サーベル型バトンやフラグを回すダンスチームが一体になった「パイレーツ・オブ・カリビアン」は迫力あってカッコよかったです。

 

ドラムチームはサービス精神旺盛なメンバーで、休憩時間もロビーで演奏し、演奏会終了後もロビーに出て演奏しながらのお見送り、観客は急いでロビーに出て、おまけの演奏を楽しみました。

でも誰も帰る人はいませんからお見送りにならないですね。

吹き抜けになったロービーの下の階はシアターの外になるので、下を歩く人は突然のドラム演奏と大歓声に、何事かと上を見上げ、キョロキョロしていました。

 

 

 

 

 


ALTAR BOYZ

2017年08月25日 | 観劇だより

 

ニューヨーク発ベストオブ・オフブロードウェイ賞を受賞したミュージカルの韓国版だそうです。

韓国版というのがネックです、だって言葉が英語以上にわからなくて、字幕を見ていると舞台が見れないし... でも今回はほぼライブステージだったので、意味はわからなくても音楽は楽しめました。ストーリーは教会に仕える5人の少年が魂の救済を与えて全国をライブツアーする...とそのまんまでした。

ちょっと前、韓国のアーティストというとやたら綺麗な顔の男子が多かったのですが、最近は日本の男子も綺麗な顔の子が多いので、さほどイケメン揃いとは感じませんでした。ダンスもダンス専門のユニットがいくつもできて素晴らしいダンスを見せているので、彼らはまあまあかなというところ、歌もそこそこ。ただ舞浜アンフィシアターと言う素晴らしく音響効果の良い劇場だったので、音楽を聴いているだけで心地よかったです。

 

観客はアイドルを追っかけるには少し年代は上のように見えました。それでも8割がたの人がペンライトを振っています。一時大流行りだった韓流ブームは健在なのでしょうか、グッズやリピーターチケットの売れ行きも上々のようでした。

劇場はディズニーアンバサダーホテルの隣にあり、舞浜の駅からエクスピアリというモールを抜けていきます。いつもチャッチャとディズニーランドに入りチャッチャと帰るので、ランドの外にこんな施設ができているのを知りませんでしたので、あちこちキョロキョロ見て回り、レストランに入りました。

隣に座った2人連れも観劇の帰りでしたが、昼の部も夜の部も他の日のチケットも持っていました。ライブの途中で客席の女ん子を舞台に上げ、ラブソングを歌ったり花束やプレゼントをあげたりする演出が気に入らないようで、やりすぎだ!と腹を立てていました。熱心なファンなのでしょうね。

もう夏休みも終盤だからか、時間的に中途半端だったのか、ディズニーリゾートはそれほど混雑してないように見えました。

 

 


「罠」

2017年08月08日 | 観劇だより

 

”巧妙に仕組まれ張り巡らされた罠 手に汗握るスリリングな展開” 面白そうなので娘と行ってきました。各々のセリフも多く、緊迫した展開で久しぶりに劇らしい劇を楽しむことができました。

最近はアンハッピーエンドというか、悪い奴が生き残る、正直者は馬鹿を見るという結末が多くて、嫌な気持ちになって帰ることがあるので、途中まで、そんな結末だったら嫌だなぁと考え考え見ていました。結果はまあまあ、気分よく帰ることができました。

劇場はサンシャイン劇場で、今回は3列目とメガネなしでも役者の表情まで見える席だったので、劇にどっぷり浸かり、観劇することができました。


ALATA

2017年07月22日 | 観劇だより

 

『有楽町にサムライ降臨』という派手なコピーに惹かれて、有楽町マリオンに新しくオープンしたオルタナティブシアターの「ALATA」を見に行ってきました。

日本を訪れる世界中の人に楽しんでもらえるようにと”非言語”でダンスと殺陣で表現する新感覚のパフォーマンスです。セリフがないのでストーリーの詳細はわからないのですが、そんなことはどうでも良いという気持ちになります。途中にはワイヤーを使ったパフォーマンスも入り、シルクドソレイユみたい、確かに新感覚だなと感じました。

ALATA役は大衆演劇で長いキャリアを持つ早乙女夕貴で、スピード感あふれる美しい刀捌きを見せます。ヒロインのダンサーElina(私は初めて知りました)はキレのあるダンスで魅了します。激しい音楽は大音響で体にビンビン響き、お腹が空きました。

面白い舞台になったと思います。