初めて天王洲アイルという駅に降りることになったので、どんな場所か知りたいと予定より早く行って歩いてみることにしました。ネットを見ると、堀木エリ子さんによる「和紙造形の世界」と寺田倉庫株式会社が可能にした「保管」と「展示」のコラボレーションがみれるイベントがあったので、寺田倉庫株式会社本社ビルへ行ってきました。
りんかい線駅は「天王洲アイル 寺田倉庫本社前」という名前なので、寺田倉庫は知る人ぞ知る会社みたいです。美術品の保管をしているようで、和紙造形作家の堀木エリ子さんの作品を保管するにあたり、展示をしながら保管するのを試みたそうで、広い倉庫の中に作品が置かれています。すでに展覧会で展示されたものですがどれも大作で見応えのある作品で、無機質なコンクリートの倉庫の中でも柔らかな和紙独特の光を放って大変美しいものでした。
別の倉庫では文化庁が買い上げた優秀美術作品が展示されていたので、そちらも見せてもらいました。寺田倉庫はArt作家の育成に力を入れているようで、Art Awardなども企画しているそうです。
天王洲アイルの街並みは、工事のパネルにはベインとアートが描かれていたり、運河沿いには広いウッドデッキが作られていたり、絵のような港のレストランがあったり、とても洒落た場所で、隠れたデートスポットらしいです。運河の対岸に海洋大学の帆船が置かれているのも素敵でした。