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チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

Smile展

2014年07月28日 | 展覧会


浅田真央ちゃんがスケートを始めた5歳からの写真や衣装、そして獲得したメダル等が飾られていました。真央ちゃんが世界選手権で優勝したのにオリンピックに出場出来なかった15歳のころは、細っこい女の子で、高度な技術をこなしても、女子スケーターとしての魅力には欠けると思っていましたが、大きなパネルになった最近の真央ちゃんは輝くばかりの素敵なレディです。「Smile」を滑っているゴールドの衣装の真央ちゃんのチャーミングな笑顔はまばゆいほどです。

飾られた衣装はどれもたいへん手の込んだもので、ひとつひとつ手作りされたものなのでしょう。意外と長い袖付きのものが多いようです。腕の部分は肌色の布地なので腕を出しているようにみえますが、手首や手の甲に飾りが付いていました。衣装もメダルもかなりの数です。悔し涙で受け取ったバンクーバーオリンピックの銀メダルは大きさがリンゴほどもありました。

その数の多さに、真央ちゃんがこれまでどんなに頑張ってきたかが伺い知れます。そう思って観てくると、最後のソチの演技のビデオでは、鼻にツーンと来るものがありました。




描かれたチャイナドレス

2014年05月30日 | 展覧会

最新のスマホをお試しレンタル出来るということで、2週間レンタルしてみました。防水防塵機能がつき、脈拍数をはかったりでき、何よりカメラ機能は抜群で素晴らしかったけど、今のスマホを今年いっぱいは使わねばなりません。今日が返却日で有楽町まで出かけたので、京橋まで足を伸ばし、ブリジストン美術館の「描かれたチャイナドレス」展を観てきました。

大正時代、中国趣味がおき、中国を題材にした小説が発表され、絵画でもチャイナドレスが多数描かれたそうです。実際に中国まで行って中国人を描いたものもありますが、上の藤島武二の絵は、日本人女性にチャイナドレスを着せて描いたものです。イタリア留学時のルネッサンスの女性の横顔に影響を受けた絵で、西洋的な不思議な雰囲気です。藤島武二の日本髪を結った日本女性の日本画も、西洋の女性を描いた油彩画も、個性的なモデルの顔を本当に美しく描いていて私は好きです。そして下の絵は、特に美人という顏ではないけれど、すぐ隣りにでも居そうな今風な感じの女性の顔で親しみが持て、とても惹き付けられました。(顔の輪郭とか、離れた目とか、小さなダンゴ鼻とか、小さめな口とか、わたしと同じと思うのに、全部合わさると全然違う顔になってしまうのはな~ぜ~?)


他にも梅腹龍三郎や藤田嗣治などの絵もあり、当時のチャイナドレスも展示されていましたが、企画展の部分は数が少なくて、併せて常設展も観るといった展示でした。


人形町ぶらぶら

2014年03月14日 | 展覧会
  

昨日は春の嵐、雨風吹き荒れました。そして今日は粉雪でも舞いそうな、どんよりした冬日に逆戻りです。この天気で気分がすっきりしないのに加え、マレットゴルフも全然上手くいかないのです。ゴーグル眼鏡のせいか、ティーグラウンドに敷かれるようになった人工芝のマットのせいか、スカッスカッと空振りばかり、どうしちゃたの?というような成績が続いています。今日は練習はヤメです。友人の息子さんが働いている障害者自立支援団体の絵の展覧会が日本橋人形町で開かれています、それを観に行く事にしました。

絵は絵の具を塗りたくったような絵もあるのですが、乗り物や犬を描いたものなど、ユニークな型取りと鮮やかな色彩で目を惹かれるものでした。ひとつ見覚えのある絵があって、障害のある人が描いた絵で賞をいただいたものらしいので、ユニセフの絵はがきとかで友人から送られたものかと家に帰ってから探しましたが見つかりませんでした。私は絵が描けないので、こんな風に自由に描ける人がうらやましいです。

その後、人形町から日本橋三越、コレドまで歩いてみました。展覧会場近くの道沿いは中小の会社ビルが建ち並んでいます。ビルの間には昔ながらの商店もあります。あいだあいだに食事どころもあって、どこも美味しそうです。


  

  

大通りに出ても、ビルの間にレトロな建物や看板が混じって面白い街です。
水天宮には腹帯を貰いに来たし、隣りの蛎殻町の帯問屋で袋帯や綴帯を買っていたので、何度も歩いた筈だけど、その頃はこんな風に回りを見なかったなぁ!

三越の手前に並木の桜が満開の通りがありました、オカメ桜だそうです。
三越のウインドウに大正時代の広告が展示されていましたが、今見ても本当にモダンです。


  

  

折角歩いたけれど、日本橋通りのきらびやかさや歩いている人たちの華やかさに気後れして落ち着かないので、古巣の新宿に戻ってきてしまいました。キラキラなんてしてなくて、フツーの格好の人が歩く新宿通りでホッとするなんて、なんだか淋しいなぁ! 










「サヘル」写真展

2013年11月25日 | 展覧会


新聞に載っていた小さな写真の色彩に惹かれて、写真家飯塚明夫さんの作品展「サヘル」を観てきました。サヘルというのはサハラ砂漠縁に帯状に広がる草原地帯で、サヘルで撮影された写真が展示されています。

アフリカに関しては全く無知です。野生保護区の動物の写真くらいしか見た事がありません。飯塚さんの写真は、アフリカに暮らす人たちの生き生きとした表情や、はじける子どもの笑顔や、暮らしを支える子ども達の労働の様子を鮮明に写し出し、色の美しさも格別です。黒い膚と色鮮やかな衣装のコントラスト、写っている人たちの顏の美しさに引きつけられてしまいました。

飯塚さんの写真は西アフリカを支援するNPOのカレンダーにも使われているそうなので、申し込んで買おうと思っています。


興福寺仏頭展

2013年11月13日 | 展覧会




白鳳時代の仏頭は、平氏に焼き討ちされ本尊を失った興福寺に移送されてきた仏像が、その後の火災で胴体を失い頭部だけになったものです。この仏像の守護神として造られたのが十二神将立像と板彫十二神将像です。

立像は焼かれた興福寺や東大寺再建の為に複数の仏師が団体を造り制作したそうです。鬼のような恐ろしい形相の神将像ですが、ポーズのバランスが大変美しく、現代的な感じさえします。元は彩色されていたようで、色鮮やかな立像を見てみたいと思いました。

さらに仏頭も正面から見ると現代的なお顔で、わたしの回りにもこんなお顔の人が一人や二人は居たような気がして、誰だったかな?と考えたりしました。こちらは、元は金箔が貼られていたらしく、グラフィックで金色に再現した映像を見ましたが、それはそれは神々しい仏様でした。

板彫りは立像より古い平安時代作だそうです。厚さ3センチほどの板に彫ってあるということですが、とてもそうは思えないほど立体的で迫力があり、最高傑作と言われるのもうなずけます。力いっぱい開いて突き出した手のひらや蹴りだした足などは、飛び出してきているようで、とてもレリーフとは思えません。

東京の深大寺所蔵の銅造釈迦如来像も特別展示されていました。仏頭と同じ、白鳳仏だそうです。

      

今日は良い天気のわりに北風が吹いて空気が冷たい日でしたが、上野公園には大勢の人が出ていました。国立博物館の京都展も混んでいるようでした。12月1日までだから、行かれたら行ってみようかな。