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チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

ミッション:インポッシブル  ローグ・ネイション

2015年08月16日 | 映画の話

 

トム・クルーズのミッションインポッシブルは健在です、20年間変わらないカッコ良さ!!予告編に使われているこの飛行機に貼りついて飛んでるシーンは映画のほんのさわり、まだあのテーマミュージックの流れる前です。飛行機に乗り込んで、悪人の目の前から武器を奪い去って行く、そこにあのテンポの良いテーマがかぶさると、もうミッションインポッシブルの世界にどっぷり浸かって、グイグイ映画に引き込まれてしまいます。

それにしてもトムのカッコ良さ! 少し年をとり、見た目のビューティフルさが1ポイントくらい下がったけど、アクションのキレは抜群で、あの身体能力を保ち続けるトムに脱帽です。

今回もイーサン・ハントは絶対無理と思われるミッションをこなしていきます。お尻が浮いてくるようなスリル感でも落ち着いて観ていられるのは、イーサンが絶対死なないってわかっているから。でもミッションインポッシブルと言いながら、ミッションを出す方は何故か危うい感じで、イーサンはいつでも仲間のため自分のため働くことになるのですねぇ。

ヒロインはキャサリン・ゼタ=ジョーンズをおとなしくしたような黒髪の女優さんで、日本人好みかな? スタイルもいいし、アクションもカッコいいし、私は今までの中では一番好きです。

    

 


「インサイドヘッド」

2015年08月09日 | 映画の話

    

人間の喜びや悲しみや怒りといった感情を頭の中のキャラクターで表現しているのは、少し前に見た「脳内ポイズンベリー」と同じです。絵も綺麗で、ほのぼのして優しい気持ちになれる、悪くない映画でしたが、私的には「脳内ポイズンベリー」の方が、話は良くできていたと思いました。主人公が子供と大人の違いで、感情移入しやすかったからかも知れませんが。

              

立秋の昨日は、その前までの8日連続猛暑日に比べると、雲が多く乾いた北風が吹き、段違いに過ごしやすい日でした。夕食後の運河沿いも風が心地よく、もう少しブラブラしたい気分で、「株主優待券があるから」という娘の誘いで観に行きました。終わったら11時をかなり回っていて、終点までいく電車の最終になってしまいました。私の降りる駅までの電車はまだあったのですが、駅ごとに「最終電車ですからお乗り遅れのないように」のアナウンスが流れ、途中からは「上り電車が終わってますからお乗り越しのないように」のアナウンス。ウトウトして乗り越さないよう、めちゃ緊張しました。

それにしても渋谷でも池袋でも夜11時過ぎても、人出は昼間と変わらず途切れることなく、東京は眠らない街ですね。


Child 44

2015年07月07日 | 映画の話

 

原作は「このミステリーがすごい」に選ばれた時に読みました。とても恐い話です。44人もの子供の猟奇殺人の話ですが、恐いのは殺人ではなく、『指導者(スターリン)のパラダイス(国家)には殺人はあり得ない』として、事件そのものを葬り去ってしまうソビエト連邦の怖さです。「殺人などと口にしてはいけない、それが自分とファミリーを守る術だ、子供のことは忘れろ」と悲しみにくれる親友を言い含めなければならない国家の怖さです。事件は追求されず、殺人は続きます。

主人公は国家保安局員として国側の人間であるにもかかわらず、奸計によって僻地に追いやられ、密かに抹殺されようとします。全てを失った彼はその地でまたも子供の屍体と遭遇し、連続殺人事件を追求しようとします。それは殺人鬼より何倍も恐い国家を相手に戦うことなのです。

原作には20年前の話として、大飢饉で1日に2万人以上の人が餓死する時代、食料を探しに森に入った子供が、これまた餓死寸前の我が子の食料を探す夫婦に拉致されるという恐~いプロローグが書かれています。拉致された子供が生き延びることができたのは食料として間に合わず夫婦の子供が死んでしまったからなのでした。

映画ではこのプロローグが違う話になっています。その為、物語の恐ろしさは表現できているものの、殺人鬼との対決の衝撃が薄れてしまったのが残念です。

                 

この恐い映画を見に行ったのは、ポイントで見る映画を探していて、忘れられない本の題名を見つけたからでした。映画化されたことも知らなかった! 今回は六本木ヒルズのTOHOシネマです。たまの六本木ぶらぶらも悪くありません。

 


トゥモローランド

2015年06月10日 | 映画の話

難解と言うのでもなくややこしいと言うのでもないけど、ディズニー映画としては分かり難い映画でした。

トゥモローランドは今まで描かれてきたような超高層ビルや空飛ぶ乗り物など変わらず描かれ、でも理想の世界には程遠く、しかも滅亡の危機に瀕している。

現実の世界は、貧困、食糧危機、環境破壊、異常気象などマイナスのニュースが連日報道され、人はこれらの映像を脳に刷り込まれ、悲観的になって希望を見出せなくなっている。そしてこのマイナス思考こそがトゥモローランドの滅亡の要因になっている。つまり誰もが諦めることなく未来を信じて努力すればトゥモローランドは立ち直れる、と言っているのかな。やっぱりディズニーでした。

純粋なSFエンターテインメントとしてはちょっと物足りない、説教くさいテーマは分かりづらい、残念ながら感動を呼ばない映画と感じました。

最近どこの映画館もスクリーンを幾つも備えたシネコンになり、観客が分散するのか、新しい映画館でも、新作映画でも、満員御礼状態にはならないですね。ポイント制になって、ポイントが貯まると1回無料鑑賞できるのも観客確保のためでしょうか。また貯まりました。今度は何をみようかな。

 


脳内ポイズンベリー

2015年06月03日 | 映画の話

  

人間の行動を、理性とかポジティブとかネガティブとか役割を持つ感情たちが、脳の中で会議をして決めているという発想がとても面白く感じられました。行くべきか行かざるべきか、やるべきかやらざるべきか、脳の中の会議で決着を見ない時、突如現れるのは「本能」なのでしょうか?

娘は「笑える」映画だと言っていましたが、迷いが多く後悔も多い人生を歩んできた私としては、身につまされる思いもあって、笑いとばすことは出来ませんが、ジーンと心に染みる気がしました。漫画が原作というけど人生を語っています。

普段クールな役が多い真木よう子さんですが、この役も違和感なく見られました。

 

4月に歌舞伎町コマ劇場跡地に出来た「TOHOシネマズ新宿」に行ってきました。ゴジラのオブジェが飾られているのですが、すぐ近くの西武新宿駅から行って建物の足元に出てしまい、ゴジラは見えません。帰りに靖国通りの歌舞伎町入り口あたりまで来てゴジラを見ることが出来ました。この映画館(上はホテル)が出来たので、歌舞伎町の雰囲気が一新、夜でも女性が立ち寄れる街になったそうです。が、朝は、映画館の客よりパチンコ店の開店に並ぶ人の方が数倍多かったです。