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チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

トップガン マーヴェリック

2022年06月06日 | 映画の話

今日は朝から雨でかなり降っていて畑には出られない。久しぶりに娘が絶賛していた映画を観にいくことにした。トムクルーズのトップガンだ。前回はなんと1986年、35年も前、ピカピカに美しかったトムクルーズの出世作だ。

若いトップガン卒業生を指導するトムクルーズのカッコイイこと! 大人の余裕も出ていて若者に見劣りしない。主役は死なないと思うから安心してみてられるが、ハラハラドキドキの場面連続、本当に楽しめる映画だった。

前作との繋がりも随所に盛り込んであって、あーそうそう、と思い出しながら、最後には前作で活躍した戦闘機(今では古いポンコツ機)を操縦して敵地から脱出するという胸きゅんの演出まであって本当に面白かったです。

コロナの影響で、1ヶ月に1、2度は行っていた映画館もご無沙汰で、今日の映画館は昨年7月からほぼ1年ぶり、溜まっていたポイントも全て失効していました。

 

 

 

 

 


おもかげ

2020年10月26日 | 映画の話

幼い息子が行方不明になったエレナは息子が消えた海岸のレストハウスで10年も働いている。ある時海岸で仲間たちと遊んでいるティーンの少年ジャンに息子の面影を見る。自分を執拗に見つめる女性に興味を持ったジャンはエレナに近づき、やがてそれは恋へと発展してゆく。

30歳以上も年上の女性に少年は一途に恋心を募らせ、初めは母親の感覚でいたエレナも次第にジャンに引きずられるように思いを熱くしていく。それが自然で、さもありなんと感じさせる。

当然周りは二人を正気に戻させようとするし、エレナだってそれが続くとは思っていない。少年もエレナが母親の気持ちでいたことに気づいていく。別れは訪れるが、フランスの海岸の風景は美しいし、恋するエレナもどんどん美しくなっていく、美しく、女性にとって、とても共感できる映画でした。

 


『BREAK THE SILENCE THE MOVIE』

2020年09月12日 | 映画の話

 

 

2013年デビューの韓国の7人組アーティスト、BTSのワールドツアードキュメンタリー映画です。

NY、シカゴ等の米国都市、ブラジル、日本、フランス、イギリス、中東、韓国と巨大なスタジアムコンサートが続きます。街や通りを埋め尽くすファンの行列、スタジアムを埋め尽くすアーミーボムと呼ばれるライトの光、凄い歓声です。

BTSが人気があるとは聞いていましたがこれほどとは!!

ただ夜の映画館には観客は20名足らず、アーミーボムを持参する人もおらず、静か〜な客席と映像の中の熱狂の対比がシラ〜とした感じになりました。

今までプロモーションビデオの彼らしか見たことがなかったので、ドキュメンタリーの一人一人の素顔を見ると、何も目立ったところがない普通の男の子だなぁと感じたし、歌も魂を震わすほどの声でもない、やっぱりブームなのかなぁ?

         

 

家から2キロほどのイオンシネマに行ってきました。自転車でチンタラ走って10分ほどです。

映像では数万人の観客の熱狂が描かれていましたが、ローカル映画館の観客は少なく、終わってでてきたら、私の自転車が駐輪場にポツリと止まっていました。


『パヴァロッティ 太陽のテノール』

2020年09月12日 | 映画の話

 

 

2007年に亡くなったオペラ歌手、ルチアーノ・パヴァロッティのドキュメンタリー映画です。

その巨体とともにおおらかで優しい彼の魅力が、家族、友人、オペラ仲間、交友があったロック歌手、U2のボノなどから語られます。

世界一の歌手になったパヴァロッティが彼のモチベーションをどんな方向に向けて、オペラというそれほど一般的でない芸術を広く大衆に広げたかなど興味深いです。

オペラのライヴビューイングではないので、歌自体は十分に聞けるわけではありませんが、部分的でも彼の声の素晴らしさを知るには十分な歌唱場面が用意されています。

本当に素晴らしい声です。彼の笑顔と声を聴くと幸せな気分になります。

         

 

引っ越し後まだまだ片付けに追われ、昼間の猛暑もあって、家に閉じこもりっきりでしたが、仕事から帰ってきた亭主と一緒に、車で10分ほどの映画館に出かけました。

座席はひとつおきで収容人数を減らしてコロナ対応をしているということですが、この映画の観客は4人でした。

駅前のモールですが、映画が終わった9時にはほぼ店は閉店していました。それが都心と違うとこです。

 

 


「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」

2020年03月16日 | 映画の話

 

 

カリフォルニアの荒地に自然農法の農場を作った夫婦のドキュメンタリーです。自然農法の農場を作りたいと支援者を募り、資金援助してくれる人が現れて、同調して働いてくれる人が現れ、と話は何の苦労もなく進むように見えます。

広い土地に何百種類もの果樹を植え、鶏や豚や羊や牛を飼い、豊かになった農園。植物は何も語らないので、話は動物中心になります。

下草を刈り取る代わりに羊に食べさせる、大発生するカタツムリは鴨の大好物、羊や鳥をコヨーテから守るのは犬の役目、と循環して上手く回っていくようで、鶏を襲うコヨーテを退治すると穴ネズミが増えて樹木に被害がでる、豊かゆえ野鳥も集まり果樹が食われるなど、自然は制御不可能なことも出てきます。

農場は綺麗だし、動物は可愛いし、ドキュメンタリーは淡々と進むけど、映画としてはあんまり面白くないです。

 

新宿のシネコンの150人収容のスクリーンですが、せいぜい15、6人しか入っていませんでした。コロナウィルスでエンタメ受難の時期です。