楽しいゲゲゲの女房：「河童の三平」

ＮＨＫの朝ドラ「ゲゲゲの女房」を楽しんでいます。
まだまだ貧乏な水木しげるとそれを支える新婚の奥さんのけなげな暮らしぶりや
人情喜劇がほのぼの描かれています。
　脚本の大切さ、それを演じる俳優さんたちの懸命さが上手くかみ合っています。
ＮＨＫ朝ドラの前作「ウエルかめ」は脚本が弱く、何が主題なのかさえ分からない
駄作でした。あれでは俳優さんも可哀想。
　水木しげるさんの楽しい「河童の三平」を持っていて、読み返しています。
ペーソスある会話が楽しいです。そして水木さん独特の漫画の線、表現。
蜘蛛化してしまった女性の餌のために蝿を叩いて集める話など、今の子供たちには
ピンとこないと思いますが、その裏にある優しさやペーソス、貧乏な中にも暮らし
あり、という生活の根源を感じます。豊かになりすぎると細やかな感性が減少して
いる気がしますね。
　ゲゲゲの女房は若い人たちにも見て欲しいと思います。
貧しくても愛あり、夢あり、優しさあり・・・！