サンダー杉山blog

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経済学を学ぶ

2015-05-04 00:15:30 | Weblog
あいかわらず、本屋に行くのが好きで、大型書店やブックオフで時間をつぶしてしまう。

本を読むことはあくまでも個人的なことである。
自分が読んだ本のタイトルを並べて誰かから評価してほしいと主張する人は、関わることが面倒くさい。
そんなにかまってほしいのか……。

それはさておき、去年くらいから特に気になっていたベストセラーの本があった。

そっけない白い表紙に、黒と銀の文字が打ってある辞書みたいな装丁。
帯にはr>gというあまりにも単純な数式。

そう、トマ・ピケティ著「21世紀の資本」である。

こういった感触の本はやはり読んでみたいと思うのだが、それなりに高価だし、
なにしろ経済学の本など読んだことがないので、入門書には不適切であるような気がした。

とりあえず、経済学の入門書を探してみたのだが、なかなかよさそうな本にたどりつけなかった。
しかしながら良い本を見つけたので紹介させていただく……。

「クルーグマン教授の経済入門」ポール・クルーグマン/山形浩生 ちくま学芸文庫
経済にとって大切なことは、生産性、所得分配、失業の3点であり、(そういった視点で)
インフレ、財政収支、貿易収支、医療の問題といった問題を解説していく。日本に関しての記述が多い。
砕けた口語体の訳文には賛否があるが、訳注も楽しく書かれている。

「入門経済思想史世俗の思想家たち」ロバート・L・ハイルブローナー/八木 甫 他 ちくま学芸文庫
アダム・スミスからマルクス、ケインズといった経済学者の生きざまを通してその時代背景や考え方を解説している。
人物描写が生き生きとしているので、読み物として面白い。
改めてマルクスの思想の根拠的なよりどころである、史的唯物論的なところや、
ヴェブレンの時代の「グレート・ギャツビー」的な雰囲気などがとても印象ぶかかった。

この2冊を読んだところで、「21世紀の資本」を読み始めた。

というわけで、また読み進めていく中で気にかかったことがあれば書きたいと思う……。



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