中国ドラマ「新・白蛇伝〜千年一度の恋〜」第13話 あらすじ

白素貞(はく・そてい)…ジュー・ジンイー　　白蛇の妖怪
許仙(きょ・せん)…アラン・ユー　　医者
法海(ほうかい)…ペイ・ズーティエン　　僧侶
小青(しょうせい)…シャオイェン　　青蛇の妖怪



「来世も共に」


月の光を保存した素貞は「天気がよくなったら一緒に月を観賞しましょう」と言うと、許仙に口づけし妖丹を渡す。目を開けた許仙が「素貞。僕はまた夢を見てる。もう夢でしか君に会えない。後悔してるよ。行かせるんじゃなかった。君が恋しいよ。このまま死んでも離したりしない。何度生まれ変わっても一緒にいる」と言う。


朝。目覚めた許仙は自分の胸で眠る素貞を見る。そっと指で顔に触れると素貞が動く。寝たふりをする許仙。素貞も微笑みながら許仙の顔を指で触れる。許仙が目を開け、素貞が起きようとする。そんな素貞の体を許仙は押さえて放さない。「前に僕は大きな過ちを犯してる。同じ過ちは犯さない。生きては共に老い、死んでも同じ墓に入る」と許仙が言う。

許仙が咳き込み、薬があそこに、と指を差す。素貞が取りに行くと、そこには許仙の描いた素貞の絵がたくさんある。歩いてきた許仙が素貞を後ろから抱きしめ「薬はどこにあるの?」と素貞が聞く。「恋しいという病だ。絵の中の人だけが僕の薬になる。蜀への道は遠くて危険だ。ずっと臨安にいないか?」」と言う許仙。

許仙は「素貞が嫁いできて共に白髪になるまで添い遂げた。あの夢が本当になるなら死んだってかまわない」と話す。僕の運命に君を妻と呼んで、一生、君と暮らす、そんな幸せはあるかな、と。素貞は許仙のほうへ体を向けると「一生だけじゃないわ。来世も来来世もよ。たとえ苦しい人生だとしても必ず来世も一緒になる」と言う。「何度生まれ変わっても許家に嫁ぎ、許家の人間になってくれると?」と言う許仙。素貞がうなずき、2人は口づけする。


臨安客舎に泊まっていた如意が寝ていると医者の男・王道陵(おう･とうりょう)が現れる。王道陵が口づけしようとした時、目を覚ます如意。王道陵は急いで蛙の置物に変わる。如意は夢にあの醜男が出てきたと思う。


素貞を外まで送ろうと一緒に部屋から出てきた許仙。許仙は今日、姉さんに君との婚約を話すと言う。そこに姣容が扉を開ける。起きられた許仙に駆け寄る姣容。姣容はそばに素貞がいることに驚く。話し声が聞こえ、李公甫も部屋から出てくる。素貞を見て「白さん?」と言う李。


素貞が来た時に伏魔剣が光ったため、李は素貞を疑い始めていた。臨安の名医たちが治せなかった病を、どんな霊薬を使って治したのか素貞に尋ねる李。素貞は「漢文は病ではなく中毒でした。うちは代々医者で、おじが発明した万能の解毒薬を試してみたところ効果がありました」と答える。李は「白さんは臨安に親戚がいないと聞いたが、なぜ急におじさんが現れた」と聞く。

おじの家に住みながら捜していたんです、後日、蘇州に越したのが分かり事情を伝えました、すると薬を持ってきてくれたので夜中に急いでお邪魔したんです、と話す素貞。ずっと捜していたのに見つからず漢文が病になると薬を持ってやってきた、昨夜はいつここに来たんだ?、漢文は起きられず扉は開けられない、と疑問をぶつける李。許仙は李にひざまずき「お願いがあります」と言う。


李家の前まで来た如意は、男を簡単に許してはいけないと書いてあった小説のことを思い出す。通りがかったことにしようと考える如意。しかし、いつまで経っても誰も出てこない。


許仙は素貞を娶りたいと李たちに話す。才色兼備の白さんなら願ってもないと、賛成する姣容。姣容に「きちんと手順を踏んで」と言われた許仙は「僕の妻となり、僕に生涯守らせてください」と素貞に言う。うなずく素貞。姣容は泣いて喜ぶが、李は婚約は急がなくていいと言う。反対ばかりしている李に姣容は怒る。

李は「反対してるんじゃない。おじさんが見つかったなら、あいさつに行かないと。漢文、日を選んで蘇州に行かないか」とごまかす。許仙もその気になるが「おじは今、臨安の屋敷にいるの」と言う素貞。それを聞いた姣容は、明日、ごあいさつに行くと言う。


李家の前にいた如意は人の気配がし隠れる。出て来たのは許仙と素貞だった。「姉さんが婚姻を許してくれた。うちに来ても、もう、うわさにはならない」と言う許仙。素貞は「婚約後は会わないしきたりがあるとか。会わないほうがいいの?」と聞く。からかい合う2人を見て如意は怒りながらその場を後にする。


姣容は日を選ぼうとするが、李は身元はしっかり調べるべきだ、白さんは臨安の人間じゃないと言う。故郷が遠いのが嫌なら私のことも嫌いね、と怒る姣容。李は部下に家の辺りを調べに行かせたが、あそこは数十年、人が住んでないと言う。白さんもどこに住んでるのかはっきり言わないし、漢文の病にしても一瞬で治した、もしかして妖怪か?、と。姣容は「人助けをする妖怪を見たことある?白さんはどちらかというと仙女だわ。粗相があったら許さないから」と言い返す。


臨安客舎。毎日、臨安で最高の物を食べ、寝具を換えさせ、お茶も上等な物に変えさせて泊まっていた如意。如意は持っている銀子を全て取られ、臨安客舎から追い出されてしまう。


釈然としない李は法海に会いに行く。妖怪を退治した法海は、金山寺に帰ろうとしていた。李はまた伏魔剣を貸してほしいと頼む。許仙が最近、身元不明の娘と婚姻話があり、その娘がいると伏魔剣が光ったと。娘というのが白素貞だと分かり、法海は許仙と会うことに。


許仙に触れた法海は、許仙が最近、大病をしたと分かる。さらに妖気が体にあり、それが千年の妖丹だということも。
許仙は妖気をまといながら妖ではない。素貞については妖丹のない妖は妖なのだろうか、と法海は混乱する。
法海はもっと許仙の妖丹を調べようとするが、姣容が不機嫌なため李が連れ出す。


崖から飛び降りて死のうとした如意だったが、肉片になったら私だと分かってもらえないと思いとどまる。首つりを考えるが、それも舌が出たらみっともないと。金を飲むには無一文で飲む金がない。そんなことを考えていると「ばかなことはやめろ」と背後から王道陵に声をかけられてしまう。驚いた如意が崖から落ち、王道陵が助ける。


白邸。李と姣容、そして許仙が貴宝と大鼓が変化した素貞のおじ夫婦と会う。解毒薬をどのように作るのか尋ねる許仙。おじは「秘伝の処方ということで、知りたいなら素貞と家族になってから素貞に教えてもらえばいい」と取り繕う。
おじ夫婦にも婚姻に賛成してもらい、結婚の日取りを占う。


素貞が部屋に行くと景松がいた。有無を言わせず素貞を外へを連れ出した景松は「知らぬふりをするな。私の気持ちが分からないのか」と言う。そして峨眉に帰るなら許仙を殺さないでやろう、と言う景松。素貞は「嫌よ、帰らない。邪魔するなら容赦しない」と言う。景松は人間との婚姻で修行は無になり天を怒らせる、将来、後悔するだろう、と話す。しかし素貞は「絶対に後悔しない」と言う。

許仙を殺しに行くと言う景松に攻撃する素貞。景松は弱っている素貞に妖丹がないと分かる。その妖丹で許仙が解毒できたことも。「妖丹がなければ私の修行はここまで。でも後悔はない、一緒にいられるんだもの。今生はあの人と添い遂げたいの」と言う素貞。許仙と一緒の日々は峨眉での千年に勝る、許仙を殺す気なら先に私を殺して、と。景松は「たった百年のことだ。待ってみせるとも」と言いながら去って行く。


李が臨安内をくまなく探したが如意は見つからない。
その頃、如意は王道陵と一緒に金邸に戻っていた。「命の恩人で先祖伝来の薬を持ってなければ、ここで仕事などさせない」と言う如意。その様子を小青が見かける。

白邸の招待客の名簿を持って李家に来た小青。如意がいなくなったことで暗い顔をしている許仙たちに「男と屋敷にいたよ」と小青は話す。男は如意の言うことに絶対服従していたと。


金邸。許仙が門を叩いていると、出かけていた王道陵が戻って来て「誰だ」と言ってくる。「あなたこそ」と許仙が返したところに門が開き出てくる如意。許仙が来てくれたことが嬉しい如意だったが、わざと「何しに来たの」と言う。


ーつづくー


李公甫の素貞への問い詰めがヾ(･ω･`;)ﾉ
ただ法海が混乱するのがおかしかった。
李に「白素貞は妖なのか?」って聞いたりして(*´艸`*)

王道陵って蛙なの!?
蛙の置物なの?(≧▽≦)

如意はやっぱり如意のままだった(;´д｀)ﾉ
父親がいなくなっても、わがままばかり。
しかもお金もどんどん使ってしまって。
王道陵が稼いでくれるようになるのかな?

素貞が峨眉山にいつか戻ることがあっても景松と仲直りはできるかは…。
妖にとって短い年月なら、なおさら許せない気がする。
好きな人を殺そうとしたことを鮮明に覚えてるよね。


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