中国ドラマ「新・白蛇伝〜千年一度の恋〜」第9話 あらすじ

白素貞(はく・そてい)…ジュー・ジンイー　　白蛇の妖怪
許仙(きょ・せん)…アラン・ユー　　医者
法海(ほうかい)…ペイ・ズーティエン　　僧侶
小青(しょうせい)…シャオイェン　　青蛇の妖怪



「千年の秘めた思い」


将来、君のものになる済世堂を繁栄させるため、白素貞に近づき、うまくだまし、済世堂で働かせたと如意に話す許仙。
景松には許仙に化けている妖狐の尾が見えるが、分からない小青は素貞をだましていたことが許せず2人の元へ駆けて行く。「恥知らずどもめ、殺してやる」と小青が言うと「如意に手を出すな」と許仙がかばう。

白素貞がしつこく付きまとってる、と如意が言い、怒った小青は術を使おうとする。小青の手首をつかみ「僕を傷つけたりしたら白素貞が悲しむぞ」と言う許仙。さらに許仙は「小青さんは怒った姿も味わいがある。人の寝床を整えるだけではもったいない」と言う。そこに景松が来る。
景松はすぐ素貞に許仙の本性を教えるべきだと言って小青を連れて行く。


小青は素貞に許仙のことを話すが、素貞はそんな人じゃないと聞き入れない。ずっと一緒にいて、そんな時間があるはずないと。
部屋を出た素貞のあとを追う小青。そんな小青を止めた景松が「今の素貞は許仙しか信じぬゆえ、いっそのこと…他の手段で気を変えさせよう」と言う。


昨日のことを素貞に謝った小青は、西湖に住む千歳の大亀に恋した貴宝のために西湖の花見に誘う文を書いてほしいと頼む。


済世堂。許仙は子供から「お姉さんが、これを渡してって」と言われ文を受け取る。その文を読んでいると、盗み見た金が「白さんから西湖へのお誘いか?、何をしている、早く行け」と言ってくる。許仙は診察のことを気にするが、白さんには臨安中のご婦人を診てもらい苦労をかけている、しっかりねぎらうんだぞ、と言う金。

西湖に向かう許仙に妖気を送る可心。


舟着き場に来た許仙が舟に乗る。素貞が当直日に誘い出したり、約束に遅れることが妙だと思う許仙。しかし文の筆跡は素貞のものだった。許仙がそんなことを考えていると、小青の指示で大鉗子と大鼓が舟を岸に繫いでいた縄を切ってしまう。

素貞をだました許仙に罰を与えると小青から聞いていた大鼓たち。しかし人間を殺せばご主人様に罰せられてしまうと悩み、4人は舟をあまり遠くへ流さず、軽く脅かす程度にしようと考える。舟を転覆させ大雨を降らせろと命じていた小青は納得せず、自ら手を下すことにする。


済世堂に来た素貞は「漢文(許仙)と約束したんじゃないのか?」と金から言われる。何のことか分からない素貞に、許仙の置いていった文を見せる金。それを見た素貞は急いで捜しに行く。


青蛇となり舟をぐるぐる回す小青。許仙は西湖の中に落ちてしまう。そこに素貞が来る。西湖に飛び込み、意識のない許仙に息を吹き込む素貞。

許仙を救出した素貞だったが、許仙がなかなか目覚めない。素貞が妖丹を使い助けようとすると妖狐の妖気が素貞の妖丹を狙い始める。それに気づいた景松が素貞を助ける。

白蛇の妖丹があと少しのところで奪えなかったと分かる可心。

怒っている素貞は二度と人間を傷つけないと約束していた小青に、もう妹じゃないと告げる。人間を虫けら同然としか思っていない景松にも「あなたを見損なった。助けは不要よ。私は別の道を進むわ」と言う素貞。景松は「君が後悔する日が楽しみだな」と言うと行ってしまう。素貞も許仙を連れその場を去っていく。


寝床に座りながら「君のおかげでよくなった」と素貞に言う許仙。許仙は苦労をかけた素貞に対し心苦しく思っていた。本当のことが言えず「文を届けなければよかったんだわ」と言う素貞。許仙は「ばかだな。僕がどれほど喜んだと思う?君が届けなくても僕が届ける」と言う。

素貞の持ってきた薬を飲んだ許仙は、処方を変えたことがすぐ分かる。どこで医術を学んだのか聞く許仙。素貞は「千年の蓄積なの」と答える。学ぶ内容は同じよ、違いは暮らしの中での経験かしら、例えば猟師の罠にはまり出血したとき止血のため何でも体に塗ったわ、そうやって治療法を模索してきたと。許仙は後遺症のことが気になり「医師の治療は?」と聞く。困った素貞は「うちは武家だから戦場と同様、軽傷は自分で処置するのよ」と話す。そんな話をしていると姣容が来る。

薬の火を止めてもいい頃合いか素貞に尋ねる姣容。素貞が見に行き部屋に残った姣容は、如意が来たけどまだ病が重いと伝え帰らせたと許仙に話す。「いつか分かってくれるかと」と顔を曇らせる許仙。


小青は酒を飲むために入った店で景松を見つける。許仙ばかり信じて俺たちを信じないと素貞に対して憤りを感じている小青。しかし景松は「私とお前は違う」と言う。

景松はお釈迦様の弟子だったが、許可なく蓮の台座をかじり下界に落とされていた。初めての下界で法力も利かず獣に追われ蛇の洞窟に入った景松。景松は死を覚悟したが蛇は食べるどころか居場所をくれた。そして知恵に目覚め修行を求めていた蛇を景松が導いた。景松は聡明な蛇に情が湧き、千年を共に過ごす。

「素貞と許仙は誓った。“一生、添い遂げる”と。人間の寿命を基準にすれば、私と素貞はとっくに何世代も共にしている」と話す景松。小青は「愛情にそんな計算は要らない。俺と姉さんの絆は1日で10年分、いや100年分に匹敵する」と泣きながら言う。景松は「私のことにお前は関係ない」と言って店を出て行く。


君心楼の前で法海の禅杖が反応する。法海が中へ入ると部屋にいた可心が気づく。客として来ていた梁俊を眠らせてしまう可心。
2階の通路にいた可心は法海と目が合いハッとする。追いかけようとした法海だったが、女将に止められてしまう。

酔った小青が歩いていると「妓楼に僧侶なんておかしい」という声が君心楼から聞こえてくる。
中へ入り法海にからむ小青。その間に可心は君心楼を出て行ってしまう。追いかけようとした法海だったが見失う。


法海から逃げていた可心の前に景松が現れる。可心が法海から逃げられたのは景松が狐の匂いを遮ったからだった。
許仙を殺してほしいと言う景松。自ら殺せば素貞の怒りを買ってしまうため「私は当然、関与せず、お前が手を下すのだ」と景松は言う。「白蛇には負けるわ」と言う可心。景松は妖怪の行動を制限する“妖怪縛り”という宝物を手に入れてやろうと言う。

白蛇を一途に思うがゆえだと思った可心は「色恋も解せぬ小娘よ。私と房中術を極め、気持ちよく修行しない?」と聞く。景松はまた可心の尾を1本奪うと「無駄話を続けるならもう1本ちぎるぞ」と脅す。この尾は西湖で許仙に仕込んだ妖気で素貞を狙ったお前への警告だ、妖怪縛りを得て少しでも素貞を害せば尾の1本ではすまないと思えと。


小青は法海の横で禅杖を抱きかかえながら眠むっていた。法海はなぜ禅杖がこの妖怪を許しているのか分からない。
翌朝。小青が目覚めると法海の姿はなかった。


最近、小青と来ないことを気にする許仙。小青は景松の手伝いをしていると素貞は話す。素貞が帰ろうとしたところに如意が来る。

素貞にしつこいと言い「この前、あなたは私に思いを伝えたのに、まだ、この人に会うの?」と許仙に聞く如意。覚えのない許仙は「信じないで」と素貞に言う。早まったまねをされないか心配でそんな態度を取っていると思い、如意は「言っておくわ。漢文兄さんの思い人は私」と素貞に告げる。「私は漢文を信じてるわ。嘘で私たちの仲は裂けない」と言う素貞。

如意が早く私を好きだと認めてと許仙に言う。「僕はずっと素貞が好きだ。心も通じ合っている」と言う許仙。そして許仙は「まだ嘘をつくなら、もう君とは会えない」と如意に言う。怒って如意が帰り、素貞は「あいつは俺のことまで下品にからかう偽君子だ」と　言っていた小青の言葉が頭をよぎる。やっぱり何か変だと思う素貞。


可心の妖気で梁俊の胸が痛くなる。最近、よく痛むと言う梁俊に「済世堂には女子の医師がいるそうです。仙女のような姿で医術も優れてるとか」と診てもらうように言う可心。


横柄な態度で済世堂に来た梁俊。配下たちは他の患者を外に出す。駆けて来た許仙が診ようとするが、梁俊が乱暴に突き放す。仕方なく診察した素貞が処方箋を書き、梁俊が許仙に薬を取りに行かせる。

許仙が薬を渡し、梁俊は帰って行く。
素貞が加えた下剤は除いたと言う許仙は「僕たちが医術を学ぶのは人を救うため。医術で鬱憤を晴らすのは初心に反する。あんな者に心を乱されるな」と話す。処方箋が元で面倒なことになることもあると。それを陰で如意の侍女・銀香が聞いていた。


済世堂に入ろうとした素貞を如意が止める。薬に手を加えた素貞に「正体が分かった今、お父様に追い出してもらう。今日は漢文兄さんも不在よ。誰に頼る?」と言う如意。


許仙を呼び止めた銀香が「向こうに、けが人が」と言って連れて行く。


如意は近くにいた者を呼び「この女は済世堂で偽の処方箋を書き私の名誉をおとしめた」と素貞を追い出すように言う。そこに「やはり陰謀か」と言いながら役人が来る。素貞が診察した梁俊が済世堂の薬を飲み中毒死したと言う役人。素貞は驚く。


ーつづくー


景松…(;´д｀)ﾉ
妖狐だって分かってて小青に言わないなんて。
それに信用できない可心に許仙を殺すように頼むとは(*´Д｀*)
景松は脅してたけど、可心が妖怪縛りを手に入れたら素貞を狙いそう。
可心は妖丹が欲しいんだものね。

如意は少しだけかわいそうだったかも…。
意地悪でわがままだけど、妖狐の許仙が誘惑したのは本当だし(o´д`o)=３

このままでは素貞が梁俊を殺したことになってしまうけどヾ(･ω･`;)ﾉ
可心はどうするつもりなの!?
薬を取りに行った許仙が殺したことにしたかったということ?


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