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ケイマン(987前期) with サラリーマン

注)この記事を参考に作業を行った場合の責任は当方は一切負いません。あくまで自己責任でお願いします。

フロントフェンダーの軽量化検討

2015年09月06日 | クルマ
忘備録。

フロントフェンダーの軽量化について。

フロントフェンダーは取り外していないので、単品の重量は不明です。
しかし、フロントフェンダーの板厚が分かりましたので、それをもとに軽量化を遠投してみます。

フロントフェンダーの板厚は、板厚計測器を用いると0.75㎜。
ただしこれは塗膜込みの厚さなので、鉄板の厚さとしては0.65㎜と予測します。

塗膜は材料を置換しても必要なので、軽量化の対象は0.65㎜の鉄板の方になります。

で、鉄板の置換を検討してみます。

置き換えるのはFRPとします。

FRPは2プライ(ガラス繊維2層)で重ねると、厚みは1.5㎜~2㎜。比重は1.5~2。
(いずれも樹脂と繊維の比率で変わるため参考値)

ここで、厚みを1.8㎜、比重を1.8とした場合、
0.65㎜の鉄板は1平米当たり5.1㎏、
FRPは1平米当たり3.2㎏。

つまり、1㎏軽量化するには約0.5平米の面積を鉄板からFRPに置き換える必要があります。
0.5平米といえば50㎝×1m。フェンダー片側分の面積よりも広いぐらいです。
すなわち、単純にFRPに置き換えたとしても両側で2㎏の軽量化に満たないでしょう。
(ヘッドランプの取り付けや、車体への取り付け部の強化等で軽量化量は減る)

フェンダーをFRP化するには、車両についているフェンダーでかたどりをするといろいろ面倒なので、
予備パーツを購入して作成することになりますが、ケイマン用のフェンダーはヤフオクでは片側2万円前後します。
つまり4万円で部品を買って、2キロ未満の軽量化。
しかも精度の保証なし(形状がガタガタになり、パテ盛り大会になってさらに重量化)。

フェンダーのFRP化はトレッド拡大、ダクト設置など、軽量化以外の目的がある場合に実施するべきで、
軽量化はできればラッキーぐらいに考えていた方がいいようです。