漢検漢字辞典から その34 「オウサ」
漢検1級28-1まであと63日となりました。今日から再スタートですが、いつものように漢検漢字辞典を読み込みながら、抽出ノートを更新して行きます。自作ノートが貧弱な「さ行」から開始します。
【梭】(辞典2版545頁)サ/ひ この字は、当て字の(<梭魚><梭子魚>かます/<梭尾螺>ほらがい)で使われますが、熟語の「梭杼/サチョ」の読みも要注意でしょう。「梭/ひ」「杼/ひ」とも、織り機のシャトル(経糸(たていと)の間に緯糸(よこいと)を通すのに使われる道具)を意味する語です。
漢検漢字辞典の渉猟では、下つきの熟語も要注意です。ただ一つ「鶯梭」とあります。調べると「鶯が枝から枝へ飛び移って鳴くようすを、機 (はた) の梭 (ひ) の動くのにたとえていう語」とのこと。
さらに「雁字鶯梭/ガンジオウサ」という四字熟語があり、「雁が飛ぶ列を文字に見立て、鶯が枝の間を飛び交うようすを織機の梭 (ひ) にたとえたところから、転じて漢詩文で字句を修飾すること」らしい。
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