戯言備忘記録~A target of a licensed tax accountant~

日々思うことを気ままに書いてます。

縄文杉トレッキング:その3

2004-10-10 21:50:05 | 旅行
ウィルソン株を過ぎて、いよいよ登山っぽくなってきます。
ここからおよそ40分ほど歩き、縄文杉まで30分程度のところで昼食をとります。
この時点で11時半くらいでした。
他の参加者の方々も僕らと同じ場所で食事を摂っておりました。

昼食時にガイドの方が暖かいコーヒーやお茶をいれてくれます。
普通のパックの紅茶やコーヒーなんですが、屋久島の湧水を使って、
こういう状況で飲むお茶はとても美味しく感じました(^^)。
で、昼食時に雨が降り出し、弁当を一気に流し込みました。
梅雨時は弁当が水浸しになって食べられないそうです(^^;。
この日はここからずっと雨になりました。

ここから残り30分くらいところで、縄文杉です。
昼食後リュックを置いて、雨具と貴重品だけを持って最後の30分です。
ここからが非常にハードになってきます。
日頃、運動をしていない事務所の面々はかなりバテ気味で、
みんな辛そうな表情してました(笑)。
いつも運動しててよかった~って思いました(^^)v。

で、歩くこと40・50分!(30分じゃ着かないです)で
念願の縄文杉に逢うことができました(T_T)。
写真は縄文杉前での僕と同僚のD君です。
「いや~ようやく着いたね!」「疲れたね~」と話ながら、
ガイドの方にデジカメのシャッター押してもらいました。
この時点で12時40分くらいでした。
みんな各々写真撮ったり、休憩したりしておりました。
そして13時くらいから下山に入ります。

写真撮影後、ガイドの方から色々と話を聞きました。
縄文杉の話、縄文杉は昭和41年に岩川貞次さんが発見したそうです。
縄文杉発見当初はこのゴツゴツとした幹なので、大きな岩と間違ったということで、
「大岩杉」と呼ばれてたそうです(岩川さんの「岩」も含んでいるのがポイントらしいです)。

その後専門家の調査を経て、樹齢が7200年ということになりました。
この屋久杉は縄文時代からあるということで、新聞で縄文杉と紹介されて、
それ以来、「大岩杉」は「縄文杉」と呼ばれるようになったそうです。
このネーミングは世間にかなりのインパクトを与えることができ、
観光産業においては屋久島の自然を象徴するものになったそうです。

現在、屋久島を訪れる観光客の多くが縄文杉を目指しますが、
しかし、訪れる多くの観光客によって、根が荒らされ、縄文杉は、弱っていきます。
以前は縄文杉を触ることができたそうです。今は展望台のようなところで見ることしかできません。

縄文杉の発見者、岩川さんは、縄文杉を超えるもっと古い大杉を発見したようですが、
決して、他人にその場所を教えなかったそうです。
死の間際に「縄文杉には悪いことをした」と漏らしてたそうです。
おそらく貴重な大杉が縄文杉のように荒されたくないという理由もあったんでしょうね。

縄文杉を超える幻の大杉・・・。
屋久島には、まだまだ、前人未踏の地があるそうです。
今は自然遺産として保護されているため、勝手に探索とかできないそうです。
縄文杉を超える幻の大杉、ロマンがあっていいですね。

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