意思による楽観のための読書日記

神々の指紋(下) グラハム・ハンコック ***

南極の地図から始まった世界に残った遺跡の検証はエジプトピラミッド群まで到達した。ピラミッドにも大いなる土木技術が使われたと思われるギザのピラミッド、スフィンクスとそうでもないものが、人類の進歩とは逆の順序で残っている。紀元前1万450年という年に過去のピラミッド建築をした人たちが未来の人に伝えたかったメッセージが込められているという。

いくつかの根拠を羅列する。
1.スフィンクスは1万ー1万5000年前に建設されたと思われる。
2.ギザのピラミッドはオリオン座の3つの星の位置を地上に表したもの。
3.エジプトのピラミッド群の近郊からは紀元前4000年頃と思われる12隻の外洋船が見つかっており、当時すでに外洋を航海する技術があったと思われる。
4.ギザのピラミッドを建設した人たちは地球の軸の傾きにより12の星座位置が変化し、2万6000年かけて一回りすることを知っていた。

一つの石の重さが200トンにもなるピラミッドを作り上げる技術は現代でもない。それを今のような高さに積み上げるためには経済力、王の支配継続力に加えて、途方もない建築技術が必要であり、正確な東西南北、52度という傾斜角、オリオン座をかたどった位置などの科学技術は今までわかっている歴史事実からは大きくはずれる。これは1万5000ー9000年前に終わったといわれる氷河期の期間に起こったのは氷の氷解だけではない地球変動があったのではないかという。

分かっていないことはたくさんあるということか。
神々の指紋 (下) (小学館文庫)
神々の指紋 (上) (小学館文庫)

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