先日のNHKの取材を受けたS先生の教室。台風接近で1回休講があり最終回は飛んで飛んで7月31日。サボりたいような日にちなのだが、何せグループワーク後のプレゼンテーションがある・・・・
ところで、何をしていたかと言うと、グループごとにテーマに沿って作った調査用紙を携え、京都の街へ外国人にインタビューしに行くというもの。ほんまに中学生やがな・・と思いつつ、世慣れた大人はすべて省エネ。教室の近くの京都駅で教室の終了後に他のチームとニアミス・ニアミス。みんな考えることは一緒・・・・いかに効率よく済ませるか!
中学生といえば、こんなことが。6月の始めにボストンから娘たち友達が京都にきたのでhus.と観光案内を。東京であった幹細胞の国際学会にミセスの方が出席。ミスターの方も彼女一人が日本を楽しむなんてそれは無いんじゃないと、幼児を預けて二人で来日。二人のことはよく話しに聞いていて・・・アメリカ人には珍しい味の分かる料理好きで、娘達とよく集まっては料理を作って食べたとか。それで、忙しい中、京料理!!と、三日ほどを割いて京都まで。東京に戻ったら築地へ行くのが楽しみ・・と、そんな人たち。
それで、東山に宿を取った彼ら、西の方は行きづらいかもと、金閣寺・仁和寺近辺を車でガイドしてあげることに。金閣寺は京都観光の王道ですかね・・・うじゃうじゃ修学旅行生が。あっという間に修学旅行生に取り囲まれた二人。何のことは無い中学生にインタビューされている。関東のほうの学校で、京都で外国人に話しかけ聞き取りをすると言うミッションつきの修学旅行。二人はニコニコ応対して、写真にサインに握手まで。ほんとに嫌な顔一つせず、いい人達。
しかし、tesyukeは先をこされたな・・・・と、心の中で思う。あの英語の調査用紙持参、二人分ゲットとほくそえんでいたので。もっとも二人は親切にtesyukeの分にも応じてくた。hus.がにやにやと中学生とかわらんな・・・と。
ところでこのインタビュー、旅行者と同じぐらい居住者の分も欲しいねと、友達と京都国際交流会館へも足を伸ばした。ここでいろんな人にあったけど、び・びっくりした!こんなところでこんな名前を聞くとは・・・。ベトナムの50代の女性。故国でリハビリテーションの仕事をしていたとかで、ベトナム戦争の被害者の結合双生児のドクちゃんのリハビリを手伝っていたと言う。おもむろに写真を取り出して、これがドク、これが私と見せてくれる。(写真)
世界は新たな戦争・紛争を積み上げて、ベトナム戦争もすでに過去そのもの。1980~90年代にはべトちゃんドクちゃんのニュースは幾度となく目にしてきた。分離手術を日本人医師団が協力した話など一喜一憂したものだった。しかし直接それらにかかわって現実を見てきた人が目の前にいるというのは驚きだった。世界は狭い! と実感。ちなみにべトチャンは不幸にも亡くなったが、ドクちゃんは元気で、結婚もしており、双子の子供もいるとか。日本との絆に感謝して子供の名前は富士山(フー・シー)と桜(アイン・ダオ)というのだそうだ。