昨日は東福寺の天得院へ。10日までということで滑り込みで桔梗を見に。もうダメかなと思っていたらまだまだ拝観を続けてもても良い状態だった。
前回来た時は美しい日本庭園にぽこぽこ桔梗とはそぐわないな・・・が、正直な感想だった。まあ、いいんじゃないと今回は譲歩の体。桔梗って面白い花ですね。はさみでちょきちょき切れ込みを入れたみたいで・・
昨日は東福寺の天得院へ。10日までということで滑り込みで桔梗を見に。もうダメかなと思っていたらまだまだ拝観を続けてもても良い状態だった。
前回来た時は美しい日本庭園にぽこぽこ桔梗とはそぐわないな・・・が、正直な感想だった。まあ、いいんじゃないと今回は譲歩の体。桔梗って面白い花ですね。はさみでちょきちょき切れ込みを入れたみたいで・・
9時京阪三条集合。いつものメンバー。アッシー君(ふるっ)の男性以外は姦しい女性4人組。鴨川に組まれた床を見つつ、年長の物知りが、これは『床・・ゆか』 貴船と高雄は『川床・・かわどこ』 と言うのよ。まちがえたらあかんよ・・
知ってます知ってます・・ああ貴船は最高やね!ほんとに貴船川の真ん中に設えた川床でまわりを清流が流れていく涼味満点のシチュエーション。自前では行ってないけど昔お舅さんに連れていってもらったっけ! 男性は、料理が運ばれる段階で雨。中にお入りやすと屋内で食事。雨が上がったさかいデザートは外でとそんな貴船の体験を・・語り・・
女性が高雄のほうは結構安いわよ・・・・料理を注文すれば神護寺まで車で送ってくれはるし・・・・その手があったかと衆議一決。どこか涼しいとこへ行こう・・神護寺はどう・・上るのがしんどい・・と・・話がそこまできていたので・・
京都へ出かけて、祇園祭やな・・と四条通を歩いていた。祇園ばやしをBGMで流しているぐらいで、まだ鉾もたってないしのんびりしたものだ。
祇園さんの御旅所に張り出してある祭のスケジュールを見ていると・・7月7日綾傘鉾稚児社参とあり、タイミングの良い時間だった。
慌てて八坂神社まで歩いて稚児さんたちを見に行った。生(いき)稚児さんは長刀鉾しか知らなかったので、綾傘鉾にもと少々びっくりした。
着いた時には屋内で神事の最中、待つ事しばし。履物が揃えられ介添え(多分父親)と稚児がでて来た。稚児さんは5・6歳ぐらいの男の子6人。白塗りの顔に衣装を着けて暑さの中かなり疲れたようす。社殿前に整列して建物を三周して儀式は終わるとか。
長刀鉾の御稚児さんは特別扱いで、強力さんが抱いたり肩車をしたりして地面を歩くことはないが・・この子たちは、けなげに歩き通しておりました!
最近石上神宮へ吟行で良く行く。今月も行ったのだが、その時に30日にでんでん祭&夏越の大祓式があることを知った。
で、今日は朝から一人で出かけてきた。
8日・10日と吟行・・集合地は橿原神宮駅9時30分。家は8時前に出る・・・やれやれ。
8日はそのまま橿原神宮へ。神苑や池を吟行して回る。
年配の男性が言う。彼の先生に当たる人・・大正生まれ・・が、学生のころ勤労奉仕で橿原神宮に木を植えにきた、その話をよく聞かされたと。
今は、古色を帯びた厳かな神宮だが、その頃はまだ木もまばらだったらしい。
明治22年(1889年)創建なのだ・・・・と知って驚く。国家の威信をかけて何もないところにこんな神社を作ったのだ。
お正月なので内拝殿まで進んで拝礼ができた。俳人は何にでも興味しんしん・・・・今回も針仕事をしている巫女さんを目ざとく見つける。
さすがに三が日も過ぎ社務所は暇。巫女さんが白いものを縫っている。それはなんですか?・・・・?・・・・・?
矢継ぎ早の質問にしっとりとかわいく答えてくれる。縫っているのは白袴。入社して1年目だとか。
巫女さんにぴったりのやさしい顔つき・・素顔のうつくしいこと。いまどきこんな若い子もいるのね、と異口同音の言葉がシニア世代の口から。
厳橿(いつかし)の森を抜け隣の畝傍御陵へ。畝傍御陵は初めて。陵の前の二の鳥居を付け替え工事中だった。
神武天皇の御陵だが、一体陵墓の中はどうなっているのか・・・・興味しんしん。
10日はタクシーで、飛鳥方面へ。飛鳥寺・飛鳥座神社・甘樫丘・雷丘・入鹿首塚等々。
藤原の鎌足の生誕地近く、産湯の井戸とか母堂の墳墓とかもあった。飛鳥座神社は昔おんだ祭を見にきたことがあった。
溢れんばかりの見物客に神社の全体を見ることもなく、騒々しい田舎の小さな神社などというイメージを持ってしまっていた。が、
三が日も過ぎ、静けさの中にある神社はなかなかの風情で気持ちの良いものだった。
明日香村の建築条例は有名だが、ほんとに美しく村を守っている。たんぼも景観の一端を担っている。
そんな田んぼに見つけたのが左義長の用意。村人に聞いてみると・・今では小正月でなく日曜日に焼いているとのこと(つまり・今日)。
切り出してきた青竹を角々に束ね立てて、できた四角の中に、門松やらなにやらいろいろ積み上げてある。
あそこ、ここと、指さすほうに各大字(おおあざ)ごとの左義長があり、夕刻から一斉に火をつけだすとか。美しいものだそうな。
俳句の新年の季語に 《 左義長・とんど・どんど焚く》 と言うのがある。小正月に地域か学校の行事として、各家庭から集めたしめ飾りなどを燃やす行事。寒い中わざわざ見に行くこともなかろうと長年を過ごしてきた。しかし、季語ともなると一度は出かけないと・・・・
正月に行われる火祭りの行事で、平安時代あたりからの歴史があるとか。今年は重い腰を上げ、新熊野神社へ行ってきた。東大路通りの今熊野を通りかかると大樟が目につく、その下に新熊野(いまくまの)神社はある。熊野信仰の盛んな平安末期、後白河法皇によって創建された神社。この前は通ることは多々あるのに実際に来たのは今日が初めて。神木の大楠は霊験あらたかと言う感じで、幹に手と顔を当ててみた。
境内にはすでに左義長用のやぐら(三毬杖)が組まれていて、聖護院さんから山伏さんも来てスタンバイ。もちろん消防署員もスタンバイ。社伝によると、ここの左義長は平安期以来の宮中行事を引き継ぐものだとかで、長々と儀式が続くらしい。神職がマイクで、司会進行。最初に獅子舞が奉納されるとかで、あわてて本殿前へ飛んでいく。獅子舞見るのは何十年ぶりか。三頭のおでましで、興奮しまくり。これで十分満足じゃ状態。
獅子舞が終わると、神職が祝詞をあげ山伏が法螺を吹き斎場を清める儀式をし、三毬杖(さぎじょう)に点火。般若心経が唱えられる中を参加者全員が榊を奉っていく。 燃え尽きて三毬杖が倒れたほうが今年の恵方とか。(今は、なるままに任すと危ないので消防署員が恵方に倒すとか)
全てが終ると、餅の入ったぜんざいが振舞われ、みなさん、もちろん私もご満悦。私が知らなかっただけで、 京都市内のいろんなところでこの行事が行われているらしい・・・・。来年はどこへいこうか?
初詣に北野天満宮へ行くようになって何十年。子供が大きくなって、もう天神さんにお参りする必要もないけれど・・・、やっぱり行ってしまう・・・・、習慣とは恐ろしい。車で行くと渋滞でたどり着くまでに何時間もかかるので、近鉄・地下鉄と乗り継いで行くことに。
昨日は雪で、二日に北野天満宮初詣に。道路には雪が残っていて、それも凍ってしまっているので、歩くのに危険極まりない。恐る恐ると歩くが初めての経験。やっぱり京都の北は寒いね。昔おばあさんたちは、京都市内の南北で冬場炭一俵の差があると言っていたが・・・・・
参道は人でびっしり。雪がちらちら降り出してきた。古い破魔矢を捨てる場所が移動していて、新しいチャームの売り場ができていた。奉納書初め(子供たちがいい!)を見てから本殿へ。破魔矢を買って、おみくじを引いて、長五郎餅とお抹茶を頂いて、ほな帰りましょう・・・・・。かくして正月二日は終わり。
ちなみに、今年のおみくじは中吉。一栄一落これ春秋だって。あんまりよくもないなと思っていたが、昨年が凶だったから運気は上昇か?ちなみにここのおみくじは一年間手元に置いておき、新しく引いた時古いのを結んで帰る―――私流。
明けましておめでとうございます。
1日に大雪が降るなんて……と言う2015年。雪に覆れて世の中がなんと美しいことか!( こんなのんきなことが言えるのも関西ならでは )
朝から近くの神社へ初詣と思いつつ、社前へたどり着くまでの長蛇の列を思い出して二の足を踏んだ。
が、思い直して午後に出かけた。人もまばらで森閑とした雰囲気が醸し出されて美しいこと・・・。
榾のたき火で暖を取る人たち。静かな良い1月1日。サクサクと雪に足跡を残して帰宅。
あと6日で今年も終わり。寒い日が続くが、中でもダントツに寒かったのが17日だった。こんな日に吟行とはと言いつつ、近鉄二上神社前9時半に集合。駅で強風に帽子を飛ばす。運よく追いつき帽子の上からマフラーで、頬かむり状態。
お目当ては、葛城市の石光寺。藁苞に覆われて寒椿が咲いていた(写真)。雪国の童のよう。
寒さくら・椿・水仙といろんな種類の花が咲き、お庭がとてもよく手入れされている。これが!とびっくりしたのが大きな百日紅の古木。とにかく最後には休憩所に駆け込んで一息。しゅんしゅんストーブにお湯が沸いていて極楽極楽。
そんなこんなで帰途。電車に乗る一瞬前にマフラーの頬かむりをとると、あっという間に帽子が飛んでいった。柵を越えて、行ってしまった。お気に入りだったのに・・・
毎月21日は弘法さんの縁日。その日は、近鉄東寺駅はホームから人が溢れそうなぐらいの人出。声がかかれば、だれとでもいつでも出かけまっせというぐらいの親しみの中にあるのが弘法さん。12月21日は一年の最後で終い弘法。1月は一年で最初なので初弘法。どちらも俳句の季語。
どちらからとなく行こうか?と、hus.と初弘法へ。弘法さんは何年振りだろうか・・・・しかも、初弘法は初めて。近鉄電車の中はシニアであふれかえっている。東寺近くの小さなお寺がお接待ですと甘酒をふるまっていた。九条通を西へまっすぐ行って正面から入る。大きな弘法さんの銅像前はお参りの人の長蛇の列。忍耐力にかけるtesyukeは列の外側から手を合わせ、はい終わり。目の高さが弘法さんの足元で、目に入ったのが靴らしきかたち。草鞋でなくて靴?木靴などでは長旅は無理だし・・・これは何靴?と、新年早々初疑問。
弘法さんと言えば、もちろん境内いっぱいの出店。なんだか通路が広くなったような感じ。消防法とかがあるから、少し広くしたのかもしれない。以前(*十年前?)はもっと狭くてごちゃごちゃしていたような気がするのだが・・。買わないよ・・と、思っていたが結構あれやこれやと購入。食べ物はどちらにしても食べちゃうから、ね。堺からの包丁屋さんが寅さんばりの口上で人だかり。
昼前のおやつ代わりにお好み焼きを食べる。行列の前に外国人がいて、聞けばニュージーランドからのビジター。、テントの中では食べながらの国際交流。普通のおばちゃんが、日本語で、うちの子がニュージーランドにホームステイ中ですねん!と声をかける。着物のリサイクル洋服を着た人が、素敵と言われて、なじみの古着屋さんに気に入った布を探しに、毎月来てますという。それも東京からだって。
御影堂にだけお参りして、洛南中・高の横(骨董店が多い)をとおって八条通りへ出て、京都駅へ。もちろんアイリッシュパブへ寄るため。Man in the Moon でギネスとフィシュ&チップス。アイルランドに又行きたいな・・・
12日も吟行。集合は南座前。祇園あたりを通り過ぎて八坂神社へ。門松・松飾・幔幕・お店のディスプレイと京都だねぇーーーーと、きょろきょろ。八坂神社もまだ松の内で露店も参詣客も多い。お正月の飾りが新年のすがすがしさを残している。本殿にまずお参り、tesyukeは気が付かなかったのだが、友達が、あれあれと指を指す。柱にかけてある藁で作った亀(写真)。藁蓬莱というお正月の飾りとか・・・・・。長い尻尾(?)のさきを稲穂を使って実に上手に作ってある。
そんな境内の一部を、ロープで仕切って大きな立て看板。《羽根つき大会 八坂神社で羽根つきすれば、今年一年つきまくり≫ 無料で羽子板・羽根を貸してくれて中で自由に羽根つきしてください!とのこと。なんちゃらの冷や水とは思いつつ友達と飛び込む。かばんを足元に置いて、スタート。思ったほど飛ばないし、羽根までもう一歩足が出ない。お互い打ち返せたのは数回。それでもひじょーーーに満足。
考えればお正月に羽子板はいつも出していた(最近は出すのも忘れている状態)。でも、子供のころの羽根つき以来、何十年も羽根つきなどしたこともないしする人をみたこともなかった。八坂神社でいつからこんなイベントをしているのか知らないが、電話で今年はいつですかと聞いてこられる人がいますとの係の人の話。境内から丸山公園にかけて羽根つきをしている子供や家族連れを見かけたので、京都市内の人は羽根つきに、このあたりに出かけてきているのかも?
思わぬ運動をして、急げ急げとその後のルートは、青蓮院・粟田神社・・タクシーで・・三木半。食事&句会。
正月七日・・七草粥!!
今日の吟行地は近鉄桃山御陵前近く・・・御香宮さんの七草粥へ。続いて桓武天皇御陵を経て丹波橋駅・・・京阪で淀屋橋まで移動、中之島の中央公会堂で句会!(大阪・神戸の人は良いが京都の住人はなんでやねん状態) 5日に初吟行があったのでお疲れモードの中とはいえ、いそいそ七草粥を食べに御香宮さんへ。
御香宮さんといえばここの宮司さんを講師に招いての伏見学たらを聴講していたことがあった。その折、(由緒のわかった)伏見で最古の住人はわが家系ですと常々言われていた。三木と書いて《そうき》と読む苗字もむべなるかなと・・・
すでに長蛇の列。友達が並んでいて…大丈夫大丈夫。七百食だって。白布を引いたテーブルで、湯気の上がる粥を順次食べている。地元のテレビクルーと新聞社も来ていて、子供連れをターゲットにインタビューしたり写したり。テレビに写るとは限りませんけど…笑って笑って・・・
テントの横の三方(さんぽう)に、七草が載せてある(写真)。そして三百円を払い、一椀を頂戴する。お供えのお餅のおさがりも入っていたので結構食べ応えするものだった。そして、そして吟行へ出発!
蛇足ながら、以前城南宮さんの七草粥へ行ったときは、さらさらした七草粥で、それが呼び水と言おうか、食後に猛烈にお腹がすいて、しっかりランチを食べに行ったことが・・・。
今日は初詣本番、例年のごとく北野天満宮へ。もう受験生もいないし行く必要もないけどやっぱり足が向く。駐車場の車のナンバーが名古屋・豊橋・岐阜・姫路といろいろ…受験生を連れての初詣かな?
いつものように、駐車場へたどり着くまでが大変だったが、行きかう人や家々を見ながら気を紛らわしての小一時間。ふむふむ、今年は着物姿を一人も見なかった!それに、しめ飾りをしている家が皆無に近い!
しめ飾りが気になって、帰途も観察を続けたが、驚くほど少なく味気ないこと!銀行なども一行滋賀銀行の支店に見つけただけ。コンビニもほぼ皆無で年賀のポスターをはっているところが少し。一軒だけしめ飾りを見つけたが、店長の個人的な裁量なのか?
クリスマスリースにしめ飾りが駆逐されるのでは・・・・との危機感が!
PS今年のおみくじは4番凶。昨年一昨年は、なーーんと1番大吉で・・、おみくじ負けのきらいが・・・。凶のほうが良いという人もいるぐらいで、今年は良さげな年になりそう・・か?? もちろんお抹茶と長五郎もちも忘れずに茶店によって帰った。
写真:北野天満宮・三光門の大絵馬
2014年あけましておめでとうございます・・・ skypeで大晦日のシンシィと結びながらのお正月の幕開け・・
一段落して、地元の神社に初詣に。長蛇の列にびっくり。並んでいる人が今年はどうしたんやろと言っている。やはり例年より人出なのだ。あまりのことに最後尾についた時からお賽銭を入れるまでを計ってみた。なんと40分もかかった!ほんまに暇人。暇にまかしてあちこち見ていると、緑の木々から柿の木が突き出て、実のオレンジ色が美しい。参道を歩いていて見ることはないから、柿の木も、よう気が付いてくれはってと喜んでいるかも。
14日!祝日なんだ。とはいえ、聴講先の大学は今日もあるんだ・・・。で、京都の右京区まで。そして午後から、大学から流れて、ちょこっとドライブがてらに洛西のほうに。台風の被害を受けた嵐山が気になって、渡月橋を渡っていくことに。観光客が戻っていて、一安心。しかしこの橋桁の上まで水が・・と思うと恐ろしさが募る思い。
さて、どこへ…。紅葉もまだだし、あそこも、ここも…いまどき行ってもなぁ…と思案の中、ナビを見ていたhus.が十輪寺はどや?通称なりひら寺・・在原業平の墓があるそうや。なに、なりひらの墓がこんなところにもあったか!先週見てきたとこなのに、これは行かねば、とアンテナがびりり。
善峯寺へ行く道すがらにあるこのお寺。何度か前を通っていたのに今まで気も留めなかった。本堂は天皇の乗る鳳輦をかたどった不思議な屋根の形をしている。その前を通り抜け、業平の墓と塩竃跡をまず見る。在原業平が晩年をすごしたと言われていて、近辺の寺に、恋人・二条后(藤原高子)が行啓したとき塩竃(写真:復元)から塩焼の煙を立ち昇らせたとか。
本堂に上り小さな庭園(三方普感の庭)を見る。