脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

冬のリハビリ

2009-12-05 17:34:40 | Weblog
冬のリハビリの大切な事の一つは、以前書きましたが、厚着をしない事です。
もうひとつ大切な事は、理学療法士さんにリハビリ指導を受ける前に、身体を温めて置く事です。

寒いから、時間ぎりぎりに到着して、自分の順番が、すぐ来ると、嬉しいでしょうが、それはとても危険です。身体の筋肉や、運動機能は、寒い状態では、緊張して、硬く成ってますし、到着して、上着を脱いですぐ、リハビリに入ると、身体も心も、準備不足です。

少し、薄い肌着の上に、スウェットシャツを着て、肌着の着替えを持って、出かけるのが、良いと書きました。自分の順番が来るまでに、15~30分程度、ウオーキングや、ストレッチなど、軽い運動をして、身体を温める様にしましょう。

肌着に少し汗を掻く位が、良い状態だと、私の体験から思います。車椅子で来られてる患者さんで、丸々と着込んで、車椅子でジット待ってる姿を良く見かけます。これでは、リハビリしても、全く効果は無いと、思った方が良いし、リハビリが終わる頃、ようやく身体が温まり、そのまま帰る状態ですから。

出来れば、リハビリ室に入ったら、上着を脱いで、運動出来る状態にして上げて、待ってる間は、身体が冷えない様に、車椅子に乗ったまま、付き添いの方と一緒に、足首を動かしたり、腕を上げ下げをしたり、背筋を伸ばしたり、と軽いストレッチをして、身体を温めるのが良いと思うのですが。

また、寒いとなかなか汗を掻いた、実感が無いので、水分補給を忘れがちですが、これは、脳梗塞患者には、最も悪い事です。高齢になると、喉が渇いた事も自分では、感じ無く成ると聞きます。
家族の方が、常温か、少しぬるめの麦茶か、スポーツドリンクを、一日4~6回コップ一杯、飲ませる様に努力して頂きたいと思います。

特に、リハビリの前、後は、言うに及ばず、お風呂の前後、寝る前、などは、絶対必要です。今年の冬は、寒暖の差が大きく、体調管理が難しいです。また新型インフルエンザも大流行してますので、部屋の乾燥、水分補給、など、充分に注意して頂きたいと、心から望みます。

寒い冬をジット耐えて、春に美しい花を咲かせる、桜の様に、私達も、冬のリハビリをしっかりして、春にはお花見に行きたいものですネ。